2023.06.15

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どう選ぶ?注文住宅・建売・規格住宅の違いとは?

注文住宅・建売・規格住宅はどう違う?違いを表すポイント

注文住宅とは?

建築家やハウスメーカーと打ち合わせを重ねながら、時間とお金をかけて家づくりを進めるのが注文住宅。完全自由設計の「フルオーダー住宅」と、一部の間取りや仕様が自由に決められる「セミオーダー住宅」の2種類があります。

外観・間取り・内装・設備などを自由に設計して、自分たちの生活スタイルに合わせた「世界にひとつだけの我が家」を建てられる反面、施工費の他に土地代・建築家に払う設計料などが別途必要に。

そのため、建売住宅や規格住宅よりも建築費用が高くなります。

建売住宅とは?

「分譲住宅」とも呼ばれる建売住宅は、土地と完成した建物がワンセットで販売されているのが特徴。間取りやデザインについては自由に決められません。

ハウスメーカーが建物の仕様を規格化して、建材を工場で大量生産。ひとつの区画に同じ仕様の建物を同時に建てることで、住宅を安く提供しています。

完成した建物を販売するケースがほとんどですが、建築前や建築中の状態で販売される場合も。

規格住宅とは?

自分で土地を選んで建てられる点は注文住宅も規格住宅も同じですが、大きく違うのが設計の自由度。規格住宅は工務店やハウスメーカーがあらかじめ家の間取りやデザインなどを規格化しており、購入者はパターン化されている間取りや建材、設備などを規格化された選択肢の中から選んで家づくりを進めていきます。追加で費用を払えば、オプションで設備を追加することも可能。

工場で量産された建材を使い施工もマニュアル化されているので、短工期でローコストという点が特徴。モデルハウスとほぼ同じ仕上がりになるため、予算やイメージのギャップもありません。

注文住宅・建売・規格住宅の違い

注文住宅・建売住宅・規格住宅の違いは「設計の自由度」「工期」「建築費用」で、それぞれにメリットとデメリットがあります。

注文住宅は設計の自由度が高いものの、工期が長く建築費用が高額。建売住宅は短工期で価格が抑えられますが、設計の自由度はありません。これらの中間的なポジションで、ある程度の設計の自由度があり価格が手ごろなのが規格住宅となります。 一概にどの住宅が良いというものではないため、注文住宅・建売・規格住宅それぞれのメリット・デメリットを把握して、自分に合ったスタイルを選びましょう。

【注文住宅のメリット】どんな人に向いている?

注文住宅のメリット

(1)自由設計で理想のマイホームが手に入る

注文住宅は気に入った土地を買って、外観や間取り・内装などを自由に設計できるのが特徴。予算の許す限り、家族の要望を盛り込んだ家づくりが可能です。

メーカーの標準品に限定されず、建材や設備などの細かい点にもこだわることができます。

(2)家ができていく様子を見られる

注文住宅にはさまざまな申請が必要で、設計者や施工業者との打ち合わせの回数も多くなります。

施工現場に立ち会う機会が多いので、手抜き工事を防ぎやすいのもメリットのひとつ。1から家ができあがっていく過程を楽しめます。

(3)ランニングコストを下げる工夫ができる

注文住宅向けの補助金制度や減税制度などが数多くあるため、補助金が出る省エネ設備の導入や地震保険料が安くなる耐震性の強化、固定資産税の減免措置があるバリアフリー設計などを取り入れると、ランニングコストを抑えることも可能です。

注文住宅はオリジナル設計なので工期が長くなり、ハウスメーカーとのつながりも強くなります。費用も高額なことから、アフターサポートも手厚くなる傾向があります。

注文住宅のデメリット

(1)建築費用が高額

注文住宅は施工費の他に建築家に支払う設計料などが別途必要になることがあるため、建築費が高額になりがち。デザインや機能にこだわればこだわるほど建築費が嵩み、予算オーバーになるリスクがあります。

土地代と建築費の両方が必要で、家を建てるタイミングによっては「つなぎ融資」が必要になることも。つなぎ融資は住宅完成前に必要になる土地代などのための融資で、住宅完成によって実行される住宅ローンまでの間をつなぐという意味で「つなぎ」融資と言われます。つなぎ融資は住宅ローンよりも金利が高いのが一般的。家が完成するまでの時間が長いと、高い金利で支払い続ける期間も長くなってしまいます。

(2)申請手続きや打ち合わせが煩雑

注文住宅を建てるには土地探しから設計施工業者探し・契約まで、家づくりに関わる手続きを自分自身でやらなければなりません。

建売住宅や規格住宅に比べて打ち合わせや立ち会いの回数が多く、申請手続きが煩雑。打ち合わせの際にはある程度の建築の知識が必要になるでしょう。

(3)家が建つまでに時間がかかる

着工から完成まで1年程度時間がかかるのも注文住宅のデメリットです。こだわりが強ければ、土地探しだけで数年かかる可能性も。建築途中で仕様変更があると工期が予定よりさらに伸び、完成時期も遅れます。

注文住宅が向いているのはどんな人?

注文住宅を建てるのに向いているのは「世界に一軒しかない我が家を作りたいと考える人」「家づくりにお金をかけてもいい人」など。 「建築について勉強する熱意がある人」「構造見学会やモデルハウス見学会などに積極的に参加する時間がある人」「煩雑な諸手続きが自分でできる人」「家が完成するまで長期間待てる人」など、家づくりをじっくり楽しみたい人におすすめです。

【建売住宅のメリット】どんな人に向いている?

建売住宅のメリット

(1)販売価格が安い

建売住宅はハウスメーカーが効率的に家づくりをしているため、販売価格も抑えられています。

(2)早くマイホームを手に入れることができる

すでに家が完成しているので、実際の建物を確認してから購入できるのが建売住宅の利点。自分で設計したり、施工現場に立ち会ったりする手間も時間もかかりません。

工場で作られた建材を現場で組み立てるため、探している際には建築予定・建築中であっても時間がかからず家が完成するので、待つ時間も短く済みます。

(3)新しいコミュニティーが作れる

建売住宅はファミリー向けの間取り(3LDK等)の家が多く、ひとつの区画に同じ仕様の複数の家が建つので、地域やご近所さんとの新しいコミュニティーも作ることができるでしょう。

建売住宅のデメリット

(1)自由に設計できない

建売住宅は基本的に間取りやデザインは選べません(建築中の物件なら壁紙や住宅設備を変更できることもあります)。

ひとつの分譲区画に同じ規格の家が複数建てられるので、外観に個性が感じられない点に不満を感じる人も。

(2)見えない部分のリスク

完成状態で販売されているので、構造材の組み立てや断熱材の充填、建物の基礎部分など見えないところで手抜き工事があってもわかりません。自分の希望通りに設計されたわけではないので、実際に住んでみると不便なこともあります。

(3)立地がよくないことがある

建売住宅は販売価格を下げるために、地価の安い郊外に建てられることが多く、通勤通学に不便な場合があります。

「盛り土」や「切り土」などの宅地を造成した時の地盤の状態がわからないので、土砂災害や液状化などの被害が大きくなる可能性も。購入前に、必ず自治体のハザードマップを確認しましょう。

建売住宅が向いているのはどんな人?

「家を買ったら即入居したい人」「実物を見てから家を買いたい人」「転勤が多い人」「間取りやデザインにはこだわらない人」など。

建売住宅は「結婚を機に家を買いたい」「子どもが生まれるのでマイホームを」「子どもの入学や新学期に合わせて転居したい」というように、ある程度緊急性がある・暮らす期間が決まっている方にも合った住宅といえるでしょう。 「できるだけ安く、間取りやデザインに選べる家がほしい」という場合には「建築条件付き土地」を買って家を建てる方法も。建築条件付き土地とは「購入から一定期間内に特定のハウスメーカーに依頼して家を建てる」という条件が付いている土地のことで、一般的な土地より安価で販売されていることが多くなっています。

【規格住宅のメリット】どんな人に向いている?

規格住宅のメリット

(1)ローコストで家を建てられる

建材が規格化されているので、大量生産によるコストメリットがあります。価格もパターン化されていることから、最終的な建築費用がわかりやすいのも特徴です。

(2)ハウスメーカーが手がけている安心感

規格住宅は仕様や住宅性能などをハウスメーカーや工務店が決めていますが、これまでの実績から人気のある間取りや性能を採用している場合がほとんど。そのため、規格化された間取りなどを選んでいくだけで一定の暮らしやすさや性能面での安心が同時に叶う家を建てることが可能です。

(3)建築期間が短く均質な仕上がり

ハウスメーカーにお任せできる規格住宅は規格化されたパーツを組み合わせるため、施工期間が短く完成イメージとほぼ同じの家が建ちます。

工程がマニュアル化されているので、職人の技術による仕上げのバラつきもありません。

規格住宅のデメリット

(1)完全自由設計ではない

パターンの中から選ぶという限定的な自由度のため、間取りや仕様変更は自由にはできません。フルオーダーやセミオーダーの注文住宅のように、理想を叶えられない可能性があることは認識しておきましょう。

(2)土地の形状によっては建てられない

規格住宅は間取りや仕様のパターンが限られているので、変形地や傾斜地、用途地域、建築基準法の規制など、特殊な土地や条件がある土地には家が建てられないこともあります。

規格住宅が向いているのはどんな人?

「注文住宅を建てるほど時間をかけられないけれども、分譲住宅を買うほど入居を急がない」「注文住宅ほどには設備やデザインにこだわらないけれども、ある程度は自分たちの好きなものを選びたい」という人に向いています。まさに、注文住宅と建売住宅の間のニーズを満たす家です。 「なるべく短い期間で家を建てたい」「相続した土地などに安く家を建てたい」「間取りの設計や住宅性能の決定など、難しいところはプロに任せたい」と考えている人も検討する価値があります。

理想のマイホームをコスパ良く実現させるなら

札幌市を中心に北海道で家づくりをしているロゴスホームは、寒さに負けない快適さと安心して暮らせる性能を持った住宅を数多く提供してきました。

直接施工なので品質が高く、アフターサポートも充実。専門性の高いスタッフがチームを組んで、お客様の想いを大切にしながら家づくりを進めていく体制が強みです。

幅広い住宅施工にも対応でき、フルオーダーの注文住宅から規格住宅までご希望に合わせた設計が可能。北海道の気候や土地にも精通し、建売住宅も複数販売しています。 北海道と東北地方に多数のモデルハウスを展開し、定期的にイベントを開催していますので、まずはお気軽に家づくりについてご相談ください。

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この記事を書いた人

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ロゴスホームのスタッフです

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