札幌で夢のマイホームを検討しているけれど、「何から始めたらいいかわからない…」と悩んでいませんか?特に、比較的早く入居できて価格も分かりやすい建売住宅は、子育て世代のファミリーにとって魅力的な選択肢です。
- この記事を読めば、札幌での建売住宅探しの第一歩をスムーズに踏み出せます。あなたの理想の家を見つけるためのガイドとして、ぜひ最後までお役立てください。
この記事の目次
札幌の新築建売住宅の価格相場
まず気になるのは、やはり価格相場ではないでしょうか。札幌で新築の建売住宅を購入する場合、どれくらいの予算を見込んでおけば良いのか、市全体と区別の相場を見ていきましょう。
札幌市全体の建売住宅の平均価格
札幌市内で新築の建売住宅を探す場合、全体の価格相場は3,500万円〜4,500万円が中心となります。
もちろん、立地や土地の広さ、建物の仕様によって価格は変動しますが、この価格帯が最も物件数の多いボリュームゾーンと考えておくと良いでしょう。都心部から少し離れたエリアや、土地面積をコンパクトにすることで、3,000万円台前半の物件も見つかります。
区別に見る新築一戸建ての価格相場
札幌は区によって土地の価格が大きく異なるため、新築一戸建ての価格相場も変わってきます。以下に主要な区の相場をまとめました。
| 区 | 価格相場(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| 中央区 | 5,000万円~ | 交通・商業施設の利便性が最も高いが、物件数は少なく高額。 |
| 北区 | 3,800万円~4,800万円 | JR・地下鉄沿線で人気。大学が多く文教地区の側面も。 |
| 東区 | 3,700万円~4,700万円 | 地下鉄東豊線沿線が人気。大型商業施設も充実。 |
| 白石区 | 3,600万円~4,500万円 | JR・地下鉄のアクセスが良く、価格とのバランスが良い。 |
| 豊平区 | 4,000万円~5,000万円 | 地下鉄東豊線・南北線が利用可能。閑静な住宅街が多い。 |
| 手稲区 | 3,300万円~4,200万円 | JR函館本線沿線。比較的価格が抑えめでファミリー層に人気。 |
| 清田区 | 3,400万円~4,300万円 | 自然が豊かで公園も多い。車移動が中心のファミリー向け。 |
(※上記はあくまで目安です。最新の物件情報は不動産ポータルサイトでご確認ください。)
予算3000万円台で購入できる物件例
「札幌で3000万円台の新築一戸建ては可能なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。結論から言うと、十分に可能です。
特に、手稲区、清田区、南区や、市街地から少し離れたエリアでは、3000万円台の魅力的な建売住宅が多く供給されています。
例えば、以下のような物件が視野に入ってきます。
- 手稲区の物件例
価格3,800万円前後で、4LDK・駐車2台可能・JR駅まで徒歩圏内 - 清田区の物件例
価格3,600万円前後で、3LDK+S・自然豊かな住環境・小学校が近い
予算内で理想の暮らしを実現するためには、エリアの選択が重要なポイントになります。
安い建売住宅を探す際の注意点
価格が安い物件には必ず理由があります。後悔しないために、安い建売住宅を検討する際は以下の点に注意しましょう。
- 立地と周辺環境を必ず確認する
駅からの距離、日々の買い物施設、学校までの道のりなど、実際に生活する上で不便がないか、自分の足で歩いて確認することが大切です。 - 地盤やハザードマップをチェックする
土地の安全は何よりも重要です。自治体が公開しているハザ-ドマップで、浸水や土砂災害のリスクがないか事前に調べておきましょう。 - 建物の基本性能を確認する
断熱性や耐震性など、建物の基本性能は快適な暮らしに直結します。住宅性能評価書の有無を確認するのも一つの方法です。 - アフターサービスの内容を把握する
入居後に不具合があった場合、どのような保証やサポートを受けられるのか、契約前に必ず確認しておきましょう。
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【エリア別】札幌の新築建売住宅
ここでは、札幌市内の特に人気が高いエリアと、市近郊の建売住宅の特徴をご紹介します。
札幌市北区の新築建売・一戸建て
JR学園都市線や地下鉄南北線が通り、札幌駅へのアクセスが良いエリアです。北海道大学をはじめとする教育機関が多く、落ち着いた住環境が魅力。あいの里、篠路、新琴似といった地域で多くの建売住宅が分譲されています。子育て世代から支持の厚い人気のエリアです。
札幌市東区の新築建売・一戸建て
地下鉄東豊線沿線を中心に住宅街が広がり、モエレ沼公園など自然豊かなスポットも多いのが特徴です。イオンモール札幌苗穂やアリオ札幌など大型商業施設も充実しており、生活利便性が高いエリア。伏古、東雁来、栄町周辺で物件を探しやすいでしょう。
札幌市白石区の新築建売・一戸建て
JR函館本線と千歳線、地下鉄東西線が利用でき、交通の便が非常に良いエリアです。区役所周辺は再開発が進み、暮らしやすさが向上しています。価格と利便性のバランスが取れており、北郷、川下、菊水といった地域でコストパフォーマンスの良い物件が見つかる可能性があります。
札幌市手稲区の新築建売・一戸建て
JR函館本線が利用でき、札幌中心部への通勤も可能です。比較的、価格が抑えめの新築一戸建てが多いため、若いファミリー層に特に人気があります。手稲山が近く、スキーなどのウィンタースポーツも気軽に楽しめます。前田、星置、新発寒などが主な分譲エリアです。
札幌市近郊(江別・石狩)の物件
札幌市内への通勤・通学も視野に入れつつ、より広々とした住環境や手頃な価格を求めるなら、江別市や石狩市も選択肢になります。
- 江別市
JR函館本線で札幌駅まで約20分。大麻、野幌エリアは大学や高校が多く、文教地区として知られています。札幌市内に比べて土地が安いため、同じ予算でも広い家を手に入れやすいのが魅力です。 - 石狩市
札幌市の北側に隣接。特に花川エリアは札幌市手稲区や北区へのアクセスが良く、計画的に整備された美しい街並みが特徴です。
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大手サイトで建売住宅を探す
効率的に物件情報を集めるには、大手の不動産ポータルサイトの活用が欠かせません。ここでは代表的な2つのサイトと、その活用術をご紹介します。
SUUMO(スーモ)で探す札幌の物件
SUUMO(スーモ)は、掲載物件数が業界トップクラスで、情報収集の出発点として最適です。
札幌市内の新築建売住宅や分譲戸建の情報も豊富に掲載されています。詳細な条件で絞り込み検索ができるため、「駐車2台以上」「小学校まで徒歩10分以内」など、あなたのこだわり条件に合った物件を効率的に探せます。
アットホームで探す札幌の分譲戸建
アットホームは、全国の不動産店が加盟する情報ネットワークです。
SUUMOには掲載されていない、地域密着型の不動産会社が扱う掘り出し物の物件が見つかることもあります。特に「アットホーム 新築一戸建て(分譲戸建)」の専門サイトは、建売住宅を探す上で非常に役立ちます。
ポータルサイトを上手に使うコツ
複数のサイトをただ眺めるだけでは、情報が多すぎて疲れてしまいます。以下のコツを押さえて、賢く情報収集を進めましょう。
- 希望条件を保存して新着通知を受け取る
希望のエリアや価格、間取りなどの条件を保存しておけば、条件に合う新着物件が掲載された際にメールなどで通知を受け取れます。 - 気になる物件は「お気に入り」に登録する
少しでも気になった物件は、すぐにお気に入り登録しましょう。後から比較検討したり、価格が下がった際に気づきやすくなります。 - 複数のサイトを併用する
SUUMOとアットホームなど、複数のサイトをチェックすることで、情報の見落としを防げます。 - 問い合わせや見学予約をしてみる
良い物件はすぐに買い手が見つかります。写真や情報だけではわからないことも多いので、気になったら積極的に問い合わせや内覧の予約をしましょう。
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建売住宅と注文住宅の違い
マイホームを検討する際、多くの人が悩むのが「建売住宅」と「注文住宅」のどちらを選ぶかです。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った選択をしましょう。
建売住宅のメリットとデメリット
「建売住宅」とは、土地と建物がセットで販売される新築住宅のことです。すでに完成済みか、完成間近の状態で販売されることがほとんどです。
- メリット
- 価格が明確で資金計画を立てやすい
土地と建物の総額が提示されているため、予算オーバーの心配が少ないです。 - 完成物件を実際に見学できる
日当たりや間取り、設備などを自分の目で確認してから購入を決められます。 - 契約から入居までの期間が短い
完成済みであれば、契約後すぐにでも入居が可能です。
- 価格が明確で資金計画を立てやすい
- デメリット
- 間取りやデザインの自由度が低い
すでに設計が決まっているため、自分のこだわりを反映させることは難しいです。 - 建築過程を確認できない
基礎工事など、完成後には見えなくなる部分の品質を直接チェックできません。 - 隣家とのデザインが似通うことがある
分譲地では、同じようなデザインの家が並ぶことが多くなります。
- 間取りやデザインの自由度が低い
注文住宅のメリットとデメリット
「注文住宅」とは、自分で探した土地に、建築会社と相談しながら自由に設計して建てる住宅のことです。
- メリット
- 設計の自由度が非常に高い
間取り、デザイン、内装、設備など、すべてを自分の希望通りに決められます。 - 建築過程を自分の目で確認できる
工事の進捗を随時チェックできるため、安心感があります。 - こだわりの詰まった唯一無二の家が建つ
自分のライフスタイルに完璧に合った、愛着のわく家づくりが可能です。
- 設計の自由度が非常に高い
- デメリット
- コストが高くなりがちで予算管理が難しい
こだわりを詰め込むほど費用が上がり、予算オーバーしやすい傾向があります。 - 入居までに時間がかかる
土地探しから設計、建築まで、1年以上かかることも珍しくありません。 - 打ち合わせなどに手間と時間がかかる
設計士や工務店との打ち合わせが何度も必要になります。
- コストが高くなりがちで予算管理が難しい
あなたに合うのはどっち?判断基準
どちらが良いか迷ったら、以下の基準で考えてみましょう。
- 建売住宅がおすすめな人
- コストを抑え、早く入居したい人
- 間取りやデザインに強いこだわりがない人
- 実際の建物を見てから購入を決めたい人
- 注文住宅がおすすめな人
- 間取りやデザインにこだわりたい人
- 予算や時間に余裕がある人
- 家づくりのプロセスそのものを楽しみたい人
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建売住宅購入から入居までの流れ
建売住宅の購入は、おおよそ以下のステップで進みます。全体の流れを把握しておくと、安心して手続きを進められます。
情報収集と資金計画の立て方
- 情報収集
SUUMOやアットホームなどのポータルサイトで、希望エリアの物件情報を集めます。 - 資金計画
自己資金(頭金)をいくら用意できるか確認し、金融機関のサイトなどで住宅ローンの借入可能額をシミュレーションします。この段階で予算の上限を決めておくことが重要です。
物件見学(内覧会)のチェックリスト
気になる物件が見つかったら、内覧会に参加します。その際は、以下の点を重点的にチェックしましょう。
- 日当たりと風通し
時間帯を変えて何度か確認できるとベストです。 - 生活動線
キッチン、洗面所、洗濯機置き場など、家事をする際の動きがスムーズか確認します。 - 収納の量と場所
今持っている荷物がすべて収まるか、使いやすい場所に収納があるかチェックします。 - コンセントやスイッチの位置と数
家具の配置をイメージしながら、必要な場所にコンセントがあるか確認しましょう。 - 周辺環境
駅までの道のり、スーパーや学校、公園の場所、周辺の騒音や交通量などを実際に歩いて確認します。
購入申し込みから売買契約まで
- 購入申し込み
購入したい物件が決まったら、不動産会社に「購入申込書(買付証明書)」を提出します。 - 住宅ローンの事前審査
売買契約の前に、金融機関に住宅ローンの事前審査(仮審査)を申し込みます。 - 重要事項説明
宅地建物取引士から、物件に関する法的な制限や契約条件など、重要な内容の説明を受けます。 - 売買契約
重要事項説明の内容に納得したら、売主と不動産売買契約を締結します。この際に手付金を支払うのが一般的です。
住宅ローン審査と引き渡しの手順
- 住宅ローンの本審査
売買契約書などを金融機関に提出し、住宅ローンの本審査を申し込みます。 - 金銭消費貸借契約
本審査に承認されたら、金融機関と住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)を結びます。 - 残代金の決済と登記手続き
自己資金の残りと住宅ローンの融資金で、物件の残代金を支払います。同時に、司法書士が所有権移転などの登記手続きを行います。 - 引き渡し
すべての手続きが完了したら、ついに物件の鍵が引き渡され、入居可能になります。
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建売住宅購入に関するQ&A
最後に、建売住宅の購入を検討している方が抱きがちな疑問にお答えします。
購入時にかかる諸費用の内訳は?
物件価格以外に、物件価格の6%~9%程度の諸費用が別途必要になります。主な内訳は以下の通りです。
- 登記費用(登録免許税、司法書士報酬)
- 印紙税(売買契約書やローン契約書に貼る印紙代)
- 住宅ローン関連費用(事務手数料、保証料など)
- 火災保険料・地震保険料
- 不動産取得税(取得後しばらくして課税)
- 仲介手数料(仲介会社を通して購入した場合)
値引き交渉は可能か?
交渉できる可能性はあります。 特に、以下のようなケースでは交渉の余地が生まれやすいです。
- 完成してから長期間売れていない物件
- 販売会社の決算期(3月や9月など)
- 同じ分譲地で最後の1棟になった物件
ただし、人気エリアの新築物件などは交渉が難しい場合も多いです。過度な期待はせず、「相談してみる」くらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。
良い物件と悪い物件の見分け方?
デザインや間取りだけでなく、建物の基本的な品質を見極めることが重要です。
- 基礎部分のチェック
基礎にひび割れ(ヘアークラック以上のもの)がないか確認します。 - 床下の確認
点検口から床下を覗き、水漏れやカビ、ゴミが散乱していないかチェックします。 - 断熱材の施工状況
可能であれば、壁や天井の断熱材が隙間なく施工されているか確認します。 - 第三者機関の評価
「住宅性能評価書」を取得している物件は、国が定めた基準で性能が評価されているため、一つの安心材料になります。不安な場合は、ホームインスペクション(住宅診断)を専門家に依頼するのも有効な手段です。
住宅ローン控除の仕組みと手続き?
「住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)」とは、年末の住宅ローン残高の0.7%を、最大13年間にわたって所得税(引ききれない場合は住民税の一部)から控除できる制度です。
(※省エネ基準など物件の性能により控除額の上限は異なります)
利用するためには、入居した翌年に自分で確定申告を行う必要があります。 会社員の場合、2年目以降は会社の年末調整で手続きが完了します。
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まとめ
今回は、札幌で新築の建売住宅を探すための情報をお届けしました。最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。
- 札幌の建売住宅の相場
中心的な価格帯は3,500万円~4,500万円。手稲区や清田区などでは3,000万円台の物件も豊富。 - 物件探しの第一歩
まずはSUUMOやアットホームなどのポータルサイトで、希望エリアの物件情報を集めることから始めましょう。 - 建売住宅の魅力
価格が明確で、実際の建物を見てから購入でき、短期間で入居できるのが大きなメリットです。 - 購入までの流れ
資金計画、物件見学、契約、ローン手続きという流れを把握し、計画的に進めることが成功の鍵です。 - 後悔しないためのポイント
価格だけでなく、立地や周辺環境、建物の基本性能を自分の目でしっかり確認することが大切です。
札幌は、都会の利便性と豊かな自然が共存する、子育てにも最適な街です。この記事を参考に、ぜひあなたの家族にぴったりの一軒家を見つけてください。
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