2025.08.12

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猫と暮らす注文住宅|後悔しない間取りと工夫

「愛する猫が、のびのびと安全に暮らせる家を建てたい」
「人間もおしゃれで快適な空間で、猫との毎日を楽しみたい」

猫と一緒に暮らすための注文住宅を考え始めると、こんな夢が膨らみますよね。しかし同時に、「どんな間取りがいいの?」「爪とぎや臭いの対策はどうすれば?」「後悔しないためには何に気をつければいい?」といった疑問や不安も尽きないのではないでしょうか。

猫との家づくりは、猫の習性を深く理解し、人間と猫の双方にとって快適な動線や空間を計画することが成功の鍵です。

この記事では、猫を愛する飼い主さんのために、注文住宅で後悔しないための具体的な間取りの工夫や設備のアイデアを、豊富な実例とともに解説します。先輩施主の成功談・失敗談から、おしゃれなインテリアのコツ、信頼できる住宅会社の選び方まで、あなたの家づくりを成功に導くヒントが満載です。

ぜひ最後まで読んで、あなたと愛猫にとって最高の「猫と暮らす家」を実現してください。

猫と暮らす家の建築実例集

まずは、実際に建てられた「猫と暮らす家」の素敵な実例を見て、家づくりのイメージを膨らませていきましょう。ここでは、特に人気の高い3つのコンセプトの実例をご紹介します。

開放的なリビングのキャットウォークがある家

リビングの吹き抜けや高い天井を活かし、壁や梁にキャットウォークを設けた実例です。高低差のある空間は、猫の運動不足解消に最適。窓際に日向ぼっこができるスペースを設けたり、キャットタワーと繋げたりすることで、猫が飽きずに楽しめる動線が生まれます。

梁や壁の色とキャットウォークの素材を合わせることで、インテリアに溶け込むおしゃれな空間を演出。家族がくつろぐリビングで、愛猫が楽しそうに遊ぶ姿を眺められるのは、飼い主にとって何よりの幸せです。

猫専用部屋と日向ぼっこスペースのある家

「猫用品で生活感が出てしまう」「来客時に少し気になる」という悩みを解決するのが、猫専用部屋(猫部屋)です。この実例では、猫用トイレやフード、おもちゃなどを一部屋に集約。換気扇を設置して臭い対策も万全にし、掃除の負担を大幅に軽減しています。

また、南向きの窓際にカウンターや出窓を設けて、日向ぼっこが大好きな猫のための特等席を用意。猫がリラックスできるプライベート空間と、安心して日差しを浴びられる場所を両立した、猫への愛情が詰まった間取りです。

猫の動線を確保した回遊できる間取りの家

家の中をパトロールするのが好きな猫のために、行き止まりのない「回遊動線」を取り入れた実例です。リビングから廊下、寝室へとつながる動線上に、壁をくり抜いた猫用トンネルや、通り抜けられる家具を配置。猫が家中を自由に探検できる、遊び心あふれる設計が特徴です。

このような間取りは、猫が運動しながら縄張りを確認できるため、ストレス軽減にも繋がります。人間にとっても家事動線がスムーズになるなど、多くのメリットがある人気のプランです。

【間取り編】猫が喜ぶ家づくりの工夫

実例で見たアイデアを、あなたの家づくりに活かすための具体的な間取りのポイントを解説します。猫の習性を考慮した4つの工夫を見ていきましょう。

上下運動を促すキャットウォークとステップ

猫は高い場所から周りを見渡すのが大好きな動物です。キャットウォークやステップは、猫の運動欲求を満たし、ストレスを解消するために非常に効果的です。

  • 安全な設計
    ステップの奥行きは猫が安心して乗れる20~25cm程度、幅は30cm以上あると安心です。滑りにくい素材を選び、万が一の落下に備えて、下には柔らかいラグを敷くなどの配慮も大切です。
  • 楽しい動線づくり
    ただ設置するだけでなく、窓辺の日向ぼっこスペースや、飼い主の顔が見える場所、隠れ家などに繋がるように計画しましょう。猫が飽きずに楽しめるルートを作ってあげることがポイントです。
  • 掃除のしやすさ
    ホコリが溜まりやすい場所なので、ハンディモップなどで簡単に掃除できる高さやデザインにすることも忘れないようにしましょう。

玄関や窓からの猫の脱走防止対策

猫と暮らす家で最も重要なのが、脱走防止対策です。好奇心旺盛な猫は、ほんの少しの隙間から外に出てしまう可能性があります。

  • 玄関
    玄関の内側にもう一つドアや引き戸を設ける「二重扉」が最も効果的です。スペース的に難しい場合は、腰高のペットゲートを設置するだけでも脱走リスクを大きく減らせます。

  • 網戸は猫が爪で簡単に破ってしまうことがあるため、ペット用の強化網戸や、金属製の格子を取り付けると安心です。また、猫の手が届く場所には、ロック機能付きの窓や、開閉角度が制限されるすべり出し窓などを採用しましょう。
  • ベランダ
    ベランダに出す場合は、天井まで届くネットやフェンスで完全に囲う必要があります。安易にベランダに出すのは事故の元なので、徹底した対策が不可欠です。

猫用トイレの最適な設置場所と換気計画

猫用トイレの置き場所は、多くの飼い主さんが悩むポイントです。「猫が落ち着けて、かつ人の動線や臭いが気にならない場所」を見つけることが重要です。

  • おすすめの設置場所
    • 階段下のデッドスペース: 空間を有効活用でき、猫も落ち着きやすい場所です。
    • 洗面所や脱衣所: 換気扇があり、汚れたらすぐに掃除できるメリットがあります。
    • 収納(クローゼット)の一部: 扉に猫用ドアを付ければ、見た目もすっきりし、臭いも広がりにくくなります。
    • 猫専用部屋: 多頭飼いの場合など、トイレを複数置くのに最適です。
  • 換気と消臭
    トイレを置く場所には、24時間稼働できる小型の換気扇を設置するのがおすすめです。また、壁紙を調湿・消臭効果のあるエコカラットなどの機能性建材にすると、より快適な空間を保てます。

安心して過ごせる隠れ家と日向ぼっこ空間

猫は、来客時や大きな物音がした時にさっと隠れられる「安心できる場所」を必要とします。

  • 隠れ家のアイデア
    クローゼットの棚の一部を猫用に開放したり、階段下や造作家具に猫サイズの空間を作ったりするのがおすすめです。自分だけの狭い場所にいると、猫はとても安心します
  • 日向ぼっこ空間のアイデア
    日当たりの良い窓辺に、少し広めのカウンターや出窓を設けてあげましょう。猫が外の景色を眺めながらリラックスできる、お気に入りの場所になるはずです。断熱性の高い窓ガラスを選べば、冬でも快適に過ごせます。

【設備・建材編】採用したいアイデア

間取りと合わせて考えたいのが、壁材や床材などの設備・建材です。猫との暮らしを快適にするためのアイデアをご紹介します。

傷に強い壁紙・腰壁・保護シート

猫の爪とぎによる壁の傷は、多くの飼い主さんの悩みです。新築の家をきれいに保つために、あらかじめ対策をしておきましょう。

  • ペット対応の強化壁紙
    一般的な壁紙(クロス)よりも表面が強化されており、傷がつきにくい「スーパーハードタイプ」や「フィルム汚れ防止タイプ」などがあります。汚れも拭き取りやすいので、お手入れが簡単です。
  • 腰壁
    猫が爪とぎしやすい床から1m程度の高さまで、板材やパネル材を張る「腰壁」も有効です。木材なら傷も味になりますし、ホーローパネルなど掃除しやすい素材を選ぶのも良いでしょう。
  • 爪とぎ用の柱
    あえて「ここで爪とぎしてね」という場所を作るのも一つの手です。柱の一本に麻縄や爪とぎ用のカーペット材を巻き付けておけば、他の場所で爪とぎされるのを防ぎやすくなります。

滑りにくく掃除がしやすい床材の選び方

ツルツル滑るフローリングは、猫の足腰に負担をかけることがあります。また、毛や吐き戻しなどで汚れやすいため、素材選びが重要です。

  • 猫の足腰に優しい床材
    • コルクタイル: 適度な弾力性があり、滑りにくく、防音性にも優れています。
    • クッションフロア: 水や汚れに強く、掃除が簡単。ペット対応の滑りにくいタイプも豊富です。
    • カーペットタイル: 汚れた部分だけを交換・洗浄できるので衛生的。爪が引っかかりにくいループの短いタイプを選びましょう。
  • フローリングを選ぶ場合
    無垢材よりも、表面に滑り止めのコーティングが施されたペット対応のフローリングがおすすめです。傷や水にも強く、メンテナンスが楽になります。

猫専用ドアのメリットと設置場所

部屋のドアを閉めていても猫が自由に行き来できる猫専用ドアは、とても便利なアイテムです。

  • メリット
    • 猫がトイレや水飲み場へいつでも行ける。
    • 飼い主がドアを開け閉めする手間が省ける。
    • 冷暖房中にドアを開けっ放しにしなくて済むため、光熱費の節約にも繋がる。
  • 設置場所の注意点
    リビングと廊下、寝室など、猫が頻繁に行き来する場所に設置するのが基本です。ただし、人の動線を妨げたり、来客から見えすぎたりする場所は避けるなど、設置場所は慎重に検討しましょう。

安全なコンセント位置とコードの隠し方

猫は電気コードをかじってしまう危険があります。感電や火災を防ぐため、コンセントの計画も重要です。

  • コンセントの位置
    猫がいたずらしにくいよう、床から少し高めの位置や、家具の裏に隠れる位置に設置するのがおすすめです。
  • コードの隠し方
    テレビ周りなど、コードが多くなる場所では、壁の後ろに配線を通す「壁内配線」を検討しましょう。後からでも使える配線カバーやモールでコードを覆うだけでも、安全性が格段に高まります。

先輩施主が語る成功と後悔ポイント

ここでは、実際に猫と暮らす家を建てた先輩たちのリアルな声をお届けします。成功の秘訣と、ありがちな後悔ポイントを知って、あなたの家づくりに活かしてください。

やってよかった!満足度の高い工夫

  • キャットウォークと日向ぼっこスペース
    「やっぱり一番作ってよかった!楽しそうに遊んだり、気持ちよさそうに寝ている姿を見ると癒されます。」
  • 掃除しやすい内装材
    「傷に強い壁紙と、水拭きできる床材は必須。吐き戻しや粗相があっても、サッと拭けてストレスフリーです。」
  • 玄関の脱走防止ゲート
    「荷物の搬入時など、うっかりドアを開けてしまっても安心。絶対に設置すべきだと思います。」
  • 臭い対策がされたトイレ空間
    「換気扇付きの猫トイレ専用スペースを作ったおかげで、リビングに臭いがこもることがなくなりました。」

こうすればよかった…後悔・失敗談

  • キャットウォークを使ってくれない…?
    「おしゃれさ優先で作ったら、高さが怖かったり、足場が狭かったりしたようで、全然使ってくれません。猫の性格や年齢も考慮すべきでした。」
  • 爪とぎ場所が想定外だった…?
    「爪とぎポールを用意したのに、なぜかソファや壁紙で爪とぎ…。猫の好きな素材や場所をよく観察して、そこに設置すればよかったです。」
  • コンセントの位置が低すぎた…?
    「子猫の時にコードをかじられてヒヤッとしました。もっと高い位置につければよかったです。」
  • 収納が足りなかった…?
    「猫砂やフードのストック、キャリーバッグなど、猫グッズは意外とかさばる。専用の収納スペースをもっと確保すればよかった。」

予算内で理想を叶えるコスト管理術

猫のための設備は魅力的ですが、すべてを採用すると予算オーバーになりがちです。賢くコストを管理するコツを知っておきましょう。

  • 優先順位を決める
    「脱走防止」や「トイレ環境」など、猫の安全と健康に直結する部分は最優先にしましょう。キャットウォークなどは、後からDIYで追加することも可能です。
  • 造作と既製品を使い分ける
    キャットウォークや収納など、家の構造に関わる部分は大工さんに作ってもらう「造作」にし、キャットタワーやトイレカバーなどは市販の「既製品」を上手に活用するとコストを抑えられます。
  • 補助金などを活用する
    住宅の性能によっては、国や自治体の補助金制度が利用できる場合があります。住宅会社に相談してみましょう。

人も猫もおしゃれに暮らすインテリア

「猫がいるから、おしゃれなインテリアは諦めるしかない…」なんてことはありません。少しの工夫で、機能性とデザイン性を両立できます。

猫用品をすっきり見せる収納アイデア

生活感が出やすい猫用品は、「隠す収納」と「見せる収納」を使い分けるのがポイントです。

  • 隠す収納
    猫用トイレは、家具のようなデザインのトイレカバーを使ったり、棚で目隠ししたりすると、空間にすっきり馴染みます。フードや猫砂のストックは、パントリーや階段下収納など、扉付きの場所にまとめましょう。
  • 見せる収納
    おもちゃやベッド、爪とぎなどは、インテリアに合うデザイン性の高いものを選ぶと、おしゃれなアクセントになります。

猫に安全な観葉植物の選び方と飾り方

緑のある暮らしは素敵ですが、植物の中には猫にとって有毒なものも多くあります。

  • 安全な植物を選ぶ
    猫に無害とされる代表的な植物には、パキラ、サンスベリア、エバーフレッシュ、テーブルヤシなどがあります。購入前に必ず安全性を確認しましょう。
  • 飾り方を工夫する
    安全な植物でも、猫が土を掘り返したり、葉を食べたりすることがあります。ハンギングプランターで吊るしたり、猫の手が届かない高い場所に置いたりすると安心です。

爪とぎ対策を兼ねた家具選びと配置

家具、特にソファは爪とぎのターゲットにされやすいアイテムです。

  • 素材選び
    布製のソファは爪が引っかかりやすく、ボロボロになりがちです。革も傷が目立ちます。比較的、爪が滑って研ぎにくい人工スエードや、傷に強い合皮素材がおすすめです。
  • 配置の工夫
    ソファの角など、猫が爪とぎしやすい場所のすぐそばに、猫が好む素材の爪とぎポールを置くと、そちらに誘導しやすくなります。

猫と暮らす家が得意な会社の選び方

理想の家づくりを実現するには、信頼できるパートナー(住宅会社)選びが不可欠です。特に猫と暮らす家は、特殊なノウハウが求められます。

ハウスメーカーと工務店の特徴と比較

  • ハウスメーカー
    商品ラインナップが豊富で、ペット共生住宅のプランを用意している会社も多いのが特徴です。品質が安定しており、保証も手厚いですが、仕様の自由度は工務店に比べて低い場合があります。
  • 工務店
    設計の自由度が高く、施主の細かい要望に柔軟に対応してくれるのが最大の魅力です。猫の性格や飼い主のライフスタイルに合わせた、世界に一つだけの家づくりが可能です。ただし、会社によって技術力やデザイン力に差があるため、実績をしっかり確認する必要があります。

猫との家づくりでは、過去にペットと暮らす家の実績が豊富な会社を選ぶことが非常に重要です。

相談時に伝えるべき要望チェックリスト

住宅会社に相談に行く前に、家族と愛猫の情報を整理しておきましょう。要望が具体的であるほど、精度の高い提案が受けられます。

  • 猫について
    • 種類、年齢、性格(活発、おっとりなど)
    • 現在の頭数と、将来増える可能性
    • 完全室内飼いか、など
  • 現在の暮らしの悩み
    • 爪とぎ、臭い、抜け毛、運動不足など
    • 脱走しそうになった経験の有無
  • 新しい家への要望
    • 絶対に実現したいこと(例:キャットウォーク、脱走防止策)
    • 採用したい設備や間取り
    • デザインの好み(シンプル、ナチュラルなど)
    • おおよその予算

実例見学やオンライン相談の活用法

カタログやウェブサイトだけでは分からない、空間の広さや素材の質感、空気感を体感するために、実例見学は非常に有効です。

  • 見学会でチェックするポイント
    • 猫のための工夫が実際にどう機能しているか
    • 傷や汚れの状態(経年変化)
    • 動線の使いやすさ
    • 換気や空調の快適さ
  • オンライン相談
    遠方の会社や、まずは気軽に話を聞いてみたい場合に便利です。「猫と暮らす家の実績を見せてください」と伝え、具体的な施工事例を見せてもらいましょう。

まとめ

今回は、猫と暮らす注文住宅で後悔しないための、間取りや設備の工夫、そして家づくりの進め方について解説しました。

大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 実例を参考にする: 理想のイメージを具体化するために、多くの実例を見ることが第一歩です。
  • 猫の習性を理解する: 上下運動、爪とぎ、隠れる場所など、猫の本能的な行動を尊重した間取りを計画しましょう。
  • 安全対策を最優先に: 特に玄関や窓からの脱走防止対策は、絶対に妥協してはいけないポイントです。
  • メンテナンス性を考慮する: 傷や汚れに強く、掃除がしやすい素材を選ぶことで、日々の暮らしが格段に楽になります。
  • 実績豊富な会社を選ぶ: 猫と暮らす家の建築経験が豊富なパートナーを見つけることが、成功への近道です。

猫と暮らす家づくりは、考えることがたくさんあって大変かもしれません。しかし、愛猫の習性を一つひとつ理解し、家族の暮らしと調和させていくプロセスは、非常に楽しく、やりがいのあるものです。

この記事が、あなたと愛猫が末永く幸せに暮らせる、最高の住まいづくりの一助となれば幸いです。

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