2025.08.12

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

はじめてのマイホームを検討中の方はこちらへ

今すぐwebで施工事例や商品仕様が見られます(無料)

注文住宅のバルコニーはいる?いらない?後悔しない判断基準

注文住宅の計画を進める中で、「バルコニーって本当に必要?」と悩んでいませんか。開放的なイメージがある一方で、「設置したけど使わなかった」「掃除が大変で後悔した」という声も耳にします。

大切なマイホームで後悔しないためには、ご自身のライフスタイルにバルコニーが本当に合っているのか、冷静に判断することが重要です。

この記事では、注文住宅におけるバルコニーの要否を判断するための具体的なチェックリストから、メリット・デメリット、費用、そしてバルコニーなしの場合の賢い代替案まで、専門家の視点で網羅的に解説します。ぜひ、あなたにとって最適な選択を見つけるための参考にしてください。

この記事の目次

結論!バルコニー要否判断チェックリスト

まずは、ご自身のライフスタイルや価値観と照らし合わせながら、以下のチェックリストでバルコニーの必要度を確認してみましょう。当てはまる項目が多いほど、バルコニーを設置するメリットを感じやすいと言えます。

ライフスタイルに関するチェック項目

  • □ 洗濯物は太陽の光で外干ししたい
  • □ 布団を天日干しする習慣がある
  • □ ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい
  • □ テーブルや椅子を置いて、お茶や食事を楽しみたい
  • □ 子供の安全な遊び場として活用したい
  • □ 開放的な空間でリフレッシュしたい

コストとメンテナンスのチェック項目

  • □ バルコニーの設置費用(数十万円〜)を予算に組み込める
  • □ 将来の防水工事などのメンテナンス費用を想定している
  • □ 定期的な掃除(落ち葉、砂埃、鳥のフンなど)を苦に感じない
  • □ 固定資産税が多少増えても問題ない

設計とデザインに関するチェック項目

  • □ 2階リビングなど、バルコニーと室内を一体的に使いたい間取りを希望している
  • □ エアコンの室外機を置くスペースが他にない
  • □ バルコニーがあることで外観のデザイン性が高まると考えている

これらのチェック項目で「はい」が少なかった方は、バルコニーを設置しない、あるいは他の代替案を検討する方が、満足度の高い家づくりにつながるかもしれません。

バルコニーのメリット・デメリット比較

次に、バルコニーを設置するメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。両方を天秤にかけることで、より客観的な判断ができます。

バルコニーを設置するメリット

洗濯物や布団が一度に干せる

バルコニー最大のメリットは、洗濯物や布団を太陽光で気持ちよく干せることです。特に家族が多いご家庭では、一度にたくさんの洗濯物を干せる広いスペースは重宝します。シーツや掛け布団など、大きなものを干す場所としても最適です。

開放感と採光・通風の確保

リビングなどに隣接するバルコニーは、室内空間に広がりと開放感をもたらします。大きな窓を設置すれば、部屋の奥まで自然光が届き、明るく風通しの良い空間を作ることができます。

アウトドアリビングとしての活用

少し広めのバルコニーなら、テーブルセットを置いて「アウトドアリビング」として活用できます。天気の良い日に朝食をとったり、夜風にあたりながら晩酌を楽しんだり、家にいながら非日常的な時間を過ごせるのは大きな魅力です。

エアコン室外機の置き場所確保

意外と見落としがちなのが、エアコン室外機の置き場所です。特に2階の部屋にエアコンを設置する場合、バルコニーがあればスマートに室外機を設置できます。バルコニーがない場合は、壁面や地面に設置することになり、外観や配管計画に影響が出ることがあります。

バルコニー設置のデメリット・注意点

建築費用と固定資産税の増加

バルコニーの設置には当然コストがかかります。一般的な広さ(2〜3畳程度)でも、30万円~60万円程度の初期費用が必要です。また、屋根のないバルコニーでも、奥行きや構造によっては床面積に算入され、固定資産税が増加する可能性があります。

定期的な掃除とメンテナンスの手間

バルコニーは屋外にあるため、砂埃や落ち葉、鳥のフンなどで汚れやすい場所です。キレイな状態を保つには定期的な掃除が欠かせません。また、後述する防水工事など、長期的なメンテナンスも必要になり、手間と費用の両方がかかります。

プライバシーと防犯面のリスク

道路や隣家に面したバルコニーは、外からの視線が気になる場合があります。また、バルコニーは空き巣の侵入経路になりやすいという防犯上のリスクも考慮する必要があります。足場にされやすいものを置かない、センサーライトを設置するなどの対策が求められます。

雨漏りの原因になる可能性

注文住宅で最も避けたいトラブルの一つが雨漏りです。バルコニーは、建物の外壁を貫通して設置されるため、構造上、雨漏りのリスクが高い箇所とされています。適切な防水処理が不可欠であり、経年劣化によるメンテナンスを怠ると、重大な問題に発展する可能性があります。

「いらない派」の後悔談とリアルな声

近年、「バルコニーはいらない」という選択をする人が増えています。実際にバルコニーを設置したものの、後悔している人のリアルな声を聞いてみましょう。

結局使わず物置状態になった

「洗濯物は乾燥機で済ませるし、アウトドアリビングへの憧れも最初だけ。結局、ほとんど使わなくなり、今では使わないプランターや子供の遊具が置かれた物置状態です。」
当初の目的が曖昧だと、活用されずにデッドスペースになってしまうケースは少なくありません。

掃除が大変でストレスになった

「排水溝に詰まる落ち葉や、どこからか飛んでくる砂埃の掃除が本当に大変。特に台風の後などは悲惨です。掃除の手間を考えると、憂鬱な気持ちになります。」
こまめな掃除が苦手な方にとっては、バルコニーの維持が大きなストレスになることがあります。

鳥のフンや虫の発生に悩まされた

「手すりに鳥がよく止まるせいか、フン被害に悩まされています。洗濯物を干すのもためらいます。夏場は虫も多く、窓を開けるのも嫌になりました。」
自然環境が豊かな場所では、鳥や虫の問題が想定以上に深刻になることがあります。

費用対効果が合わなかった

「数十万円の追加費用と、将来のメンテナンスコストを考えると、たまに布団を干すだけのスペースとしては高すぎました。その分のお金を、室内の設備にかければよかったです。」
利用頻度が低い場合、かけたコストに見合う価値を感じられないという声も多く聞かれます。

バルコニーの費用相場とメンテナンス

バルコニーを設置する場合、具体的にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。初期費用と将来のメンテナンス費用に分けて見ていきましょう。

設置にかかる初期費用の相場

一般的な注文住宅で設置される、出幅90cm程度の標準的なバルコニーの場合、横幅1間(約1.8m)あたり15万円~30万円程度が費用相場です。
つまり、2階の部屋2つ分にまたがるような広いバルコニー(横幅2間、約3.6m)であれば、30万円~60万円が目安となります。
素材や手すりのデザイン、屋根の有無によって費用は変動します。

将来必要になるメンテナンス費用

バルコニーは建てて終わりではありません。風雨や紫外線にさらされるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。

防水工事の費用と周期

バルコニーの床には、雨漏りを防ぐための防水加工が施されています。最も一般的なFRP防水ウレタン防水の場合、10年~15年周期での再施工が推奨されています。
費用は広さや劣化状況によりますが、10万円~30万円程度が相場です。このメンテナンスを怠ると、雨漏りにつながり、さらに高額な修繕費用が必要になる可能性があります。

床材や手すりの補修・交換費用

床にウッドパネルなどを敷いている場合は、その交換費用もかかります。また、スチール製の手すりは錆びることがあり、塗装の塗り替えや交換が必要になるケースもあります。

バルコニーなしの家の代替案

「やっぱり我が家にはバルコニーは必要ないかも…」と感じた方へ。バルコニーをなくすことで得られるメリットと、洗濯物干しなどの問題を解決する賢い代替案をご紹介します。

バルコニーなしの家のメリット

  • 建築コストを削減できる
  • 将来のメンテナンス費用や手間がかからない
  • 雨漏りのリスクを減らせる
  • 防犯性が高まる
  • 凹凸のない、すっきりとした外観になる
  • バルコニーに割くはずだったスペースを居住空間に充てられる

すっきりとした外観デザイン

バルコニーがない家は、凹凸が少なく、シンプルでモダンな外観にしやすいのが特徴です。外壁の素材や窓の配置を工夫することで、非常にスタイリッシュなデザインを実現できます。設計の自由度が高まる点も魅力と言えるでしょう。

洗濯物干しの代替案

バルコニーがない場合の最大の懸念点は「洗濯物をどこに干すか」です。しかし、現代の家づくりには便利な解決策がたくさんあります。

室内干しスペース・ランドリールーム

最近の注文住宅で非常に人気が高いのが、洗濯専用の「ランドリールーム」です。「洗う→干す→畳む・アイロンがけ」といった一連の作業を1か所で完結できるため、家事動線が劇的に改善します。除湿器やサーキュレーターを併用すれば、天候を気にせず洗濯ができます。

ガス衣類乾燥機「乾太くん」の導入

共働き世帯などを中心に導入が急増しているのが、リンナイのガス衣類乾燥機「乾太くん」です。パワフルな温風で洗濯物を短時間(約5kgで52分)でふわふわに乾かしてくれます。天日干しよりも家事の時短になり、花粉やPM2.5が付着する心配もありません。

1階のウッドデッキやテラスの活用

庭にスペースがあるなら、1階にウッドデッキや屋根付きのテラスを設けるのも良い選択です。リビングから直接出入りでき、洗濯物を干す際の動線もスムーズです。バーベキューを楽しんだり、子供の遊び場にしたりと、バルコニー以上に多目的に活用できる可能性があります。

バルコニーの種類と使いやすい設計

「やはりバルコニーが欲しい」と考える方のために、一般的なバルコニー以外の選択肢と、設置後に後悔しないための設計ポイントをご紹介します。

インナーバルコニーの特徴と費用

インナーバルコニーとは、建物の内側(屋内)に引っ込んだ形で設けられるバルコニーのことです。
屋根があるため天候の影響を受けにくく、外からの視線も遮りやすいのがメリットです。一方で、その分だけ室内の面積が減ること、建築費用が通常のバルコニーより高くなることがデメリットとして挙げられます。

ルーフバルコニーの特徴と費用

ルーフバルコニーとは、下の階の屋根部分を利用して作られた、屋根のない広いバルコニーのことです。
非常に開放的で、家庭菜園やグランピングなど、趣味のスペースとしてダイナミックに活用できます。ただし、下の階に部屋があるため防水メンテナンスがより重要になり、費用も高額になる傾向があります。

後悔しないための設計ポイント

せっかくバルコニーを設置するなら、使い勝手の良いものにしたいですよね。以下の3つのポイントは必ず押さえておきましょう。

用途に合わせた適切な広さと奥行き

「何のために使うのか」を明確にし、それに合った広さを確保しましょう。洗濯物を干すだけなら奥行き90cm程度でも十分ですが、テーブルを置きたいなら1.5m以上の奥行きがないと窮屈に感じます。

リビングからのスムーズな家事動線

洗濯物を干すのが主な目的なら、洗面脱衣所やランドリールームからの動線を考慮することが重要です。2階に洗濯機を置くなど、間取り全体で家事が楽になる工夫をしましょう。

水栓と屋外コンセントの設置

バルコニーの掃除に便利な水栓(蛇口)と、照明やホットプレートなどに使える屋外コンセントは、設置しておくと活用の幅が大きく広がります。後から追加するのは大変なので、設計段階で忘れずに検討しましょう。

まとめ

注文住宅におけるバルコニーの要否は、一概に「いる」「いらない」と決められるものではありません。最も大切なのは、ご自身の家族構成やライフスタイル、価値観に合っているかどうかです。

  • 洗濯や布団を外で干したい、開放感が欲しい方は「設置」を検討
  • 掃除の手間やコストを避けたい、家事の時短を優先したい方は「なし」や「代替案」を検討

この記事でご紹介したチェックリストやメリット・デメリット、費用、代替案などを参考に、ご家族でじっくりと話し合ってみてください。あなたの理想の暮らしを実現する、後悔のない選択ができることを心から願っています。

家を建てるならロゴスホーム

ロゴスホームは、高品質にこだわった注文住宅を適正価格で提供するハウスメーカーです。お客様のニーズに合わせた住宅を提案いたします。

家を建てることを検討している方は、ぜひロゴスホームまでお気軽にご相談ください。

>>公開中のモデルハウス情報はこちら

この記事を書いた人

LOGOS HOME

ロゴスホームのスタッフです

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

\ マイホーム検討中の方必見!/
ロゴスホームのすべてが見られるwebカタログ

札幌No.1

詳しく見てみる

TOP