「和室の畳を、おしゃれなフローリングに変えたいな…」
「でも、工事は大掛かりで費用も高そう…」
「賃貸だから、自分で簡単にできる方法はないかな?」
この記事は、そんなお悩みを持つあなたのために書きました。
古くなった畳のメンテナンスや、洋室と合わないインテリアの悩みを解決し、和室を手軽にフローリング化する方法を、DIY初心者の方にも分かりやすく解説します。
この記事を読めば、「敷くだけ」の簡単なDIYから本格的なリフォームまで、それぞれの費用やメリット・デメリットが分かり、あなたにぴったりの方法が見つかります。
この記事の目次
畳をフローリングにする2つの方法
畳の部屋をフローリングに変えるには、大きく分けて「DIYで畳の上に敷く方法」と「リフォームで畳を剥がして張り替える方法」の2つがあります。
賃貸OK!畳の上に敷くだけのDIY
畳はそのままに、上からフローリング調の床材を敷く手軽な方法です。
大掛かりな工事は不要で、専門知識がなくてもチャレンジできます。何より、現状の畳を傷つけずに施工できるため、賃貸物件の原状回復にも対応しやすいのが最大の魅力です。費用を抑えたい方や、まずは手軽に部屋の雰囲気を変えたい方におすすめです。
持ち家向け!畳を剥がす本格リフォーム
畳をすべて撤去し、下地から新しくフローリングを張る本格的な方法です。
仕上がりの美しさや耐久性はDIYに比べて格段に高く、段差のないフラットな床が実現します。持ち家で、長期的に快適な住環境を整えたい方や、下地の傷みが気になる場合に最適な選択肢です。
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
【方法別】費用・難易度・メリットの比較表
「DIYとリフォーム、結局どっちがいいの?」と迷う方のために、それぞれの特徴を比較してみましょう。
費用・難易度・賃貸での可否を一覧比較
| 比較項目 | DIY(敷くだけ) | 本格リフォーム(張り替え) |
|---|---|---|
| 費用(6畳) | 1万円~8万円 | 9万円~20万円 |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(簡単) | ★★★★☆(専門知識が必要) |
| 作業時間 | 数時間~1日 | 2日~4日 |
| 見た目の綺麗さ | △(つなぎ目や段差が目立つことも) | ◎(プロの仕上がり) |
| 耐久性 | △(素材による) | ◎(高い) |
| 防音性 | 〇(畳がクッションになる) | △(下地工事で対策可能) |
| 賃貸での可否 | ◎(原状回復しやすい) | ×(原則不可) |
DIYのメリット・デメリット
メリット
- 費用が安い
リフォームに比べて材料費のみで済むため、費用を大幅に抑えられます。 - 作業が簡単
特別な工具や技術が不要なものが多く、DIY初心者でもチャレンジしやすいです。 - 賃貸でも可能
畳の上に敷くだけなので、退去時に元に戻す(原状回復)ことができます。 - 防音性が保たれる
下の畳がクッション代わりになり、足音などが響きにくい効果が期待できます。
デメリット
- カビ・ダニのリスク
畳と床材の間に湿気がこもりやすく、カビやダニが発生する可能性があります。 - 段差ができる
敷居や隣の部屋との間に段差ができてしまい、つまずきの原因になることがあります。 - 耐久性が低い
本格的なフローリングに比べ、傷がつきやすかったり、経年で劣化したりします。
本格リフォームのメリット・デメリット
メリット
- 仕上がりが美しい
プロが施工するため、段差のないフラットで美しい床が実現します。 - 耐久性が高い
傷や汚れに強いフローリング材を選べば、長期間きれいな状態を保てます。 - 下地のメンテナンスができる
畳を剥がした際に、床下の湿気対策や断熱材の追加なども同時に行えます。
デメリット
- 費用が高い
材料費に加えて工事費がかかるため、DIYに比べて高額になります。 - 工事期間が必要
施工に数日間かかり、その間は部屋を使えません。 - 賃貸では難しい
大規模な工事となるため、賃貸物件では基本的に許可されません。
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畳の上に敷くだけ!簡単DIY3つの方法と手順
ここからは、DIYで畳をフローリングにする具体的な方法を3つご紹介します。どれも「敷くだけ」でできる簡単なものばかりです。
置くだけで完成!ウッドカーペット
ウッドカーペットとは、木製の板を布地などに貼り付け、カーペットのように巻いてある床材です。部屋の広さに合わせて選び、広げて敷くだけでフローリング化が完了します。
- 特徴
本物の木を使っているものが多く、見た目の質感が良いのが魅力です。一枚板タイプと分割タイプがあります。 - 費用相場(6畳)
1万5,000円~4万円程度。 - 手順
- 畳の上をきれいに掃除し、湿気対策として防虫・防カビシートを敷く。
- ウッドカーペットを部屋の奥から広げていく。
- 柱や壁の形に合わせて、カッターやノコギリでカットする。(カットサービスがある商品も多い)
- 全体を敷き詰めたら完成。
はめ込むだけ!フロアタイル
フロアタイルとは、塩化ビニル素材などでできた硬質のタイル状の床材です。パズルのようにカチッとはめ込んで連結させていきます。
- 特徴
木目調や石目調などデザインが豊富で、カッターで簡単にカットできるため、部屋の形に合わせやすいのがメリットです。耐久性や耐水性にも優れています。 - 費用相場(6畳)
2万円~8万円程度。 - 手順
- 畳の上を掃除し、防虫・防カビシートを敷く。
- 部屋の隅からフロアタイルを1枚ずつはめ込みながら敷き詰めていく。
- 壁際は、サイズを測ってカッターでカットし、はめ込む。
- 全体を敷き詰めたら完成。
安くて手軽!クッションフロア
クッションフロアとは、塩化ビニル素材でできたシート状の床材です。クッション性があり、水や汚れに強いのが特徴です。
- 特徴
3つの方法の中で最も安価で、デザインも豊富です。ただし、家具の跡がつきやすく、耐久性は他の2つに劣ります。 - 費用相場(6畳)
1万円~3万円程度。 - 手順
- 畳の上を掃除し、防虫・防カビシートを敷く。
- 部屋のサイズより少し大きめにクッションフロアをカットする。
- 部屋に広げ、シワを伸ばしながら壁際をヘラで押さえてクセをつける。
- 余分な部分をカッターで切り取り、両面テープなどで固定する。
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【広さ別】畳からフローリングにする費用相場
畳からフローリングにする費用は、選ぶ方法と部屋の広さによって大きく変わります。
DIY(敷くだけ)の場合の費用内訳
DIYの場合、費用はほぼ材料費のみです。防虫・防カビシートなどの費用が追加でかかることもあります。
- ウッドカーペット
約2,500円~6,500円/畳 - フロアタイル
約3,000円~13,000円/畳 - クッションフロア
約1,500円~5,000円/畳
リフォーム(張り替え)の場合の費用内訳
リフォームの場合は、材料費に加えてさまざまな工事費が発生します。
- 材料費(フローリング材)
約5,000円~20,000円/㎡ - 工事費
- 既存の畳の撤去・処分費: 約1,500円~3,000円/畳
- 下地調整費: 約3,000円~8,000円/㎡
- フローリング施工費: 約5,000円~10,000円/㎡
6畳の和室をフローリングにする費用
最も一般的な6畳の和室をフローリングにする場合の費用をまとめました。
- DIY(敷くだけ)の場合
- ウッドカーペット: 約1万5,000円~4万円
- フロアタイル: 約2万円~8万円
- クッションフロア: 約1万円~3万円
- リフォーム(張り替え)の場合
- 合計: 約9万円~20万円
(※下地の状態や選ぶフローリング材によって変動します)
- 合計: 約9万円~20万円
リフォーム費用を安く抑えるコツ
- 複数の業者から相見積もりを取る
必ず3社以上から見積もりを取り、内容と金額を比較検討しましょう。 - シンプルなフローリング材を選ぶ
無垢材などの高級なものではなく、複合フローリングを選ぶと費用を抑えられます。 - 補助金や助成金を活用する
自治体によってはリフォームに関する補助金制度がある場合があります。お住まいの地域の情報を確認してみましょう。
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本格リフォームで畳をフローリングにする方法
持ち家で、より快適な空間を目指すなら本格リフォームがおすすめです。
畳撤去からフローリングを張るまでの流れ
- 養生: 搬入経路や作業スペースの壁・床を保護します。
- 畳の撤去: 部屋の畳をすべて剥がし、処分します。
- 下地調査・調整: 畳の下の床板(下地)の状態を確認。必要に応じて補強や高さ調整、断熱材の設置などを行います。
- フローリング張り: 新しいフローリング材を張っていきます。
- 巾木(はばき)の設置: 壁と床の境目にある巾木を取り付けます。
- 清掃・引き渡し: 全体をきれいに清掃して、工事完了です。
優良なリフォーム業者の選び方
- 実績が豊富か
和室から洋室へのリフォーム実績が豊富な会社を選びましょう。公式サイトの施工事例が参考になります。 - 見積もりが詳細で明確か
「工事一式」ではなく、材料費や工事費の内訳が細かく記載されているかを確認してください。 - 担当者との相性
こちらの要望を親身に聞いて、専門的な視点から的確なアドバイスをくれる担当者だと安心です。 - 保証やアフターサービス
工事後の保証内容や、トラブルがあった際の対応について事前に確認しておきましょう。
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畳の上に敷く際の注意点と対策Q&A
手軽なDIYですが、いくつか注意点があります。よくある疑問にQ&A形式でお答えします。
Q. カビ・ダニの発生を防ぐにはどうすればいい?
A. 湿気対策が最も重要です。 畳は湿気を吸ったり吐いたりする性質があるため、上から床材で完全に塞いでしまうと湿気がこもり、カビやダニの原因になります。
- 防湿・防カビシートを敷く
床材を敷く前に、必ず畳の上に防湿・防カビ・防虫効果のあるシートを敷きましょう。 - 定期的に換気する
年に1~2回程度、床材を剥がして畳を空気にさらし、掃除機をかけるのが理想です。 - 畳をしっかり乾燥させる
施工前には畳をよく乾燥させ、天気の良い日に行うのがおすすめです。
Q. へこみや傷から下の畳を守る方法は?
A. 家具の配置に工夫が必要です。 特に賃貸の場合、畳のへこみは原状回復の対象になることがあります。
- 重量のある家具は避ける
ベッドや本棚など、重い家具を置くのはできるだけ避けましょう。 - 保護マットや板を敷く
机や椅子の脚の下には、へこみ防止用の保護マットや当て板を敷くことで、荷重を分散できます。
Q. 出入り口の段差と防音性の問題はどうする?
A. 段差解消スロープや防音性の高い床材を選びましょう。
- 段差対策
敷居との間にできた段差には、市販の段差解消スロープを設置すると、つまずきを防ぎ安全です。 - 防音対策
下の畳がある程度の防音効果を発揮しますが、気になる場合は、防音性能が高いクッションフロアや、防音マットを下に敷くなどの対策が有効です。
Q. 賃貸物件での原状回復は本当に大丈夫?
A. 事前の確認が必須です。 「敷くだけ」の方法は原状回復しやすいですが、万が一のトラブルを避けるために以下の点を確認してください。
- 賃貸借契約書を確認する
内装の変更に関する禁止事項がないか、契約書を必ず読み返しましょう。 - 大家さんや管理会社に相談する
念のため、事前に「畳の上にウッドカーペットを敷きたい」と相談しておくと、より安心です。
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
まとめ
畳の部屋をフローリングに変える方法には、それぞれに良さがあります。
- 安く・手軽に・賃貸で試したいなら…
「敷くだけDIY」がおすすめです。ウッドカーペットやフロアタイルなら、初心者でも半日あれば部屋のイメージをガラリと変えられます。ただし、湿気対策は忘れずに行いましょう。 - 持ち家で、仕上がりと耐久性を重視するなら…
「本格リフォーム」が最適です。費用はかかりますが、段差のない美しい床は日々の暮らしを快適にし、住まいの価値も高めてくれます。
あなたのライフスタイルや予算、住まいの状況に合わせて、最適な方法を選んでみてください。この記事が、あなたの理想の部屋づくりへの第一歩となれば幸いです。
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
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