2025.12.04

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プロが教えるリビング間取りのコツ|後悔しないLDKレイアウトとは?

家族が集まる家の中心、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)。注文住宅やリフォームで「おしゃれで使いやすいリビングにしたい!」と考えているものの、どんな間取りが良いのか悩んでいませんか?

「リビングの間取りって、どんな種類があるの?」「人気のレイアウトや失敗しないためのポイントが知りたい」

そんなあなたのために、この記事では理想のLDKを実現するためのリビング間取りの全てを徹底解説します。基本的な配置パターンから、広さ別・目的別の豊富なレイアウト実例、後悔しないための注意点まで、プロの視点で分かりやすくご紹介。

この記事を読めば、あなたとご家族のライフスタイルにぴったりの、快適で機能的なリビングの間取りが見つかるはずです。

LDKの基本!3つの間取り配置パターン

LDKの間取りを考える上で、まず押さえておきたいのがキッチンの配置を軸にした3つの基本パターンです。それぞれの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルに合うものを見つけましょう。

I型(直線型)LDKのレイアウト

I型LDKとは、キッチン・ダイニング・リビングが一直線に並んだレイアウトのことです。
壁付けキッチンやペニンシュラキッチンで採用されることが多い、最もスタンダードな間取りと言えるでしょう。

  • メリット
    • 省スペース
      壁に沿って家具を配置するため、空間を効率的に使えます。特に縦長の土地やマンションで採用しやすいのが特徴です。
    • 配膳・片付けが楽
      キッチンとダイニングが隣接しているため、料理の配膳や食後の片付け動線が短く済みます。
    • 開放感がある
      リビングからダイニング、キッチンまで見通せるため、空間全体に広がりを感じられます。
  • デメリット
    • 単調な印象になりやすい
      間取りがシンプルな分、家具のレイアウトを工夫しないと単調な空間に見えてしまうことがあります。
    • 奥行きが必要
      リビング・ダイニング・キッチンを一直線に並べるため、ある程度の奥行き(長さ)が求められます。

L型LDKのレイアウト

L型LDKとは、その名の通り、リビングとダイニング・キッチンがL字型に配置された間取りです。
リビングとダイニングの空間を緩やかに分けたい場合におすすめのレイアウトです。

  • メリット
    • 空間にメリハリがつく
      リビングとダイニングが異なる向きに配置されるため、食事をする場所とくつろぐ場所を自然にゾーニングできます。
    • 動線がコンパクト
      キッチンの作業スペースをL字にすると、体の向きを変えるだけでシンクとコンロに手が届くなど、効率的に動けます。
    • デッドスペースを活用しやすい
      コーナー部分に観葉植物を置いたり、キッズスペースを作ったりと、空間を有効活用できます。
  • デメリット
    • コーナー部分がデッドスペースになりやすい
      L字の角になる部分の使い方が難しく、家具の配置によっては無駄なスペースが生まれてしまう可能性があります。
    • 広い面積が必要
      I型に比べて、L字型に空間を配置するためにはある程度の広さや正方形に近い敷地形状が求められます。

アイランドキッチン中心の回遊型LDK

アイランドキッチンとは、壁から独立して島(アイランド)のように設置されたキッチンのことです。
キッチンを中心に家族が集まり、コミュニケーションが生まれやすいのが最大の特徴です。キッチンの周りをぐるりと回れる「回遊動線」が生まれます。

  • メリット
    • コミュニケーションが活発になる
      キッチンがオープンなので、料理をしながらリビングやダイニングにいる家族と会話しやすいです。
    • 複数人での作業がしやすい
      キッチンの両側からアクセスできるため、夫婦や親子で一緒に料理を楽しむのに最適です。
    • 開放感とデザイン性
      LDKの中心にデザイン性の高いキッチンを置くことで、空間全体がおしゃれな印象になります。
  • デメリット
    • 広いスペースが必要
      キッチンの四方に通路を確保する必要があるため、LDK全体でかなりの広さが求められます。最低でも20畳以上が目安です。
    • 油はねやニオイが広がりやすい
      キッチンが完全にオープンなため、調理中の油はねやニオイがリビングまで広がりやすい点に注意が必要です。高性能な換気扇の設置が欠かせません。
    • コストが高め
      アイランドキッチン本体の価格や設置工事費は、他のタイプのキッチンに比べて高くなる傾向があります。

リビングとダイニングを分ける?一体化?

LDKの間取りを考える上で、多くの人が悩むのが「リビングとダイニングをどう配置するか」です。空間を一体化させるのか、それとも緩やかに分けるのか。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

一体型LDKのメリット・デメリット

リビングとダイニングの間に壁や仕切りを設けず、一つの大きな空間として使うのが一体型LDKです。

  • メリット
    • 圧倒的な開放感
      空間を遮るものがないため、実際の帖数以上に広く感じられます。
    • 家族の一体感が生まれる
      どこにいても家族の気配を感じられ、自然なコミュニケーションが生まれます。
    • レイアウトの自由度が高い
      ライフスタイルの変化に合わせて、家具の配置を柔軟に変えることができます。
  • デメリット
    • 空間のメリハリがつけにくい
      食事の空間とくつろぎの空間が混在するため、落ち着かないと感じる人もいます。
    • 来客時にプライベート空間が見えやすい
      リビングにお客様を通した際に、ダイニングやキッチンまで見えてしまうことがあります。
    • 生活音が気になる
      テレビの音や料理の音が空間全体に響きやすいです。

分離型LDKのメリット・デメリット

壁や段差、家具などでリビングとダイニングの空間を明確に分けるのが分離型LDKです。リビングとダイニングを別々の部屋にする「リビングダイニング別空間」の間取りもこれに含まれます。

  • メリット
    • 空間を目的別に使える
      食事をする場所、くつろぐ場所がはっきり分かれるため、生活にメリハリが生まれます。
    • 来客時に対応しやすい
      リビングだけをお客様用のスペースとして使えるため、プライベートなダイニングを見せずに済みます。
    • 落ち着いた空間を演出しやすい
      それぞれの空間のインテリアテイストを変えるなど、目的に合わせた空間づくりが可能です。
  • デメリット
    • 空間が狭く感じやすい
      壁や仕切りがある分、一体型に比べて圧迫感が出やすく、狭く感じることがあります。
    • 家族が孤立しやすい
      空間が分かれているため、家族がそれぞれ別の場所で過ごし、コミュニケーションが減る可能性があります。
    • 広い面積が必要
      それぞれの空間に十分な広さを確保するためには、広い床面積が必要になります。

家具や床材で空間を分けるゾーニング術

「一体型の開放感も欲しいけど、空間のメリハリもつけたい…」そんな方には、壁を作らずに空間を分ける「ゾーニング」というテクニックがおすすめです。

  • 家具で分ける
    リビングとダイニングの間にソファやオープンシェルフを置くことで、視線を緩やかに遮り、空間を仕切ることができます。
  • 床材を変える
    リビングはフローリング、ダイニングはタイル、といったように床の素材や色を変えることで、視覚的にエリアを分ける方法です。
  • 床の高さに変化をつける
    リビングの一部を小上がりにしたり、逆に一段下げる「ダウンフロア」にしたりすることで、立体的に空間を区切れます。
  • 照明で分ける
    ダイニングにはペンダントライト、リビングにはダウンライトや間接照明、というように照明計画で空間の雰囲気を変え、エリアを認識させます。

【広さ別】LDK間取りレイアウト実例集

ここでは、LDKの広さ別に具体的な間取りのレイアウト実例をご紹介します。ご自身の計画に近い広さの例を参考に、理想の暮らしをイメージしてみましょう。

16畳〜18畳のコンパクトなLDK実例

16畳〜18畳のLDKは、家具の選び方と配置が空間を広く見せる鍵となります。I型(直線型)のレイアウトが最も効率的です。

  • レイアウトのポイント
    • 家具はコンパクトに
      ソファは2人掛けやカウチタイプ、ダイニングテーブルは2〜4人掛けのコンパクトなものを選びましょう。
    • 壁付けキッチンでスペースを確保
      キッチンを壁付けにすることで、リビング・ダイニングに使えるスペースが広がります。
    • 背の低い家具で統一
      ソファやテレビボードなど、背の低い家具で揃えると、視線が抜けて部屋が広く見えます。
    • 明るい色を基調に
      壁や床、家具を白やベージュなどの明るい色でまとめると、空間が膨張して見え、開放感が生まれます。

20畳〜22畳の人気のLDK実例

20畳〜22畳は、注文住宅で最も人気のある広さです。レイアウトの自由度が高まり、さまざまな間取りを実現できます。

  • レイアウトのポイント
    • ペニンシュラキッチンやL型キッチンも選択肢に
      対面式のペニンシュラキッチンを導入し、家族との会話を楽しみながら料理ができます。L型にして、リビングとダイニングを緩やかに分けるのも良いでしょう。
    • ダイニングとリビングを横並びに
      キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置すると、配膳が非常にスムーズになります。空いたスペースをリビングとして広く使えます。
    • 4人掛けダイニングテーブルと3人掛けソファが置ける
      家族4人がゆったりと食事できるテーブルと、リビングでくつろげるソファを無理なく配置できます。

24畳以上の開放的なLDK実例

24畳以上の広さがあれば、アイランドキッチンを中心とした回遊性のある間取りや、リビングとダイニングを完全に分けるレイアウトも可能です。

  • レイアウトのポイント
    • アイランドキッチンでホテルのような空間に
      LDKの中心にアイランドキッチンを配置すれば、デザイン性が高く、人が集まる主役の空間になります。
    • リビングとダイニングを家具でゾーニング
      大きなソファやパーテーション代わりのシェルフを使い、くつろぎの空間と食事の空間を贅沢に分けることができます。
    • 吹き抜けやダウンフロアも検討
      吹き抜けを設けて縦への広がりを演出したり、リビングをダウンフロアにして「おこもり感」のある特別な空間を作ったりと、プラスアルファの工夫も楽しめます。

【目的別】おすすめLDK間取りアイデア

どんな暮らしを送りたいかによって、最適なLDKの間取りは変わります。ここでは、4つの目的別に具体的な間取りのアイデアをご紹介します。

家事動線が楽になる間取り

キッチンからパントリー、洗面脱衣室(洗濯機)、物干しスペースが一直線につながる間取りは、料理・洗濯の動線が最短になり、家事効率が劇的にアップします。この「家事ラク動線」は、共働き世帯や小さなお子様がいるご家庭に特に人気です。

家族の会話が増える間取り

リビング階段やスタディカウンターをLDKに設けるのが効果的です。子供が自分の部屋に行く際に必ずリビングを通るため、自然と「おかえり」「ただいま」のコミュニケーションが生まれます。また、キッチンから見える位置にスタディカウンターがあれば、料理をしながら子供の宿題を見てあげることもできます。

収納力を確保する間取り

LDKは家族みんなのモノが集まる場所。壁面収納やパントリー、階段下収納などを計画的に設けることで、スッキリとした空間を保てます。特に、キッチン横のパントリーは、食料品だけでなく日用品のストックにも便利で、採用率が非常に高い人気の収納です。

来客時も快適な間取り

リビングと隣接して、扉で仕切れる和室や洋室を設ける間取りがおすすめです。普段はLDKと一体で広く使い、来客時には扉を閉めて客間として活用できます。また、LDKから玄関やトイレに直接アクセスできる動線も、お客様をスムーズにご案内できるため便利です。

リビング間取りで後悔しないための注意点

理想のリビングを実現するためには、設計段階で注意すべきポイントがいくつかあります。よくある失敗例とその対策を知っておきましょう。

失敗例1:生活動線が考慮されていない

朝起きてから夜寝るまで、家族が家の中をどう動くかをシミュレーションすることが重要です。例えば、「ソファが邪魔でバルコニーに出にくい」「冷蔵庫を開けるとダイニングチェアにぶつかる」といった問題は、日々の小さなストレスになります。主要な動線(家事動線、帰宅動線など)を線で描き、スムーズに動けるか確認しましょう。

失敗例2:コンセントの位置と数が不十分

「テレビボードの裏にコンセントが足りない」「ダイニングテーブルでホットプレートを使いたいのに遠い」といった後悔は非常に多いです。どこでどんな家電を使うかを具体的にリストアップし、適切な位置に必要な数のコンセントを計画しましょう。床に設置するフロアコンセントも便利です。

失敗例3:採光と通風が悪い

「日中でも照明が必要なくらい暗い」「風が通らず夏は暑い」というリビングは快適とは言えません。大きな窓を設けるだけでなく、風の通り道になるように2方向以上に窓を配置することが大切です。隣家の状況や季節ごとの太陽の高さも考慮して、窓の位置や大きさを決めましょう。

失敗例4:家具のサイズと配置が合わない

「気に入って買ったソファが大きすぎて部屋が狭くなった」「ダイニングテーブルが動線の邪魔になる」という失敗もよくあります。間取り図を作る段階で、置きたい家具のサイズを測り、縮尺を合わせて図面に書き込んでみることを強くおすすめします。家具を置いた上で、人が通るのに十分な通路幅(約60cm以上)が確保できるか確認しましょう。

リビングと組み合わせたい人気要素

リビングの間取りをさらに魅力的にするために、組み合わせたい人気の要素を4つご紹介します。

リビング階段のメリット・デメリット

リビング内に階段を設ける間取りです。
メリットは、家族のコミュニケーションが自然に増えることや、廊下が不要になりスペースを有効活用できることです。一方、デメリットは、暖気や冷気が2階に逃げやすく空調効率が下がることや、来客時に家族が2階に上がりにくいことが挙げられます。家の断熱性能を高める、階段の前に扉を設けるなどの対策が有効です。

小上がりの和室・畳コーナーの活用法

リビングの一角を数段高くして畳スペースを作る間取りです。
段差に腰掛けてベンチのように使ったり、寝転がってくつろいだり、子供の遊び場にしたりと多目的に活用できます。段差の部分を引き出し収納にすれば、収納力もアップします。来客時の客間としても重宝します。

吹き抜けで開放感を演出する

リビングの天井をなくし、1階と2階を縦につなげる空間です。
圧倒的な開放感と明るさが得られるのが最大の魅力です。高い位置に窓を設ければ、プライバシーを保ちながら光を採り込めます。ただし、リビング階段と同様に空調効率が課題となるため、高気密・高断熱な家づくりやシーリングファンの設置が必須です。

スタディカウンター・ワークスペースの設置

リビングやダイニングの一角に、勉強や仕事ができるカウンターを設けるスタイルです。
在宅ワークのスペースとして、また子供の学習スペースとして非常に人気があります。キッチンから見える位置に設ければ、家事をしながら子供の様子を見守れます。壁に向かって設置すれば、リビングにありながらも集中しやすい環境を作れます。

おしゃれで機能的な家具の配置と選び方

素敵な間取りが完成しても、家具の配置がうまくいかないと台無しです。ここでは、主要な家具の配置と選び方のコツをご紹介します。

ソファの最適な配置パターン

  • 壁付け
    最も一般的で、部屋を広く使える配置です。
  • 部屋の中央
    ソファの背面がリビングとダイニングの仕切り(ゾーニング)の役割を果たします。広いLDKにおすすめです。
  • 窓の前
    外の景色を楽しめますが、窓の開閉や出入りの邪魔にならないか、日差しでソファが傷まないか注意が必要です。

テレビの位置と見やすい視聴距離

テレビは、窓からの光が画面に映り込まない位置に置くのが基本です。視聴距離の目安は、フルHDの場合は「画面の高さ×3倍」、4Kの場合は「画面の高さ×1.5倍」と言われています。この距離を参考に、ソファとテレビの位置を決めましょう。

ダイニングテーブルの形とレイアウト

  • 長方形
    最も一般的で、壁付けや対面などレイアウトしやすい形です。大人数にも対応しやすいです。
  • 正方形
    少人数(2〜4人)向けで、コンパクトな空間にフィットします。
  • 円形(丸テーブル)
    座る人全員の顔が見え、会話が弾みやすいのが特徴です。角がないため、動線がスムーズになり、空間を広く見せる効果もあります。

まとめ

今回は、理想のリビングを実現するための間取りの考え方について、基本的なパターンから応用アイデア、注意点まで幅広く解説しました。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。

  • LDKの基本パターンは「I型」「L型」「回遊型」の3つ。
  • リビングとダイニングは「一体化」するか「分ける」か、ライフスタイルに合わせて選ぶ。
  • 間取りは「広さ」や「目的」から具体的にイメージする。
  • 「動線」「コンセント」「採光」「家具」の4つのポイントを押さえて後悔を防ぐ。
  • リビング階段や小上がりなどの人気要素で、暮らしに彩りを加える。

最高のリビング間取りとは、見た目がおしゃれなだけでなく、ご家族の毎日の暮らしにフィットするものです。

この記事で得た知識をもとに、ぜひご家族で「どんなリビングで、どんな時間を過ごしたいか」を話し合ってみてください。そして、そのイメージを住宅会社の設計士に伝えることが、後悔しない家づくりの第一歩となるはずです。

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