2025.07.25

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

はじめてのマイホームを検討中の方はこちらへ

今すぐwebで施工事例や商品仕様が見られます(無料)

注文住宅ガレージの費用相場と後悔しない間取り7選

「大切な愛車を雨風から守りたい」「天候を気にせず、いつでも趣味のバイクいじりを楽しみたい」
注文住宅を建てるなら、そんな夢を叶えるガレージハウスを検討している方も多いのではないでしょうか。ガレージハウスは、単なる駐車スペースではなく、趣味やライフスタイルを豊かにする特別な空間です。

しかし、いざ計画を始めようとすると、「ガレージを作るのに費用はいくらかかるの?」「どんな間取りがいいんだろう?」「建ててから後悔しないかな?」といった疑問や不安が次々と出てきますよね。

この記事では、注文住宅でガレージハウスを建てることを検討しているあなたのために、以下の情報を専門家の視点から分かりやすく解説します。

この記事の目次

注文住宅ガレージの費用相場と内訳

注文住宅でガレージを設置する場合、最も気になるのが費用です。ガレージ部分は通常の居住スペースとは異なるため、追加でどのくらいの費用がかかるのかを把握しておくことが重要です。

ビルトインガレージの追加費用相場

ビルトインガレージの追加費用は、1台あたり約250万円~400万円が相場です。

坪単価で考えると、1坪あたり50万円~80万円程度が目安となります。

例えば、車1台分(約5坪)のガレージを造る場合、250万円(5坪×50万円)~400万円(5坪×80万円)が建築費に上乗せされる計算です。もちろん、これはあくまで目安であり、ガレージの広さや仕様、依頼する建築会社によって費用は変動します。

費用を左右する3つの要素

ガレージハウスの建築費用は、主に以下の3つの要素によって大きく変わります。

  • ガレージの広さ
    当然ながら、ガレージが広くなるほど費用は高くなります。駐車する台数(1台か2台か)や、作業スペース・収納スペースをどれだけ確保するかによって必要な面積が変わり、価格に直結します。
  • シャッターの種類とグレード
    ガレージの顔ともいえるシャッターは、費用を左右する大きなポイントです。手動か電動か、素材はスチールかアルミか、デザイン性の高いオーバースライダータイプを選ぶかによって、数十万円単位で価格が変わることがあります。
  • 内装・設備の仕様
    壁や床の仕上げ材、照明器具、コンセントの数、換気扇の性能、水道(スロップシンク)の設置など、内装や設備にこだわるほど費用は上がります。趣味の空間として快適性を追求するのか、あくまで駐車スペースとしてシンプルに仕上げるのか、目的を明確にすることが大切です。

建築費を抑えるためのポイント

「理想のガレージは欲しいけど、予算は限られている…」という方も多いでしょう。建築費を賢く抑えるためのポイントをいくつかご紹介します。

シンプルな形状にする
建物の形状は、凹凸が少なくシンプルな四角形に近いほど、材料費や工事の手間が減り、コストダウンにつながります。

内装はDIYも検討する
壁の塗装や棚の設置など、自分でできる範囲をDIYすることで、内装費用を節約できます。愛着のある空間を自分の手で作り上げる楽しみもあります。

設備のグレードを再検討する
シャッターを手動にする、照明をシンプルなものにするなど、絶対に譲れない部分以外は設備のグレードを見直すことで、コストを調整できます。

複数の会社から見積もりを取る
ハウスメーカーや工務店によって得意な工法や価格設定が異なります。 必ず複数の会社から相見積もりを取り、内容を比較検討することが後悔しないための重要なステップです。

固定資産税への影響と計算方法

「ガレージハウスは固定資産税が高くなる?」という疑問を持つ方もいますが、一概にそうとは言えません。

建物にかかる固定資産税は、その建物の評価額によって決まります。ビルトインガレージは、豪華な設備や内装にしない限り、居住スペースよりも評価額が低くなる傾向があります。

また、重要なポイントとして「容積率緩和の特例」があります。これは、延床面積の5分の1を上限として、ビルトインガレージの面積を容積率の計算から除外できるという制度です。この特例を活用することで、固定資産税の対象となる床面積を抑えられる可能性があります。

ただし、シャッターなどの設備は課税対象となるため、独立したカーポートなどと比べると固定資産税は高くなるのが一般的です。正確な税額については、建築を依頼する会社や自治体に確認することをおすすめします。

【坪数・階層別】ガレージハウスの間取り事例7選

ここでは、具体的なイメージを掴んでいただくために、坪数や階層別にガレージハウスの間取り事例を7つご紹介します。あなたのライフスタイルに合った間取りを見つける参考にしてください。

【平屋】コンパクトで効率的な間取り

生活動線のすべてがワンフロアで完結する、シンプルで暮らしやすい間取りです。ガレージから直接パントリーやキッチンへ抜けられる動線を確保すれば、買い物帰りの荷物運びも非常にスムーズになります。LDKとガレージを隣接させ、大きな窓を設けることで、いつでも愛車を身近に感じられる暮らしが実現できます。

【2階建て・30坪台】居住空間と両立する間取り

都市部や住宅密集地で人気の、限られた敷地を有効活用する間取りです。1階にビルトインガレージと寝室・水回りを配置し、日当たりの良い2階にLDKを設けるのが定番のスタイルです。ガレージの上部をバルコニーや中庭にすることで、プライバシーを確保しながら開放的な空間を生み出すことも可能です。

【2階建て・40坪以上】趣味を楽しむ間取り

40坪以上の広さがあれば、ガレージを単なる駐車スペースではなく、趣味を満喫するための空間として充実させることができます。 ガレージ内に書斎やトレーニングスペースを設けたり、工具をディスプレイできる壁面収納を造作したりと、夢が広がる間取りです。ガレージから直接アクセスできる趣味部屋を作るのも人気があります。

【3階建て】都市部で実現する間取り

狭小地でも駐車スペースと十分な居住空間を確保できるのが3階建ての魅力です。1階部分をすべてビルトインガレージにすることで、2台駐車も可能になります。2階にLDK、3階に個室を配置するのが一般的ですが、眺望の良い3階にLDKを設ける「スカイリビング」の間取りも人気が高まっています。

バイク・自転車用ガレージの間取り

バイクやロードバイク専用のガレージなら、車ほど広いスペースは必要ありません。玄関横に土間スペースとしてガレージを設ける間取りが人気です。ヘルメットやウェアを収納するクロークを併設すれば、外出時の準備もスムーズ。メンテナンス作業をするためのカウンターや工具棚を設置すれば、自分だけの秘密基地が完成します。

2台以上駐車可能なガレージの間取り

車を2台以上所有している家庭では、広々としたガレージが必須です。車を横に並べる「並列駐車」タイプが、車の出し入れがしやすく最も使いやすいでしょう。敷地に制約がある場合は、縦に並べる「縦列駐車」タイプも選択肢になります。シャッターを2つ設置するのか、大きなものを1つ設置するのかによっても、外観の印象と費用が変わります。

リビングから愛車を眺める間取り

車好きにとって究極の憧れともいえるのが、リビングから愛車を眺められる間取りです。ガレージとリビングの間を耐火性能のある大きなガラス窓で仕切ることで、まるでショールームのような空間が生まれます。夜にはライトアップされた愛車を眺めながらお酒を楽しむ、そんな贅沢な時間を過ごすことができます。

ガレージハウスのメリット・デメリット

ガレージハウスには多くの魅力がありますが、建てる前に知っておくべきデメリットも存在します。両方を理解した上で、自分たちのライフスタイルに合っているかを判断しましょう。

メリット1:天候に左右されない快適性

最大のメリットは、雨や雪、強風などの悪天候でも、濡れたり汚れたりすることなく車に乗り降りできることです。小さなお子さんや高齢の家族がいる場合、あるいは買い物で荷物が多い時など、その快適さは絶大です。洗車やメンテナンスも、天気を気にせず好きな時に行えます。

メリット2:高い防犯性と愛車の保護

シャッター付きのガレージは、**大切な愛車を盗難やいたずら、鳥のフンや紫外線などからしっかりと守ります。** 防犯性が非常に高いため、高級車や希少なバイクを所有している方にとっては、何よりの安心材料となるでしょう。

メリット3:室内へのスムーズな動線

ガレージから直接室内に入れる動線は、想像以上に便利です。重い荷物を運ぶ手間が省けるだけでなく、車を降りてすぐに家の中に入れるため、防犯面でも安心感があります。 ガレージをアウトドア用品やベビーカーの置き場所として活用すれば、玄関周りをすっきりと保つこともできます。

デメリット1:居住スペースの制約

建物の1階部分にガレージを設けるため、その分、居住スペースが圧迫される可能性があります。 特に敷地面積が限られている場合、1階にLDKを設けるのが難しくなり、2階リビングの間取りになることが多くなります。階段の上り下りが増えるため、将来の生活も考慮した設計が重要です。

デメリット2:排気ガス・騒音・振動対策

エンジン始動時の排気ガスや騒音、シャッターの開閉音などが居住スペースに影響を与える可能性があります。特に寝室がガレージに隣接している場合は、十分な対策が必要です。

  • 排気ガス対策: 強力な換気扇を設置し、24時間換気システムを導入する。
  • 騒音・振動対策: 居室との間の壁に遮音材や吸音材を入れる、静音性の高い電動シャッターを選ぶなどの工夫が求められます。

デメリット3:建築コストの増加

前述の通り、ガレージを造るには追加の建築費用がかかります。また、車が出入りするための大きな開口部を設けるため、建物の強度を保つための構造計算や補強が必要になり、これがコストアップの要因となります。

ガレージ設計で後悔しないための注意点

理想のガレージハウスを実現するためには、設計段階での細やかな計画が欠かせません。ここでは、建ててから「こうすれば良かった…」と後悔しないための重要な注意点を解説します。

ガレージの適切な広さと高さの決め方

「今乗っている車がギリギリ入ればいい」という考え方は危険です。以下の点を考慮して、余裕のあるサイズを確保しましょう。

  • ドアの開閉スペース: 乗り降りの際にドアを全開にできるスペース(片側60cm以上が目安)を確保する。
  • 作業スペース: タイヤ交換やメンテナンスをするためのスペースを考慮する。
  • 将来の買い替え: 将来的に大きな車に乗り換える可能性も視野に入れ、少し広めに設計しておくのがおすすめです。
  • 高さ: SUVやミニバンなど車高の高い車や、ルーフキャリアの利用を想定し、天井高は2.4m以上あると安心です。

換気扇・換気設備の重要性

ガレージ内の換気は、快適性と安全性を保つ上で最も重要なポイントです。エンジンをかけると一酸化炭素が発生するため、換気が不十分だと命に関わる危険性もあります。窓の設置はもちろん、排気ガスを効率的に排出できる強力な換気扇の設置は必須と考えましょう。

収納スペースの確保と配置

ガレージには、タイヤや工具、洗車用品、アウトドアグッズなど、多くの物を収納します。あらかじめ何をどこに置くかを想定し、十分な収納スペースを計画しましょう。壁面を活用した可動棚や有孔ボードを設置すると、スペースを有効活用でき、見た目もおしゃれに整理できます。

照明とコンセントの計画

ガレージ内の照明は、夜間の車の出し入れだけでなく、メンテナンス作業のしやすさも考慮して計画します。

  • 照明: 全体を明るく照らすシーリングライトに加え、手元を照らすスポットライトや作業灯があると便利です。
  • コンセント: 電動工具や掃除機、将来の電気自動車(EV)充電用など、用途を想定して適切な位置と数を確保しましょう。屋外にもコンセントがあると、高圧洗浄機を使う際に役立ちます。

床材の選び方とメンテナンス性

ガレージの床は、車の重量に耐え、オイルや薬品にも強い素材を選ぶ必要があります。

  • コンクリート: 最も一般的でコストも安いですが、油汚れがシミになりやすいデメリットも。
  • タイル: デザイン性が高く掃除もしやすいですが、コストは高めになります。
  • 塗装: コンクリートの上に防塵塗装やエポキシ塗装を施すことで、耐久性やメンテナンス性が向上します。

シャッターの種類と特徴

シャッターは、デザイン性、機能性、価格のバランスを考えて選びましょう。

  • 手動シャッター: コストを抑えられますが、毎日の開閉が手間に感じることも。
  • 電動シャッター: リモコン一つで開閉でき、非常に便利です。静音性に優れたタイプや、開閉スピードが速いタイプもあります。
  • オーバースライダー: 天井に沿ってパネルが収納されるタイプ。デザイン性が高く、動作音も静かですが、価格は高めです。

ビルトインガレージとインナーガレージの違い

注文住宅のガレージを調べていると、「ビルトインガレージ」と「インナーガレージ」という言葉を目にすることがあるでしょう。この2つの違いについて解説します。

ビルトインガレージの定義と特徴

「ビルトインガレージ」とは、建物の構造体の中に駐車スペースを組み込んだ(ビルトインした)ガレージのことを指します。一般的に、四方を壁で囲まれ、シャッターなどの出入り口が設けられている形式を指すことが多いです。

インナーガレージの定義と特徴

「インナーガレージ」とは、ビルトインガレージとほぼ同じ意味で使われる言葉です。建築基準法などで明確に定義が分けられているわけではありません。ハウスメーカーや工務店によっては、壁で完全に囲まれていない柱だけの駐車スペースをインナーガレージと呼ぶなど、独自の使い分けをしている場合もありますが、基本的には同義と考えて問題ありません。

容積率緩和の特例について

前述しましたが、ガレージハウスを計画する上で非常に重要なのが「容積率緩和の特例」です。

容積率とは、敷地面積に対する建物の延床面積の割合のことです。この特例により、ビルトインガレージの面積が、その建物の延床面積の5分の1までであれば、容積率を計算する際の延床面積に算入しなくても良いことになっています。

例えば、容積率の上限が厳しい都市部の土地でも、この特例を活用すれば、ガレージの面積分だけ居住スペースを広く確保できる可能性があります。家づくりを依頼する際には、この特例をうまく活用したプランを提案してもらいましょう。

注文住宅ガレージハウスの建築実例集

ここでは、ガレージハウスのデザインのヒントになるような建築実例のテイストをいくつかご紹介します。

シンプルモダンな外観デザイン

黒や白、グレーを基調とした直線的なフォルムが特徴のデザインです。ガルバリウム鋼板やコンクリート打ちっぱなしなどの無機質な素材と、木目調のアクセントを組み合わせることで、シャープでありながら温かみのある外観を演出できます。

木目を活かしたナチュラルなデザイン

外壁やガレージのシャッター、内装にふんだんに木材を使用した、温もりあふれるデザインです。まるで山小屋やカフェのような雰囲気で、自然との調和を大切にしたい方におすすめ。観葉植物などを飾れば、よりリラックスできる空間になります。

インダストリアルな内装デザイン

コンクリートの壁や天井をあえて見せ、配管やダクトをむき出しにするなど、工場や倉庫のような無骨な雰囲気を楽しむデザインです。アイアン素材の棚や照明、ヴィンテージ感のある家具との相性が抜群で、趣味の空間であるガレージにぴったりのスタイルです。

趣味の空間を演出する照明計画

照明は、ガレージの雰囲気を大きく左右する重要な要素です。愛車を美しく照らすスポットライトや、壁面を優しく照らす間接照明などを効果的に使うことで、単なる駐車スペースから、愛車を鑑賞するための特別なギャラリー空間へと昇華させることができます。

まとめ

今回は、注文住宅でガレージハウスを建てる際の費用相場から、後悔しないための間取り、設計の注意点までを詳しく解説しました。

ガレージハウスは、車やバイク好きにとって、日々の暮らしを何倍にも豊かにしてくれる夢の空間です。しかし、その夢を実現するためには、事前の情報収集と綿密な計画が不可欠です。

この記事でご紹介したポイントを参考に、あなたの理想のライフスタイルを叶えるガレージハウスのイメージを具体的に膨らませてみてください。そして、その夢を形にしてくれる、信頼できるパートナー(ハウスメーカーや工務店)を見つけることが、後悔しない家づくりの最も大切な一歩となるでしょう。

家を建てるならロゴスホーム

ロゴスホームは、高品質にこだわった注文住宅を適正価格で提供するハウスメーカーです。お客様のニーズに合わせた住宅を提案いたします。

家を建てることを検討している方は、ぜひロゴスホームまでお気軽にご相談ください。

>>公開中のモデルハウス情報はこちら

この記事を書いた人

LOGOS HOME

ロゴスホームのスタッフです

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

\ マイホーム検討中の方必見!/
ロゴスホームのすべてが見られるwebカタログ

札幌No.1

詳しく見てみる

TOP