2025.07.22

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家を安く建てるポイントは?1000万円台で理想のマイホーム

「いつかは自分たちの家が欲しいけど、予算が心配…」
「賃貸の家賃を払い続けるなら、安くてもマイホームを建てたい」

このように、限られた予算の中で理想のマイホームを実現したいと考えている方は多いのではないでしょうか。実は、工夫次第で1000万円台からでも十分に快適な家を建てることは可能です。

この記事では、住宅建築の専門知識がない方でも分かるように、安く家を建てるための具体的な方法から、ローコスト住宅のメリット・デメリット、後悔しないための業者選びのポイントまで、網羅的に解説します。

この記事を読めば、あなたも予算内で理想の家を建てるための第一歩を踏み出せるはずです。

この記事の目次

家を安く建てるための総費用と内訳

家を建てるときの費用は、建物そのものの価格だけではありません。大きく分けて「本体工事費」「付帯工事費」「諸経費」の3つで構成されています。総費用の内訳を理解することが、予算オーバーを防ぐ最初のステップです。

本体工事費・付帯工事費・諸経費の目安

家づくりの総費用は、以下の3つの費用で成り立っています。それぞれの割合の目安を把握しておきましょう。

  • 本体工事費(総費用の約75%)
    家そのものを建てるための費用です。基礎工事、構造工事、屋根工事、内外装工事、基本的な設備(キッチン・風呂・トイレ)の設置などが含まれます。広告などで目にする「坪単価」は、この本体工事費を基準にしていることがほとんどです。
  • 付帯工事費(総費用の約20%)
    建物本体以外にかかる工事費用です。見積もりでは「別途工事費」と記載されることも多く、見落としやすいポイントなので注意が必要です。
    • 地盤改良工事(必要な場合)
    • 給排水・ガス・電気の引き込み工事
    • 外構工事(駐車場、フェンス、庭など)
    • 空調設備やカーテンレールの設置工事
  • 諸経費(総費用の約5%)
    工事以外で必要になる手続き上の費用です。
    • 住宅ローンの手数料・保証料
    • 不動産取得税・登録免許税などの税金
    • 火災保険料・地震保険料
    • 登記を依頼する司法書士への報酬

土地あり・土地なしの費用シミュレーション

すでに土地を持っているか、これから探すかによって、総予算の使い方は大きく変わります。

  • 土地ありの場合
    土地代がかからない分、建物や設備にお金をかけることができます。例えば総予算が2,000万円なら、その多くを「本体工事費」や「付帯工事費」に充てることが可能です。
  • 土地なしの場合
    総予算から土地の購入費用を差し引いた金額が、家づくりに使えるお金になります。例えば総予算が2,500万円で土地代に800万円かかった場合、建物にかけられる費用は1,700万円が目安となります。土地の価格が、建てられる家の仕様を大きく左右します。

1000万円台で建てられる家の広さと仕様

1000万円台の家」と聞くと、どのくらいの家が建てられるのか気になりますよね。

一般的に、ローコスト住宅の坪単価は40万円~60万円が目安です。仮に坪単価50万円のハウスメーカーで建てる場合、1,500万円の予算なら30坪の家が建てられる計算になります。

  • 広さの目安
    25坪~30坪(約82㎡~99㎡)が中心。3LDK~4LDKの間取りが多く、3~4人家族が快適に暮らせる広さを確保できます。
  • 仕様の目安
    キッチン、ユニットバス、トイレ、洗面台などの設備は、ハウスメーカーが設定する「標準仕様」のものが基本となります。デザインや機能はシンプルですが、現在の標準仕様は十分に高品質で使いやすいものが揃っています。

家を安く建てる9つの具体的な方法

ここからは、家の建築費用を安く抑えるための具体的な方法を9つご紹介します。すべてを実践する必要はありません。ご自身のライフスタイルに合わせて、取り入れられるものから検討してみてください。

①家の形をシンプルな総二階にする

家の形は、コストに直結する重要なポイントです。最もコストを抑えられるのは、1階と2階がほぼ同じ面積・形状の「総二階(そうにかい)」です。

凹凸の多い複雑なデザインの家は、壁の面積や角が増えるため、材料費も手間(人件費)もかかります。シンプルな四角い総二階にすることで、外壁や屋根、基礎の面積を最小限に抑え、効率的にコストダウンができます。

②間取りの壁や部屋数を減らす

家の中の壁やドアが少ないほど、材料費や施工費を節約できます。

  • リビング・ダイニング・キッチンを一体化した広いLDKにする
  • 廊下をなくし、リビングを生活動線の中心にする
  • 子ども部屋は将来的に壁で仕切れるように、最初は大きな一部屋にしておく

このように間仕切りを減らすことで、コストを抑えながら開放感のある空間を作ることができます。

③屋根の形をシンプルにする

屋根も家の形と同様に、シンプルな形状ほど安くなります。

  • 片流れ屋根
    一方向にだけ傾斜がある、最もシンプルな屋根。
  • 切妻(きりづま)屋根
    本を伏せたような二方向の傾斜がある、一般的な屋根。

これらの屋根は、複雑な形状の屋根に比べて使う材料が少なく、雨漏りのリスクも低減できるというメリットがあります。

④外壁や内装のグレードを見直す

外壁や内装の素材は、価格帯が非常に幅広いです。コストを抑えるなら、標準仕様でよく使われる建材を選ぶのが基本です。

  • 外壁
    窯業系(ようぎょうけい)サイディングは、デザインが豊富でコストパフォーマンスに優れています。
  • 内装
    壁や天井は、量産品のビニールクロスを選ぶと費用を大きく抑えられます。

リビングの壁一面だけ素材を変えるなど、こだわりたい場所とコストを抑える場所でメリハリをつける「選択と集中」が賢い方法です。

⑤キッチン・風呂・トイレは標準仕様に

キッチン、お風呂、トイレといった水回りの設備は、グレードによって価格が数十万円単位で変わります。安く家を建てるなら、ハウスメーカーが用意している「標準仕様」を選ぶのが鉄則です。

ハウスメーカーは特定のメーカーの製品を大量に一括で仕入れているため、標準仕様は非常に安価に提供されています。最新の多機能な設備に惹かれるかもしれませんが、本当にその機能が必要か、冷静に判断することが大切です。

⑥窓の数とサイズを最適化する

意外に思われるかもしれませんが、窓は壁よりもコストがかかる部分です。窓の数を減らし、サイズを小さくすることで、費用を削減できます。

ただし、やみくもに減らすと部屋が暗くなったり、風通しが悪くなったりする可能性があります。採光や通風に必要な数は確保しつつ、不要な窓をなくすように設計士と相談しましょう。また、規格サイズではないオーダーメイドの窓は高額になるため、既製品を選ぶのが基本です。

⑦和室やバルコニーは本当に必要か検討

「家を建てるなら和室が欲しい」「バルコニーは必須」と考えている方もいるかもしれません。しかし、そのスペースが本当に今のライフスタイルに必要か、一度立ち止まって考えてみましょう。

  • 和室
    畳や襖、押入れなど、洋室よりもコストがかかる要素が多くあります。来客用なら、リビングの一角に畳コーナーを設けるだけでも十分かもしれません。
  • バルコニー
    洗濯物を干すためだけに設置する場合、浴室乾燥機や室内干しスペースで代用できれば、防水工事などが必要なバルコニーをなくすことで数十万円のコストダウンが可能です。

⑧土地の費用を抑える工夫をする

土地を持っていない場合、土地の価格が総費用を大きく左右します。建物の費用を削るのには限界があるため、土地選びの工夫が重要になります。

  • 希望エリアの範囲を少し広げて、郊外の土地を探す
  • 駅からの距離の条件を少し緩める
  • 旗竿地(はたざおち)や不整形地など、相場より安価な土地を検討する

ただし、不整形地などは建築に制限がかかる場合もあるため、購入前に必ず建築のプロに相談することが大切です。

⑨補助金や住宅ローン控除を活用する

建物の費用を直接下げるわけではありませんが、国や自治体の制度をうまく活用することで、実質的な負担を大きく減らすことができます。

  • 各種補助金
    省エネ性能の高い住宅(ZEHなど)や、子育て世帯向けの住宅取得を支援する補助金制度があります。年度によって内容が変わるため、国土交通省などの公式サイトで最新情報を確認しましょう。
  • 住宅ローン控除
    年末のローン残高に応じて、所得税や住民税が一定期間還付される制度です。これも家計にとっては大きな助けになります。

これらの制度は申請が必要なため、利用できるものがないかハウスメーカーの担当者にも必ず確認してください。

ローコスト住宅とは?メリット・デメリット

「安く家を建てる」と考えたとき、必ず耳にするのが「ローコスト住宅」という言葉です。ここでは、ローコスト住宅の仕組みと、メリット・デメリットを正しく理解しておきましょう。

ローコスト住宅のメリット

ローコスト住宅とは、徹底したコスト削減の工夫によって、一般的な注文住宅よりも安価に建てられる住宅のことです。なぜ安くできるのか、その理由とメリットを見ていきましょう。

  • 価格が安い
    最大のメリットです。若い世代や年収に不安がある方でも、マイホームの夢を実現しやすくなります。賃貸の家賃と同程度の支払いで、一戸建てに住める可能性も広がります。
  • 工期が短い
    間取りや仕様がある程度規格化されているため、打ち合わせがスムーズに進み、着工から完成までの期間が短い傾向にあります。仮住まいの費用や期間を抑えられるのも利点です。
  • プランが分かりやすい
    「〇〇坪で1500万円」のように、価格設定が明瞭なプランが多く、資金計画を立てやすいのが特徴です。予算オーバーの心配が少なく、安心して家づくりを進められます。

後悔しないためのデメリットと注意点

価格が魅力的なローコスト住宅ですが、後悔しないためにはデメリットもしっかりと理解しておく必要があります。

  • 設計の自由度が低い
    コスト削減のために間取りやデザイン、選べる建材・設備が限られています。「壁紙はこれとこれの中から」というように、選択肢が少ないため、強いこだわりがある方には不向きかもしれません。
  • オプションで高額になりがち
    標準仕様から変更しようとすると、オプション料金が追加されていきます。あれもこれもとオプションを追加した結果、「ローコスト住宅のはずが高くなってしまった」というケースは少なくありません。どこまでが標準で、何がオプションなのかを契約前に細かく確認することが重要です。
  • 保証やアフターサービスの内容を確認
    会社によって、引き渡し後の定期点検の頻度や保証内容に差があります。価格だけでなく、建てた後も安心して暮らせるサポート体制が整っているかを確認しましょう。

安い家の品質は?耐震性・断熱性の実態

安い家は、品質もそれなりなのでは?」という不安は、誰もが持つ疑問だと思います。

結論から言うと、「安い=品質が悪い」というわけではありません。
現在の建築基準法では、すべての新築住宅に対して、震度6強~7の地震でも倒壊しないレベルの耐震性が義務付けられています。これはローコスト住宅も例外ではなく、法律で定められた最低限の安全性は確保されています。

ただし、断熱性や気密性といった住宅性能については、高性能な住宅に比べると見劣りする場合があります。とはいえ、多くのローコスト住宅でも現在の省エネ基準は満たしており、昔の家に比べれば格段に快適です。もし性能にこだわりたい場合は、断熱材のグレードアップなどのオプションを検討すると良いでしょう。

総額1000万円台で建てた家の間取り実例

ここでは、実際に総額1000万円台で建てられた家の間取り実例をご紹介します。ご自身の家族構成やライフスタイルと照らし合わせて、イメージを膨らませてみてください。

実例1:1800万円の土地あり30坪4LDKの家

  • 家族構成
    夫婦+子ども2人
  • 間取りの特徴
    土地があるため、建物に予算をしっかりとかけられた例です。1階にLDKと水回り、2階に主寝室と子ども部屋を2つ配置した4LDK。主寝室は広々とした8帖に、大容量のウォークインクローゼットも完備。2階ホールは洗濯物干しや、カウンターを置いてワークスペースとしても使用できるマルチな空間です。

実例2:1900万円のコンパクトな平屋の家

  • 家族構成
    夫婦+子ども1人
  • 間取りの特徴
    シンプルな平屋。廊下をなくし、LDKと水回りをコンパクトにまとめました。主寝室と子ども部屋の2LDK。収納は各部屋のクローゼットのほか、シューズクロークも設けています。

安く建てるための業者選びのポイント

理想の家を安く建てるには、パートナーとなる業者選びが最も重要です。ここでは、後悔しないための業者選びのポイントを解説します。

ハウスメーカーと工務店の違いと選び方

家づくりの依頼先は、主に「ハウスメーカー」と「工務店」に分かれます。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方を選びましょう。

ハウスメーカー工務店
特徴全国展開。品質が安定。ブランド力と安心感がある。地域密着型。設計の自由度が高い。社長や職人の顔が見えやすい。
価格規格化によりローコストな商品も多い。広告費などが上乗せされる傾向。会社によるが、一般的にハウスメーカーより安価な傾向。
設計規格化されたプランが中心で、自由度は低い。自由設計に対応してくれる会社が多い。
工期短い傾向。会社による。
おすすめな人品質や工期を重視し、決まったプランから選びたい人。こだわりを反映させたい、柔軟な対応を求める人。

安く家を建てたい場合、ローコスト住宅の商品プランを持つハウスメーカーや、ローコスト住宅の建築に特化した工務店が主な選択肢となります。

ローコスト住宅が得意な会社の特徴

ローコスト住宅を得意とする会社には、以下のような共通点があります。

  • 規格化された商品プランがある
    「1000万円台の家」など、価格帯が明確なプランを複数持っています。
  • 広告宣伝費を抑えている
    豪華な住宅展示場やテレビCMなどを控え、その分を価格に還元しています。
  • 建材や設備を一括で大量に仕入れている
    スケールメリットを活かして、仕入れコストを大幅に削減しています。

複数社から見積もりを取る相見積もりが重要

業者選びで絶対に欠かせないのが、「相見積もり(あいみつもり)」です。

相見積もりとは、複数の会社に同じ条件で見積もりを依頼し、価格や提案内容を比較検討することです。最低でも3社以上から見積もりを取ることで、そのプランの価格が適正かどうかを判断できます。

1社だけの話を聞いて決めてしまうと、その価格が高いのか安いのかも分かりません。手間はかかりますが、この一手間が数百万円の差になることもあります。最近では、インターネットで複数の会社に一括で見積もりを依頼できるサービスもあり、便利です。

安い家で後悔しないための最終チェック

契約前に最終確認すべきポイントをまとめました。これらをクリアにして、後悔のない家づくりを進めましょう。

見積もりに含まれない付帯工事費の一覧

最初の見積もり書に記載されている金額が、家を建てるための総額とは限りません。「別途工事」として、後から追加費用が発生する項目がないか、必ず確認してください。

  • 地盤調査・地盤改良工事費
  • 屋外の給排水・ガス工事費
  • 外構(駐車場・フェンス・庭など)工事費
  • エアコン・カーテン・照明器具の購入・設置費
  • 登記費用や各種税金、ローン手数料などの諸経費

「この見積もり以外に、引き渡しまでに支払う費用はありますか?」と直接質問するのが最も確実です。

オプション費用で予算オーバーにならない

打ち合わせを進める中で、「これもいいな」「あっちの方が素敵」と、魅力的なオプションに目移りしてしまうものです。しかし、そこで安易に追加していくと、あっという間に予算オーバーになってしまいます。

「標準仕様で建てる」という基本を忘れず、どうしても譲れない部分だけをオプションにするという強い意志を持ちましょう。事前に家族で「オプションに使える上限は〇〇万円まで」と決めておくのも有効です。

保証とアフターサービスの範囲を確認

家は建てて終わりではありません。何十年も住み続けるものだからこそ、建てた後の保証やサポート体制が重要です。

  • 保証内容
    法律で定められた10年間の瑕疵(かし)保証以外に、会社独自の長期保証があるか。
  • 定期点検
    引き渡し後、何年目まで、どのような内容の無料点検があるか。
  • サポート体制
    トラブルがあったときに、すぐに対応してくれる窓口があるか。

これらの内容を契約書でしっかりと確認し、安心して長く住める家を選びましょう。

まとめ

今回は、安く家を建てるための具体的な方法や考え方について、詳しく解説しました。

最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。

  • コストダウンの基本
    家の形はシンプルに、間取りの壁は少なく、設備は標準仕様を選ぶ。
  • 総費用を把握する
    建物本体だけでなく、付帯工事費や諸経費を含めた総額で資金計画を立てる。
  • 業者選びが最も重要
    必ず3社以上から相見積もりを取り、価格と提案内容、保証を比較する。
  • 安い=悪いではない
    ローコスト住宅の仕組みを正しく理解し、メリット・デメリットを把握した上で選ぶ。

限られた予算の中でも、正しい知識と工夫があれば、理想のマイホームを手に入れることは十分に可能です。「自分たちには無理かも」と諦める前に、まずはローコスト住宅メーカーの資料請求や、相談会に参加することから始めてみてはいかがでしょうか。

この記事が、あなたの夢のマイホーム実現への第一歩となれば幸いです。

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この記事を書いた人

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ロゴスホームのスタッフです

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