注文住宅を建てようと思ったとき、多くの人が直面するのが「住宅ローン、どうやって組めばいいの?」というお金の壁。
金利や返済期間の違い、審査に通るかどうか、そもそもどこに相談すればいいのか。
初めての人にはわからないことだらけです。
そこで本記事では、住宅ローンの基礎知識から、相談できる窓口の種類、相談の進め方までを紹介します。
知っておきたい住宅ローンの基礎知識
住宅ローンは「家を買うために銀行や金融機関からお金を借りる仕組み」のことです。
住宅は高額のため、ほとんどの人は一括では買えません。
そこで、銀行や信用金庫などからお金を借りて分割で返していくのが住宅ローンです。
一戸建てやマンションなど自分が住むための住宅を買うときに使われますが、土地付きの家やマンション、リフォーム費用にも使える場合もあります。
【例】
「3,000万円の家を買いたいけど、手元に500万円しかない」
→ 残りの2,500万円をローンで借りる
→ 毎月少しずつ(たとえば30年かけて)返していく
【POINT】
■担保として買う家を差し出すのが基本
→ もし返せなくなったら、その家を売って返済に充てる形になる
■利息(利子)がつく
→ 借りた分+利息をトータルで返すことになる
→ 金利のタイプ(固定・変動)も選べる
■審査がある
→ 誰でも借りられるわけではなく「返せそうな人かどうか」が見られる
→ 収入、勤務先、勤続年数、借金の有無などがチェックされる
住宅ローンを相談できるところは?
住宅ローンの相談ができる場所は、主に以下の4つです。
金融機関(銀行・信用金庫など)
住宅ローンは、銀行や信用金庫などで無料相談ができます。
自分が気になっている金融機関の住宅ローンについて、金利や団信(団体信用生命保険)の内容など、具体的に教えてもらえるのがメリット。
そのまま申し込みまでできることも多いです。
ただし、その金融機関の商品を中心に話が進むから、他の銀行との比較がしづらい点は注意が必要。
「いろんな銀行で話を聞いて比較したい」という場合は、複数の金融機関をまわってみたり、他の相談先も利用すると良いでしょう。
住宅金融支援機構
フラット35(全期間固定金利のローン)で有名な公的機関です。
中立的な立場でアドバイスをしてくれるほか、災害復興の住宅融資や補助金の話も聞けます。
「フラット35を考えている」場合なら、まずはここに相談するのが良いでしょう。
無料で相談できますが、全国どこにでも窓口があるわけではないため「対面で相談したい」場合は事前に店舗を確認しましょう。
FP(ファイナンシャル・プランナー)
お金の専門家であるFPは、住宅ローンだけではなく家計全体を見てくれるのが強みです。
家族構成や将来のライフプランまでふまえて「このくらいなら無理なく返せる」「こんな補助金が使える」といったアドバイスをもらえます。
相談料がかかることが多いため、その点はチェックが必要です。
ハウスメーカー・不動産会社
家を買うときに頼る会社でも、ローンについて相談できる場合も多いです。
その会社がすでに家の情報を把握しているため話が早いだけでなく、特定の金融機関と提携した「提携ローン」で優遇金利が受けられることも。
ただし、提携している金融機関の商品が中心になるから、選択肢が限られる場合もあります。
結局どこに相談したらいい?
「どこに相談すればいいのか?」を考えるポイントは、以下のとおりです。
■全体像を整理したい → FPか住宅金融支援機構
■フラット35を検討中 → 住宅金融支援機構
■具体的なローン条件を知りたい → 複数の金融機関
■買いたい物件が決まってる → ハウスメーカー・不動産会社と合わせて比較
ただし、お金のことはケースバイケースというのも事実なので、必要に応じて複数の窓口を使い分けることをおすすめします。
住宅ローンの相談の流れ
(1)相談したいことを整理する
まずは、「どんなことを聞きたいのか?」を整理しましょう。
何をクリアにしたいのか具体的にリストアップしておくと、相談先でも話が早いです。
【例】
・金利や条件の違いを知りたい
・どの銀行が審査に通りやすいのか
・自分の収入だといくらまで借りられるのか
・保険やオプションについても知りたい
(2)相談先を決める
Webや電話であらかじめ日時を押さえておきましょう。
【相談先の候補】
・金融機関
・住宅金融支援機構
・FP(ファイナンシャル・プランナー)
・ハウスメーカーや不動産会社
(3)必要書類の準備
以下の書類を相談時に持っていくとスムーズです。
■収入に関する書類
・会社員:源泉徴収票や住民税決定通知書
・自営業:直近3期分の確定申告書や決算書
※借入の可能額を判断するために必要
■勤務先に関する書類
・会社員:源泉徴収票、健康保険証、名刺
・自営業:確定申告書
※返済能力の目安になるもの
■物件に関する書類
・物件のチラシ、パンフレット
・販売価格がわかるものなど
■ローン関連書類(他にあれば)
・返済予定表や残債証明書など
■その他
・身分証明書
・印鑑
(4)メモと書類を持って、相談へ!
予約した日時になったら、相談内容をメモしたものと必要な書類を持って相談先へ。
事前に整理できていることで、相談がスムーズに進みやすくなります。
その場でしか聞けないこともあるので「あれも聞けばよかった」と後悔しないように、メモは忘れずに。
住宅ローンの相談もロゴスホームへお任せください

家を建てるとなると、「どんな家にしよう?」と同じくらい「お金のこと、どうしよう」と悩む人も多いはず。
ロゴスホームなら、そんな不安もまるごと相談できます。
ロゴスホームは、北海道・東北・関東エリアを中心に、土地探しから家づくりまでをトータルサポートしているハウスメーカー。
間取りやデザインのことはもちろん、住宅ローンのことまで相談できるのが強みです。
「そもそも、いくら借りられるのか知りたい」
「ローン審査に通るか不安」
「金利や返済期間の違いを比べたい」
そんな疑問や不安も、経験豊富なスタッフが一つひとつ丁寧にサポート。
提携ローンのご案内はもちろん、金融機関ごとの違いもわかりやすく説明いたしますので、家づくりが初めての方もお気軽にご相談ください。
以下のリンク先では、お近くの店舗やショールームをチェックできますので、ぜひご覧ください。
まとめ
・住宅ローンを相談できる主な窓口は「金融機関」「住宅金融支援機構」「FP」「ハウスメーカー/不動産会社」の4つ
・全体像を整理したいなら中立的なFPや住宅金融支援機構、具体的な金利を比べたいなら複数の金融機関、物件が決まっているならハウスメーカーも活用すると効率的です
・相談前に「何を聞きたいか」を整理し、収入証明や物件情報などの書類をそろえておくと、当日のヒアリングがスムーズに進みます
・ロゴスホームでは土地探しからローンまで一貫サポート。提携ローンの優遇や金融機関比較もフォローしてくれるので、注文住宅初心者でも安心して相談できます