2025.08.12

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注文住宅の床材選びで後悔しない!種類と特徴を徹底解説

注文住宅の打ち合わせで「床材、どうしますか?」と聞かれても、種類が多すぎて何から選べばいいか悩んでしまいますよね。床は部屋の印象を大きく左右し、毎日肌に触れる大切な部分。後悔しないためには、それぞれの特徴をしっかり理解して選ぶことが重要です。

この記事では、注文住宅で選べる床材の種類や特徴、そして後悔しないための選び方のポイントを、プロの視点から分かりやすく解説します。

LIXIL(リクシル)のような人気メーカーのフローリング製品も具体的にご紹介しますので、この記事を読めば、あなたの家族にぴったりの床材が見つかるはずです。理想のマイホームを実現するために、ぜひ最後までご覧ください。

注文住宅で選べる床材の種類と特徴

まずは、注文住宅の家づくりでよく採用される代表的な床材の種類と、それぞれの特徴を見ていきましょう。ご自身のライフスタイルや理想の空間を思い浮かべながら、読み進めてみてください。

無垢フローリング

無垢フローリングとは、天然木を一枚板に加工した床材のことです。自然な木目や色合いが美しく、木の温もりをダイレクトに感じられるのが最大の魅力です。

  • メリット
    • 本物の木ならではの質感と温かみがある
    • 調湿作用があり、室内の湿度を快適に保ってくれる
    • 経年変化で色合いが深まり、味わいが増す
    • 傷がついても表面を削ることで補修できる場合がある
  • デメリット
    • 価格が比較的高価
    • 水分に弱く、シミや反り、隙間が生じやすい
    • 柔らかい木材は傷がつきやすい
    • 定期的なワックスがけなどメンテナンスが必要な場合がある

複合フローリング

複合フローリングとは、合板などの基材の表面に、天然木の薄い板(突き板)や木目調のシートを貼り合わせた床材です。現在の日本の住宅で最も広く使われています。

  • メリット
    • 品質が安定しており、反りや収縮が少ない
    • 無垢フローリングに比べて価格が手頃
    • 傷や汚れに強い加工が施された製品が多い
    • デザインやカラーバリエーションが豊富
    • メンテナンスが比較的簡単
  • デメリット
    • 無垢材ほどの質感や温もりは感じにくい
    • 一度深い傷がつくと補修が難しい
    • 経年変化による味わいは出にくい

フロアタイル

フロアタイルとは、塩化ビニル素材で作られた、硬質でタイルのような形状の床材です。木目調や石目調などデザインが非常に豊富で、本物に近い質感を再現したものも多くあります。

  • メリット
    • 水や汚れに非常に強く、キッチンや洗面所などの水回りに最適
    • 耐久性が高く、傷がつきにくい
    • デザインのバリエーションが極めて豊富
    • 部分的な貼り替えが比較的容易
  • デメリット
    • 素材が硬いため、足腰への負担を感じることがある
    • 冬場は足元が冷たく感じやすい
    • クッションフロアに比べると価格は高め

クッションフロア

クッションフロアとは、塩化ビニル素材でできたシート状の床材です。その名の通りクッション性があり、水に強いのが特徴で、トイレや洗面所などで定番となっています。

  • メリット
    • 耐水性が高く、掃除が非常に楽
    • 価格が安く、コストを抑えたい場合に最適
    • クッション性があるため、転倒時の衝撃を和らげる
    • デザインや柄が豊富
  • デメリット
    • 熱に弱く、重い家具を置くと跡が残りやすい
    • 傷がつきやすく、一度傷がつくと補修が難しい
    • 他の床材に比べて安価な印象に見えやすい

タイルカーペット

タイルカーペットとは、40cm~50cm角のタイル状になったカーペットのことです。リビングの一部や書斎、子供部屋、寝室などで使用されます。

  • メリット
    • 汚れた部分だけを取り外して洗ったり、交換したりできる
    • クッション性や防音性に優れている
    • 色の組み合わせで自由にデザインできる
    • 冬でも足元が暖かい
  • デメリット
    • ホコリや髪の毛が絡まりやすく、掃除に手間がかかる
    • 液体をこぼすとシミになりやすい
    • ダニが発生する可能性があるため、定期的な手入れが必要

タイル(磁器質・セラミック)

タイルとは、土や石などを焼き固めて作った床材で、主に玄関の土間や、デザイン性を重視するリビング・キッチンなどで採用されます。高級感と優れた耐久性が魅力です。

  • メリット
    • 非常に硬く、傷や摩耗に圧倒的に強い
    • 耐水性・耐火性に優れ、汚れも染み込みにくい
    • 熱伝導率が高く、床暖房との相性が良い
    • 高級感のある空間を演出できる
  • デメリット
    • 素材が硬く冷たいため、素足で歩くのには不向き
    • 目地に汚れが溜まりやすい
    • 施工費用が高額になる傾向がある

【比較表】床材の種類別メリット・デメリット

ここでは、先ほど紹介した床材の特徴を項目別に比較してみましょう。ご自身の優先順位と照らし合わせながら、最適な床材を見つける参考にしてください。

床材の種類価格相場(m²単価)デザイン性・足触り耐久性・耐傷性耐水性・手入れ
無垢フローリング10,000円~◎ 自然な温もり△ 傷つきやすい△ 水に弱い
複合フローリング6,000円~○ 豊富で安定的○ 傷に強い製品多○ 比較的強い
フロアタイル4,000円~◎ 非常に豊富◎ 傷に強い◎ 非常に強い
クッションフロア2,500円~○ 豊富△ 傷・へこみに弱い◎ 非常に強い
タイルカーペット4,000円~○ 組み合わせ自由○ 摩耗に強い△ 液体はシミに
タイル9,000円~◎ 高級感◎ 非常に強い◎ 非常に強い

※価格はあくまで目安であり、製品のグレードや施工業者によって変動します。

価格相場・初期費用

最もコストを抑えられるのはクッションフロアで、次いでフロアタイル、複合フローリングの順になります。無垢フローリングやタイルは、材料費・施工費ともに高額になる傾向があります。家全体の予算を考えながら、場所ごとに床材を使い分けるのも賢い方法です。

デザイン性と足触り

木の温もりや質感を最優先するなら無垢フローリングが一番です。複合フローリングやフロアタイルも、最近は技術の向上で本物に近いデザインが増えています。足触りの柔らかさや暖かさを求めるなら、タイルカーペットも良い選択肢です。

耐久性・耐傷性

傷やへこみに対する強さでは、タイルやフロアタイルが群を抜いています。小さなお子様やペットがいるご家庭、キャスター付きの椅子を使う部屋には、表面が硬く加工された複合フローリングやフロアタイルがおすすめです。無垢フローリングは傷がつきやすいですが、それが「味」になるとも言えます。

耐水性と手入れのしやすさ

キッチンや洗面所、トイレなどの水回りには、耐水性に優れたフロアタイルやクッションフロアが最適です。複合フローリングも表面加工により耐水性を持つ製品がありますが、無垢フローリングは水分を嫌うため水回りでの使用は避けるのが一般的です。

後悔しない注文住宅の床材選びのポイント

たくさんの種類がある床材の中から、自分たちの家に最適なものを選ぶにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、後悔しないための4つの選び方のポイントをご紹介します。

部屋の用途で選ぶ(リビング・寝室・水回り)

部屋の役割によって、床材に求められる性能は異なります。

  • リビング・ダイニング
    家族が最も長く過ごす場所。デザイン性や足触りの良さを重視し、複合フローリングや無垢フローリングが人気です。傷や汚れが気になる場合は、耐久性の高いコーティングが施されたフローリングやフロアタイルもおすすめです。
  • 寝室・書斎
    リラックスできる空間なので、温かみのある無垢フローリングや、足音を吸収してくれるカーペットが適しています。
  • キッチン・洗面所・トイレ
    水はねや油汚れが多いため、耐水性・防汚性に優れ、掃除がしやすいクッションフロアやフロアタイルが定番です。
  • 子供部屋
    子供が走り回ったりおもちゃを落としたりすることを考え、防音性や衝撃吸収性のあるタイルカーペットや、傷に強い複合フローリングが良いでしょう。

ライフスタイルで選ぶ(子供・ペットの有無)

家族構成や暮らし方も、床材選びの重要な判断基準です。

  • 小さなお子様がいるご家庭
    食べこぼしや落書きに備え、掃除がしやすく、傷や汚れに強い床材(複合フローリング、フロアタイル)がおすすめです。また、転倒時の安全性を考え、クッション性のある床材も選択肢になります。
  • ペット(犬・猫)と暮らすご家庭
    ペットの足腰への負担を考え、滑りにくい床材を選ぶことが大切です。また、爪による傷や粗相に備え、耐久性・耐水性・防臭機能のあるペット対応のフローリングやフロアタイルが人気です。
  • 掃除の手間を減らしたい方
    凹凸が少なく、汚れが拭き取りやすいフロアタイルやクッションフロアは日々の手入れが簡単です。フローリングの場合は、溝が浅いタイプを選ぶとホコリが溜まりにくくなります。

インテリアのテイストで選ぶ

床は部屋の面積の大部分を占めるため、インテリアの印象を決定づける重要な要素です。

  • ナチュラル・北欧テイスト
    明るい色味のオークやメープルといった木目のフローリングがよく合います。
  • モダン・インダストリアルテイスト
    ウォールナットのような濃い色のフローリングや、コンクリート調のフロアタイル、グレー系のタイルなどが空間を引き締めます。
  • ヴィンテージ・アンティークテイスト
    使い込んだ風合いのある無垢フローリングや、ヘリンボーン柄のフローリングが個性を演出します。

床の色は、壁や建具、家具とのバランスを考えて選ぶと、統一感のあるおしゃれな空間になります。

床暖房との相性で選ぶ

冬でも足元から暖かく過ごせる床暖房は、注文住宅で人気の設備です。しかし、すべての床材が床暖房に対応しているわけではないので注意が必要です。

無垢フローリングは熱による伸縮が大きいため、床暖房に対応した専用の製品を選ぶ必要があります。複合フローリングやフロアタイル、タイルは床暖房対応の製品が多く、相性が良いとされています。床暖房を設置する場合は、必ず「床暖房対応」と明記された床材を選びましょう。

【場所別】床材の施工事例写真集

実際の家では床材がどのように見えるのか、場所別の施工事例をイメージしてみましょう。

リビングの施工事例

明るいオーク柄の複合フローリングは、どんな家具にも合わせやすく、開放的で温かみのあるリビングを演出します。テレビボードの背面や壁の一部にアクセントとして石目調のタイルを貼ると、空間にメリハリが生まれてモダンな印象になります。

キッチンの施工事例

油はねや水はねが気になるキッチンには、掃除がしやすいフロアタイルが最適です。リビングのフローリングと色味を合わせた木目調のフロアタイルを選べば、LDKに一体感が生まれます。あえてコンクリート調のフロアタイルを選び、カフェのようなおしゃれな空間にするのも人気です。

寝室・子供部屋の施工事例

落ち着いた雰囲気の寝室には、ウォールナットなどの濃い色のフローリングがよく合います。子供部屋には、明るい木目のフローリングや、汚れた部分だけ交換できるタイルカーペットが便利です。カラフルなタイルカーペットを組み合わせれば、子供が喜ぶ楽しい空間になります。

玄関・廊下の施工事例

家の第一印象を決める玄関には、高級感のあるタイルがおすすめです。大判のタイルを使えば、空間が広くすっきりとした印象になります。廊下はリビングと同じフローリングでつなげることで、家全体に統一感が生まれます。

注文住宅の床材に関するよくある質問

最後に、注文住宅の床材選びで多くの方が疑問に思う点にお答えします。

無垢材の傷やメンテナンスは大変?

確かに無垢材は複合フローリングに比べて傷がつきやすく、定期的なメンテナンスが必要な場合があります。しかし、その傷も家族の歴史として「味」になると考える方も多くいます。また、軽いへこみであれば水分を含ませて修復したり、表面を研磨してきれいにしたりすることも可能です。手間をかけることで愛着が湧くのが、無垢材の大きな魅力と言えるでしょう。

床の色選びで失敗しないコツは?

床の色選びで失敗しないためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 大きな面積で見る
    小さなサンプルで見る色と、広い面積に施工したときの色は印象が異なります(面積効果)。床材はサンプルよりも明るく、鮮やかに見える傾向があることを覚えておきましょう。
  • 家具や建具との相性を考える
    すでにお持ちの家具や、これから選ぶドア、キッチンなどとの色合いのバランスを考慮することが大切です。
  • 汚れの目立ちやすさを知る
    濃い色の床はホコリや傷が目立ちやすく、逆に白すぎる床は髪の毛や黒い汚れが目立ちやすい傾向があります。中間色が最も汚れが目立ちにくいと言われています。

ショールームで確認すべきことは?

メーカーのショールームは、床材を実際に体感できる貴重な場所です。訪問する際は、以下の点を確認しましょう。

  • 大きなサンプルで色や木目を確認する
  • 靴を脱いで、素足での足触りや歩き心地を確かめる
  • 照明の下での見え方と、自然光の下での見え方の違いをチェックする
  • 傷のつきにくさや手入れの方法についてスタッフに質問する

床材のサンプルはどこで手に入る?

床材のサンプルは、主に依頼しているハウスメーカーや工務店を通じて入手します。気になる床材のメーカー名や品番を伝えれば、A4サイズ程度のサンプルを取り寄せてもらえることがほとんどです。複数のサンプルを並べて比較したり、実際に建てる家の窓際で色味を確認したりすることで、より正確なイメージを掴むことができます。

まとめ

注文住宅の床材選びは、デザインだけでなく、機能性やメンテナンス性、そして家族のライフスタイルを総合的に考えて決めることが成功の鍵です。

  • 床材の種類と特徴を理解する(無垢、複合、フロアタイルなど)
  • 部屋の用途やライフスタイルに合わせて最適な素材を選ぶ
  • インテリアのテイストに合う色やデザインを考える
  • サンプルを取り寄せ、実際の質感や色味を確認する

たくさんの選択肢があって迷うかもしれませんが、それも注文住宅づくりの醍醐味の一つです。この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひご家族で話し合ってみてください。

気になる床材が見つかったら、まずはハウスメーカーや工務店の担当者に相談し、サンプルを取り寄せてみましょう。あなたの家族にとって最高の床材を選び、後悔のない素敵なマイホームを実現してください。

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この記事を書いた人

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