家を建てる際、「平屋」と「2階建て」のどちらを選ぶべきか悩む方は多いはず。
広い土地が必要ですが、スムーズな動線をつくりやすい平屋。
狭い土地でも空間を有効活用でき、プライバシーも守りやすい2階建て。
それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。
実際のお客様の事例も紹介しますので、家づくりの参考にしてみてください。
平屋と2階建ての比較
平屋と2階建ての特徴を比較
特徴 | 平屋 | 2階建て |
---|---|---|
建築費用 | 屋根や基礎が広いため割高 | 階層があるため割安になることも |
土地の広さ | 広い土地が必要 | 狭い土地でも建築可能 |
構造の安定性 | 地震に比較的強い | 設計によって安定性を確保 |
生活動線 | 階段がなく移動がスムーズ | 階段を使うため移動が必要 |
プライバシー | 間取りの工夫が必要 | 上下階で生活空間を分けやすい |
税金 | 固定資産税が高くなる場合がある | 建物面積に応じた税金が課される |
平屋は、すべての生活空間がワンフロアに収まるのが大きな特徴です。
階段がないため移動が楽で、小さなお子様がいるご家庭やご高齢の方にとっては暮らしやすいと言えます。
また、平屋は重心が低いぶん地震に強いというメリットもあります。
一方で、広い土地が必要になることから、土地代が高い都市部では建築コストがかさむ点はデメリットです。
また土地の評価額が高い地域では、固定資産税や都市計画税が割高になることがあります。
2階建ては縦方向にスペースを使うため、狭い土地でも居住空間を確保できます。
生活空間を上下階で分けられるため、家族それぞれがプライバシーを保ちながら暮らせるでしょう。
ただし、階段の昇り降りが発生するため、動線に若干の不便さを感じる方もいるかもしれません。
税金面では、2階建ては土地面積を抑えて建築できるため、固定資産税のうち土地部分の負担を軽減しやすい特徴があります。
ただし、建物が複数階になることで延床面積が広がり、建物部分の評価額が高くなるケースもあるため、必ずしも税負担が低くなるわけではありません。
平屋のメリット・デメリット
メリット1:生活動線がスムーズ
平屋には、生活動線がスムーズという大きなメリットがあります。
キッチンやリビング、寝室などすべての部屋が1フロアに収まっているため、それぞれの部屋への行き来がしやすいということです。
各部屋の距離が近いぶん家族とのコミュニケーションも取りやすく、「家族のつながり」を感じられる住まいになります。
特に小さなお子様がいるご家庭では、目が行き届きやすいという安心感にもなります。
メリット2:階段の上り下りがない
平屋ではすべての生活空間が1フロアにまとまるため、階段を使う必要がありません。
これは、足腰の弱い高齢の方や小さなお子様と暮らす方にとっては安心材料です。
階段からの転倒リスク、昇り降りの身体的な負担といった心配が生まれません。
メリット3:メンテナンスしやすい
平屋は、外壁や屋根のメンテナンスが比較的簡単です。
例えば、外壁の汚れが気になった際もハシゴを使わずに掃除でき、自分で行えば費用も抑えられます。
また、雨樋(あまどい)や窓の拭き掃除なども気軽に取り組めるので、きれいな状態を保ちやすいのも嬉しいポイントです。
普段の手入れのしやすさや、維持費の低さを重視する方におすすめです。
デメリット1:広い土地が必要
平屋はすべての部屋を1フロアで収める必要があるため、2階建てや3階建てと比べて広い土地が必要になります。
特に都市部や人気エリアでは土地の価格が高騰しているため、平屋の建築は予算の制約を受けやすいです。
狭い敷地で平屋を建てると生活スペースが狭くなり、日々の暮らしにストレスがかかるかもしれません。
こうした理由から、平屋は土地に余裕がある郊外で人気なことが多いです。
デメリット2:家族のプライバシー確保が難しい
平屋はすべての部屋が同じフロアにあるため、住む人のプライバシーが確保しにくい点がデメリットです。
特に思春期のお子様がいる家庭では、部屋にドアがあったとしても廊下を挟んだ先に家族の気配を感じると「完全に一人になれる」空間が少ないと感じるかもしれません。
これを解消するためには、間取りや動線、壁の厚みなどに工夫が必要です。
2階建てのメリット・デメリット
メリット1:狭い土地でも生活スペースを確保できる
2階建ての家は、土地が狭くても生活スペースをとれるのがメリットです。
平屋の場合だとすべての部屋を1つのフロアに配置する必要があるため、土地面積の制約をそのまま受けます。
しかし、2階建てなら建物を縦に広げることで、同じ土地でも倍の床面積を確保できます。
単純に考えると、50m2の土地であっても、1階と2階を合わせれば100m2の居住空間がつくれます。
家族全員が快適に過ごせる広さを確保できるだけでなく、工夫次第では庭や駐車場などのスペースも残せるでしょう。
特に、都市部のように土地が限られるエリアでおすすめです。
メリット2:日当たりが良い部屋をつくりやすい
2階建ての家は、日当たりが良いスポットをつくりやすいです。
建物が縦に伸びているため、周囲の建物や障害物の影響を受けにくいというのが理由です。
日当たりが良い場所に洗濯物を干す場所を設定することで、乾きが速くなります。
照明をつけなくても明るい時間帯があれば電気代節約になりますし、冬場は太陽の熱で室内が暖まりやすいため、暖房費の節約効果も期待できます。
メリット3:家族でもプライバシーを確保できる
2階建ての家は階ごとに空間を分けられるため、家族同士でもプライバシーを確保しやすいのがメリットです。
例えば1階をリビングやキッチンといった共有スペース、2階を寝室にすることで、人が集まる場所と一人で落ち着ける場所を空間的に分けることができます。
適度な距離感があることで、趣味に没頭したり、勉強やテレワークに集中したり、それぞれが自分の時間を大切にできます。
デメリット1:階段での移動が負担
階段での移動が負担になる理由は、主に身体的な側面からです。
階段の上り下りは膝や腰に負担がかかり、特にご高齢の方や小さなお子様、身体が不自由な方にとっては不便です。
また、転倒のリスクがあることも懸念点です。
手すりを設置する、滑り止めを貼るといった対策を取り入れると良いでしょう。
デメリット2:メンテナンスの手間がかかる
外壁や屋根の点検や修理をする際、2階部分は高さがあるため、専門業者を頼るケースが多いです。
高所作業になると、安全対策や道具の準備が必要になるため、1階建てと比べて時間もコストもかかりやすくなります。
外壁や屋根には耐久性が高く、汚れにくい素材を選ぶとある程度負担を軽減できるでしょう。
ロゴスホームの平屋と2階建て
平屋、2階建ての家をロゴスホームで建てたお客様の声を紹介します。
あこがれの平屋に夫婦二人暮らし
以前暮らしていた家は2階建てで床面積も広く、子育てには適していたのですが、これからは夫婦二人、身の丈に合ったコンパクトな暮らしができればと考えていました。
お互いの部屋と、息子家族が帰ってきた時に泊まれる和室が一つあれば、もう十分。
それならば、あこがれていた平屋がいい、と。
実際、暮らしてみたら掃除もしやすいし、トイレもお風呂も近くて便利。
生活動線がシンプルだから、すごく暮らしやすいですね。階段の上り下りもないし、快適です。
※引用元:お客様の声│「これからの人生を気持ちよく暮らす」にこだわった、理想の家
家族で光あふれる2階建て生活
光差し込むリビング、書斎やプレイルームなどこだわりを詰め込んだ二階
最初は1階にリビングを配したかったのですが、土地の形状が細長くて日当たりが悪くなるので、2階リビングを提案してもらいました。
実際、すごく光が注いで明るいですし、2階リビングにしてよかったです。
(中略)
2階の奥の洋室は子どもの遊ぶプレイルームとして使っています。
リビングも広いですし、子どもと遊ぶスペースが増えて、今まで以上に家族愛が深まりました。
※引用元:お客様の声│パントリーやシューズクロークはじめ収納たっぷりの住まい
平屋・2階建ての家ならロゴスホーム

ロゴスホームは、北海道の厳しい気候で培われたノウハウを活かし、ただの家ではなく「安心して永く住める住まい」をつくり続けています。
お客様のご希望に対応できるよう細部まで徹底的にこだわり、「ここにしてよかった」と思っていただける家を提案するのが、私たちロゴスホームの誇りです。
実際にモデルハウスに足を運んでいただくことで、図面や言葉では伝えきれない「空間の心地よさ」や「暮らしのイメージ」を体感していただけます。
住まい選びでお悩みなら、ぜひ一度ご訪問ください。
まとめ
平屋も2階建ても、それぞれに魅力があります。
平屋が向いているのは「広い土地を確保できる、バリアフリーを重視したい、目に届く範囲に家族がいてほしい」、こんなご家庭。
2階建ては「プライバシーを確保したい、土地代を抑えたい、狭小地に建てたい」というご家庭におすすめです。
ロゴスホームのモデルハウスでは暮らしのイメージを体感できますので、ぜひお気軽にご訪問ください。