サウナ好きの方なら憧れる、自宅にサウナ。
自分の家にサウナがあれば、わざわざ外に行かなくても、好きなときに好きなだけ”サ活”できます。
注文住宅にサウナを取り入れたい方へ向けて、サウナの種類や費用相場、メリットや注意点を紹介します。
注文住宅に導入できるサウナ
ドライサウナ(乾式)
ドライサウナは高温で乾燥した空気を使った乾式タイプで、「フィンランド式サウナ」としても知られています。
室温は80~100℃とかなり高温ですが、湿度は10~30%と低めに設定されています。
湿度が欲しくなった場合には、熱した石に少量の水をかけて蒸気を発生させることもできます。
体の芯からしっかりと温まり、血行促進や疲労回復が期待できます。
また、湿気が少ない分カビの発生リスクが低く、メンテナンスが楽な点もメリットです。
「しっかり汗をかきたい」「本格的なサウナ体験を自宅で味わいたい」という方にぴったりです。
スチームサウナ(湿式)
スチームサウナは、蒸気を使って室内を温めるタイプのサウナです。
室温は40~60℃とドライサウナより低めですが、湿度は70~100%と高いのが特徴です。
ミストが肌を包み込むような環境が生まれて保湿効果が高いことから、乾燥が気になる方にもおすすめです。
また長時間リラックスして過ごせるため、「暑すぎる環境が苦手」という方にも適しています。
新築サウナの費用相場
サウナの種類や施工する会社にもよりますが、費用相場は以下のとおりです。
●ドライサウナ(乾式)
埋め込みタイプ:100万円~
据え置きタイプ:40万円~
●スチームサウナ(湿式)
埋め込みタイプ:70万円~
据え置きタイプ:30万円~
据え置きタイプは、サウナ本体は既製品、取付工事だけのため値段は比較的安価です。
埋め込みタイプは、新築時やリフォーム時に設計段階から取り入れるため、サウナ本体の費用だけでなく施工費用が発生します。
据え置きタイプよりも値段は高いですが、そのぶん自由度が高いのが特徴です。
新築サウナのメリット
いつでもサウナを楽しめる
サウナ施設だと営業時間が限られていますが、自宅にサウナがあれば早朝でも深夜でも入りたいときに入れます。
また、わざわざ移動する必要がなく家にいながらにしてすぐにととのえるので、気軽にサウナを楽しめます。
時間や場所を問わずにととのえるのは、サウナ好きにとって最大のメリットです。
自分好みにカスタマイズできる
自宅サウナは、完全にプライベートの空間。
内装の素材や照明、サウナストーブの種類など、設計段階からこだわりを詰め込めます。
公共のサウナだと温度や湿度が自分の好みに合わないこともありますが、自宅ならいつでも温度調整が可能。
ゆったりとした音楽を流したり、好きな香りのウッドを使ったり、世界に一つだけのサウナで自分の時間を過ごせます。
利用料がかからない
自宅にサウナがあれば、温浴施設やスパなどに通うたびにかかる利用料を節約できます。
一般的な施設では1回の利用で1,000円~3,000円程度かかることが多いですが、自宅サウナではそうした費用が一切不要です。
施設を利用する場合は、通う頻度が高くなるほど利用料が積み重なりますが、自宅サウナであれば使えば使うほど「一回あたりのコスト」が下がります。
初期投資や維持費があるとはいえ、サウナ愛好家であればあるほど「長期的に見るとお得」かもしれません。
新築サウナの注意点
初期費用と維持費が発生する
自宅にサウナがあることは魅力的ですが、初期費用と維持費についてはしっかり考える必要があります。
例えば、サウナ本体の費用に加えて、電気工事や換気設備の設置など、家全体の設計にも影響が出ることがあります。
これらの費用は予想以上にかかることもあるので、事前に具体的な見積もりを確認しておくと安心です。
また、一度設置して終わりではなく、維持費も定期的に発生します。
電気を使うタイプのサウナであれば、使用頻度によっては電気代がかなり増えることも考えられますし、木材を使うタイプの場合は薪の調達が必要になることもあります。
準備や片付け、メンテナンスの手間がある
サウナの種類にもよりますが、例えば薪ストーブタイプの場合は火を起こし、適温にするまで時間がかかることがあります。
また、使用後には冷えたストーンを掃除したり、内部を乾燥させるといった作業も必要。
この手間を怠るとカビや臭いの原因になることもあるので、定期的なお手入れが重要です。
メンテナンスという点では、サウナ内の木材の劣化を防ぐために清掃や防カビ対策を気に掛けなければいけません。
特に湿気がこもりやすい環境では、通気性を確保することが求められますし、場合によっては木材を交換しなければならないことも。
こうした準備や片付け、メンテナンスの手間は「サウナを楽しむ」ための一部として考えることもできますが、日常生活に組み込むには少し根気が必要かもしれません。
ある程度のスペースが必要
サウナの間取りを考える際は、ある程度のスペースを確保しなければならない点にも注意です。
サウナは、設置する場所や大きさによって快適さが大きく変わります。
体をゆったり伸ばしてくつろげるだけの広さを確保するのはもちろん、室内に適切な動線を作ることも大切。
脱衣スペースやシャワールームと直結していると便利ですが、そのぶんのスペースも考慮する必要があります。
新築の段階でサウナを導入したい場合は、間取りの設計時から快適なサウナ空間とその動線を意識しましょう。
サウナ付き注文住宅ならロゴスホーム

自宅にサウナがあれば、いつでもサ活できるのが何よりの魅力です。
特に北海道の冬は寒いので、家の中で体を温められるサウナがあると、日々の暮らしが少し豊かになるはず。
ロゴスホームでは、こだわりのサウナ空間を家全体とのバランスを見て形にします。
大きさやデザイン、動線についても、気になることがあれば遠慮なくご相談ください。
まとめ
サウナにはドライ(乾式)とスチーム(湿式)があり、据え置き型か埋め込み型かによって費用相場や自由度が変わります。
利用料を気にせず好きなときに入れる反面、初期費用や維持費など考えるべき点が多いのも事実。
快適なサウナ空間と家全体とのバランスを両立させるには、設計段階でしっかり計画するのがポイントです。