2022.10.26

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ガレージハウスとは?建てるメリット・デメリットについて徹底解説!

ガレージハウスは、車愛好家の方が建てる家だと思っている方もいるのではないでしょうか。いいえ、そうではありません。ガレージハウスは車愛好家の方のみならず、車に乗る全ての方にさまざまなメリットがあるのです。今回は、そんなガレージハウスのメリットやデザイン、税金について解説します。

ガレージハウスとは?

ガレージハウスとは、ガレージ、つまり車庫が組み込まれた家のことです。インナーガレージやビルトインガレージともいいます。車の大きさや駐車台数などによって、ガレージの広さや構造は異なりますが、家の1階部分に玄関とガレージが並び、家とガレージが一体化しているような造りが一般的です。

ひと口にガレージハウスといっても、さまざまなガレージハウスがあります。たとえば、ガレージとリビングがつながっていて、リビングから車を眺められるガレージハウスや、ガレージにエアコンが完備されているガレージハウス、ガレージの横に大きな収納棚が施されたガレージハウスなど千差万別です。

ガレージハウスには壁や屋根、シャッターなどがあるので、雨風や砂埃、紫外線から車を守ってくれます。そのため、車を大切にする車愛好家の方に人気なのかと思われがちです。しかし実際は、天候に関係なく車の乗り降りができる利点により、小さな子どもがいる家庭や介護世帯からのニーズも高いです。 また、広めのガレージハウスなら、車を駐車するだけでなく趣味のスペースとしても活用できます。車のお手入れはもちろん、DIYをしたり、アウトドア用品を収納したりすることも可能です。家の中に収納スペースが足りないと悩んでいる方からも人気を集めています。ガレージハウスのメリットについては、以下で詳しく解説します。

一番重要!ガレージには大きな開口部を設ける必要がある

ガレージハウスには、車が通る分だけの大きな入り口が必要です。ガレージハウスの開口部は、車の大きさや台数によっても異なります。標準的な乗用車1台分のガレージなら、最低でも2.6mは確保したいところです。

また、ガレージハウスの開口部分は、柱と梁だけで支えることになるため、素材や構造に注意して設計しなくてはなりません。一般的な木材物件の建て方では、地震や台風といった自然災害によって倒壊する恐れがあります。家族の安心・安全な暮らしが実現できるよう、ガレージハウスを建てるときは、ガレージハウスの構造に強く、さまざまな提案をしてくれる建築会社に依頼しましょう。

ガレージハウスのメリットは?

車を大切に保管できる

外に車を駐車していると、どうしても雨や風、紫外線によって車は劣化します。ほかにも、小石が飛んできたり、子どもが悪意なくキズを付けてしまったりする可能性も否定できません。屋根やシャッターを備えるガレージハウスなら、そのようなリスクから車を守ることができます。

いつでも愛車を眺められる

駐車場が家から遠い場合、「愛車を観賞したい」と思ってもすぐには叶いません。しかし、ガレージが自宅と一体化しているガレージハウスなら、思い立ったらすぐに車を愛でることができます。車愛好家の方には、たまらないメリットといえるでしょう。

雨の日も安全に乗り降りできる

家と一体化しているガレージハウスの場合、雨に濡れることなく車の乗り降りができます。特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭にとって、雨の日の外出は危険を伴うもの。屋根があれば、滑って転ぶ心配もなくなります。荷物が多い日も安心です。

プライベートスペースとして活用できる

ガレージハウスを趣味のスペースとして活用している方も少なくありません。趣味の道具を収納したり、DIYの作業部屋にしたりと活用方法はさまざまです。シャッターを閉めれば、子どもが道路に飛び出す心配がないので子どもの遊び場にしている方もいます。

駐車場代がかからない

ガレージハウスには、当然のことながら毎月の駐車場代がかからないメリットがあります。車をもつ=駐車スペースが必要になるため、家の敷地に駐車できない場合は、月極駐車場などを借りなくてはなりません。都心部など場所によっては駐車場代も高額になるので、ガレージハウスなら経費の負担軽減を図れます。

ガレージハウスのデメリットは?

1階部分の居住スペースが狭くなる

ガレージハウスには、1階にガレージを作る分、居住スペースが狭くなるデメリットがあります。もちろん広大な土地があれば、ガレージの横にリビングを作ることも可能でしょう。しかしなかには、1階の居住スペースが足りず、2階や3階にリビングがあるガレージハウスも少なくありません。そのため、「リビングは1階がいい」という方は、よく検討する必要があります。

車を大きくしたり、増やしたりすることが難しい

当然のことながらガレージハウスは、一度建ててしまうと広さの変更ができません。そのため、「大きな車に買い換えたらガレージに入らなくなった」、「車を2台もちたいが停められない」といった状況に陥るケースもあります。ガレージハウスを建てるときは、先を見越して設計することが大切です。

一般的な建て方では倒壊のおそれがある

先述した通り、ガレージハウスは大きな開口部を設けなくてはならないため、一般的な建築方法だと倒壊するおそれがあります。そのため、ガレージハウスの建築には、専門的知識が必要です。ガレージハウスの設計および建築は、信頼できる業者に依頼しましょう。

趣味の部屋を兼ねるなら設備を備えなくてはならない

ガレージハウスをプライベート空間としても使いたいという場合は、冷暖房設備や照明などを設置しなくてはなりません。また、ガレージ内で車いじりをする際は適切な換気設備がないと、排気ガスによる一酸化中毒の危険があります。そのため、設備の内容によっては、高額な費用がかかる可能性も高いです。ガレージにどのくらいの予算を掛けられるか、あらかじめ計算しておくとよいでしょう。

騒音問題に悩ませられる心配も

ガレージハウスは、自宅の中にガレージがあるため、車に関する音が聞こえやすくなります。特に深夜や早朝は、車のエンジン音、シャッターの開閉音などが響きやすいです。近所迷惑になるおそれもあるため、防音設備の検討や、車に乗る時間帯の配慮などが求められます。

ガレージを作りたい!でもお得にするためには?

オープンなガレージハウス

玄関の横に駐車スペースを設けたオープンなガレージは、建物部分の固定資産税がかからない可能性があります。なぜなら、壁が2方向にしかないため、「3方向以上に壁があり、屋根を備えている」という固定資産税の対象家屋の要件に当てはまらないからです。ガレージ部分が対象家屋の対象外になると、必然的に固定資産税額も安くなります。

駐車スペースと玄関が一体化したガレージ

駐車スペースと玄関を合わせたデザインのガレージハウスも前面と背面の壁がないため、上記同様、建物の固定資産税が安くなるかもしれません。ただし、固定資産税の評価額は居住する自治体や、調査団体によって基準が異なるため注意が必要です。ご心配な場合は、家を建てる前に各自治体に確認することをおすすめします。

ガレージハウスの参考例5選

作業場を兼ねたガレージハウス

DIYの作業部屋として活用するガレージには、駐車スペースだけでなく、大きな作業台やロフト、収納棚が備え付けられています。広々としたガレージは、エアコンや電源設備が完備されているので、DIY作業にぴったり。時間を忘れて作業に没頭できます。壁面に設置された収納棚は、ノコギリや電動ドライバーといった、増えがちなDIYグッズの収納に便利です。

そのほか、収納スペースを必要とするアウトドアグッズも収納できます。テントや寝袋など、かさばるものもガレージに収納すれば、部屋が散らかりません。こんなガレージハウスがあれば、思う存分趣味の時間を楽しめるでしょう。

リビングとつながっているガレージハウス

多くの車愛好家が憧れるガレージハウスといえば、リビングから愛車を眺められる空間ではないでしょうか。そんな愛好家の夢を叶えたガレージハウスがあります。ガレージに続くリビングの窓はガラス張りになっていて、開放感のある造りです。ソファに座ってくつろぎながら、愛車を観賞することができます。

目が届く場所に愛車を保管できるので、盗難の心配がないこともメリットといえるでしょう。どんなに疲れていても、愛車を見ながら晩酌をすれば日々の疲れが吹き飛ぶかもしれません。

子どもやペットの遊び場になるガレージハウス

ガレージハウスなら、大きな庭がなくても子どもやペットと安全に遊ぶことができます。車を一旦外に出してシャッターを閉めれば、ビニールプールやボール遊びも可能に。また、屋根があるので、雨が降っていても問題ありません。ご近所の目を気にすることなく、思う存分、子どもやペットと遊べます。

空間を無駄なく活用するガレージ

趣味のスペースを作りたくても、土地の関係により車を駐車するだけでスペースが埋まってしまうガレージもあるでしょう。そのような場合は、ガレージの中にロフトを作ればデッドスペースを有効活用できます。ロフトにカー用品を収納したり、作業台を配置したりすれば、そこは立派な趣味スペース。広さが足りないガレージでも、工夫次第で憧れの趣味部屋が作れます。自宅の収納スペースが少なくて、サーフィンボードやBBQグッズといった趣味の道具をレンタル倉庫に入れている方も、この方法なら自宅に収納できるかもしれません。

シンプルなガレージハウス    

車いじりが趣味という方のガレージハウスです。無駄なものが一切ないシンプルなガレージを、玄関横に設けました。建築面積9坪のこちらのお宅は、1階部分にガレージと玄関、2階にリビングという間取りです。広々とした土地がないエリアでも、ガレージハウスを諦める必要はありません。小さな土地でも、間取り次第でガレージハウスを建てることができます。

まとめ

駐車スペースと家が一体化しているガレージハウスは、車を風雨や汚れから守るだけでなく、さまざまなメリットがあります。そのため、車愛好家の方だけでなく、車に乗る全ての方におすすめです。ただし、ガレージハウスは開口部が広いので、構造や素材には十分注意しましょう。家族が快適かつ安全に暮らせる人気のガレージハウス、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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