2025.07.24

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

はじめてのマイホームを検討中の方はこちらへ

今すぐwebで施工事例や商品仕様が見られます(無料)

ブルックリンスタイルとは?家具の工夫や事例を紹介

「カフェみたいなおしゃれな部屋にしたいけど、どうすればいいか分からない…」
「SNSで見るブルックリンスタイルって、具体的にどんなインテリアなの?」

そんな風に感じているあなたへ。この記事では、今人気のブルックリンスタイルの基本から、賃貸マンションでも実現できる具体的な部屋作りの方法まで、分かりやすく徹底解説します。

無骨なのにどこか温かい、洗練されたブルックリンスタイルの魅力を知り、あなただけのこだわりの空間を手に入れましょう。

この記事の目次

ブルックリンスタイルとは?

ブルックリンスタイルとは、ニューヨークのブルックリン地区が発祥の、無骨さと洗練さが共存するインテリアスタイルです。ヴィンテージ感のあるアイテムとモダンなデザインを組み合わせることで、まるでニューヨーカーのアパートメントやおしゃれなカフェのような、居心地の良い空間を作り出します。

ブルックリンスタイルの意味と歴史的背景

ブルックリンスタイルが生まれた背景には、ニューヨーク・ブルックリン地区の歴史が深く関わっています。1990年代以降、マンハッタンの家賃高騰から逃れたアーティストや若者たちが、ブルックリンにあった古い工場や倉庫を住居兼アトリエとしてリノベーションし始めました。

彼らは、建物の歴史を感じさせるレンガの壁やむき出しの配管などをあえて「味」として活かし、そこにヴィンテージ家具やアートを組み合わせることで、独自のスタイルを確立。これがブルックリンスタイルの原点となり、世界中に広まっていきました。

インダストリアルデザインとの違い

ブルックリンスタイルとよく似たテイストに「インダストリアルデザインとは、”工業的”という意味を持つ、工場や倉庫のような無骨で機能美を追求したスタイル」があります。

両者はレンガやコンクリート、アイアンといった素材を共通して使いますが、大きな違いは「温かみ」の有無です。

  • インダストリアル
    より無機質で、素材そのものの質感や機能性を重視した、男性的な力強さが特徴です。
  • ブルックリンスタイル
    インダストリアルの無骨さをベースにしつつ、古材やレザー、観葉植物、アートなどを取り入れ、温かみやリラックス感をプラスした、より暮らしに馴染むスタイルです。

無骨で洗練された現代的な魅力

ブルックリンスタイルが多くの人を惹きつける魅力は、「無骨さ」と「洗練さ」が絶妙なバランスで共存している点にあります。

古いものの良さを活かしながら、現代的なアイテムを組み合わせることで、型にはまらない自分らしい空間を表現できます。使い込むほどに味が出る家具や素材に囲まれ、まるで長年愛されてきたカフェのような居心地の良さを自宅で感じられるのが、最大の魅力と言えるでしょう。

インテリアを構成する7つの基本要素

ブルックリンスタイルの部屋を作るには、いくつかの特徴的な要素を組み合わせることが重要です。ここでは、空間の雰囲気を決める7つの基本要素を解説します。

レンガ・コンクリート調の壁

ブルックリンスタイルの象徴ともいえるのが、レンガやコンクリート打ちっぱなしの壁です。工場や倉庫の雰囲気を演出し、空間に重厚感とヴィンテージ感を与えます。

賃貸の部屋で実現するのは難しいと思われがちですが、貼って剥がせるタイプのレンガ風壁紙やコンクリート調のリメイクシートを使えば、壁一面を簡単にブルックリン風にアレンジできます。

無垢材・古材風のフローリング

床には、ダークブラウン系の色味で、使い込まれたような風合いの無垢材や古材風のフローリングがよく合います。木の温もりが、レンガやアイアンの無機質な印象を和らげ、心地よい空間を作り出します。

こちらも、賃貸の場合は置くだけで設置できるヴィンテージ調のフロアタイルを活用するのがおすすめです。

アイアン・スチール素材の家具

空間全体を引き締めるアクセントとして欠かせないのが、黒いアイアン(鉄)やスチール素材です。

  • 家具の脚(テーブル、ソファ、椅子など)
  • シェルフやラック
  • 照明器具のフレーム
  • 窓枠やドアノブ

これらのパーツにマットな質感の黒い金属を取り入れることで、一気にブルックリンらしい無骨な雰囲気が高まります。

ヴィンテージ感のあるレザーソファ

リビングの主役には、深みのあるキャメルやダークブラウンのレザーソファが最適です。新品よりも、少し使い込まれたようなヴィンテージ感のあるものを選ぶと、よりスタイルに深みが出ます。

レザーの持つ重厚感が、部屋全体の格を上げてくれます。

温かみを演出する間接照明

ブルックリンスタイルでは、部屋全体を均一に照らすシーリングライトよりも、複数の照明を組み合わせた陰影のある空間作りが好まれます。

  • ペンダントライト
    裸電球(エジソンバルブ)や、アイアンシェードのものをダイニングテーブルや部屋の中心に吊るす。
  • フロアランプ・デスクライト
    ソファサイドや部屋の隅に置き、リラックスできる光のたまり場を作る。

暖色系の温かみのある光を選ぶのがポイントです。

空間のアクセントになる観葉植物

無機質でクールな印象の空間に、生命感と彩りを加えてくれるのが観葉植物です。レンガやコンクリートの無骨さと、グリーンのコントラストが絶妙なバランスを生み出します。

ゴムの木やモンステラ、サンスベリアなど、少し大きめで存在感のあるグリーンがおすすめです。

黒・グレーが基調のカラーリング

部屋全体のカラーは、黒、グレー、ダークブラウンといった落ち着いたダークトーンを基調にします。そこに、壁のレンガ色、ソファのキャメル、観葉植物のグリーンなどを差し色として加えることで、まとまりのある洗練された配色になります。

【部屋・場所別】インテリアの作り方

基本要素が分かったところで、次は実際の部屋でどのようにコーディネートしていくかを見ていきましょう。一人暮らしのワンルームからリビングまで、場所別の作り方のコツをご紹介します。

リビングのコーディネート術

家族や友人が集まるリビングは、ブルックリンスタイルの見せ所です。

  • 主役を決める
    キャメル色のレザーソファや、古材とアイアンを組み合わせたローテーブルなど、部屋の主役となる家具をまず決めましょう。
  • 壁面を活かす
    テレビを置く壁の一面だけをレンガ調の壁紙にするだけでも、空間の印象がガラリと変わります。
  • ラグでゾーニング
    幾何学模様やヴィンテージ感のあるラグを敷くことで、リビングスペースを区切り、温かみをプラスできます。

ワンルーム・一人暮らし部屋のコツ

限られたスペースのワンルームでは、圧迫感を出さない工夫が重要です。

  • 背の低い家具を選ぶ
    ベッドフレームやシェルフなどを背の低いもので揃えると、視線が抜けて部屋が広く感じられます。
  • ガラス素材を取り入れる
    テーブルの天板などをガラスにすると、圧迫感を軽減しつつモダンな印象を加えられます。
  • 見せる収納と隠す収納を使い分ける
    アイアンシェルフにお気に入りの雑貨や本を「見せる収納」で飾り、生活感の出るものはヴィンテージ調の木箱やバスケットに「隠す収納」をしましょう。

キッチンのブルックリン風アレンジ

毎日使うキッチンも、少しの工夫でカフェのような空間に変えられます。

  • サブウェイタイル
    コンロ周りの壁に、ニューヨークの地下鉄で使われているような白い長方形の「サブウェイタイル」を貼るのが定番です。タイルシールなら賃貸でも手軽に試せます。
  • 黒いパーツ
    水栓やレンジフード、吊り戸棚の取っ手などを黒いものに変えると、空間がぐっと引き締まります。
  • オープンシェルフ
    吊り戸棚の代わりにアイアンや古材のオープンシェルフを取り付け、お気に入りの食器や調理器具を「見せる収納」にするのもおしゃれです。

書斎・ワークスペースの作り方

自宅のワークスペースもブルックリンスタイルで統一すれば、仕事や勉強のモチベーションが上がります。

  • デスクとチェア
    天板は古材風、脚はアイアンのデスクに、ヴィンテージデザインのワークチェアを合わせるのが王道です。
  • デスクライト
    インダストリアルデザインの武骨なアームライトは、デザイン性だけでなく手元をしっかり照らす機能性も兼ね備えています。
  • 壁面収納
    壁に有孔ボード(ペグボード)を取り付け、工具や文房具をディスプレイするように収納するのもおすすめです。

おしゃれなインテリア実例

ここでは、具体的なインテリアの実例をイメージしてご紹介します。あなたの部屋作りの参考にしてみてください。

【住宅】リビングのインテリア実例

ダークブラウンのフローリングに、使い込まれた風合いのキャメル色のレザーソファが鎮座するリビング。ソファの背後には、壁一面に赤茶色のレンガ調壁紙が貼られ、空間のアクセントになっています。

ローテーブルは厚い古材の天板に黒いアイアンの脚がついたデザイン。天井からはエジソンバルブのペンダントライトが温かい光を落とし、部屋の隅に置かれた大きなゴムの木が彩りを添えています。

【住宅】ワンルームのインテリア実例

コンクリート調の壁紙を貼った壁をヘッドボード代わりにした、黒いアイアンフレームのローベッド。ベッドリネンはチャコールグレーで統一され、落ち着いた雰囲気です。

ベッドの向かいには、同じアイアンフレームのオープンシェルフを配置し、間仕切りの役割も果たしています。シェルフには洋書や黒いワイヤーバスケット、小さな観葉植物がリズミカルに並べられ、生活感を上手に隠しながらおしゃれな空間を演出しています。

【店舗】カフェの内装デザイン例

扉を開けると、コンクリート打ちっぱなしの壁と天井、むき出しの配管が目に飛び込んできます。床は深みのある古材風フローリング。天井に設置された黒いダクトレールからは、シェードの形が異なる複数のペンダントライトが吊り下げられ、各テーブルを優しく照らしています。

客席のテーブルや椅子はデザインが統一されておらず、ヴィンテージの木製チェアやアイアンスツールがランダムに置かれているのが、かえっておしゃれな雰囲気を醸し出しています。

「ダサい」と言わせない失敗しない注意点

憧れのブルックリンスタイルも、一歩間違えるとただ雑然とした「ダサい」部屋になってしまう可能性があります。そうならないための3つの注意点をご紹介します。

アイテムを置きすぎない余白の意識

ブルックリンスタイルで最も重要なのは「余白」です。無骨でかっこいいアイテムをたくさん置きたくなりますが、詰め込みすぎると息苦しく、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。

家具や雑貨は厳選し、壁や床に余白を残すことで、一つひとつのアイテムが引き立ち、洗練された抜け感が生まれます。

生活感を隠す収納の工夫

ヴィンテージやインダストリアルな雰囲気の中に、カラフルな洗剤のボトルや日用品のパッケージが見えると、一気に生活感が出てしまい台無しに。

見せたくないものは、蓋つきの木箱やキャンバス地のストレージボックス、アイアンのバスケットなど、部屋のテイストに合った収納アイテムを使ってしっかり隠しましょう。

色の使いすぎに注意する

おしゃれな部屋の共通点は、色使いが上手なことです。ブルックリンスタイルでは、ベースカラー(壁・床)、メインカラー(家具)、アクセントカラー(小物)の3色程度に絞るのが基本です。

黒・グレー・ブラウンを基調に、差し色としてグリーンやネイビー、キャメルなどを少しだけ加えるように意識すると、まとまりのある落ち着いた空間になります。

おすすめの家具・インテリアアイテム

「どこで家具を揃えればいいの?」という方のために、ブルックリンスタイルに合うアイテムが見つかるブランドやショップをご紹介します。

ニトリで揃うおすすめアイテム

身近なニトリでも、ブルックリンスタイルにぴったりのアイテムが見つかります。特に「N-Click」や「ステイン」といったヴィンテージ風のシリーズは、ダークブラウンの木目と黒いスチールを組み合わせており、手軽に部屋のテイストを統一できます。

  • おすすめアイテム
    • シェルフ(N-Click)
    • センターテーブル(ステイン)
    • ペンダントライト
    • フェイクグリーン

(参考:https://www.nitori-net.jp/ec/)

IKEAで見つかるブルックリン風家具

IKEAでは、インダストリアルな雰囲気が魅力の「FJÄLLBO/フィエルボ」シリーズがおすすめです。黒いスチールとパイン無垢材を組み合わせたデザインは、ブルックリンスタイルとの相性抜群です。

  • おすすめアイテム
    • FJÄLLBO/フィエルボ シェルフユニット
    • FJÄLLBO/フィエルボ テレビ台
    • HEKTAR/ヘクタル ペンダントライト
    • KULLABERG/クッラベリ 回転チェア

(参考:https://www.ikea.com/jp/ja/)

本格派におすすめの専門ブランド

よりこだわりのある本格的なアイテムを探しているなら、以下のブランドがおすすめです。

  • ACME Furniture (アクメ ファニチャー)
    アメリカのヴィンテージ家具からインスピレーションを得た、オリジナルの家具を展開。質の高いレザーソファや古材を使ったテーブルなど、一生もののアイテムが見つかります。
  • journal standard Furniture (ジャーナルスタンダード ファニチャー)
    ファッションブランドが手掛けるインテリアショップ。トレンドを取り入れつつ、インダストリアルやヴィンテージの要素をミックスした家具が人気です。
  • CRASH GATE (クラッシュゲート)
    古材やアイアンなど、素材の風合いを活かした遊び心のあるデザインが豊富。インダストリアル系の「Knot antiques」など、複数のテイストのブランドを展開しています。

賃貸で使える壁紙・フロアタイル

賃貸の部屋作りで大活躍するのが、原状回復可能なDIYアイテムです。

  • 貼って剥がせる壁紙
    「壁紙屋本舗」や「RESTA」などのオンラインショップでは、リアルな質感のレンガ柄やコンクリート柄の壁紙が豊富に揃っています。のり付きで簡単に貼れるタイプが人気です。
  • 置くだけフロアタイル
    接着剤不要で、元の床の上に置くだけで設置できるフロアタイル。ヴィンテージウッド調のデザインを選べば、床の印象を手軽に変えられます。

ブルックリンスタイルQ&A

最後に、ブルックリンスタイルに関してよくある質問にお答えします。

賃貸でも原状回復OKな方法は?

はい、工夫次第で十分に可能です。 これまでご紹介したように、以下のアイテムを活用することで、壁や床を傷つけずにブルックリンスタイルを実現できます。

  • 貼って剥がせる壁紙やリメイクシート
  • 置くだけのフロアタイル
  • ディアウォールやラブリコ
    床と天井に突っ張ることで柱を作れるアイテム。壁に穴を開けずに棚や間仕切りをDIYできます。
  • 照明
    既存のシーリングライトのソケットに取り付けられるダクトレールを使えば、ペンダントライトなどを好きな位置に吊るせます。

家の外観をブルックリン風にするには?

家の外観をブルックリンスタイルにする場合、以下のような要素が取り入れられます。

  • 外壁
    レンガ調のタイルやサイディングが最も象徴的です。黒やダークグレーのガルバリウム鋼板と組み合わせることもあります。

  • 黒いサッシの窓を選ぶと、外観がぐっと引き締まります。
  • 玄関ドア
    マットな質感の黒や、重厚感のある木製のドアがよく合います。

天井はどうコーディネートする?

天井も部屋の雰囲気を左右する重要なポイントです。

  • ライティングレール(ダクトレール)
    最も手軽でおすすめの方法。複数のスポットライトやペンダントライトを自由な位置に配置でき、カフェのような照明を演出できます。
  • 躯体現し(スケルトン天井)
    リノベーションなどで可能な場合、コンクリートの天井をそのまま見せることで、究極のインダストリアル感を出すことができます。
  • 木目調の壁紙
    天井にダークな木目調の壁紙を貼ると、空間に奥行きと重厚感が生まれます。

まとめ

ブルックリンスタイルは、古いものの良さと現代的なデザインを組み合わせ、自分らしさを表現できる奥深いインテリアスタイルです。

この記事でご紹介した7つの基本要素と、失敗しないための注意点を押さえれば、初心者の方でも、賃貸の部屋でも、憧れのブルックリンスタイルの部屋作りを始めることができます。

  • 基本は「レンガ・古材・アイアン」
  • 「レザー・間接照明・グリーン」で温かみをプラス
  • 色は「ダークトーン」を基調に3色まで
  • やりすぎず「余白」を大切に
  • 「生活感」は上手に隠す

まずは壁の一面だけ壁紙を変えてみる、照明を一つ変えてみるなど、できるところから始めてみませんか?あなただけのこだわりの詰まった、居心地の良い空間を手に入れてください。

家を建てるならロゴスホーム

ロゴスホームは、高品質にこだわった注文住宅を適正価格で提供するハウスメーカーです。お客様のニーズに合わせた住宅を提案いたします。

家を建てることを検討している方は、ぜひロゴスホームまでお気軽にご相談ください。

>>公開中のモデルハウス

この記事を書いた人

LOGOS HOME

ロゴスホームのスタッフです

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

\ マイホーム検討中の方必見!/
ロゴスホームのすべてが見られるwebカタログ

札幌No.1

詳しく見てみる

TOP