2025.12.10

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平屋の新築費用が気になる方へ!“おしゃれ”を妥協しないための予算づくり完全版

ワンフロアで生活が完結し、家族との繋がりを感じやすい「平屋」。近年、その暮らしやすさから、若い世代からシニア世代まで幅広い層に人気が高まっています。

しかし、新築で平屋を建てたいと思っても、「平屋は贅沢品で価格が高いのでは?」「自分たちの予算で、おしゃれで暮らしやすい家が本当に建つのだろうか?」といった費用面の不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなお悩みを持つあなたのために、新築平屋の費用相場から、予算内で理想の家を建てるための具体的な方法まで、家づくり初心者の方にも分かりやすく解説します。

この記事を読めば、コストを抑えて満足度の高いおしゃれな平屋を建てるための秘訣がすべて分かります。ぜひ最後まで読んで、あなたの理想の家づくりの第一歩を踏み出してください。

この記事の目次

新築平屋の費用相場と価格の内訳

まず最初に、平屋を新築する際に一体いくらくらいかかるのか、費用相場と価格の内訳を見ていきましょう。家づくりにかかる費用は、大きく分けて「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つで構成されています。

坪単価の相場と総額の目安

平屋の新築にかかる費用は、総額で1,500万円〜3,000万円台がボリュームゾーンです。家の価格を比較する際によく使われる指標に「坪単価」があります。これは、建物の床面積1坪(約3.3㎡)あたりの建築費のことです。

住宅金融支援機構の「2022年度フラット35利用者調査」によると、注文住宅の全国平均坪単価は約99.9万円です。ただし、平屋は2階建てに比べて基礎や屋根の面積が大きくなるため、坪単価が1〜2割ほど高くなる傾向にあります。そのため、平屋の坪単価は110万円〜120万円程度を見ておくとよいでしょう。

例えば、30坪の平屋を建てる場合の建築費の目安は以下のようになります。

  • 坪単価110万円の場合:30坪 × 110万円 = 3,300万円
  • 坪単価120万円の場合:30坪 × 120万円 = 3,600万円

ただし、これはあくまで全国平均の目安です。坪単価は、住宅会社のグレード、建材や設備の仕様、建築エリアによって大きく変動します。

建築費に含まれる本体工事費

本体工事費とは、建物そのものを建てるための費用で、総費用の約75%を占める最も大きな割合の費用です。一般的に「坪単価」で計算されるのは、この本体工事費を指します。

  • 仮設工事
    工事期間中の足場や仮設トイレ、水道、電気などの設置費用です。
  • 基礎工事
    建物を支える基礎部分を作る工事費用です。
  • 木工・構造工事
    柱や梁、屋根などの骨組みを作る工事費用です。
  • 内外装工事
    外壁や内壁、床、天井などを仕上げる工事費用です。
  • 設備工事
    キッチン、トイレ、お風呂などの住宅設備の設置費用です。

建築費以外の付帯工事費と諸費用

家づくりには、建物の本体工事費以外にも「付帯工事費」と「諸費用」が必要です。これらは総費用の約25%を占めるため、予算計画の段階で必ず考慮しておきましょう。

付帯工事費(総費用の約15%)

建物本体以外で、生活に必要なインフラを整えるための工事費用です。

  • 解体工事費
    古い家が建っている土地の場合に必要です。
  • 地盤改良工事費
    土地の地盤が弱い場合に補強工事が必要です。
  • 外構・造園工事費
    駐車場、門、フェンス、庭などを作る費用です。
  • 給排水・ガス工事費
    敷地内の水道管やガス管を道路に埋設された本管に接続する工事費用です。
  • 空調・照明・カーテン工事費
    エアコンや照明器具、カーテンの購入・設置費用です。

諸費用(総費用の約10%)

工事費以外で、手続きや税金などにかかる費用です。

  • 各種税金
    不動産取得税、固定資産税、印紙税など。
  • 登記費用
    土地や建物の所有権を登録するための費用(登録免許税、司法書士への報酬)。
  • 住宅ローン関連費用
    ローン契約時の手数料や保証料、保険料など。
  • 地鎮祭・上棟式などの費用
    祭事を行う場合に必要です。
  • 引っ越し・家具家電購入費
    新しい住まいへの引っ越し代や、家具・家電を新調する費用。

賢くおしゃれな平屋を建てる7つの方法

「やっぱり平屋は高いかも…」と感じた方もご安心ください。工夫次第で、コストを抑えながらおしゃれで満足度の高い平屋を建てることは十分に可能です。ここでは、そのための7つの具体的な方法をご紹介します。

建物の形をシンプルな箱型にする

建物の形は、できるだけ凹凸の少ないシンプルな長方形や正方形(箱型)にしましょう。L字型やコの字型など複雑な形状になると、外壁の面積や角の部分が増え、材料費も手間もかかりコストアップに繋がります。シンプルな形状は、コストを抑える最も効果的な方法の一つです。

屋根の形状を切妻屋根や片流れ屋根にする

屋根も建物と同様に、シンプルな形状を選ぶことがコストダウンのポイントです。

  • 片流れ屋根
    一方向にだけ傾斜がある最もシンプルな形状。工事が簡単で費用を抑えられます。
  • 切妻(きりづま)屋根
    本を伏せたような二方向の傾斜がある一般的な形状。こちらも比較的安価です。

逆に、四方向に傾斜がある寄棟(よせむね)屋根などは、構造が複雑になるため費用が高くなる傾向があります。

間仕切りを減らして開放的な空間に

室内の壁やドアの数を減らすことも、コスト削減に繋がります。例えば、リビングとダイニング、キッチンを一体にしたLDKや、子ども部屋を将来的に仕切れるように最初は大きな一部屋にしておくなどの工夫が有効です。壁が少ないと、材料費や工事費が削減できるだけでなく、空間が広く感じられる開放的な住まいになります。

水回りの設備を1箇所に集約する

キッチン、浴室、洗面所、トイレといった水回りの設備は、できるだけ近い場所にまとめましょう。水回りが分散していると、給排水管の配管が長くなり、工事が複雑になって費用がかさみます。1箇所に集約することで配管を短くでき、工事費と将来のメンテナンス費用の両方を抑えることができます。

内装・外装の素材グレードを見直す

壁紙や床材、外壁材などの素材は、こだわりたい場所とそうでない場所でメリハリをつけるのがおすすめです。

  • 人目に付きやすいリビングの壁紙は少し良いものを選ぶ
  • 寝室や収納の中は標準グレードのものを選ぶ

このように、場所によって素材のグレードを変えることで、全体のコストを調整できます。また、施主が自分で購入した設備(照明器具や洗面ボウルなど)を取り付けてもらう「施主支給」を利用するのも一つの手です。

窓のサイズと数を最適化する

窓は、採光や通風に欠かせませんが、数が増えたりサイズが大きくなったりすると、それだけ費用も高くなります。また、断熱性能にも影響します。本当に必要な場所に、適切なサイズの窓を設置することを意識しましょう。例えば、大きな窓を一つ設ける代わりに、小さな窓を複数配置するとコストが上がる場合があります。設計士と相談しながら、コストと快適性のバランスを考えることが重要です。

ローコスト住宅が得意な会社を選ぶ

ハウスメーカーや工務店には、それぞれ得意な価格帯や工法があります。ローコストでおしゃれな平屋を建てたいなら、ローコスト住宅の実績が豊富な会社を選ぶことが最も重要です。

特に、あらかじめ用意されたプランから選ぶ「規格住宅」や、一定のルールの中で自由に設計できる「セミオーダー住宅」は、フルオーダーの注文住宅に比べて費用を抑えやすい傾向があります。

価格帯・坪数別に見るおしゃれな平屋の間取りアイデア

ここでは、具体的な価格帯や坪数、家族構成別に、どのような平屋が建てられるのか、間取りのアイデアを見ていきましょう。

1000万円台で建てるコンパクトな平屋

1000万円台の予算では、延床面積15坪〜25坪程度のコンパクトな平屋が現実的です。1LDK〜2LDKの間取りが多く、夫婦二人暮らしや単身者に最適なサイズ感です。

  • 間取りのポイント
    • LDKを家の中心に配置し、廊下を極力なくすことで居住スペースを最大化。
    • シンプルな動線で、掃除や家事がしやすい。
    • 勾配天井や大きな窓で、コンパクトながらも開放感を演出。

2000万円台で建てる理想の平屋

2000万円台の予算になると、延床面積25坪〜35坪程度のゆとりのある平屋が視野に入ります。3LDK〜4LDKの間取りも可能で、子育て世代のファミリーにも対応できます。

  • 間取りのポイント
    • パントリーやウォークインクローゼットなど、収納スペースを十分に確保。
    • キッチンから洗面所、物干しスペースへと続く効率的な家事動線。
    • リビングと繋がるウッドデッキを設けて、アウトドアリビングとして楽しむ。

坪数別(20坪・25坪・30坪)の間取り例

20坪(約66㎡)

2LDKが基本。夫婦二人暮らしにぴったりです。リビングを広くとり、寝室と将来のための予備室を一つ設ける間取りが人気です。

25坪(約82㎡)

2LDK〜3LDK。子どもが一人の3人家族におすすめです。LDKに加えて、夫婦の寝室と子ども部屋を確保できます。

30坪(約99㎡)

3LDK〜4LDK。子どもが二人の4人家族でも快適に暮らせる広さです。各個室のプライバシーを確保しつつ、家族が集まるLDKを広く設計できます。

家族構成別(2人・3人・4人)の間取り例

2人暮らし

夫婦の寝室のほかに、趣味の部屋や書斎、来客用の和室などを設ける余裕が生まれます。将来を見据えてバリアフリーを意識した設計にするのも良いでしょう。

3人家族

夫婦の寝室と子ども部屋を一つ確保。子どもが小さいうちはLDK横にキッズスペースを設け、成長に合わせて個室を与えるなど、ライフステージの変化に対応できる間取りが人気です。

4人家族

夫婦の寝室と子ども部屋が二つ必要になります。プライバシーを確保するため、子ども部屋と主寝室を離して配置するなどの工夫が見られます。家族全員の靴やアウターを収納できるシューズクロークも重宝します。

平屋のメリット・デメリットを2階建てと比較

平屋での暮らしを具体的にイメージするために、2階建て住宅と比較した際のメリットとデメリットを整理しておきましょう。

平屋のメリット5選

  • 生活・家事動線がシンプル
    階段の上り下りがなく、すべての部屋がワンフロアにあるため、移動がスムーズです。掃除や洗濯などの家事も効率的に行えます。
  • 家族とのコミュニケーションが取りやすい
    家族が自然とリビングに集まりやすく、どこにいても気配を感じられるため、コミュニケーションが活発になります。
  • バリアフリー設計で老後も安心
    段差のないバリアフリー設計にしやすいため、車椅子での生活や将来の介護が必要になった場合でも安心して暮らせます。
  • 構造的に安定しやすく耐震性が高い
    建物が低く、重心が安定しているため、地震や台風などの自然災害に対して構造的に強いというメリットがあります。
  • メンテナンス費用を抑えやすい
    2階建てに比べて外壁の面積が少なく、屋根の修繕時にも大掛かりな足場が不要な場合が多いため、将来のメンテナンス費用を抑えられます。

平屋のデメリット4選

  • 広い土地が必要になる
    同じ延床面積の家を建てる場合、2階建てよりも広い敷地面積が必要になります。土地代が高い都市部では、建築のハードルが上がることがあります。
  • 坪単価が割高になる傾向がある
    2階建てと同じ延床面積の場合、基礎と屋根の面積が約2倍になるため、坪単価が高くなる傾向があります。
  • 日当たりや風通しの確保に工夫が必要
    家の中心部は、周囲を部屋に囲まれるため、光が届きにくく風通しが悪くなりがちです。中庭や天窓(トップライト)を設けるなどの工夫が必要です。
  • プライバシーと防犯面に配慮が必要
    すべての部屋が1階にあるため、道路や隣家からの視線が気になりやすいです。また、空き巣などの侵入経路が増えるため、防犯対策がより重要になります。

2階建て住宅との比較一覧表

比較項目平屋2階建て
生活動線◎ シンプルで楽△ 階段の上り下りが必要
家族の交流◎ コミュニケーションが取りやすい◯ 階が分かれると気配を感じにくい
バリアフリー◎ 対応しやすい△ 階段が障壁になりやすい
耐震性◎ 構造的に安定◯ 平屋よりは不利
メンテナンス性◎ 費用を抑えやすい△ 足場代などで高くなりがち
必要な土地面積△ 広い土地が必要◎ 狭い土地でも建てやすい
建築コスト(坪単価)△ 割高になる傾向◎ 割安になる傾向
日当たり・採光△ 中心部が暗くなりがち◎ 2階は日当たりを確保しやすい
プライバシー・防犯△ 配慮が必要◯ 2階は比較的安心

新築で後悔しないための土地選びと注意点

平屋のメリットを最大限に活かすには、土地選びが非常に重要です。ここでは、平屋ならではの土地選びのポイントと注意点を解説します。

平屋に必要な土地の広さと建ぺい率

平屋を建てるには、希望する建物の面積に対して十分な広さの土地が必要です。その際に重要になるのが「建ぺい率」です。

建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合のことで、用途地域ごとに上限が定められています。

例えば、60坪の土地で建ぺい率が50%の場合、建築面積は最大で30坪(60坪 × 50%)までとなります。つまり、この土地には30坪までの平屋が建てられるということです。自分たちが建てたい平屋の広さを決めたら、その広さを確保できる建ぺい率の土地を探す必要があります。

日当たりとプライバシー確保のポイント

平屋は建物が密集していると、日当たりが悪くなったり、周囲からの視線が気になったりすることがあります。

  • 日当たり
    南側に庭や駐車スペースを確保できる土地や、隣家との距離が十分にある土地を選びましょう。どうしても日当たりが確保しにくい場合は、中庭や高窓(ハイサイドライト)、天窓(トップライト)を設けることで、家の奥まで光を取り込むことができます。
  • プライバシー
    道路や隣家の窓と、リビングなどの窓が直接向かい合わないような土地が理想です。植栽やフェンスで目隠しをしたり、窓の配置を工夫したりすることで、プライバシーを確保できます。

防犯性を高めるための対策

すべての部屋が1階にある平屋は、2階建てに比べて侵入経路が多くなるため、防犯対策が重要です。

  • 人感センサーライトの設置
  • 防犯ガラスやシャッターの採用
  • 足場になりやすいものを窓の近くに置かない
  • 砂利を敷いて歩くと音が出るようにする
  • 見通しの良い外構にする

これらの対策を設計段階から取り入れることで、安心して暮らせる住まいになります。

平屋の新築|相談から完成までの流れ

最後に、家づくりを考え始めてから、実際に平屋が完成して引き渡されるまでの大まかな流れを4つのステップでご紹介します。

STEP1:情報収集と予算計画

まずは、インターネットや住宅情報誌、モデルハウス見学などを通じて、自分たちがどんな平屋でどんな暮らしをしたいのか、イメージを膨らませましょう。同時に、自己資金はいくら用意できるか、住宅ローンはいくら借りられそうかを確認し、無理のない資金計画を立てることが大切です。

STEP2:土地探しと依頼先選び

予算計画と並行して、土地探しと建築を依頼する会社選びを進めます。土地がない場合は、不動産会社や建築を依頼するハウスメーカー・工務店に相談しましょう。複数の会社から資料請求をしたり、相談会に参加したりして、自分たちの理想を叶えてくれる信頼できるパートナーを見つけることが成功の鍵です。

STEP3:間取り設計と契約

依頼先が決まったら、担当者と打ち合わせを重ねて、具体的な間取りやデザイン、仕様を決めていきます。最終的なプランと見積もりに納得できたら、「工事請負契約」を結びます。契約前には、見積もりの内容や契約書の詳細をしっかりと確認しましょう。

STEP4:着工から完成・引き渡し

契約後、建築確認申請などの手続きを経て、いよいよ工事が始まります。工事の安全を祈願する「地鎮祭」や、建物の骨組みが完成した段階で行う「上棟式」などを経て、工事が進んでいきます。工事完了後、自治体や会社の担当者による完了検査が行われ、問題がなければついに「引き渡し」となります。

まとめ

今回は、新築平屋の価格相場から、ローコストでおしゃれな家を建てるための具体的な方法、後悔しないための注意点までを詳しく解説しました。

  • 平屋の費用相場は1,500万円〜3,000万円台が中心
  • ローコストで建てるには「シンプルな形」「素材のメリハリ」「得意な会社選び」が重要
  • 平屋は動線が楽で老後も安心だが、広い土地や日当たり・防犯への配慮が必要
  • 予算内で理想を叶えるには、信頼できるパートナー選びが何よりも大切

「平屋は高い」というイメージがあるかもしれませんが、正しい知識を持って工夫すれば、予算内で理想のおしゃれな平屋を建てることは十分に可能です。

この記事で得た知識を元に、モデルハウスに足を運んでみてはいかがでしょうか。あなたの理想の家づくりが、素晴らしいものになることを心から応援しています。

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