2025.10.09

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注文住宅の寝室づくり|後悔しない間取りとレイアウト実例

注文住宅を建てるなら、一日の疲れを癒す「寝室」は、とことんこだわりたい場所ですよね。
「夫婦でリラックスできるおしゃれな空間にしたい」「でも、どんな間取りが良いのか分からない…」
そんなお悩みをお持ちではないでしょうか。

寝室は、広さや収納、コンセントの位置など、後から変更するのが難しい要素が多く、計画段階での検討が非常に重要です。

この記事では、注文住宅の寝室づくりで後悔しないためのポイントを、豊富な間取りのアイデアやおしゃれなレイアウト実例とともに徹底解説します。理想の主寝室を実現するためのヒントが満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の目次

おしゃれな主寝室の間取り・レイアウト実例集

まずは、理想の寝室のイメージを膨らませるために、おしゃれな主寝室の間取りやレイアウトの実例を見ていきましょう。広さ別・テイスト別にご紹介します。

【広さ別】6畳・8畳・10畳以上の寝室実例

寝室の広さによって、置ける家具やレイアウトの自由度が変わります。

  • 6畳の寝室
    ダブルベッド1台を置くと、サイドテーブルや通路幅を確保するのが基本のレイアウトです。壁や床の色を明るい色で統一したり、背の低い家具を選んだりすると、空間を広く見せることができます。収納は壁面クローゼットを設けるのが一般的です。
  • 8畳の寝室
    現在の注文住宅で最も標準的な広さです。クイーンサイズやキングサイズのベッドを置いても、両サイドに通路を確保できるゆとりが生まれます。ドレッサーや小さなデスクを置くスペースも確保しやすく、レイアウトの自由度が高まります。ウォークインクローゼット(WIC)を併設する間取りも人気です。
  • 10畳以上の寝室
    ベッドの他に、ソファやアームチェアを置く「くつろぎスペース」や、本格的な「書斎・ワークスペース」を設けることができます。空間に余裕があるため、大型のウォークインクローゼットや夫婦それぞれのクローゼットを設けるなど、収納計画も柔軟に対応可能です。

【テイスト別】ホテルライクな高級感のある寝室

まるで高級ホテルのような非日常感を味わえる寝室は、多くの方の憧れです。

ホテルライクな空間を演出するポイントは、生活感を抑えた統一感です。ベッドヘッド側の壁にアクセントクロスや間接照明を取り入れると、一気に上質な雰囲気になります。

ベッドリネンやカーテン、ラグなどをグレーやベージュといった落ち着いた色で統一し、素材感にこだわるのがおすすめです。サイドテーブルにはデザイン性の高いテーブルランプをシンメトリーに配置すると、より洗練された印象になります。

【テイスト別】モダンでシンプルな寝室

無駄な装飾を省いた、スタイリッシュで落ち着きのある空間が好みなら、モダンテイストがおすすめです。

直線的なデザインの家具と、モノトーン(白・黒・グレー)を基調とした配色が基本です。壁や天井は白でシンプルにまとめ、家具や建具に黒やダークブラウンを取り入れると、空間が引き締まります。

照明はダウンライトやスポットライトですっきりと見せ、間接照明で陰影をつくると、シンプルながらも深みのあるおしゃれな寝室になります。

【テイスト別】ナチュラル・北欧風の温かみある寝室

木のぬくもりや自然素材を活かした、温かみのある空間でリラックスしたい方には、ナチュラル・北欧風のテイストがぴったりです。

無垢材のフローリングや木製家具を中心に、アースカラー(ベージュ、グリーン、ブラウンなど)でまとめるのがポイントです。壁紙は白や生成り色をベースに、一面だけ優しい色合いのアクセントクロスを取り入れるとおしゃれです。

観葉植物を置いたり、ファブリックパネルを飾ったりすると、より心地よい雰囲気を演出できます。

後悔しない寝室の間取り計画ポイント

理想の寝室を実現するためには、設計段階での間取り計画が最も重要です。ここでは、後悔しないための4つのポイントを解説します。

最適な広さは何畳?夫婦の寝室に必要な広さ

「夫婦の寝室って、最低何畳くらい必要?」という疑問は、多くの方が抱くものです。
結論から言うと、ベッドのサイズと通路幅を考慮して決めるのが基本です。

  • 最低限必要な広さ:6畳
    ダブルベッド(幅約140cm)を置く場合、最低でも6畳は確保したいところです。ただし、通路が狭くなりがちなので、クローゼットの扉は引き戸にするなどの工夫が必要です。
  • おすすめの広さ:8畳
    クイーンサイズ(幅約160cm)のベッドを置いても、両サイドに50cm以上の通路を確保でき、ゆとりが生まれます。シングルベッド(幅約100cm)を2台置くことも可能です。8畳あれば、ほとんどの方が快適に過ごせる広さと言えるでしょう。
  • ゆとりのある広さ:10畳以上
    キングサイズ(幅約180cm)のベッドや、シングルベッド2台を置いても余裕があります。ドレッサーやデスク、ソファなどを置くスペースも確保でき、寝室の使い方が広がります。

ウォークインクローゼット(WIC)併設の間取り

主寝室で人気の間取りが、ウォークインクローゼット(WIC)の併設です。

WICとは、人が中に入って歩ける広さのある収納スペースのこと。衣類だけでなく、スーツケースや季節家電などもまとめて収納できるのが大きなメリットです。

WICのメリット

  • 高い収納力
    ハンガーパイプや棚を効率的に配置することで、大容量の収納が可能です。
  • 寝室がすっきりする
    衣類や荷物が表に出ないため、寝室を常に美しい状態に保てます。
  • 着替えがしやすい
    WIC内で着替えが完結するため、プライバシーを確保できます。

間取りを考える際は、WIC内の通路幅や、寝室からの動線をしっかりシミュレーションすることが大切です。

書斎・ワークスペースを併設する間取り

近年、在宅ワークの普及に伴い、寝室に書斎やワークスペースを設ける間取りが増えています。

寝室はプライベートな空間なので、仕事に集中しやすいのがメリットです。2~3畳ほどのスペースがあれば、デスクとチェアを置くことが可能です。

完全に個室にする、壁や本棚で緩やかに仕切る、あるいは寝室の一角にデスクカウンターを造作するなど、様々な方法があります。ただし、夫婦で生活リズムが違う場合は、作業中の光や音が睡眠の妨げにならないよう、間仕切りや照明の工夫が必要です。

ベッドの配置を前提とした窓とドアの位置決め

意外と見落としがちなのが、窓とドアの位置です。家具のレイアウトを考えずに窓やドアの位置を決めると、後悔の原因になります。

  • ベッドの頭の上に窓が来ないようにする
    防犯上の不安や、窓からの冷気で頭が冷える、朝日が眩しいといった問題が起こりやすくなります。
  • ドアを開けたときにベッドが丸見えにならないようにする
    プライバシー確保の観点から、ドアの正面にベッドを配置するのは避けるのがベターです。
  • 風の通り道を考える
    窓を2方向に設けると、風通しが良くなり快適な環境を保てます。

必ずベッドのサイズと配置を決めてから、窓とドアの位置を検討するようにしましょう。

快適な寝室をつくるレイアウトのコツ

間取りが決まったら、次は快適な空間にするためのレイアウトです。家具配置や設備計画のコツを見ていきましょう。

生活動線を確保する家具配置の基本

快適な寝室の基本は、スムーズな生活動線です。

人が一人通るのに必要な通路幅は、最低でも50~60cmと言われています。特に、ベッド周りやクローゼットの前は、この幅をしっかり確保しましょう。

また、クローゼットが開き戸の場合は、扉を開けた状態でも人が通れるスペースが必要です。引き出し収納を使う場合は、引き出しを最大まで引き出せるかどうかも確認しておきましょう。

コンセントとスイッチの失敗しない配置計画

注文住宅の後悔ポイントで常に上位に挙がるのが、コンセントとスイッチの位置です。寝室では特に、生活をシミュレーションして慎重に計画する必要があります。

  • ベッドの両サイド
    スマホの充電やテーブルランプ用に必須です。床から60~80cm程度の高さに設置すると、ベッドに寝ながらでも使いやすくなります。
  • 部屋の入り口と枕元
    部屋の照明スイッチは、入り口だけでなく枕元にも設置する(3路スイッチ)と、ベッドに入ってから照明を消せるので非常に便利です。
  • その他
    掃除機用、テレビ用、ドレッサー用、空気清浄機用など、置きたい家電をリストアップして必要な場所に設置しましょう。少し多めに計画しておくのがおすすめです。

睡眠の質を高める照明計画と間接照明の活用

寝室の照明は、睡眠の質に大きく影響します。リラックスできる空間をつくるためには、「一室多灯」が基本です。

部屋全体を明るくするシーリングライトやダウンライト(主照明)だけでなく、壁や天井を照らす間接照明や、手元を照らすブラケットライト、テーブルランプ(補助照明)を組み合わせましょう。

夜はオレンジ色の暖かい光(電球色)の補助照明だけを使うことで、脳がリラックスモードに切り替わり、自然な眠りへと誘われます。調光(明るさ調整)や調色(色味調整)ができる照明器具を選ぶと、時間帯やシーンに合わせて最適な光環境をつくれます。

テレビを置く場合の最適な位置と注意点

寝室でテレビを見たい場合は、その配置も計画しておきましょう。

ベッドに寝転がって見ることを想定し、目線が自然にいく高さに設置するのがポイントです。壁掛けにすると、テレビボードが不要になり空間をすっきり見せることができます。

壁掛けにする場合は、壁の補強と、アンテナ端子やコンセントをテレビの裏に隠れるように設置する「壁内配線」を設計段階で依頼しておく必要があります。

寝室は1階?2階?間取りのメリット・デメリット

注文住宅では、寝室を1階に置くか2階に置くかを選べます。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分たちのライフスタイルに合った選択をしましょう。

1階寝室のメリット・デメリットと間取り例

リビングなどと同じフロアに寝室を配置する間取りです。

  • メリット
    • 階段の上り下りが不要で、生活動線がコンパクトになる。
    • 洗濯物をたたんだ後、すぐにクローゼットにしまえる。
    • 老後も安心して暮らせる
    • 災害時にすぐに屋外へ避難しやすい。
  • デメリット
    • 道路や隣家からの視線が気になりやすく、プライバシーの確保が難しい
    • 防犯面での対策がより重要になる。
    • リビングからの生活音が聞こえやすい場合がある。
    • 建物の配置によっては日当たりや風通しが悪くなることがある。

2階寝室のメリット・デメリットと間取り例

多くの戸建て住宅で採用されている、2階に寝室を配置する間取りです。

  • メリット
    • プライバシーを確保しやすい
    • 日当たりや風通しが良い場合が多い。
    • 窓からの眺望が楽しめる。
    • 1階に比べて防犯面で有利。
  • デメリット
    • 毎日の階段の上り下りが必要になる。
    • 夏場は屋根からの熱で暑くなりやすい。
    • 1階のLDKで過ごす家族とのコミュニケーションが減る可能性がある。

老後の暮らしやすさから考える寝室の配置

「今は2階で問題ないけど、将来が心配…」という方は多いでしょう。
その場合、将来的に1階の部屋を寝室として使えるように計画しておくのがおすすめです。

例えば、今は客間や子供部屋として使っている1階の洋室を、将来は夫婦の寝室にリフォームできるよう、収納やコンセントをあらかじめ計画しておくといった方法があります。長期的な視点で間取りを考えることが、長く快適に住み続けるための秘訣です。

寝室づくりでよくある後悔ポイントと対策

ここでは、先輩たちの失敗談から学ぶ、寝室づくりでよくある後悔ポイントとその対策をご紹介します。

【採光・窓】明るすぎ・暗すぎ・西日問題

  • 後悔ポイント
    「朝日が眩しくて早く目が覚めてしまう」「窓が大きすぎて夏は暑く、冬は寒い」「西日が強すぎて夕方いられない」
  • 対策
    窓の位置や大きさを慎重に検討することが大前提です。その上で、遮光性の高いカーテンやブラインドを選ぶことで、光の量をコントロールできます。断熱性能の高い窓(ペアガラス、トリプルガラス)や、遮熱フィルムなども有効です。

【防音】隣室や屋外からの音が気になる

  • 後悔ポイント
    「トイレの排水音が響いて眠れない」「リビングのテレビの音がうるさい」「道路を走る車の音が気になる」
  • 対策
    間取りを考える際に、寝室と水回り(トイレ、浴室)やLDKを隣接させない工夫が有効です。壁の中に吸音材や遮音シートを入れたり、防音性能の高いドアを選んだりすることで、音の問題は大幅に軽減できます。

【収納】クローゼットの容量不足と使い勝手

  • 後悔ポイント
    「ウォークインクローゼットを作ったけど、思ったより物が入らない」「枕棚が高すぎて手が届かない」「通路が狭くて奥の物が取り出せない」
  • 対策
    収納したい物の量や種類を具体的にリストアップし、それに合わせた収納計画を立てることが重要です。ハンガーパイプの高さや棚の奥行きなど、自分たちの使いやすい寸法を設計士に伝えましょう。

【空調】エアコンの位置と寝室の温熱環境

  • 後悔ポイント
    「エアコンの風が体に直接当たって、夏も冬も不快」「ベッドの真上にエアコンがあって圧迫感がある」
  • 対策
    エアコンの風が直接ベッドに当たらない位置に設置するのが鉄則です。設計段階でベッドの配置を伝え、最適なエアコンの設置場所とコンセントの位置を計画してもらいましょう。高気密・高断熱な住宅にすることで、寝室全体の温熱環境が快適になります。

モデルルームに学ぶおしゃれな内装の作り方

最後に、モデルルームのような洗練された寝室をつくるための、内装のテクニックをご紹介します。

落ち着いた空間を演出する壁紙(クロス)の色

寝室の壁紙は、オフホワイト、ベージュ、ライトグレーなど、彩度の低い落ち着いた色をベースにするのがおすすめです。これらの色は心身をリラックスさせる効果があり、どんなインテリアにも合わせやすいというメリットがあります。

アクセントクロスで個性を出すテクニック

部屋の壁4面のうち、1面だけ色や柄の違う壁紙を使う「アクセントクロス」は、手軽におしゃれな空間を演出できる人気のテクニックです。

ベッドのヘッドボード側の壁に採用するのが定番で、空間に奥行きとメリハリが生まれます。少し濃いめの色や、好みの柄物を取り入れることで、自分たちらしい個性を表現できます。

カーテン・ブラインドの機能性とデザイン選び

カーテンは部屋の印象を大きく左右するアイテムです。デザイン性はもちろん、機能性にも注目して選びましょう。

  • 機能性
    安眠のためには「遮光性」、プライバシー保護や省エネのためには「遮熱・保温性」、屋外の音が気になるなら「防音性」など、必要な機能を見極めましょう。
  • デザイン
    壁紙や家具の色とトーンを合わせると、統一感のある落ち着いた空間になります。アクセントクロスと色をリンクさせるのもおしゃれです。

ベッドリネンや小物でつくるホテルのような統一感

ホテルのような上質な空間をつくる秘訣は、ファブリック(布製品)の統一感にあります。

ベッドカバー、シーツ、枕カバーなどのベッドリネンを、同系色や同じ素材で揃えてみましょう。その上に、アクセントカラーのクッションや、ベッドの足元に「ベッドスロー」と呼ばれる布をかけるだけで、一気に洗練された雰囲気になります。

まとめ

注文住宅の寝室づくりは、考えるべきことが多く大変ですが、自分たちの理想を形にできる絶好の機会です。後悔しないためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 理想のイメージを持つ
    おしゃれな実例をたくさん見て、自分たちがどんな寝室で過ごしたいかを具体的にイメージする。
  • 間取り計画を慎重に
    ベッドの配置を前提に、広さ、収納、窓、ドアの位置を決める。
  • 生活をシミュレーションする
    コンセントの位置や動線など、実際の暮らしを想像しながら計画する。
  • 将来を見据える
    老後の暮らしも視野に入れ、1階と2階のどちらに寝室を設けるか検討する。

寝室は、単に眠るだけの場所ではありません。一日の始まりと終わりを迎える、心と体をリセットするための大切なプライベート空間です。

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