2025.12.06

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家を建てる!注文住宅を建てる流れと費用を安く抑えるためのコツ

「いつかは自分たちの家を建てたい」と夢見ているけれど、何から始めたら良いか分からず、費用も高そうで不安…と感じていませんか?

家を建てるまでの具体的な流れや期間、そして気になる費用を安く抑えるためのコツまで、専門知識がなくても分かるように徹底解説します。この記事を読めば、漠然とした不安が解消され、理想のマイホーム実現に向けた第一歩を踏み出せるはずです。

この記事の目次

家を建てるのにかかる費用総額と相場

家を建てると一言で言っても、実際にかかる費用は建物本体の価格だけではありません。まずは、家づくりに必要な費用の全体像を把握することが、失敗しないための第一歩です。

総費用は3,000万円〜4,500万円が目安

土地をこれから購入して注文住宅を建てる場合、費用の全国平均は約4,694万円です。すでに土地を持っている場合でも、建物の建築費用だけで平均約3,717万円かかります。

もちろん、これはあくまで平均値です。建てるエリアや家の大きさ、仕様によって費用は大きく変動しますが、総額で3,000万円〜4,500万円程度を一つの目安として考えておくと良いでしょう。

費用の内訳1.建物本体工事費

建物本体工事費とは、家そのものを建てるための費用で、総費用の約70%〜80%を占める最も大きな部分です。

これには、基礎工事、構造躯体の組み立て、屋根や外壁、内装、そしてキッチンやトイレ、お風呂といった基本的な住宅設備の設置費用が含まれます。ハウスメーカーの広告などでよく見る「坪単価」は、この本体工事費を延床面積で割ったものを指すのが一般的です。

費用の内訳2.別途工事費

別途工事費とは、建物本体以外で必要になる工事の費用を指し、総費用の約15%〜20%が目安です。

これらの費用は本体工事費の見積もりに含まれていないことが多いため、見落としがちな注意点です。

  • 主な別途工事の例
    • 古い家の解体費用
    • 地盤改良工事費用
    • 駐車場や庭などの外構工事費用
    • ガス・水道の引き込み工事費用
    • エアコンやカーテン、照明器具の設置費用

費用の内訳3.諸費用

諸費用とは、工事以外で発生する手続き上の費用のことで、総費用の約5%〜10%が目安となります。現金で支払う必要がある項目も多いため、あらかじめ準備しておきましょう。

  • 主な諸費用の例
    • 住宅ローンの手数料や保証料
    • 不動産取得税や固定資産税などの税金
    • 土地や建物の登記費用(司法書士への報酬)
    • 火災保険料・地震保険料
    • 地鎮祭や上棟式などの費用

資金計画と住宅ローンの基礎知識

家を建てることを決めたら、無理のない資金計画を立てることが最も重要です。まず、自己資金(頭金)としていくら用意できるかを確認しましょう。

次に、現在の年収や家計の状況から、毎月いくらなら住宅ローンを返済していけるかを計算します。金融機関のシミュレーションサイトなどを活用するのもおすすめです。

「自己資金+住宅ローンの借入額=家づくりの総予算」となります。この総予算の範囲内で、土地や建物にいくらずつ配分するかを考えていくのが、家づくりの基本的な進め方です。

家を建てるまでの流れと期間

家を建てたいと思い立ってから、実際に新居での生活が始まるまでには、一般的に10ヶ月〜1年半程度の期間がかかります。ここでは、家が建つまでの流れを7つのステップに分けて解説します。

ステップ1.予算決め・資金計画

期間の目安:1ヶ月〜2ヶ月

まずは前述の通り、家づくりにかけられる総予算を決めます。自己資金の確認と、住宅ローンでいくら借りられるのかを金融機関に相談(事前審査)してみましょう。予算の上限を最初に決めておくことで、その後の土地探しや会社選びがスムーズに進みます。

ステップ2.土地探し

期間の目安:3ヶ月〜6ヶ月(人によっては1年以上)

家を建てる土地がない場合は、土地探しからスタートします。希望のエリア、広さ、周辺環境、そして予算を考慮しながら探します。不動産会社に相談したり、インターネットで探したりするのが一般的です。土地探しは家づくりの満足度を大きく左右するため、焦らずじっくりと探しましょう。

ステップ3.建築会社の選定

期間の目安:2ヶ月〜3ヶ月

土地探しと並行して、家づくりを依頼する建築会社を選びます。建築会社には、全国展開する「ハウスメーカー」、地域に根差した「工務店」、デザイン性の高い家を得意とする「設計事務所」などがあります。

それぞれの特徴を比較し、自分たちの理想や予算に合った会社を数社に絞り込み、プランや見積もりを依頼しましょう。

ステップ4.間取り・設計プラン作成

期間の目安:3ヶ月〜6ヶ月

建築会社が決まったら、いよいよ具体的な家の設計に入ります。担当者と打ち合わせを重ね、家族のライフスタイルや将来のことも考えながら、間取りやデザイン、内装、設備などを決めていきます。後悔しないよう、希望や要望は遠慮せずに伝えることが大切です。

ステップ5.建築確認申請・各種契約

期間の目安:1ヶ月〜2ヶ月

設計プランが固まったら、建築会社と「工事請負契約」を結びます。また、その設計が建築基準法に適合しているかを確認するための「建築確認申請」を自治体に行います。住宅ローンを利用する場合は、このタイミングで金融機関と本契約(金銭消費貸借契約)を結ぶのが一般的です。

ステップ6.着工から竣工までの期間

期間の目安:4ヶ月〜6ヶ月

いよいよ工事の開始です。工事前には、土地の神様を鎮め、工事の安全を祈願する「地鎮祭」を行うこともあります。工事が始まったら、基礎工事、上棟(家の骨組みが完成)、屋根・外壁工事、内装工事という順で進んでいきます。定期的に現場を訪れて、家が形になっていく様子を確認するのも楽しみの一つです。

ステップ7.完成・引き渡し

期間の目安:約1ヶ月

建物が完成すると、自治体や建築会社の担当者による完了検査が行われます。施主(あなた)も立ち会い、図面通りにできているか、傷や汚れがないかなどを細かくチェックします。問題がなければ、鍵や保証書などを受け取り、いよいよ「引き渡し」です。その後、登記手続きや引っ越しを経て、夢のマイホームでの新生活がスタートします。

安い家・ローコストで建てる10のコツ

注文住宅は高いというイメージがありますが、工夫次第でコストを抑えることは十分に可能です。ここでは、予算内で理想の家を建てるための具体的なコツを10個ご紹介します。

家の形をシンプルにする

建物の形状は、できるだけ凹凸の少ないシンプルな四角形(総二階)を目指しましょう。複雑な形は壁の面積や角が増え、材料費だけでなく施工の手間も増えるため、コストアップの要因になります。屋根の形も、複雑な形状よりシンプルな「切妻屋根」や「片流れ屋根」の方が安価です。

延床面積をコンパクトにする

当然ですが、家の面積が小さくなれば、その分だけ材料費や工事費は安くなります。本当に必要な広さを見極め、廊下などのデッドスペースを減らす工夫をすることで、コンパクトでも暮らしやすい家を作ることが可能です。

部屋数と間仕切りを減らす

壁やドアで細かく部屋を仕切るほど、材料費と工事費がかかります。リビングとダイニングを一体化させたり、将来仕切れるようにした広い子ども部屋を作ったりすることで、コストを抑えつつ開放的な空間が生まれます。

水回りの設備を1箇所に集約

キッチン、お風呂、洗面所、トイレといった水回りの設備は、できるだけ近い場所にまとめましょう。配管工事が短く、シンプルになるため、工事費用を大幅に削減できます。1階と2階で同じ位置に配置するのも効果的です。

窓の数やサイズを見直す

窓は壁に比べてコストが高く、断熱性能にも影響します。採光や風通しに必要な数と大きさを考え、不要な窓は減らしましょう。また、規格サイズの窓を選ぶこともコストダウンにつながります。

設備のグレードを最適化する

キッチンやお風呂などの住宅設備は、グレードによって価格が大きく異なります。すべての設備を最高級にするのではなく、こだわりたい部分にはお金をかけ、他は標準グレードにするなど、メリハリをつけることが重要です。

和室の作り方を工夫する

本格的な真壁の和室は、洋室に比べてコストが高くなりがちです。リビングの一角に畳コーナーを設けたり、壁を洋室と同じ大壁仕様にしたりすることで、和の雰囲気を楽しみつつコストを抑えられます。

外構工事は必要最低限に

駐車場やフェンス、庭などの外構工事は、後からでも追加できます。新築時には、生活に最低限必要な駐車スペースの整備だけにとどめ、庭づくりなどは暮らしながら少しずつ進めるという選択肢も検討しましょう。

建材や仕様の優先順位を決める

壁紙や床材、外壁材など、建材の種類は無数にあります。目に見える部分やこだわりたい空間には良い素材を使い、収納の中など目立たない場所は安価な素材を選ぶなど、優先順位を決めて賢く選択しましょう。

ローコスト住宅のメリット・デメリット

近年、「ローコスト住宅」が注目を集めています。ここでは、そのメリットとデメリットを正しく理解しておきましょう。

メリット.予算内で理想の家を実現

ローコスト住宅の最大のメリットは、何といっても価格の安さです。限られた予算内でも新築一戸建てを手に入れることができ、住宅ローンの返済負担を軽くできます。浮いた予算をインテリアや旅行、子どもの教育費などに回せるため、暮らし全体の豊かさにつながります。

デメリット.設計や仕様の自由度が低い

ローコスト住宅は、間取りやデザイン、仕様などをあらかじめ決められた選択肢の中から選ぶ「規格型住宅」が主流です。そのため、ゼロから自由に設計するフルオーダーの注文住宅に比べて、設計の自由度は低くなります。こだわりが強い方には物足りなく感じるかもしれません。

注意点1.オプション追加で割高に

標準仕様は安価でも、好みの設備や仕様に変更しようとすると、オプション料金が積み重なり、結果的に割高になってしまうケースがあります。「どこまでが標準仕様で、どこからがオプションなのか」を契約前に必ず確認しましょう。

注意点2.保証やアフターサービス

ローコスト住宅だからといって品質が低いわけではありませんが、保証期間やアフターサービスの範囲は会社によって様々です。引き渡し後の定期点検の頻度や、万が一の不具合があった際の対応などを事前にしっかりと確認しておくことが、安心して長く住むためのポイントです。

安いハウスメーカー・工務店の選び方

コストを抑えつつ満足度の高い家を建てるには、パートナーとなる会社選びが非常に重要です。

ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカー工務店
特徴全国展開、ブランド力、品質が安定地域密着、柔軟な対応、設計の自由度が高い傾向
価格規格化・大量仕入れでコストダウン会社によるが、比較的安価な場合も
工期短い傾向長い傾向
得意なこと規格型住宅、ローコスト住宅自由設計、地域特性を活かした家づくり

どちらが良いというわけではなく、それぞれに得意なことがあります。コストを重視し、ある程度決まった選択肢から選びたいならハウスメーカー、地域に根差した会社とじっくり家づくりをしたいなら工務店が向いていると言えるでしょう。

ローコスト住宅が得意な会社の特徴

ローコスト住宅を実現している会社には、以下のような共通の特徴があります。

  • 仕様の規格化
    間取りやデザインのパターンを絞り、誰が建てても一定の品質を保てるようにしています。
  • 建材の一括仕入れ
    使用する建材や設備を大量に一括購入することで、仕入れコストを下げています。
  • 広告宣伝費の削減
    豪華なカタログやテレビCMを控え、その分を価格に還元しています。
  • 効率的な人員配置
    営業・設計・施工管理などを効率的に行い、人件費を抑えています。

会社選びで失敗しない比較ポイント

複数の会社を比較する際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 建築実績
    希望するエリアや価格帯での建築実績が豊富かを確認します。
  • 標準仕様の内容
    坪単価に含まれる標準の設備や建材のグレードを確認し、他社と比較します。
  • 提案力と対応
    こちらの要望を汲み取り、プロとしてより良い提案をしてくれるか、また、質問に誠実に答えてくれるかを見極めます。
  • 保証とアフターサービス
    引き渡し後の保証内容や定期点検の体制が充実しているかを確認します。
  • 見積もりの透明性
    「一式」などの曖昧な項目が少なく、詳細で分かりやすい見積もりを出してくれる会社は信頼できます。

家を建てる際のよくある質問

最後に、家づくりを始める方が抱きがちな疑問にお答えします。

頭金なしでも家は建てられる?

はい、可能です。近年は「フルローン」といって、物件価格の100%を借り入れできる住宅ローン商品が増えています。ただし、前述の「諸費用」は現金での支払いが必要になる場合が多いため、ある程度の自己資金は用意しておくと安心です。また、頭金を入れることで月々の返済額を減らせるメリットもあります。

土地がない場合はどう探せばいい?

不動産情報サイトで探す、地域の不動産会社に相談する、建築を依頼したいハウスメーカーや工務店に相談する、といった方法があります。特に、建築会社は一般には出回らない土地情報を持っていることもあるため、会社選びと並行して相談してみるのがおすすめです。

1000万円台で家は建てられる?

建物の本体価格だけであれば、1,000万円台で家を建てることは可能です。ただし、別途工事費や諸費用を含めると、総額は2,000万円近くになることが一般的です。また、1,000万円台の家は、延床面積がコンパクトな平屋や、仕様がシンプルな規格住宅が多くなります。

住宅ローンはいつから支払い開始?

住宅ローンの返済は、原則として「家の引き渡しが完了し、融資が実行された月の翌月」から始まります。工事期間中に発生する着工金や中間金は、自己資金で支払うか、「つなぎ融資」という別のローンを利用するのが一般的です。

まとめ

家を建てることは、人生で最も大きな買い物の一つです。だからこそ、事前の情報収集と計画が何よりも大切になります。

この記事でお伝えしたポイントをまとめます。

  • 費用: 総額は3,000万円〜4,500万円が目安。本体工事費の他に、別途工事費や諸費用がかかることを忘れない。
  • 流れ: 予算決めから引き渡しまで10ヶ月〜1年半かかる。各ステップでやるべきことを把握しておく。
  • 安く建てるコツ: 家の形をシンプルにする、水回りを集約するなど、設計の工夫でコストは抑えられる。
  • 会社選び: 必ず複数の会社から相見積もりを取り、価格と内容を比較検討する。

漠然とした不安を抱えたままでは、理想の家づくりは進みません。まずはこの記事を参考に、自分たちの予算や希望を整理し、気になるハウスメーカーや工務店の資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。あなたの夢のマイホーム実現を応援しています。

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