2025.11.11

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失敗しない注文住宅の照明|費用相場と後悔しない決め方

「注文住宅を建てるなら、ホテルのようなおしゃれな間接照明を取り入れたい」

マイホーム計画を進める中で、多くの方が一度はそう憧れるのではないでしょうか。Instagramや住宅雑誌で見る、光に照らされた上質な空間は本当に素敵ですよね。

しかし、いざ自分の家に取り入れようとすると、「どんな種類があるの?」「費用はどれくらい?」「掃除が大変って本当?」といった疑問や不安が次々と出てくるものです。

この記事では、注文住宅の間接照明で後悔しないために、設計段階で知っておきたい全ての情報を、専門知識を持つプロのSEOライターが分かりやすく解説します。

この記事を読めば、間接照明の基本的な知識から、場所ごとのおしゃれな実例、そして「暗すぎた」「掃除が大変」といった失敗を防ぐための具体的なポイントまで、すべて理解できます。

理想の空間を実現するために、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の目次

そもそも間接照明とは?直接照明との違い

まず、基本的なところから押さえていきましょう。

「間接照明」とは、光源からの光を直接人や床に当てるのではなく、一度、壁や天井に反射させて、その柔らかな反射光で空間を照らす照明手法のことです。

一般的なシーリングライトのように、光源が直接見える照明を「直接照明」と呼びます。間接照明は、この直接照明と組み合わせることで、空間にメリハリと深みを与えてくれます。

間接照明には、主に3つのメリットがあります。

  • 空間がおしゃれで上質になる
    光が柔らかく広がるため、空間全体が落ち着いた雰囲気になります。まるで高級ホテルやレストランのような、洗練された上質な空間を演出できます。
  • リラックス効果が生まれる
    光源が直接目に入らないため、眩しさを感じにくく、心身ともにリラックスしやすい環境を作れます。特に、一日の終わりを過ごすリビングや寝室に最適です。
  • 空間に奥行きと広がりが生まれる
    壁や天井を照らすことで、視線が奥へと抜け、空間に奥行きが生まれます。また、天井を照らせば天井が高く見え、空間全体に広がりを感じさせることができます。

【種類別】注文住宅で人気の間接照明!それぞれの特徴と名前を解説

間接照明には、光を当てる方向や場所によっていくつかの種類と名前があります。建築士さんとの打ち合わせでスムーズに要望を伝えるためにも、代表的な種類を覚えておきましょう。

天井を照らす「コーブ照明」

天井面を照らすのが「コーブ照明」です。折り上げ天井(天井の一部を高くしたデザイン)に光源を隠して設置するのが一般的です。

光が天井全体に広がるため、空間全体をふんわりと明るくし、天井を高く見せる効果があります。リビングなど、開放感を出したい空間におすすめの手法です。

壁を照らす「コーニス照明」

壁面を下に照らすのが「コーニス照明」です。天井と壁の境目に光源を隠して設置します。

壁の素材感(塗り壁やタイル、アクセントクロスなど)を際立たせ、空間に落ち着きと陰影をもたらします。カーテンボックスの上部に照明を仕込み、カーテンのドレープを美しく見せる手法もコーニス照明の一種です。

天井と壁の両方を照らす「バランス照明」

壁面の中間あたりに設置し、上下両方を照らすのが「バランス照明」です。

コーブ照明とコーニス照明の両方の特徴を併せ持ち、壁面全体に光が広がるため、空間を均一に明るく見せる効果があります。設置する高さによって光の広がり方が変わるため、設計の自由度が高い手法です。

壁面を光で洗い流す「ウォールウォッシャー」

天井に埋め込んだダウンライトなどで、壁面を均一に明るく照らす手法を「ウォールウォッシャー」と呼びます。

壁に飾ったアートや写真、アクセントウォールなどを主役として際立たせたい場合に効果的です。壁との距離や角度を緻密に計算する必要があるため、照明計画の腕の見せ所とも言えます。

【場所別】注文住宅の間接照明|プランニングのコツ

次に、住宅の場所ごとに、間接照明を効果的に取り入れるプランニングのコツを、おしゃれなアイデアとともにご紹介します。

リビング:家族が集まる主役空間を上質に演出

家族が最も長く過ごすリビングは、間接照明の効果を最大限に発揮できる場所です。

  • テレビボードの上下
    テレビの背面の壁を照らすことで、画面との輝度差が和らぎ、目が疲れにくくなります。テレビボードの下に仕込むと、浮遊感が生まれてモダンな印象になります。
  • 折り上げ天井(コーブ照明)
    リビング全体に開放感と高級感をもたらす王道の手法です。シーンに合わせて明るさを変えられる調光機能付きにすることをおすすめします。
  • ソファの背面(コーニス照明)
    ソファに座った時に光源が直接目に入らず、壁のアートや質感を楽しみながらリラックスできます。

寝室:一日の疲れを癒すリラックス空間に

寝室の間接照明は、明るさよりも「癒し」を重視するのがポイントです。

  • ベッドのヘッドボード
    ヘッドボードの上や裏側に照明を仕込むと、眠りにつく前の読書灯としても使え、ホテルライクな雰囲気を演出できます。
  • 足元灯(フットライト)
    ベッド下や壁の低い位置に設置すると、夜中にトイレに起きる際も、眩しすぎず安全に移動できます。
  • カーテンボックス(コーニス照明)
    窓辺を優しく照らし、落ち着いた空間を作り出します。

玄関・廊下:おもてなしと奥行き感をプラス

家の第一印象を決める玄関や、単調になりがちな廊下も、間接照明で印象が大きく変わります。

  • シューズボックスの下
    シューズボックスに浮遊感を与え、空間を広く見せる効果があります。たたき(土間)を照らすことで、靴の脱ぎ履きもしやすくなります。
  • 壁面のニッチ(飾り棚)
    ニッチの内部を照らすことで、飾った小物や花が引き立ち、ギャラリーのような空間になります。
  • 廊下の足元
    廊下の壁の低い位置に間接照明を一直線に入れると、視線を奥へと誘導し、空間に奥行きが生まれます。

キッチン:手元を照らす機能性とおしゃれを両立

キッチンでは、デザイン性だけでなく機能性も重要です。

  • 吊戸棚やカップボードの下
    手元を明るく照らす作業灯としての役割を果たしながら、キッチン全体をおしゃれに見せてくれます。料理の際に影ができにくい位置に計画するのがポイントです。

トイレ・洗面所:限られた空間を広く見せる

トイレや洗面所などの限られた空間こそ、間接照明の腕の見せ所です。

  • 鏡の裏側(ミラーボックス照明)
    鏡の上下や左右から顔を照らすことで、影ができにくく、メイクや身支度がしやすくなります。
  • 天井やカウンター下
    空間に立体感が生まれ、狭さを感じさせない工夫ができます。

注文住宅の間接照明で後悔しない!7つの失敗しないためのポイント

憧れの間接照明で「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、設計段階で必ず押さえておきたい7つのポイントを解説します。

1. 費用はどれくらい?予算オーバーを防ぐには

「間接照明って、やっぱり高いの?」という疑問は最も気になるところですよね。

間接照明の費用は、照明器具本体の価格に加えて、照明を隠すための造作工事費や電気工事費がかかります。そのため、ダウンライトなどを追加するよりも高額になる傾向があります。

費用の目安は、設置する場所や長さ、工事の複雑さによって大きく変わりますが、1箇所あたり5万円~20万円程度を見ておくとよいでしょう。

コストを抑える工夫

  • 造作をシンプルにする
    複雑な折り上げ天井などは避け、壁のふかし(壁を部分的に厚くすること)を利用するなど、シンプルな形状で計画してもらいましょう。
  • 既製品の照明器具を活用する
    造作家具に組み込むのではなく、壁付けタイプのブラケットライトなどを活用することでもコストを抑えられます。

2. 明るさは十分?「暗すぎて失敗」を防ぐ計画

「間接照明だけにしたら、部屋が暗すぎて生活しづらい…」というのも、よくある失敗の一つです。

間接照明はあくまで空間を演出するための「補助光」と考え、それだけで部屋全体の明るさを確保しようとしないことが重要です。

ダウンライトやペンダントライトなどの「主照明」と必ず組み合わせ、必要な明るさを確保する「一室多灯(いっしつたとう)」という考え方で計画しましょう。また、リビングなどでは、生活シーンに合わせて明るさを調整できる調光機能を付けることを強くおすすめします。

3. 掃除は大変?「ほこり」対策を設計段階で考える

「間接照明の溝にほこりが溜まって掃除が大変…」という現実的な問題も見過ごせません。

特に、上向きに光を当てるコーブ照明は、溝の部分にほこりが溜まりやすいというデメリットがあります。

ほこり対策

  • 掃除しやすい形状にする
    設計段階で、ハンディモップなどが入る幅を確保してもらうよう建築士に相談しましょう。
  • 溝にフタ(アクリル板など)をする
    光を透過するアクリル板などでフタをすれば、ほこりの侵入を防ぎつつ、光を柔らかく拡散させる効果も期待できます。
  • コーニス照明を検討する
    下向きに照らすコーニス照明は、比較的ほこりが溜まりにくいため、掃除の手間を減らしたい方におすすめです。

4. 光の色はどう選ぶ?空間の印象を決める「色温度」

光の色は、空間の雰囲気を大きく左右します。光の色は「色温度(K:ケルビン)」という単位で表され、数値が低いほど暖色系、高いほど寒色系の光になります。

  • 電球色(約2700K~3000K)
    オレンジ色がかった温かみのある光。リラックスしたい寝室やリビング、食事を美味しく見せたいダイニングにおすすめです。
  • 温白色(約3500K)
    電球色と昼白色の中間の色。自然な光に近く、どんな空間にも馴染みやすいのが特徴です。場所を選ばず使えます。
  • 昼白色(約5000K)
    太陽光に近い爽やかな白い光。文字がはっきりと見えるため、勉強や作業をする書斎やキッチン、メイクをする洗面所などに向いています。

5. エアコンやカーテンレールとの干渉に注意

間接照明の設置場所は、他の設備との干渉も考慮しなければなりません。

特に、壁の上部に設置するコーニス照明やバランス照明は、エアコンやカーテンレール、窓の位置と干渉しやすいため注意が必要です。

「ここに間接照明を入れたい」という希望は、必ず図面上でエアコンや窓の位置を確認しながら、建築士やインテリアコーディネーターに伝えましょう。

6. スイッチ計画は使いやすさを左右する

せっかく素敵な間接照明を付けても、スイッチが使いにくい場所にあっては意味がありません。

生活動線をイメージして、スイッチの位置を計画することが非常に重要です。例えば、リビングなら部屋の入口だけでなく、ソファ周りにもスイッチがあると、座ったまま照明をON/OFFできて便利です。

最近では、スマートフォンやスマートスピーカーで操作できる照明システムもあるので、検討してみるのも良いでしょう。

7. 壁紙(クロス)選びも重要

間接照明は、光が当たる壁紙の凹凸や質感を際立たせる効果があります。

そのため、塗り壁調や織物調など、少し表情のある壁紙を選ぶと、光の陰影が美しく映え、空間の質感がぐっと高まります。

一方で、安価な量産クロスの場合、下地の凹凸やクロスのつなぎ目が光によってかえって目立ってしまう可能性もあります。間接照明を計画している壁のクロスは、少しこだわって選ぶことをおすすめします。

間接照明の計画はいつから始める?建築士との打ち合わせの進め方

「間接照明の計画は、いつ頃から相談すればいいの?」

間接照明の計画は、間取りがある程度固まった後の、電気配線や内装の仕様を決める段階で始めるのが理想です。壁をふかしたり、天井を折り上げたりといった造作工事や、電気配線が必要になるため、建築工事が始まってからでは手遅れになる場合があります。

打ち合わせをスムーズに進めるために、以下の準備をしておくと良いでしょう。

  • 理想のイメージ写真を集める
    InstagramやPinterest、住宅雑誌などで「素敵だな」と思う間接照明の写真を集めておきましょう。具体的なイメージを共有することで、理想が伝わりやすくなります。
  • どこで、どんな風に過ごしたいかを伝える
    「夜、ソファでくつろぎながら映画を見たい」「寝る前に、優しい光の中で読書がしたい」など、具体的な過ごし方を伝えることで、建築士も最適な照明計画を提案しやすくなります。

打ち合わせで使える!間接照明の基本用語

打ち合わせの際に、この記事で出てきた用語を使えると、より正確に要望を伝えられます。おさらいしておきましょう。

  • コーブ照明
    天井を照らす間接照明。
  • コーニス照明
    壁を照らす間接照明。
  • 色温度(ケルビン)
    光の色合いを示す単位。数値が低いと暖色系(電球色)、高いと寒色系(昼白色)。
  • 調光
    光の明るさを調整する機能。
  • 一室多灯
    一つの部屋に複数の照明を配置し、シーンに合わせて使い分ける考え方。

まとめ:計画的な間接照明で、理想の住まいを手に入れよう

今回は、注文住宅の間接照明で後悔しないためのポイントを網羅的に解説しました。

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 間接照明は、空間をおしゃれにし、リラックス効果や広がりをもたらす照明手法
  • コーブ照明(天井を照らす)、コーニス照明(壁を照らす)などの種類を理解しよう
  • リビングや寝室など、場所ごとに最適なプランニングがある
  • 後悔しないためには「費用」「明るさ」「掃除」「光の色」などの注意点を押さえることが重要
  • 計画は設計の初期段階で!理想のイメージ写真を持って建築士に相談しよう

間接照明は、ただ空間を明るくするだけでなく、暮らしそのものを豊かにしてくれる力を持っています。計画段階では少し手間がかかるかもしれませんが、完成したときの満足度は計り知れません。

ぜひこの記事を参考にして、建築士やインテリアコーディネーターと相談しながら、あなただけの理想の光の空間を創り上げてください。

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この記事を書いた人

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