2025.07.01

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1LDK間取りの教科書!一人暮らしの理想を叶える選び方

「今のワンルームや1Kは少し手狭かも…」「食事する場所と寝る場所はきっちり分けたいな」

一人暮らしの快適さを追求し始めると、多くの人が1LDKという間取りに興味を持つのではないでしょうか。しかし、1DKや1Kと何が違うのか、自分にとって本当に最適な選択なのか、よく分からないまま物件を探し始めるのは不安ですよね。

この記事では、不動産や間取りの知識に自信がない方でも安心して物件選びができるよう、1LDKの基本から徹底解説します。

この記事を読めば、あなたが1LDKに住んだ時の具体的な生活がイメージでき、自信を持って理想の部屋探しをスタートできるはずです。

1LDKとは?広さの基準と定義

まずは基本中の基本、「1LDK」がどのような間取りを指すのかを正確に理解しましょう。なんとなく「広そう」というイメージだけでなく、明確な定義を知ることで、物件情報が格段に見やすくなります。

LDKの意味と各部屋の役割

1LDKの「1」は居室(寝室など)が1つあることを示しています。そして「LDK」は、それぞれのアルファベットが以下の意味を持つ空間の略称です。

  • L:Living(リビング)
    くつろぐための居間スペースです。ソファやテレビを置いて、リラックスする空間として使われます。
  • D:Dining(ダイニング)
    食事をするためのスペースです。ダイニングテーブルと椅子を置く場所を指します。
  • K:Kitchen(キッチン)
    料理をするためのスペースです。

つまり1LDKとは、「居室が1つ」と「リビング・ダイニング・キッチンの機能が一体となった空間」で構成される間取りのことを指します。

不動産公正取引協議会が定める広さの基準

「DK(ダイニング・キッチン)」と「LDK(リビング・ダイニング・キッチン)」の違いは、実は空間の広さ(畳数)によって明確に定められています

不動産の広告ルールを定めている不動産公正取引協議会連合会によると、居室(寝室)が1つの場合、キッチンスペースの広さに応じて以下のように表示が分かれます。

  • 8畳未満
    DK(ダイニング・キッチン)
  • 8畳以上
    LDK(リビング・ダイニング・キッチン)

つまり、居室が1部屋の場合、キッチンを含むスペースが8畳以上ある物件だけが「1LDK」と表示できるのです。この基準を知っておくと、物件情報を見る際に広さのイメージがつきやすくなります。
(参考:不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」)

1LDKの平均的な専有面積

1LDKの平均的な専有面積は、一般的に30㎡~40㎡程度です。
もちろん物件によって差はありますが、一人暮らし向けのワンルームや1Kが20㎡~25㎡程度なのに比べると、かなりゆとりのある広さだと言えるでしょう。二人暮らしも視野に入る広さですが、その場合は40㎡以上あるとより快適に過ごせます。

1DK・1K・ワンルームとの違いを比較

1LDKを検討する上で欠かせないのが、他の単身者向け間取りとの比較です。ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットを整理し、あなたがどの間取りを選ぶべきかのヒントを提示します。

各間取りの定義と特徴

まずは、それぞれの間取りの定義をおさらいしましょう。

  • ワンルーム(1R)
    キッチンと居室の間に仕切りがない、一体型の部屋です。玄関を開けるとすぐに部屋全体が見渡せる構造が特徴です。
  • 1K
    「居室が1つ」と「キッチン」で構成される間取りです。居室とキッチンスペースの間にドアなどの仕切りがあるのがワンルームとの大きな違いです。
  • 1DK
    「居室が1つ」と「ダイニング・キッチン(DK)」で構成される間取りです。キッチンスペースに食事をするためのテーブルを置く余裕があります。居室が1つの場合、DKの広さは4.5畳以上8畳未満が目安です。
  • 1LDK
    「居室が1つ」と「リビング・ダイニング・キッチン(LDK)」で構成される間取りです。食事スペースに加え、ソファなどを置いてくつろぐスペースも確保できます。LDKの広さは8畳以上が目安です。

間取りごとのメリット・デメリット比較表

それぞれの違いを分かりやすく比較表にまとめました。

  間取り  メリットデメリット
ワンルーム・家賃が最も安い
・開放感がある
・掃除が楽
・玄関から部屋が丸見え
・料理の匂いが部屋に充満しやすい
・空調効率が悪い
1K・家賃が比較的安い
・料理の匂いが居室に広がりにくい
・プライバシーを確保しやすい
・キッチンが狭いことが多い
・食事スペースの確保が難しい
1DK・食事と就寝の空間を分けられる
・1LDKより家賃を抑えられる
・レイアウトの自由度が1Kより高い
・築年数が古い物件が多い傾向
・LDKほどの開放感はない
1LDK・生活空間と寝室を完全に分けられる
・友人を呼びやすい
・家具のレイアウトが自由自在
・家賃が高い
・掃除の手間が増える
・光熱費が高くなる傾向がある

ライフスタイル別おすすめ間取り診断

「自分にはどの間取りが合っているんだろう…?」と悩んだら、ご自身のライフスタイルと照らし合わせてみましょう。

  • とにかく家賃を抑えたい、寝に帰るだけの人
    ワンルーム1Kがおすすめです。
  • 自炊はするけど、家でゆっくり過ごす時間は少ない人
    1Kがバランスの取れた選択肢です。
  • 食事はテーブルでしっかりとりたいけど、家賃は抑えたい人
    1DKが狙い目です。掘り出し物の物件が見つかることもあります。
  • 家で過ごす時間が長く、オンオフを切り替えたい人
    1LDKが理想的な暮らしを実現できます。友人を招いたり、趣味のスペースを作ったりと、豊かなおうち時間を過ごせます。

一人暮らしでのメリット・デメリット

ライフスタイルに合うなら、1LDKは一人暮らしの質を格段に上げてくれる間取りです。ここでは、実際に住んだ場合に感じる具体的なメリットと、知っておくべきデメリットを解説します。

メリット:生活空間と寝室を分けられる

1LDKの最大のメリットは、生活の中心であるLDKと、プライベートな寝室を完全に分離できることです。

食事やくつろぎの空間と、休息をとる寝室が分かれていることで、生活にメリハリが生まれます。仕事から帰ってきてリビングでリラックスし、眠くなったら寝室へ移動するという流れは、オンとオフの切り替えをスムーズにしてくれます。

メリット:友人を招待しやすい

友人を家に招く際も、1LDKは非常に便利です。
LDKが広いので、複数人でもゆったりと過ごせます。また、寝室というプライベートな空間を見せることなく、気兼ねなく友人をもてなせるのは大きな利点です。急な来客があっても、とりあえず寝室に荷物を隠す、といった対応がしやすいのも嬉しいポイントです。

デメリット:家賃が高くなる傾向

快適な空間である一方、1LDKはワンルームや1K、1DKに比べて家賃が高く設定されていることがほとんどです。
同じエリア、同じ駅からの距離で比較すると、数万円単位で家賃が変わることも珍しくありません。自分の収入と支出のバランスを考え、無理のない範囲で物件を選ぶことが重要です。

デメリット:掃除の手間と光熱費

部屋が広くなる分、掃除する範囲も広がり、日々の手間は増えます。また、空間が広いと冷暖房の効率が下がりやすく、特に夏場や冬場の光熱費がワンルームや1Kに住んでいた頃より高くなる可能性があります。断熱性の高い窓や、部屋を仕切れるドアの有無などもチェックすると良いでしょう。

人気の1LDK間取りパターン集

一口に1LDKと言っても、リビングの形やキッチンの種類によって使い勝手は大きく変わります。ここでは、代表的な間取りのパターンとその特徴をご紹介します。

リビングが縦長の間取り

リビング・ダイニングが縦に長い長方形のタイプです。
玄関側にキッチンがあり、奥にリビング、さらにその奥にバルコニーが配置されることが多く、壁面が広いため家具のレイアウトがしやすいのが特徴です。ただし、窓から遠いキッチン周辺は暗くなりがちな点に注意が必要です。

リビングが横長の間取り

バルコニーに面して、リビング・ダイニングが横に広く配置されたタイプです。
窓が大きく、部屋全体が明るく開放的に感じられるのが最大のメリット。一方で、まとまった壁面が少なく、家具の配置に工夫が必要になる場合があります。

カウンターキッチンの間取り

キッチンとリビングの間にカウンターが設置されているタイプは、一人暮らしの1LDKで特に人気があります。
料理をしながらリビングのテレビを見たり、友人と会話したりできるため、開放感がありコミュニケーションが取りやすいのが魅力です。ただし、料理の匂いや煙がリビングに広がりやすいという側面もあります。

寝室がリビングに隣接する間取り

リビングと寝室が隣り合っており、その間の仕切りが引き戸(スライドドア)になっているタイプです。
普段は引き戸を開け放って大きなワンルームのように使ったり、来客時には閉めてプライベート空間を隠したりと、柔軟な使い方ができます。

広さ別・家具配置レイアウト例

「LDKが〇畳」と言われても、実際にどのくらいの家具が置けるのかイメージしにくいですよね。ここではLDKの広さ別に、家具配置のポイントを解説します。

LDK8畳のレイアウト例

1LDKとしてはコンパクトな広さです。
ダイニングテーブルとソファの両方を置くのは難しいため、どちらかを優先するか、ソファとテーブルを兼ねた「ソファダイニング」を選ぶのがおすすめです。家具は全体的に背の低いコンパクトなものを選ぶと、圧迫感を抑えられます。

LDK10畳のレイアウト例

一人暮らしの1LDKでは標準的な広さです。
2人掛けのソファと、小さめのダイニングテーブルセットを両方置くことが可能になります。家具の配置にも少し余裕が生まれ、観葉植物などを置くスペースも確保しやすいでしょう。

LDK12畳以上のレイアウト例

かなりゆとりのある空間です。
3人掛けのソファや、4人掛けのダイニングテーブルも無理なく配置できます。食事をするスペースとくつろぐスペースをはっきりと分けることができ、友人をたくさん招いても快適に過ごせます。ワークスペースや趣味のコーナーを作るなど、レイアウトの自由度が格段に上がります。

一人暮らしのレイアウトのコツ

快適な1LDKライフを送るために、以下のレイアウトのコツを意識してみてください。

  • 生活動線を確保する
    部屋の中をスムーズに移動できるよう、家具の間に人が通れる幅(60cm以上が目安)を確保しましょう。
  • 家具のテーマや色を統一する
    部屋全体のテイスト(ナチュラル、モダンなど)やメインカラーを決めると、まとまりのあるおしゃれな空間になります。
  • 背の低い家具を選ぶ
    ソファや棚などを背の低いもので揃えると、視線が抜け、部屋が広く感じられます。
  • 「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける
    おしゃれな雑貨は飾り棚に、生活感の出るものは扉付きの収納にしまうと、スッキリとした印象になります。

失敗しない1LDK物件の選び方

理想の1LDKを見つけるために、内見などでチェックすべき重要なポイントをまとめました。間取り図だけでは分からない部分をしっかり確認しましょう。

収納スペースの容量と位置の確認

クローゼットや押し入れの広さ、奥行きは必ず確認しましょう。自分の持っている服や荷物がすべて収まるかイメージすることが大切です。また、寝室の収納だけでなく、玄関のシューズボックスやキッチンの棚、洗面所の収納など、使う場所に適した収納があるかもチェックポイントです。

生活動線を考えた部屋の配置

実際にその部屋で生活することをシミュレーションしてみましょう。
「朝起きて、寝室からトイレや洗面所への移動はスムーズか?」「買い物から帰ってきて、玄関からキッチンまですぐに荷物を置けるか?」など、日々の動きを想像しながら部屋の配置を確認すると、住んでからの後悔を防げます。

窓の方角と数、日当たりの確認

リビングの居心地を大きく左右するのが日当たりです。メインの窓がどの方角を向いているかは必ず確認しましょう。一般的に南向きは一日中明るく、東向きは朝日が気持ち良いとされています。また、窓が複数あると風通しが良くなり、換気がしやすくなります。

コンセントの位置と数の確認

意外と見落としがちですが、非常に重要なポイントです。
「テレビを置きたい場所にコンセントがない」「ベッドサイドでスマホを充電できない」といった事態を避けるため、家具の配置をイメージしながら、必要な場所に十分な数のコンセントがあるかを確認しましょう。

1LDK間取りに関するQ&A

最後に、1LDKを検討する際によくある質問にお答えします。

一人暮らしには広すぎる?

ライフスタイルによりますが、一概に広すぎるとは言えません。
家で過ごす時間が長く、趣味や仕事のスペースを確保したい人、友人をよく招く人にとっては、1LDKは非常に快適な空間です。一方で、外出が多く家は寝るだけという人にとっては、家賃の高さや掃除の手間がデメリットに感じられ、「広すぎる」と感じる可能性はあります。

二人暮らし(同棲)は可能?

可能です。 実際に1LDKで二人暮らしをしているカップルは多くいます。
ただし、お互いのプライベートな時間を確保しにくいという課題もあります。快適に暮らすためには、専有面積が40㎡以上ある物件を選ぶのがおすすめです。また、リビングと寝室をしっかり分けられる間取りや、収納が多い物件を選ぶと良いでしょう。

家賃の相場はどのくらい?

家賃はエリアや駅からの距離、築年数などによって大きく変動します。
一概には言えませんが、同じ条件の1Kや1DKの物件と比較して、1万円~3万円ほど高くなるのが一般的です。SUUMOやLIFULL HOME’Sなどの不動産情報サイトで、住みたいエリアの家賃相場を事前に調べておきましょう。

1LDKと2LDKの違いは?

居室(寝室)の数が違います。
1LDKは「LDK+居室1つ」ですが、2LDKとは「LDK+居室2つ」の間取りを指します。2LDKは、夫婦と子供一人のファミリー層や、それぞれの個室が欲しいカップル、仕事部屋を完全に分けたい人などに選ばれることが多い間取りです。

まとめ

今回は、1LDKの間取りについて、定義から他の間取りとの違い、メリット・デメリット、物件選びのポイントまで詳しく解説しました。

1LDKは、食事・くつろぎの空間と寝室を分け、生活にメリハリをつけたい一人暮らしの方にとって理想的な間取りです。家賃は高くなる傾向にありますが、その分、おうち時間を豊かにし、日々の満足度を大きく高めてくれます。

この記事で紹介したポイントを参考に、ご自身のライフスタイルと予算に合った、最高の1LDKを見つけてください。あなたの新しい生活が、より快適で素敵なものになることを願っています。

この記事を書いた人

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ロゴスホームのスタッフです

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