2025.07.24

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建売住宅のデメリット10選!後悔しないための選び方

「マイホームが欲しいけど、予算は抑えたい…」そう考えたとき、多くの方が選択肢に入れるのが建売住宅ではないでしょうか。価格も手頃で、完成した家を見てから決められる手軽さが魅力です。

しかし、その一方で「安かろう悪かろうじゃないの?」「買ってから後悔したくない」という不安を感じるのも事実。住宅購入は人生で最も大きな買い物の一つだからこそ、失敗は避けたいですよね。

この記事では、建売住宅の購入を検討しているあなたが後悔しないために、知っておくべき10のデメリットを徹底解説します。さらに、メリットや注文住宅との違い、賢い選び方まで網羅的にご紹介。

この記事を読めば、建売住宅の全体像を正しく理解し、あなたの家族にとって最適な住まいを見つけるための確かな一歩を踏み出せるはずです。

建売住宅で後悔する10のデメリット

建売住宅には多くのメリットがありますが、まずは購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しやすいデメリットをしっかり把握しておきましょう。

設計・間取りの自由度が低い

建売住宅の最大のデメリットは、設計や間取りを自由に変更できないことです。
すでに完成しているか、建築確認申請が済んでいるため、家族構成やライフスタイルに合わせて「ここに収納が欲しい」「リビングをもう少し広くしたい」といった個別の要望を反映させることは基本的にできません。万人受けする標準的な間取りが多いため、こだわりが強い方には物足りなく感じる可能性があります。

設備の仕様が画一的

キッチンやお風呂、トイレなどの住宅設備は、売主が指定した標準仕様のものがほとんどです。
「キッチンは特定のメーカーのものがいい」「お風呂には最新の機能が欲しい」といった希望があっても、変更は難しいでしょう。デザインや機能にこだわりたい場合、入居後にリフォームが必要になり、結果的に費用がかさんでしまうケースもあります。

建築中の施工品質を確認できない

建売住宅は完成済みの物件を販売するため、基礎工事や壁の内部など、建築中の過程を自分の目で確認できません
多くの会社はしっかりと施工管理をしていますが、見えない部分の施工状態がどうなっているのか、手抜き工事がないかといった不安が残る可能性があります。信頼できる売主かどうかを見極めることが非常に重要になります。

土地の立地を自由に選べない

建売住宅は土地と建物がセットで販売されるため、「このエリアに住みたい」という希望があっても、そこに都合よく建売物件があるとは限りません
駅からの距離や学区、周辺環境など、土地にこだわりたい場合は、希望の条件に合う物件を見つけるのに時間がかかるか、妥協が必要になることもあります。

隣家との距離が近い場合がある

特に複数の住宅を同時に開発する分譲地では、土地を効率的に利用するため、隣の家との距離が近いケースが少なくありません。
窓の位置によっては隣家と視線が合ってしまったり、生活音が気になったりする可能性があります。日当たりや風通し、プライバシーの確保が十分かどうか、内覧時にしっかり確認する必要があります。

外観デザインが似通っている

分譲地内の建売住宅は、コスト削減や統一感を出すために、外観デザインが似通っていることがよくあります。
街並みとしての一体感はありますが、「自分だけの個性的な家に住みたい」という方にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。外壁の色や素材、窓の形など、オリジナリティを出しにくい点はデメリットと言えるでしょう。

断熱性・耐震性などの性能が不明確

建売住宅は建築基準法で定められた最低限の基準はクリアしていますが、断熱性や耐震性などの住宅性能がどのレベルにあるのか分かりにくい場合があります。
注文住宅のように、断熱材の種類を指定したり、耐震等級を最高ランクにしたりといった選択はできません。「夏は暑く、冬は寒い」といった住み心地の問題や、万が一の災害への備えに不安が残る可能性も考慮すべきです。

網戸やカーテンレールがオプション扱い

「表示価格=住める価格」と思いがちですが、網戸やカーテンレール、テレビアンテナ、照明器具などが標準仕様に含まれず、オプション扱いになっているケースが少なくありません。
これらは生活に必須の設備であり、追加で数十万円の費用がかかることも。契約前に何が含まれていて、何がオプションなのかを細かく確認することが大切です。

アフターサービスが不十分な可能性

住宅は建てて終わりではなく、その後のメンテナンスが重要です。しかし、売主によってはアフターサービスや保証の内容が不十分な場合があります。
定期点検の頻度や保証期間、トラブル発生時の対応などを契約前に確認しておかないと、入居後に何か問題が起きた際に困ってしまう可能性があります。

コミュニティが既に形成済み

大規模な分譲地で、販売が長期にわたる場合、自分たちが入居する頃には、すでにご近所付き合いの輪(コミュニティ)が出来上がっていることがあります。
後から入っていくことに気まずさを感じたり、うまく馴染めなかったりする可能性もゼロではありません。どのような人たちが住んでいるのか、地域の雰囲気なども事前にリサーチできると安心です。

デメリットだけじゃない建売住宅のメリット

多くのデメリットを挙げましたが、もちろん建売住宅にはそれを上回る可能性のある魅力的なメリットも存在します。デメリットと比較検討することで、より納得のいく判断ができます。

  • 注文住宅に比べて価格が安い
    建売住宅の最大のメリットは、注文住宅よりも価格が安いことです。同じ仕様の建材や設備を大量に仕入れたり、設計や工事を効率化したりすることでコストを抑えています。予算を重視する方にとっては非常に大きな魅力です。
  • 完成物件を実際に見てから購入できる
    図面や模型だけでは分かりにくい日当たりや風通し、部屋の広さ、生活動線などを、実際に自分の目で見て体感してから購入を決められます。「思っていたイメージと違った」という失敗が起こりにくいのは、大きな安心材料です。
  • 契約から入居までの期間が短い
    すでに完成している物件であれば、契約から引き渡しまでがスムーズで、最短1ヶ月程度で入居できることもあります。子どもの入学や転勤など、新生活を始める時期が決まっている方にとっては大きなメリットです。
  • 土地探しや複雑な手続きが不要
    注文住宅の場合、土地探しから始まり、設計会社や工務店との打ち合わせなど、多くの手間と時間がかかります。建売住宅は土地と建物がセットになっているため、土地探しの手間がなく、住宅ローンなどの手続きも比較的シンプルです。
  • 総額が明確で資金計画を立てやすい
    建売住宅は販売価格が提示されているため、購入に必要な総額が明確です。注文住宅のように、打ち合わせを進める中でオプション費用が膨らみ、予算オーバーしてしまうリスクが低いので、安心して資金計画を立てることができます。

建売と注文住宅の違いを項目別に比較

「結局、建売住宅と注文住宅、どっちがいいの?」と悩む方のために、両者の違いを項目別に比較しました。自分たちの優先順位と照らし合わせてみましょう。

比較項目建売住宅注文住宅
費用比較的安い比較的高くなりやすい
設計の自由度低い(変更不可)非常に高い
土地の選択肢限定的(セット販売)自由
品質と性能標準的(確認が必要)こだわれる
入居までの期間短い長い(半年~1年以上)
保証・アフターサービス売主による建築会社による(手厚い傾向)

費用(土地代+建物代)

コストを最優先するなら、建売住宅に軍配が上がります。土地の仕入れから設計、施工までを効率化することで、個人が建てる注文住宅よりも費用を抑えることが可能です。

設計の自由度

間取りやデザイン、設備にこだわりたいなら、注文住宅が圧倒的に有利です。ライフスタイルや趣味に合わせて、ゼロから理想の住まいを創り上げることができます。

土地の選択肢

住みたい場所が決まっているなら、注文住宅の方が希望を叶えやすいでしょう。好きな土地を見つけてから、その土地に合った家を建てることができます。建売住宅は、物件がある場所から選ぶことになります。

品質と性能

住宅の性能を追求したい場合は、注文住宅が適しています。高気密・高断熱な仕様にしたり、最新の耐震技術を取り入れたりと、予算に応じて性能をグレードアップできます。建売住宅でも高性能な物件はありますが、選択肢は限られます。

入居までの期間

とにかく早く新居に住みたいという場合は、建売住宅が最適です。完成済み物件なら、契約後すぐにでも新生活をスタートできます。注文住宅は土地探しから設計、建築と多くの工程があり、入居まで1年以上かかることも珍しくありません。

保証とアフターサービス

どちらも提供する会社次第ですが、一般的に注文住宅を手がけるハウスメーカーや工務店の方が、長期にわたる手厚い保証や定期点検メニューを用意している傾向があります。建売住宅の場合は、契約前に保証内容をしっかり確認することが重要です。

後悔しないための建売住宅の選び方

デメリットを理解し、メリットと比較した上で「建売住宅を購入したい」と考えたら、次はいよいよ物件選びです。後悔しないために、以下のポイントを必ずチェックしましょう。

内覧時に確認すべきチェックリスト

内覧は、図面だけでは分からない情報を得る絶好の機会です。以下の点を重点的に確認してください。

基礎・外壁のひび割れや施工状態

  • 基礎部分に化粧モルタルが塗られている場合、その表面に幅の広いひび割れ(ヘアークラック以上)がないかを確認します。
  • 外壁のつなぎ目(シーリング)がきれいに施工されているか、外壁材に傷や欠けがないかもチェックしましょう。

室内の建付け・床の傾き

  • ドアや窓、ふすまなどを実際に開け閉めし、スムーズに動くか、きしむ音はしないかを確認します。
  • 床を歩いてみて、きしみや沈みがないか、ビー玉などを置いてみて転がらないか(床の傾き)をチェックするのも有効です。

日当たり・風通し・眺望

  • 時間帯を変えて複数回訪れるのが理想です。朝、昼、夕方で日の入り方がどう変わるかを確認しましょう。
  • 全ての窓を開けて、家全体の風通しの良さを体感してください。窓からの眺めや、隣家からの視線も重要なポイントです。

コンセントや収納の数と位置

  • 手持ちの家具や家電をどこに置くかシミュレーションしながら、コンセントの数と位置が十分かを確認します。
  • 収納スペースは、広さだけでなく奥行きや棚の有無など、使い勝手もチェックしましょう。

周辺環境と隣家とのプライバシー

  • 平日と休日、昼と夜で周辺の雰囲気がどう変わるかを実際に歩いて確認します。
  • 駅やバス停までの道のり、スーパーや学校、病院などの生活利便施設へのアクセスも重要です。
  • 隣家の窓の位置を確認し、リビングなどが丸見えにならないか、プライバシーが保たれるかを確認しましょう。

信頼できる売主・施工会社の選び方

物件そのものだけでなく、誰が売り、誰が建てたのかも非常に重要です。

  • 実績と評判: その地域で長く営業しているか、過去の分譲地の評判はどうかなどをインターネットの口コミやSNSで調べてみましょう。
  • 住宅性能表示制度: 「住宅性能表示制度」を利用している物件は、第三者機関が性能を評価しているため、品質の客観的な指標となり安心です。
  • 担当者の対応: 質問に対して誠実に、分かりやすく答えてくれるか、メリットだけでなくデメリットもきちんと説明してくれるかなど、担当者の姿勢も見極めのポイントです。

ハザードマップで土地の安全性を確認

デザインや間取りが気に入っても、その土地が安全でなければ意味がありません。購入を検討している物件の場所を、国や自治体が公開しているハザードマップで必ず確認しましょう。
洪水や土砂災害、津波などのリスクがどの程度あるのかを事前に把握しておくことは、家族の命を守る上で不可欠です。

(参考:ハザードマップポータルサイト – 国土交通省 https://disaportal.gsi.go.jp/)

あなたはどっち?建売と注文住宅

ここまで読んできた情報を元に、あなたがどちらのタイプに向いているか整理してみましょう。

建売住宅が向いている人の特徴

  • 住宅購入の予算をできるだけ抑えたい人
  • 契約から入居まで、スピーディーに進めたい人
  • 土地探しや設計の打ち合わせに時間をかけたくない人
  • 間取りやデザインに強いこだわりがない人
  • 実際の建物を見て、納得してから購入したい人

注文住宅が向いている人の特徴

  • 間取りや内装、外観デザインなど、家づくりにこだわりたい人
  • 家族のライフスタイルに合わせた、世界に一つだけの家を建てたい人
  • 住みたいエリアや土地の条件が決まっている人
  • 建築過程を自分の目で確認し、納得しながら進めたい人
  • 時間をかけてでも、理想の住まいを実現したい人

建売住宅のよくある質問

最後に、建売住宅を検討する際によくある疑問にお答えします。

「建売住宅」と「分譲住宅」の違いは?

「建売住宅」と「分譲住宅」は、ほとんど同じ意味で使われます
厳密には、「建売住宅」は完成済みの住宅そのものを指し、「分譲住宅」は大規模に造成した土地(分譲地)に建てられた住宅を指すことが多いですが、どちらも「土地と建物がセットで販売される新築住宅」という点では共通しています。

「建築条件付土地」とは違うの?

「建築条件付土地」は建売住宅とは異なります
これは、「指定された建築会社で家を建てること」を条件に土地を販売する形態です。土地の契約後に、買主と建築会社が打ち合わせをして間取りなどを決めていくため、建売住宅よりは自由度が高く、注文住宅よりは制約がある、中間的な選択肢と言えます。

値引き交渉はできる?

はい、値引き交渉ができる可能性はあります
特に、完成から長期間売れ残っている物件や、分譲地の最後の1棟、売主の決算期(3月や9月など)といったタイミングでは、交渉に応じてもらいやすい傾向があります。ただし、必ず成功するわけではないので、過度な期待は禁物です。

建売住宅の寿命は短い?

「建売住宅は寿命が短い」というのは誤解です
現在の建築基準法は厳しくなっており、それに準じて建てられている限り、建売住宅だからといって極端に寿命が短いということはありません。住宅の寿命は、注文住宅であっても建売住宅であっても、定期的なメンテナンスを適切に行うかどうかで大きく変わります。

まとめ

今回は、建売住宅のデメリットを中心に、メリットや注文住宅との違い、後悔しないための選び方を解説しました。

建売住宅のデメリットは、主に「自由度の低さ」と「見えない部分の不透明さ」に集約されます。しかし、それらは「価格の安さ」「入居までの早さ」「実物を確認できる安心感」といった大きなメリットの裏返しでもあります。

大切なのは、デメリットを正しく理解し、それが自分たちの家族にとって許容できる範囲なのかを見極めることです。

この記事で紹介したチェックリストを手に、ぜひ一度、気になる建売住宅の内覧に足を運んでみてください。そして、自分たちのライフスタイルや価値観と照らし合わせながら、「建売住宅か、注文住宅か」という問いの答えを見つけていきましょう。

あなたのマイホーム探しが、後悔のない素晴らしいものになることを心から願っています。

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