2025.10.08

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【完全版】注文住宅で決めることリスト|後悔しないための全手順

「理想のマイホームを建てたい!」と夢が膨らむ注文住宅。しかし、いざ家づくりを始めようとすると、「何から手をつければいいの?」「決めることが多すぎてパニック…」と不安に感じていませんか?

初めての家づくりでは、誰もが同じ道を通ります。大切なのは、家づくりの全体像と決めることの順番を正しく理解することです。

この記事では、注文住宅を建てる際に決めるべきことを、家づくりの流れに沿って網羅的にリストアップしました。30代で初めて家づくりをするご夫婦を想定し、専門知識がなくても分かるように、やるべきことを一つひとつ丁寧に解説します。

この記事をガイドブック代わりに、後悔しない理想の家づくりをスタートさせましょう!

注文住宅の全体像と決めることの順番

注文住宅の家づくりは、決めることが膨大にあります。しかし、正しい手順で一つずつクリアしていけば、決して難しいものではありません。 まずは、家づくりがどのような流れで進むのか、全体像を把握しましょう。

家づくりの全工程がわかるフローチャート

注文住宅のプロセスは、大きく4つのステップに分かれます。自分が今どの段階にいるのかを常に意識することで、見通しを持って家づくりを進めることができます。

  • 【STEP1:準備・計画段階】(約3ヶ月〜6ヶ月)
    • 家づくりのコンセプト決め
    • 資金計画・予算決め
    • 土地探し
    • 依頼先(ハウスメーカー・工務店)の選定
  • 【STEP2:設計・仕様段階】(約3ヶ月〜6ヶ月)
    • 間取りの確定
    • 外観・内装デザインの決定
    • 住宅設備・電気設備の選定
    • 建築確認申請
  • 【STEP3:建築・完成段階】(約4ヶ月〜6ヶ月)
    • 着工・工事
    • 現場確認
    • 外構工事
    • 完了検査・引き渡し
  • 【STEP4:入居・アフターフォロー】
    • 引っ越し・各種手続き
    • 新生活スタート
    • 定期点検

期間別やることタイムライン

家づくりを始めてから入居までにかかる期間は、一般的に1年〜1年半ほどです。以下に、期間ごとの「やること」の目安をまとめました。

  • 〜12ヶ月前(準備・計画)
    • 家族で理想の暮らしについて話し合う
    • 情報収集(インターネット、雑誌、住宅展示場)
    • 資金計画、予算のシミュレーション
    • 土地探しと依頼先探しを並行して進める
  • 12〜6ヶ月前(設計・仕様)
    • 依頼先と請負契約を結ぶ
    • 詳細な間取りの打ち合わせ
    • 外観、内装、設備の仕様決定
    • 住宅ローンの本審査申し込み
  • 6〜0ヶ月前(建築・完成)
    • 地鎮祭、着工
    • 上棟
    • 定期的な現場確認
    • 外構の打ち合わせ
    • 家具・家電の選定、購入
    • 引っ越し準備、各種手続き
  • 入居後
    • 住宅ローン控除などの手続き
    • アフターメンテナンス、定期点検

【準備・計画段階】決めることリスト

家づくりの土台となる、最も重要なフェーズです。ここでの決定が、家づくり全体の方向性と満足度を左右します。

家づくりのテーマとコンセプトの決定

最初に決めるべきことは、どんな暮らしを実現したいかという「コンセプト」です。 なぜ家を建てるのか、新しい家でどんな生活を送りたいのかを家族でじっくり話し合いましょう。

  • コンセプトの例
    • 子どもがのびのび育つ、子育てしやすい家
    • 家事の負担を減らす、家事動線がスムーズな家
    • 夫婦それぞれの趣味や仕事に集中できる空間がある家
    • 友人を招いてホームパーティーを楽しめる開放的な家
    • 自然素材に囲まれた、健康で心地よい家

このコンセプトが、今後のあらゆる選択における判断基準となります。

予算・資金計画(住宅ローン・自己資金)

無理のない資金計画を立てることが、後悔しない家づくりの絶対条件です。 予算オーバーで理想を諦めたり、入居後の生活が苦しくなったりしないよう、慎重に計画しましょう。

  • 総予算の把握
    「建物本体価格+付帯工事費+諸費用」の合計が総予算です。諸費用は物件価格の5%〜10%程度かかると考えておきましょう。
  • 自己資金の確認
    貯蓄のうち、いくら頭金として出せるかを確認します。生活費や万が一の出費に備え、ある程度の現金は手元に残しておくのが賢明です。
  • 住宅ローンの検討
    「いくら借りられるか」ではなく「毎月いくらなら無理なく返せるか」という視点で借入額を決めましょう。金融機関のウェブサイトでシミュレーションしたり、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談したりするのもおすすめです。

土地探しと敷地調査

すでに土地を持っている場合を除き、家を建てる土地を探す必要があります。土地の条件によって建てられる家の大きさや形、間取りが大きく変わるため、非常に重要です。

  • 希望エリアの条件整理
    通勤・通学の利便性、周辺環境(スーパー、病院、公園など)、学区、災害リスク(ハザードマップ)などを考慮してエリアを絞り込みます。
  • 土地探しの方法
    不動産会社に相談する、インターネットの土地情報サイトで探す、ハウスメーカーや工務店に土地探しから依頼するなどの方法があります。
  • 敷地調査の重要性
    気に入った土地が見つかったら、必ず敷地調査を依頼しましょう。土地にかかる法的な規制(建ぺい率・容積率など)や、地盤の強度、日当たり、隣地との関係などをプロの目で確認してもらう必要があります。

依頼先の選定(ハウスメーカー・工務店)

理想の家づくりを実現してくれるパートナー選びは、絶対に妥協できないポイントです。依頼先には主に3つの選択肢があります。

  • ハウスメーカー
    品質が安定しており、ブランド力と豊富な実績による安心感が魅力です。商品ラインナップが決まっていることが多く、提案力も高いですが、仕様の自由度はやや低い場合があります。
  • 工務店
    地域に密着しており、設計の自由度が高いのが特徴です。一社一社で得意なデザインや工法が異なるため、自分たちの理想と合う会社を見つけることが重要です。
  • 設計事務所
    完全オーダーメイドで、独創的かつデザイン性の高い家づくりが可能です。設計と施工が分離しているため、設計料が別途必要になります。

まずは住宅展示場を訪れたり、資料請求をしたりして、複数の会社を比較検討することから始めましょう。

【設計・仕様段階】決めることリスト

準備段階で決めたコンセプトと予算をもとに、家の具体的な中身を決めていく、家づくりの醍醐味ともいえる段階です。

間取りと生活動線

暮らしやすさを左右する最も重要な要素が、間取りと生活動線です。 今の暮らしの不満点や、新しい家で実現したいことを具体的に伝えましょう。

  • 生活動線の考慮
    「家事動線」「通勤・帰宅動線」「来客動線」を意識すると、ストレスのない間取りになります。例えば、キッチンと洗面所を近くに配置すると、料理と洗濯が同時にしやすくなります。
  • ゾーニング
    LDKなどの家族が集まる「パブリックゾーン」と、寝室や書斎などの「プライベートゾーン」を分けて考えると、プライバシーが保たれやすくなります。
  • 収納計画
    どこに、何を、どれくらい収納したいかをリストアップし、「使う場所の近くに収納を作る」のが基本です。玄関のシューズクロークやキッチンのパントリーは特に人気があります。

外観デザイン(屋根・外壁・窓)

家の第一印象を決める外観は、デザイン性だけでなく、メンテナンス性や耐久性も考慮して選びましょう。

  • 屋根
    形状(切妻、寄棟、片流れなど)や素材(スレート、ガルバリウム鋼板、瓦など)によって、見た目の印象やメンテナンスコストが変わります。
  • 外壁
    素材(サイディング、タイル、塗り壁など)や色によって、家の雰囲気が大きく変わります。汚れにくさや耐久性も重要な選択基準です。

  • 採光や通風だけでなく、断熱性や防犯性にも影響します。配置や大きさ、種類(引き違い窓、すべり出し窓など)を工夫することで、快適でデザイン性の高い空間になります。

内装デザイン(床・壁・天井・建具)

部屋の雰囲気を大きく左右する内装は、家全体のコンセプトに合わせて統一感を出すことが大切です。

  • 床材
    フローリング(無垢、複合)、クッションフロア、タイルなど、部屋の用途や好みに合わせて選びます。色や素材感で部屋の印象が大きく変わります。
  • 壁・天井
    一般的にはビニールクロスが主流ですが、珪藻土や漆喰などの塗り壁、アクセントクロスを取り入れることで、空間に個性を出すことができます。
  • 建具
    ドアや引き戸、クローゼットの扉などを指します。デザインや色を床や壁と合わせることで、空間に統一感が生まれます。

住宅設備(キッチン・風呂・トイレ)

毎日の使い勝手に直結する水回りの設備は、ショールームで実物を見て、触って決めることを強くおすすめします。

  • キッチン
    レイアウト(I型、L型、アイランド型など)、ワークトップの高さ、収納量、食洗機の有無などが主な検討項目です。
  • 浴室
    ユニットバスのサイズ、浴槽の形、壁パネルの色、浴室乾燥機やミストサウナなどの機能を選びます。
  • トイレ
    タンクレストイレかタンク付きか、手洗いを別で設けるか、収納をどうするかなどを決めます。1階と2階で機能やデザインを変えることも可能です。

電気設備(コンセント・照明・スイッチ)

コンセントや照明の位置は、後から変更するのが難しいため、実際の生活をリアルに想像しながら計画することが非常に重要です。

  • コンセント
    どこでどんな家電を使うかをシミュレーションし、「少し多すぎるかな?」と思うくらい設置しておくと後悔が少なくなります。スマホ充電用のUSB付きコンセントも便利です。
  • 照明
    部屋全体を照らす主照明だけでなく、ダウンライトや間接照明、ペンダントライトなどを組み合わせることで、おしゃれで雰囲気のある空間を演出できます。
  • スイッチ
    生活動線を考え、部屋の入口や廊下など、使いやすい位置に設置しましょう。複数の場所から同じ照明を操作できる「3路スイッチ」なども便利です。

【建築・完成段階】決めることリスト

いよいよ夢のマイホームが形になっていく最終段階です。引き渡しまで気を抜かず、やるべきことを着実に進めましょう。

着工後の現場確認事項

図面通りに工事が進んでいるか、定期的に現場に足を運んで確認することが、トラブル防止と安心につながります。

  • 地鎮祭・上棟式
    工事の安全を祈願する儀式です。実施するかどうかは施主の判断に委ねられます。
  • 現場でのチェックポイント
    依頼先の担当者と一緒に、進捗状況や仕様(コンセントの位置、壁紙の色など)が打ち合わせ通りかを確認します。気になる点があれば、その場で質問しましょう。

外構・エクステリアの計画

外構は「家の顔」であり、住まいの価値や防犯性を高める重要な要素です。 建物と一体で計画を進めましょう。

  • 主な計画項目
    • 門扉、門柱、アプローチ
    • 駐車場、カーポート
    • 庭、植栽、ウッドデッキ
    • フェンス、塀
    • 物置
  • 後回しにしない
    建物の予算で手一杯になり、外構計画が後回しにされがちですが、暮らし始めてから工事をすると費用が割高になるケースもあります。建物と同時に計画を進めるのが理想です。

家具・家電の選定と配置

間取りが決まったら、早めに家具・家電の計画を始めましょう。 新しい家に置くもののサイズを測っておくことで、コンセントの位置決めや動線計画に役立ちます。

  • リストアップ
    新しく購入するもの、今使っているものを持っていくものをリスト化します。
  • サイズ確認
    特にソファやダイニングテーブル、冷蔵庫、洗濯機などの大型家具・家電は、サイズを正確に測り、搬入経路も確認しておきましょう。

引っ越し準備と各種手続き

入居に向けて、引っ越し業者の手配や役所での手続きなど、やるべきことがたくさんあります。リストを作成し、漏れなく進めましょう。

  • 引っ越し業者の選定
    複数の業者から見積もりを取り、比較検討します。
  • 役所での手続き
    転出届・転入届、国民健康保険、児童手当などの手続きが必要です。
  • ライフラインの手続き
    電気、ガス、水道、インターネットなどの使用開始手続きを行います。
  • その他
    郵便物の転送届、運転免許証や各種登録の住所変更なども忘れずに行いましょう。

後悔しないための優先順位の決め方とQ&A

最後に、家づくり初心者が抱きがちな疑問にお答えします。

最初に決めるべきことは?

A. 最初に決めるべきことは「理想の暮らしのイメージ(コンセプト)」と「無理のない資金計画」の2つです。

この2つが家づくりの「軸」となります。この軸がブレてしまうと、打ち合わせのたびに仕様が変わり、予算が膨らんだり、完成した家がちぐはぐな印象になったりする原因になります。まずはこの2つをしっかりと固めることから始めましょう。

予算内で理想を叶える優先順位の付け方

A. 希望項目を「絶対に譲れないこと(MUST)」と「できれば欲しいこと(WANT)」に仕分けるのがおすすめです。

予算には限りがあります。すべての希望を叶えるのは難しいかもしれません。そこで、家族にとって何が一番大切かを考え、優先順位をつけましょう。

  • MUST(絶対に譲れないこと)
    例:耐震性能、断熱性能、子どものためのプレイルーム、広いLDK
  • WANT(できれば欲しいこと)
    例:食洗機、タンクレストイレ、ウッドデッキ
  • NICE TO HAVE(あったら嬉しいこと)
    例:おしゃれな間接照明、壁のニッチ(飾り棚)

こだわりたい部分(MUST)に予算を集中させ、他の部分(WANT)でコストを調整するというメリハリをつけることが、満足度の高い家づくりにつながります。

家族で意見が割れた時の解決策

A. なぜそうしたいのか、お互いの「理由」を話し合うことが大切です。

家づくりでは、夫婦や親子で意見が対立することも少なくありません。感情的に反発するのではなく、それぞれの希望の背景にある想いや理由を共有しましょう。

  • お互いの希望をリストアップする
    まずは、お互いが何を望んでいるのかをすべて書き出してみます。
  • 理由を話し合う
    「なぜアイランドキッチンにしたいの?」「なぜ書斎が欲しいの?」とお互いに質問し、理解を深めます。
  • 代替案を探す
    お互いの希望の「良いとこ取り」ができないか、設計士などの専門家も交えて代替案を探しましょう。例えば、「独立した書斎は難しいけど、リビングの一角にカウンターを設ける」といった解決策が見つかるかもしれません。

まとめ

注文住宅で決めることは非常に多く、大変な作業に思えるかもしれません。しかし、それは自分たちの理想の暮らしを一つひとつ形にしていく、楽しくクリエイティブなプロセスでもあります。

後悔しない家づくりの秘訣は、以下の3つです。

  1. 家づくりの全体像と流れを把握する
  2. 「コンセプト」と「予算」という軸を最初に固める
  3. チェックリストを活用し、決めるべきことを順番にクリアしていく

この記事が、あなたの家づくりという素晴らしい旅の、頼れるガイドブックとなれば幸いです。ぜひご家族で何度も読み返し、理想のマイホームを実現してください。

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