2025.07.25

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注文住宅の外構|おしゃれな家の実例と後悔しないコツ

「せっかくの注文住宅だから、外構もおしゃれで理想の空間にしたい!」
「でも、何から手をつけていいかわからない…」
「外構で失敗して後悔したくないし、『しょぼい』なんて思われたくない…」

初めてのマイホームづくり、特に注文住宅では、間取りや内装に意識が向きがちですが、家の印象を大きく左右するのが「外構」です。外構は、住まいの顔であり、暮らしの快適性や防犯性にも直結する重要な要素です。

しかし、専門的な知識がないと、いつから計画を始め、どれくらいの費用がかかり、どこに頼めばいいのか、わからないことだらけで不安になりますよね。

この記事では、そんなお悩みを持つあなたのために、注文住宅の外構づくりを成功させるための知識を網羅的に解説します。

この記事を読めば、外構づくりの全体像がわかり、理想のマイホームを実現するための具体的な一歩を踏み出せるようになります。ぜひ最後までご覧ください。

注文住宅の外構とは?構成要素と基本スタイル

まずは「外構」という言葉の基本的な意味から押さえていきましょう。ここでは、外構を構成する具体的な要素や、代表的なスタイルについて分かりやすく解説します。

外構とエクステリアの基本的な違い

外構と似た言葉に「エクステリア」があります。この2つの言葉は、厳密には少し意味が異なります。

  • 外構(がいこう)とは
    門、塀、フェンス、駐車場など、建物の外にある構造物そのものを指す言葉です。もともとは土木・建築業界で使われていた専門用語でした。
  • エクステリアとは
    構造物だけでなく、庭や植栽、照明、ウッドデッキなどを含めた建物周りの空間全体や、装飾的な意味合いで使われる言葉です。インテリア(内装)の対義語と考えると分かりやすいでしょう。

現在では、この2つの言葉はほとんど同じ意味で使われることが多くなっています。この記事でも、建物周りの空間全体を指す言葉として「外構」という言葉を主に使用していきます。

家の外構を構成する7つの主要要素

家の外構は、主に以下の7つの要素で構成されています。それぞれの役割を知ることで、ご自身の家には何が必要か、イメージしやすくなります。

  • 門柱・門扉
    家の顔となる部分です。表札やポスト、インターホンなどを設置する「機能門柱」も人気があります。
  • アプローチ
    門から玄関までをつなぐ通路のことです。レンガやタイル、枕木、洗い出しコンクリートなど、素材によって家の印象が大きく変わります。
  • フェンス・塀
    隣家や道路との境界を明確にし、プライバシーの確保や防犯の役割を果たします。素材や高さ、デザインも様々です。
  • 駐車場・カーポート
    車を停めるためのスペースです。屋根付きのカーポートや、建物と一体化したビルトインガレージなどがあります。
  • 庭・植栽
    シンボルツリーを植えたり、芝生を敷いたり、家庭菜園を楽しんだりするスペースです。緑があるだけで、住まいに彩りと潤いが生まれます。
  • 照明・ライト
    夜間の安全確保や防犯対策はもちろん、ライトアップによって幻想的な雰囲気を演出する効果もあります。
  • ウッドデッキ・テラス
    リビングから続く屋外のプライベート空間です。バーベキューを楽しんだり、子どもの遊び場にしたりと、多目的に活用できます。

外構の3つの基本スタイルとメリット・デメリット

外構には、敷地の囲い方によって大きく3つのスタイルがあります。それぞれの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルや土地の条件に合ったスタイルを選びましょう。

  • オープン外構道路や隣地との間に塀やフェンスを設けない、開放的なスタイルです。
    • メリット: 開放感があり、日当たりや風通しが良い。工事費用を抑えやすい。
    • デメリット: プライバシーの確保が難しい。子どもやペットの飛び出しに注意が必要。
  • クローズド外構敷地の周囲を高い塀やフェンスで囲み、門扉を設けるスタイルです。
    • メリット: プライバシーをしっかり確保できる。防犯性が高い。
    • デメリット: 圧迫感が出やすい場合がある。工事費用が高くなる傾向がある。
  • セミクローズド外構オープン外構とクローズド外構の中間的なスタイルです。必要な場所だけをフェンスで囲ったり、低い塀や植栽でゆるやかに仕切ったりします。
    • メリット: 開放感を保ちつつ、プライバシーも確保できる。デザインの自由度が高い。
    • デメリット: 設計のバランスが難しい場合がある。

おしゃれな外構デザイン・アイデア集

「せっかくなら、おしゃれな外構にしたい!」と誰もが思いますよね。ここでは、具体的なイメージを膨らませるために、人気のデザインスタイルや場所別のコツ、予算内で実現する工夫をご紹介します。

【テイスト別】人気の外構デザインスタイル

建物の外観とテイストを合わせるのが、おしゃれな外構の基本です。人気のスタイルをいくつか見ていきましょう。

  • モダン
    直線的でシャープなデザインが特徴。コンクリートや金属、ガラスといった無機質な素材を使い、生活感のないスタイリッシュな印象を与えます。
  • ナチュラル
    木や石、レンガ、植栽など、自然素材をふんだんに使った温かみのあるスタイルです。曲線的なデザインを取り入れると、より柔らかい雰囲気になります。
  • シンプル
    装飾を抑え、色数も少なくまとめたミニマルなスタイル。機能性を重視しつつ、すっきりとした美しい外観を実現します。
  • 和モダン
    日本の伝統的なデザインに、現代的な要素を組み合わせたスタイル。格子や竹、景石などを使い、落ち着きと品格のある空間を演出します。

【場所別】おしゃれに見せるデザインのコツ

外構の要素ごとに、ワンランク上のおしゃれを実現するコツがあります。

  • 玄関アプローチ
    毎日通る場所だからこそ、こだわりたいポイントです。異なる素材を組み合わせたり、照明で足元を照らしたりすると、単調にならず表情豊かなアプローチになります。
  • 駐車場
    無機質になりがちな駐車場も、コンクリートの間に芝生や砂利を入れるだけで、ぐっとおしゃれな印象に変わります。
  • 庭・植栽
    シンボルツリーを1本植えるだけでも、家の象徴になります。高低差のある植栽を組み合わせると、立体感のある魅力的な庭になります。
  • フェンス・塀
    圧迫感の出やすい塀は、一部を格子状にしたり、ガラスブロックを埋め込んだりすると、光と風を通し、軽やかな印象になります。

限られた予算で実現するおしゃれな工夫

「おしゃれにしたいけど、予算が心配…」という方も多いはず。コストを抑えながらもおしゃれに見せる工夫をご紹介します。

  • 素材にメリハリをつける
    人目につきやすい門柱やアプローチには質の良い素材を使い、見えにくい場所はコストを抑えた素材にするなど、予算配分を工夫しましょう。
  • 機能門柱を活用する
    表札・ポスト・インターホンが一体化した「機能門柱」は、個別に設置するよりも費用を抑えられ、デザインも豊富です。
  • DIYを取り入れる
    簡単な植栽や砂利敷き、ウッドフェンスの塗装など、自分たちでできる範囲をDIYすることで、コスト削減と愛着の両方が生まれます。
  • コンクリートのデザイン性を高める
    コンクリートの表面に模様をつける「スタンプコンクリート」や、砂利を混ぜて洗い出す「洗い出し」といった仕上げ方をすると、コストを抑えつつデザイン性を高められます。

外構工事の費用相場と価格を抑えるポイント

外構計画で最も気になるのが費用です。ここでは、費用の目安や内訳、そして賢くコストを抑える方法について解説します。

外構費用の目安は新築費用の10%

一般的に、外構工事にかかる費用は、住宅の建築費用の10%程度が目安と言われています。例えば、建物が2,500万円なら、外構費用は250万円前後がひとつの基準になります。

ただし、これはあくまで目安です。土地の広さや高低差、使用する素材のグレード、工事内容によって費用は大きく変動します。最低限の工事であれば100万円以下で収まることもあれば、こだわりを詰め込むと400万円以上かかるケースも珍しくありません。

【箇所別】外構工事の費用内訳と相場

外構工事の主な項目と、それぞれの費用相場は以下の通りです。

  • 駐車場(2台分、コンクリート舗装)
    約30万円~60万円。カーポートを設置する場合は、さらに15万円~40万円程度が加わります。
  • アプローチ(10㎡程度)
    約10万円~30万円。コンクリートや砂利なら安価に、タイルや天然石を使うと高価になります。
  • フェンス・塀(20m程度)
    約20万円~80万円。メッシュフェンスは安価ですが、デザイン性の高いアルミ形材フェンスやブロック塀は高くなります。
  • 門柱・門扉
    約15万円~50万円。シンプルな機能門柱なら比較的安価ですが、重厚な門扉や造作の門柱は高額になります。
  • 植栽・芝生
    約10万円~40万円。シンボルツリーの種類や大きさ、芝生を敷く面積によって変動します。
  • ウッドデッキ
    約20万円~60万円。使用する木材の種類や広さによって価格が大きく変わります。

外構費用を安く抑えるための4つの方法

予算内で理想の外構を実現するために、費用を抑えるポイントを知っておきましょう。

  1. 優先順位を決める
    「絶対に譲れない部分」と「後からでもできる部分」を明確にしましょう。最初は必要最低限の工事に留め、暮らしながら少しずつ追加していくのも賢い方法です。
  2. 複数の業者から相見積もりを取る
    同じ工事内容でも、業者によって見積もり金額は異なります。必ず2~3社から相見積もりを取り、内容と金額を比較検討しましょう。
  3. 素材のグレードを見直す
    天然石をコンクリートの洗い出し仕上げに変えるなど、見た目の雰囲気が似ていて安価な代替素材を検討するのも有効です。
  4. オープン外構を検討する
    塀やフェンスで囲う面積が少ないオープン外構は、クローズド外構に比べて工事費用を大幅に抑えることができます。

後悔しない外構計画の進め方とスケジュール

「外構のこと、いつから考え始めたらいいの?」これは多くの人が抱く疑問です。ここでは、計画を始めるベストなタイミングと、具体的な進め方を解説します。

家づくりと同時進行がベストな理由

結論から言うと、外構計画は家づくり(建物の設計)と同時進行で進めるのがベストです。建物が完成してから外構を考えると、様々な問題が生じる可能性があります。

  • デザインの統一感が損なわれる
    建物と外構のテイストがちぐはぐになり、全体のバランスが悪くなってしまうことがあります。
  • 配管や配線の問題
    屋外の水道(立水栓)やコンセント、照明の配線を後から追加するのは、費用も手間もかかります。設計段階で位置を決めておけばスムーズです。
  • 予算配分が難しい
    建物に予算を使いすぎてしまい、外構に回すお金がなくなってしまうケースは少なくありません。総予算の中から、あらかじめ外構費用を確保しておくことが重要です。

外構計画を始める最適なタイミング

外構計画を始めるのに最も適したタイミングは、建物の間取りや配置がほぼ固まった段階です。

このタイミングであれば、窓の位置に合わせて目隠しフェンスを計画したり、リビングからの眺めを考えて植栽を配置したりと、建物と連携した具体的なプランニングが可能になります。ハウスメーカーや工務店との打ち合わせの際に、「外構のこともそろそろ考えたい」と相談してみましょう。

相談から工事完了までの具体的な流れ

外構計画は、一般的に以下のような流れで進んでいきます。

  1. 情報収集・イメージ固め
    まずはこの記事やSNS、雑誌などで好みのデザインを探し、家族で理想の外構イメージを共有しましょう。
  2. 業者探し・相談
    ハウスメーカーや外構専門業者に相談し、自分たちのイメージや要望、予算を伝えます。
  3. 現地調査・プランニング・見積もり
    業者が実際に土地の状況を確認し、具体的なデザインプラン(図面)と見積書を作成します。
  4. 契約
    プランと見積もりの内容に納得できたら、工事請負契約を結びます。
  5. 着工
    建物の工事の進捗に合わせて、外構工事を開始します。通常は、建物の完成後に行われます。
  6. 完成・引き渡し
    工事が完了したら、業者と一緒に仕上がりを確認し、問題がなければ引き渡しとなります。

「外構がしょぼい」を防ぐ!よくある失敗事例と対策

せっかくの注文住宅なのに、「外構がなんだか安っぽい…」「実際に暮らしてみたら不便だった」といった後悔は避けたいものです。ここでは、よくある失敗事例とその対策をご紹介します。

【デザイン編】よくある失敗と後悔しないコツ

  • 失敗例1:建物と外構のテイストが合っていない モダンな建物に、カントリー調の外構…といったように、テイストがちぐはぐだと家全体がまとまりのない印象に。
    • 対策: 外構を考える際は、必ず建物の外観パース(完成予想図)と照らし合わせましょう。外壁の色や窓の形と調和する素材や色を選ぶことが重要です。
  • 失敗例2:コンクリート部分が広すぎて殺風景 駐車場やアプローチをすべてコンクリートにすると、コストは抑えられますが、夏場の照り返しが強く、見た目も無機質で「しょぼい」印象になりがちです。
    • 対策: コンクリートの間にスリット(隙間)を設けて、芝生や砂利を入れるだけで、見た目の印象は大きく改善されます。

【機能性編】生活で不便を感じる失敗例

  • 失敗例1:駐車場が狭くて停めにくい 車のサイズぎりぎりで設計してしまい、ドアの開け閉めがしにくかったり、将来大きな車に買い替えたら入らなかったりするケース。
    • 対策: 現在乗っている車だけでなく、将来の買い替えも想定して、余裕のあるスペースを確保しましょう。自転車やバイクを置くスペースも忘れずに。
  • 失敗例2:水栓やコンセントの位置が不便 洗車や庭の水やりをしたい場所に水栓がなかったり、DIYや高圧洗浄機を使いたい場所に屋外コンセントがなかったりすると、非常に不便です。
    • 対策: 実際の生活動線をシミュレーションし、「どこで何をしたいか」を具体的に考えて、水栓やコンセントの最適な位置を計画しましょう。

【費用編】予算オーバーに関する失敗例

  • 失敗例1:後から追加工事が重なり予算オーバー 初期費用を抑えるために最低限の工事しかしなかった結果、後から「やっぱりフェンスが必要」「ウッドデッキが欲しい」となり、割高な追加工事費がかかってしまう。
    • 対策: 将来的に工事する可能性がある箇所は、計画段階で業者に伝えておきましょう。配管だけでも先に通しておくなど、後々の工事がスムーズになるような準備ができます。
  • 失敗例2:メンテナンス費用を考えていなかった 天然木のウッドデッキやフェンスは、おしゃれですが定期的な塗装が必要です。その費用や手間を考えておらず、後悔するケースがあります。
    • 対策: 初期費用だけでなく、長期的なメンテナンスコストも考慮して素材を選びましょう。メンテナンスフリーの人工木やアルミ素材なども選択肢に入れるのがおすすめです。

外構工事の依頼先はどこ?業者選びのポイント

外構工事の成功は、信頼できるパートナー(業者)選びにかかっていると言っても過言ではありません。主な依頼先であるハウスメーカーと外構専門業者の違いを理解し、自分に合った業者を見つけましょう。

ハウスメーカーと外構専門業者の比較

依頼先メリットデメリット
ハウスメーカー・建物の打ち合わせと同時に進められる
・住宅ローンに外構費用を組み込みやすい
・窓口が一本化されていて楽
・下請け業者に発注するため、中間マージンが発生し割高になる傾向がある
・デザインの提案がパターン化されている場合がある
外構専門業者・デザインの提案力が高く、専門的な知識が豊富
・直接契約のため、費用を抑えられる可能性がある
・こだわりの外構を実現しやすい
・自分で業者を探す手間がかかる
・建物との連携について、自分でハウスメーカーと調整する必要がある場合も

「手間をかけずに進めたい」「ローンをまとめたい」という方はハウスメーカーが、「デザインや費用にこだわりたい」という方は外構専門業者が向いていると言えるでしょう。

信頼できる外構業者を見極める3つの条件

良い外構専門業者に出会うために、以下の3つのポイントをチェックしましょう。

  1. 施工実績が豊富で、好みの事例があるか?
    業者のウェブサイトなどで、過去の施工事例を確認しましょう。自分の好きなテイストの事例が多ければ、イメージが伝わりやすく、満足のいく提案をしてもらえる可能性が高いです。
  2. 担当者の対応が丁寧で、提案力があるか?
    こちらの要望を親身に聞いてくれるか、専門家の視点からプラスアルファの提案をしてくれるか、といった担当者の姿勢は非常に重要です。メリットだけでなく、デメリットもきちんと説明してくれる担当者は信頼できます。
  3. 見積もりが詳細で分かりやすいか?
    「工事一式」といった大雑把な見積もりではなく、「どの工事に」「どの材料が」「どれくらい使われ」「いくらかかるのか」が詳細に記載されているかを確認しましょう。不明な点があれば、遠慮なく質問することが大切です。

まとめ

今回は、注文住宅の外構について、基本知識からおしゃれな実例、計画の進め方、後悔しないための注意点まで、幅広く解説しました。

最後に、理想の外構を実現するための最も重要なポイントを3つにまとめます。

  • 家づくりと同時進行で計画する
    建物と外構をトータルで考えることで、デザインの統一感が生まれ、予算管理もしやすくなります。
  • デザイン性と機能性のバランスをとる
    見た目のおしゃれさだけでなく、毎日の暮らしやすさや将来のメンテナンス性も考慮することが、長く満足できる外構の秘訣です。
  • 信頼できるパートナー(業者)を見つける
    自分たちの想いを形にしてくれる業者との出会いが、外構づくりの成功を大きく左右します。

外構は、あなたの注文住宅をさらに素敵に、そして暮らしを豊かにしてくれる大切な空間です。この記事を参考に、ぜひ楽しみながら、あなただけの理想の外構計画を進めていってください。

この記事を書いた人

LOGOS HOME

ロゴスホームのスタッフです

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