2025.10.09

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注文住宅の床材選びで後悔しない!種類比較

「おしゃれで、掃除がしやすくて、傷にも強い床にしたいな…」
「ペットがいるけど、どんな床材がいいんだろう?」

注文住宅の計画を進める中で、床材選びは家の印象と暮らしやすさを決める重要なポイントです。しかし、フローリングだけでもたくさんの種類があり、何から手をつければ良いか分からなくなってしまいますよね。

この記事では、注文住宅を建てるあなたが「我が家にとって最高の床材」を見つけられるよう、専門知識を持つプロの視点から、以下の内容を分かりやすく解説します。

  • この記事を読めば、床材選びの迷いがなくなり、自信を持って理想の家づくりを進められるようになります。さあ、一緒に後悔しない床材選びを始めましょう。

注文住宅で選べる床材の種類と特徴

注文住宅で選ばれる主な床材は、大きく分けて6種類あります。それぞれの素材が持つ特徴や価格帯を知ることが、理想の家づくりの第一歩です。

無垢フローリング(単層フローリング)

無垢フローリングとは、天然木を100%使用した一枚板の床材のことです。木の温もりや豊かな香りをダイレクトに感じられるのが最大の魅力で、時が経つにつれて色合いが深まる「経年美化」を楽しめます。

  • メリット
    • 自然な木目や質感が美しい
    • 調湿作用があり、夏はサラッと冬は暖かい
    • 経年変化で味わいが増す
    • 傷がついても削って補修できる場合がある
  • デメリット
    • 価格が比較的高価
    • 水分に弱く、シミや反り、隙間が生じやすい
    • 柔らかい木材は傷がつきやすい
    • 定期的なワックスがけなどメンテナンスが必要な場合がある
  • 価格相場の目安
    • 1㎡あたり約8,000円~30,000円

複合フローリング(複層フローリング)

複合フローリングとは、合板などの基材の表面に、薄くスライスした天然木や木目調のシートを貼り合わせた床材です。品質が安定しており、デザインや機能性のバリエーションが非常に豊富なため、多くの住宅で採用されています。

  • メリット
    • 無垢材に比べて価格が手頃
    • 温度や湿度による伸縮・変形が少ない
    • 傷や汚れに強い加工がされた製品が多い
    • ワックスフリーなど、メンテナンスが簡単な製品が主流
  • デメリット
    • 無垢材ほどの質感や温もりは感じにくい
    • 表面のシートが剥がれると補修が難しい
    • 深い傷がつくと下地の合板が見えてしまう
  • 価格相場の目安
    • 1㎡あたり約5,000円~20,000円

クッションフロア

クッションフロアとは、塩化ビニール素材でできたシート状の床材です。その名の通りクッション性があり、耐水性に優れているため、キッチンや洗面所、トイレなどの水まわりで多く使われます。

  • メリット
    • 価格が非常に安い
    • 耐水性が高く、汚れも拭き取りやすい
    • クッション性があり、足腰への負担が少ない
    • デザインのバリエーションが豊富
  • デメリット
    • 高級感には欠け、安っぽく見えることがある
    • 熱に弱く、重い家具を置くと跡が残りやすい
    • 傷がつきやすく、一度つくと補修が難しい
  • 価格相場の目安
    • 1㎡あたり約2,500円~5,000円

フロアタイル・塩ビタイル

フロアタイルとは、クッションフロアと同じ塩化ビニール素材ですが、硬質でタイルのように一枚ずつ貼っていく床材です。デザイン性が高く、本物の石や木のような質感を表現できるのが特徴です。

  • メリット
    • 耐久性が高く、傷やへこみに強い
    • 耐水性に優れ、メンテナンスが楽
    • デザインが豊富で高級感がある
    • 汚れた部分だけを貼り替えることができる
  • デメリット
    • クッションフロアより価格が高い
    • 素材が硬く、冬場は足元が冷たく感じやすい
    • クッション性がないため、物を落とすと割れたり大きな音がしたりする
  • 価格相場の目安
    • 1㎡あたり約4,000円~8,000円

カーペット

カーペットは、織物や敷物の床材で、ホテルライクな高級感を演出できます。保温性や吸音性に優れ、柔らかな足触りが魅力で、寝室や書斎などリラックスしたい空間に適しています。

  • メリット
    • 足触りが柔らかく、保温性が高い
    • 優れた吸音・防音効果がある
    • 転倒時の衝撃を和らげる
  • デメリット
    • ホコリや髪の毛が絡みやすく、掃除が大変
    • ダニやカビが発生しやすい
    • 液体をこぼすとシミになりやすい
  • 価格相場の目安
    • 1㎡あたり約4,000円~15,000円

タイル

タイルは、土や石などを焼き固めて作った床材です。高級感と優れた耐久性・耐水性を兼ね備えており、玄関や土間、水まわりだけでなく、近年ではリビングに採用するケースも増えています。

  • メリット
    • 非常に硬く、傷や汚れ、紫外線に強い
    • 耐水性・耐火性に優れている
    • 熱伝導率が高く、床暖房との相性が良い
    • 高級感があり、デザイン性が高い
  • デメリット
    • 価格が非常に高価
    • 素材が硬く冷たいため、冬は対策が必要
    • 目地に汚れが溜まりやすい
    • 硬いため物を落とすと割れやすく、転倒時に危険
  • 価格相場の目安
    • 1㎡あたり約10,000円~30,000円

床材の種類別メリット・デメリット比較表

ここまで紹介した床材の特徴を一覧表にまとめました。どの床材がご自身の希望に近いか、比較しながらチェックしてみてください。

床材の種類価格(1㎡あたり)デザイン性耐久性・傷耐水性メンテナンス足触り
無垢フローリング高(約8千~3万円)×
複合フローリング中(約5千~2万円)
クッションフロア安(約2.5千~5千円)
フロアタイル中(約4千~8千円)
カーペット中(約4千~1.5万円)×
タイル高(約1万~3万円)×

(◎:非常に良い、○:良い、△:やや劣る、×:劣る)

後悔しない床材の選び方5ステップ

たくさんの選択肢の中から、自分たちにぴったりの床材を選ぶにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、後悔しないための選び方を5つのステップで解説します。

Step1:予算と費用相場を把握する

まずは、家全体で床材にかけられる予算を決めましょう。床材は、選ぶ種類によって価格が大きく異なります。先ほどの比較表を参考に、初期費用(材料費+施工費)と、将来的なメンテナンス費用をトータルで考えることが大切です。

例えば、初期費用が安くてもメンテナンスに手間や費用がかかる床材もあれば、初期費用は高くてもメンテナンスフリーで長く使える床材もあります。長期的な視点でコストパフォーマンスを判断しましょう。

Step2:ライフスタイルに合わせて選ぶ

家族構成や暮らし方は、床材選びの重要な基準です。特に、ペットや小さなお子さんがいるご家庭では、デザイン性だけでなく機能性も重視する必要があります。

ペット(犬・猫)がいる場合

  • 滑りにくさ
    犬や猫はツルツルした床が苦手で、足腰に負担がかかります。滑り止め加工が施されたペット対応のフローリングや、凹凸のあるフロアタイルがおすすめです。
  • 耐久性・耐傷性
    爪によるひっかき傷を防ぐため、表面が硬く加工された複合フローリングやフロアタイルが適しています。
  • アンモニア耐性
    おしっこによる変色や臭いを防ぐため、アンモニアに強い加工がされた床材を選ぶと安心です。クッションフロアやフロアタイルは掃除が簡単です。

小さな子供がいる場合

  • クッション性・安全性
    子供が走り回ったり転んだりすることを考えると、衝撃を吸収してくれるクッションフロアやカーペットが安心です。フローリングの場合でも、コルク材など柔らかめの素材を選ぶと良いでしょう。
  • 防音性
    階下への足音や物音を気にする場合は、防音性能の高い複合フローリングやカーペットが効果的です。
  • 掃除のしやすさ
    食べこぼしや落書きなど、床が汚れる機会が多くなります。汚れが染み込みにくく、サッと拭き取れる複合フローリングやクッションフロア、フロアタイルはメンテナンスが楽です。

Step3:部屋の用途別に選ぶ

家は部屋ごとに役割が異なります。それぞれの部屋の使い方に合わせて、最適な床材を選びましょう。

リビング・ダイニング

家族が集まり、ゲストを迎える家の中心です。見た目の美しさと、傷や汚れへの強さを両立した床材が求められます。木の温もりを重視するなら無垢フローリング、デザインと機能性のバランスを求めるなら複合フローリングが人気です。

キッチン・洗面所・トイレ

水や油が飛び散りやすい場所なので、最も重要なのは耐水性と掃除のしやすさです。クッションフロアやフロアタイルが定番ですが、最近では耐水性の高いフローリングも登場しています。

寝室・子供部屋

リラックスして過ごすプライベートな空間です。足触りの良さや温かみを重視するなら、無垢フローリングやカーペットがおすすめです。子供部屋には、防音性やクッション性を考慮すると良いでしょう。

Step4:デザインや色で選ぶ

床は部屋の印象を大きく左右する要素です。壁や天井、建具、家具とのバランスを考えてデザインや色を選びましょう。

  • 明るい色(ホワイト、ベージュ、ライトブラウンなど)
    部屋全体を明るく、広く見せる効果があります。どんなインテリアにも合わせやすいですが、髪の毛やホコリが目立ちやすいという側面もあります。
  • 暗い色(ダークブラウン、ブラックなど)
    高級感や重厚感、落ち着いた雰囲気を演出できます。汚れは目立ちにくいですが、ホコリや傷が白っぽく目立つことがあります。部屋が狭く見える可能性も考慮しましょう。

小さなサンプルだけで決めず、必ずショールームで大きな面積のサンプルを確認したり、施工事例の写真を見たりして、全体のイメージを掴むことが失敗を防ぐコツです。

Step5:手入れのしやすさで選ぶ

共働きなどで忙しい毎日を送る方にとって、手入れのしやすさは見逃せないポイントです。

  • ワックスがけは必要か?
    最近の複合フローリングは、ワックスフリーの製品が主流で、日々の掃除機がけや乾拭きだけで美しさを保てます。無垢フローリングは定期的なワックスがけが必要な場合が多いですが、それも味わいと捉える考え方もあります。
  • 汚れは拭き取りやすいか?
    表面がコーティングされている複合フローリングや、塩化ビニール素材のクッションフロア、フロアタイルは、汚れが染み込みにくく、手入れが非常に簡単です。

【部屋別】床材の施工事例写真集

ここでは、写真の代わりに文章で具体的な施工事例のイメージをご紹介します。ご自身の家づくりを想像しながらご覧ください。

開放感のあるリビングの床材事例

明るいベージュ系の幅広フローリング(複合フローリング)を採用したリビング。白い壁紙と組み合わせることで、空間全体がより広く、明るく感じられます。床の色が明るいため、ソファやグリーンの観葉植物がアクセントとして映え、洗練された北欧風のインテリアが完成しています。

掃除しやすいキッチンの床材事例

キッチンには、大理石調のフロアタイルを選択。高級感がありながらも、水や油汚れをサッと拭き取れるため、常に清潔な状態を保てます。リビングのフローリングとは素材を変えることで、空間のゾーニングにもなり、デザインのメリハリが生まれています。

落ち着いた雰囲気の寝室の床材事例

ウォールナットの無垢フローリングを採用した、クラシックで落ち着いた寝室。深みのある色合いと独特の木目が、上質な眠りを誘う空間を演出します。足触りも温かく、朝起きて最初に足が触れる場所として最適です。

子供部屋の施工事例

子供部屋には、明るい木目のフローリングや、汚れた部分だけ交換できるタイルカーペットが便利です。カラフルなタイルカーペットを組み合わせれば、子供が喜ぶ楽しい空間になります。

注文住宅の床材でよくある後悔とQ&A

最後に、先輩たちが経験した床材選びの失敗談と、よくある質問にお答えします。後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

床の色選びで失敗した…どうすれば防げる?

「小さなサンプルで見て気に入った色を選んだら、実際に広い面積に敷いてみるとイメージと全然違った」という後悔は非常によくあります。

対策

  • 必ずショールームで大きなサンプルを確認する。 可能であれば、床に置いて少し離れた場所から見てみましょう。
  • 自然光と照明の下で見え方を確認する。 光の当たり方で色の印象は大きく変わります。
  • 壁紙や建具のサンプルと合わせてみる。 床だけ単体で見るのではなく、空間全体での調和を考えることが重要です。

傷や汚れ、へこみが目立つ…どうすればよかった?

「デザイン重視で柔らかい無垢材を選んだら、子供のおもちゃですぐに傷だらけになってしまった」「ダイニングチェアの脚で床がへこんでしまった」という声も聞かれます。

対策

  • ライフスタイルに合った耐久性の床材を選ぶ。 小さな子供やペットがいる、キャスター付きの椅子を使うなど、ご自身の暮らしで床にどのような負荷がかかるかを想像しましょう。
  • 傷に強い加工がされた複合フローリングを検討する。 DAIKENのWPC加工フローリングや、各社の高耐久シリーズがおすすめです。
  • 傷も「味」と捉える。 無垢フローリングの場合、傷やシミも家族の歴史として楽しむという考え方も素敵です。

無垢材のメンテナンスが大変だった…本当?

「憧れの無垢フローリングにしたけれど、水濡れに気を使ったり、定期的なワックスがけが思ったより大変だった」という後悔です。

対策

  • メンテナンスの手間を事前に理解しておく。 無垢材は「生きている」素材です。その特性を理解し、手入れを楽しめるかどうかを自問自答してみましょう。
  • ウレタン塗装済みの無垢フローリングを選ぶ。 表面がコーティングされているため、オイル仕上げに比べて水や汚れに強く、メンテナンスが楽になります。
  • メンテナンスフリーの複合フローリングを選ぶ。 どうしても手入れの手間を省きたい場合は、リアルな木目を再現した高性能な複合フローリングが最適です。

ショールームで確認すべきことは?

ショールームは、床材選びの失敗を防ぐために最も重要な場所です。以下のポイントをチェックしましょう。

  • 色味と質感: 大きなパネルで、光の当たり方による色の変化や、木目・石目の質感を確認する。
  • 足触り: 実際に靴を脱いで歩いてみて、硬さや温かさを体感する。
  • 傷のつきにくさ: サンプルで試せる場合は、コインなどで軽くこすってみて耐久性を確認する。
  • 機能性の説明: スタッフに、耐水性、防音性、床暖房対応などの機能について詳しく聞く。

まとめ

後悔しない注文住宅の床材選びは、情報収集と正しい手順が鍵を握ります。最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。

  • 床材は主に6種類
    無垢フローリング、複合フローリング、クッションフロア、フロアタイル、カーペット、タイル。それぞれのメリット・デメリットを理解することが第一歩です。
  • 選び方は5ステップで考える
    「予算」「ライフスタイル」「部屋の用途」「デザイン」「手入れのしやすさ」の5つの視点で絞り込んでいくと、自分たちに最適な選択肢が見えてきます。
  • 失敗を防ぐにはショールーム活用が必須
    小さなサンプルだけで決めず、必ず大きな面積で色や質感を確認し、実際の空間をイメージすることが成功の秘訣です。

床は、これから何十年もあなたの家族の暮らしを支え続ける大切な場所です。この記事を参考に、ぜひご家族みんなが満足できる、素敵な床材を見つけてください。

者に相談し、サンプルを取り寄せてみましょう。あなたの家族にとって最高の床材を選び、後悔のない素敵なマイホームを実現してください。

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