2025.07.04

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和室から洋室へのリフォーム費用とポイント!注意点まで徹底解説

畳の部屋からフローリングの空間へ。和室から洋室へのリフォームは、住まいの印象を一新し、より現代的なライフスタイルを叶える有効な手段です。しかし、費用相場や工事の流れ、注意点など、事前に把握しておくべきことは少なくありません。

そこで今回は、和室を洋室にリフォームするメリットから、具体的な工事の流れ、費用相場、そして成功させるための重要なポイントまでを徹底解説。床材選びや収納スペースの変更、DIYの可能性、さらには活用できる補助金制度まで、リフォーム計画に役立つ情報をたっぷりとお届けします。

この記事の目次

和室から洋室へのリフォームで得られるメリット

和室から洋室へのリフォームは、書斎や子供部屋、在宅ワークスペースなど、家族の成長や変化に合わせた柔軟な空間活用が可能になります。また、家具の配置がしやすくなり、北欧風やモダンなど多彩なインテリアテイストを取り入れられるため、より自由で快適な住空間を実現できます。畳のへこみや傷みを気にせず、重い家具を安定して設置できる点も大きな魅力です。

ここで、洋室リフォームのメリットについて具体的にご紹介します。

生活スタイルに合わせた空間活用

和室を洋室化すれば、生活スタイルの変化に合わせて柔軟に空間を活用できます。

たとえば、独立した書斎スペースを設ければ、集中できる環境を整えられます。お子さんの成長に合わせて、おもちゃを広げられる子供部屋や、勉強に集中できる空間づくりが可能です。近年増えている在宅ワークスペースとして、デスクや椅子を設置して、仕事に集中できる環境を作るのもよいでしょう。

ライフスタイルやニーズに合わせてさまざまな用途に変化させられるのが、洋室化の魅力と言えます。

コーディネートの幅が広がる

和室から洋室へのリフォームは、家具の配置がしやすくなり、インテリアの自由度が高まるという実用面での利点があるため、暮らしの快適性を高める選択肢としても有効です。

たとえば、次のようなメリットが挙げられます。

部屋全体を使ったレイアウトが可能に
和室から洋室へ制約の少ないフラットな空間へと変えることで、レイアウトの自由度が高まります。

ソファを壁際にL字型で配置してくつろぎの空間をつくる、来客時には向かい合わせにするなど、使い方に応じたアレンジが可能です。デスクも壁付けや窓際、中央など、用途やライフスタイルに合わせた配置がしやすくなります。

スタイルや色のバリエーションが増える
洋室では北欧風・ナチュラル・モダンなど多彩なテイストを取り入れやすく、床材や壁紙との組み合わせで個性を表現しやすくなります。

重量のある家具設置による畳の傷みを回避
和室にもベッドやソファを置くことはできますが、脚の跡が残る、畳がへこむといったリスクは避けられません。フラットなフローリングなら安定して設置でき、床下収納付きのタイプを選べば収納力もアップするでしょう。

和室から洋室へのリフォーム工事の流れ

【リフォームの流れ】
1. 相談・見積もり
2. 契約
3. 工事準備
4. 解体作業
5. 施工
6. 完成検査

まず最初のステップは「相談・見積もり」です。リフォーム業者に希望する洋室のイメージや予算を伝え、現地調査を経て具体的な工事内容と見積もりを提示してもらいます。複数の業者から見積もりを取り、比較検討するのが重要です。

次に、提示された見積もりや工事内容に納得したら「契約」を結びます。契約書には、工事期間、費用、支払い条件、保証内容などが明記されているかを確認しましょう。

契約後はいよいよ「工事準備」に入ります。業者との打ち合わせで、工事の詳細なスケジュールや使用する床材、壁紙などを決定。必要に応じて、家具の移動や仮住まいの手配なども行います。

工事が始まると、まず実施されるのは既存の和室の「解体作業」です。畳の撤去、壁や天井の解体、必要に応じて下地の調整などが行われます。

解体後は、いよいよ「施工」です。床の下地処理、フローリングの張り付け、壁や天井のクロス張り、収納スペースの変更、建具の交換など、事前に決めた工事内容に従って作業が進められます。

すべての工事が完了したら、「完成検査」を行います。不具合があれば、手直しを依頼し、問題がなければ引き渡しです。

事前準備と計画のポイント

和室から洋室へのリフォームをスムーズに進めるためには、事前の準備と計画が不可欠です。

まず、工事期間中に使用しない家具の移動や保管場所を確保しましょう。大規模な工事になる場合は、仮住まいの検討も必要です。

工事による騒音や振動で迷惑をかける可能性のある近隣への挨拶は、良好な関係を保つ上で重要です。

さらに、リフォーム後の生活を具体的にイメージし、希望する内装や機能を明確にして業者に伝えるのが、理想の空間を実現する第一歩となります。予算だけでなく、優先順位をつけた計画を立てましょう。

工事期間の目安と生活への影響

和室から洋室へのリフォーム期間は、工事範囲によって大きく変動します。

工事内容別の所要日数の目安は次の通りです。
・畳からフローリングに変更する工事…2日前後
・壁紙を張り替える工事…1~2日
・和室の全面リフォームにかかる工事…1週間以上

畳の撤去とフローリングの張り替えのみであれば数日程度で済むことが多いです。しかし、壁や天井の変更、収納の設置などが伴うと、1週間から2週間程度かかる場合もあります。

工事中は騒音やホコリが発生し、一時的に家具の移動や立ち入り制限が生じる可能性があります。事前に業者と工事計画をしっかり確認し、生活への影響を最小限に抑える工夫が大切です。

和室から洋室へのリフォーム工事で注意すべきポイント

和室から洋室へリフォームする際は「壁」と「床」それぞれで注意すべきポイントがあります。

壁紙は種類によって耐久性やお手入れのしやすさが異なります。壁紙は一度張り替えると変更しにくいため、シックハウス症候群予防やペット対策、防カビ・抗菌仕様など、用途を考慮して選びましょう。

特に、マンションの和室をリフォームする際は「防音規定」という生活音に関するルールに注意しなくてはなりません。また、畳からフローリングに変えれば足元が冷えやすくなるため、断熱対策も必要です。

和室から洋室にリフォームする際の費用相場

和室を洋室にリフォームする際には、「どの箇所を」「どの範囲まで」変更するのかを決めることから始まります。

床材を変えるだけなのか、壁や天井、襖(ふすま)を張り替えるのか、押し入れをクローゼットに変えるのか……。

一口に「洋室へのリフォーム」といっても、さまざまなパターンがあり、工事内容によって費用は大きく異なります。

下記の表には、リフォームする場所に応じた費用相場をまとめました。

リフォーム箇所 工事内容 費用相場(6~8畳あたり)
壁・天井 壁面クロス、天井材の張り替え 10~20万円
収納 押し入れをクローゼットに変更 8~25万円
押し入れをウォークインクローゼットに変更 ~50万円
建具 襖を洋室建具に変更 3~22万円
床材 畳からフローリングに張り替え 9~35万円
畳からクッションフロアに張り替え 8~18万円
和室全体 和室全体を洋室に全面リフォーム 25~100万円

ここからは、それぞれの工事の詳しい内容について解説していきます。

【和室から洋室リフォーム】壁・天井の変更工事の費用相場

壁・天井の変更 6~8畳で10~20万円ほど

和室に限らず、壁や天井の壁紙(クロス)のリフォームで見積もりでは「m(メートル)単位」か「㎡(平米)単位」かによって料金が変わります。

施工会社によって表記は異なるので、複数の会社に相見積もりを取るときには注意しましょう。

また、壁や天井の工事では、「廻り縁(まわりぶち)」や「巾木(はばき)」の交換工事が必要になるケースもあります。

● 廻り縁:天井と壁の継ぎ目に設置される部材
● 巾木:壁と床の継ぎ目に設置される部材

廻り縁は壁と天井の仕上げ部分をキレイに見せたり、部屋のアクセントになったりと意匠的な役割を持っています。

近年では廻り縁はつけない住宅が主流なので、インテリアのテイストに応じて交換もしくは撤去を選択すると良いでしょう。

巾木は、廻り縁同様に見栄えを良くするほか、掃除機や家具が当たってキズや汚れが付かないように壁を保護する役割があります。

最近では、壁面よりも巾木が壁の内側に入り込んでいる「入り巾木」も人気です。

工事をする際のポイントや注意点

和室の壁をリフォームする際には、その構造によって工期や費用が異なります。

● 真壁:柱や梁を露出させて仕上げた内装壁。日本家屋の伝統的な建築構法
● 大壁:柱や梁を壁の内部に隠して仕上げた内装壁。最近の新築住宅の和室では、大 壁が主流になっている

真壁の和室を洋室にするときは、表面に出ている柱や梁を隠すため、壁厚を調整する作業が発生する点に注意しましょう。

大壁の和室を洋室にするときは、一般的な洋室とほぼ同じ造りなので、真壁に比べて工期や費用が抑えられます。

さらに、床の間や書院、床脇(とこわき)などがある伝統的な造りの和室では、どの範囲を撤去するのか、もしくは残してアレンジするのかをよく検討する必要があります。

【和室から洋室リフォーム】収納スペースの変更工事の費用相場と選び方

押し入れからクローゼットに変更 6~25万円ほど
襖を残す簡易クローゼットに変更 2~10万円ほど
ウォークインクローゼットに変更 ~50万円ほど

押し入れをクローゼット仕様にするときの工事内容は下記の通りです。

● 襖を撤去して、扉材(折れ戸や引き戸、引き違い戸など)を取り付ける
● 押し入れの中棚を撤去する
● 内側の仕切りやハンガーパイプを設置する

襖(ふすま)を残して、内側に棚を追加する程度の簡単な工事であれば、2~10万円ほどで施工可能です。

収納スペースの幅が広かったり、ウォークインクローゼットにしたりする工事では、50万円ほどを見込んでおきましょう。

ここで、収納タイプ別の特徴と選び方についてご紹介します。

収納タイプ 特徴 選び方のポイント
クローゼット ハンガーパイプや棚板で衣類や小物を効率的に収納。扉付きでホコリを防ぎ、見た目もすっきり。 収納する物の量や種類に合わせて、内部の構成(ハンガーパイプの本数、棚板の数や位置)を検討。扉のデザインや開閉方式も考慮。
壁面収納 壁一面を収納スペースとして活用。収納力が高く、空間を有効活用できる。 収納したい物の種類や量に合わせて、ユニットを組み合わせる。地震対策も考慮して設置方法を選ぶ。

このほか、DIYで収納リフォームを行うのも可能です。カラーボックスの設置や突っ張り棒の活用など、比較的簡単なものが中心となりますが、費用を抑えられます。

一方、押入れの解体や壁の造作を伴うクローゼットの設置、壁面収納の取り付けなどは専門的な知識や技術が必要となるため、プロのリフォーム業者への依頼をおすすめします。事前に複数の業者から見積もりを取り、費用や提案内容を比較検討しましょう。

工事をする際のポイントや注意点

押し入れは布団をしまえるように、クローゼットよりも奥行きが深く設計されています。

一間幅の押し入れで、奥行きは約800~900㎜。

基本的なクローゼットの奥行きは550~600㎜なので、押し入れをそのままクローゼットとして使用するとデッドスペースが生まれがちです。

押し入れとクローゼットの奥行き300㎜程度の差に注意して、使い勝手の良さを考慮した設計が求められます。

たとえば、次のような方法です。

● 通常、横方向に取り付けるハンガーパイプを奥行き方向(縦方向)に設置して、空間を有効的に活用する
● 壁をふかして(壁の仕上げ面を前に出して)奥行きを縮める

また、押し入れやクローゼットの内部は結露しやすいという難点があります。

リフォーム工事の際には、収納内部に断熱材を施すなど、結露対策もしておきましょう。

【和室から洋室リフォーム】襖・ドアの変更工事の費用相場

襖からドアへの変更 1ヵ所あたり3~22万円ほど

開き戸のメリットは、気密性が高く遮音性に優れる点、デザインが豊富な点です。一方、開閉時にデッドスペースが生じる点についてはデメリットと言えます。

引き戸のメリットは、開閉時にスペースを取らず、バリアフリーにも適している点です。デメリットは、開き戸に比べて気密性や遮音性がやや劣る場合があります。

選び方のポイントは、部屋の広さや間取り、必要な機能性(遮音性、断熱性など)、デザインの好みです。将来的な生活の変化も考慮して選びましょう。業者と相談し、最適なドアを選ぶのが重要です。

工事をする際のポイントや注意点

襖(ふすま)のリフォームに関するポイントや注意点を、引き戸と開き戸それぞれについて解説します。

【襖(ふすま)から引き戸へのリフォーム】

襖から引き戸へのリフォームは、主に次の2つの方法があります。

● 建具枠はそのまま残して、襖を引き戸に交換する
● 既存の建具枠ごと取り外して、新たな建具枠と引き戸を設置する

既存の建具枠をそのまま残す方法であれば、枠に合う引き戸の交換のみなので費用を抑えられます。ただし、隣室や廊下との間にある段差の解消はできません。

既存の建具枠ごとやり替える工事では、枠付きの引き戸セットを用います。
枠の取り外しや設置は自力でやるのは難しいため、施工会社に依頼するのが一般的です。

【襖(ふすま)から開き戸へのリフォーム】

襖から開き戸(ドア)へのリフォームでは、既存の枠を使うことはできず、基本的に枠ごと交換する工事になります。

襖とドアでは基本的な形状が異なるため、引き戸へのリフォームに比べて工期やコストがかかる点に注意しましょう。

【和室から洋室リフォーム】床材の変更工事の費用相場

床材の変更 6~8畳で9~35万円ほど

和室から洋室へリフォームする際に選ばれる床材は、主に次の通りです。

● フローリング材(無垢フローリング/複合フローリング)
● フロアタイル
● クッションフロア
● ウッドカーペット(フローリングマット・フローリングカーペットとも呼ばれる)

使用する床材の種類によっては、上記で示した相場よりも金額が大きく変動する可能性があります。

よりコストを抑えたい方や、掃除しやすい床に変えたいという方にはクッションフロアがおすすめです。

また、畳から上記の床材に変える場合、下地材の調整が必要です。

一般的な畳は、厚みが55㎜や60㎜(JIS規格)であるのに対し、フローリング材は12㎜程、クッションフロアだと1.8㎜~4.5㎜程度しかありません。

畳をはがして、そのままフローリングなどの床材を設置してしまうと、隣室や廊下との間に段差ができてしまいます。

それだけでなく、畳とフローリングでは「根太(ねだ)」の組み方も異なります。

根太とは床の下地に配置されている部材のことで、床板を支える役割を担っています。

畳敷きの根太は455㎜間隔で広めに組んでありますが、畳より強度の弱いフローリングだと、根太を303㎜程度の狭い間隔で配置しなければなりません。

さらに、築年数が古い住宅の和室では、畳の下に断熱材が入っていないケースも多くみられます。

畳よりも冷えが伝わりやすいフローリングにする際には、床下に断熱材を追加する工事が必要となり、追加費用が発生する可能性も考慮しましょう。

床材選びのポイントと注意点

マンションの和室をフローリングにする際、床材選びでは防音性、耐久性、メンテナンス性が重要です。集合住宅では特に防音性が重視され、管理規約で遮音等級が定められていることが多いため、必ず確認しましょう。

一般的な合板フローリングは防音性能に優れる製品が多い一方、無垢フローリングは遮音性の高い下地材との併用が必要になる場合があります。

耐久性については、傷や汚れに強い素材を選ぶべば、長く快適な状態を保てます。小さなお子さんやペットがいる家庭では特に考慮したい点です。

メンテナンス性も同様に、日々の掃除のしやすさが重要になります。ワックスがけなどの定期的な手入れが必要な素材もあれば、簡単な拭き掃除で済むものもあります。

これらの要素を総合的に考慮し、マンションの規約と自身のライフスタイルに合う床材を選びましょう。

【和室から洋室リフォーム】全体の変更工事の費用相場

和室から洋室への全面リフォーム 6~8畳で(概算)25~100万円ほど

マンションの和室全体を洋室にリフォームする際は、壁の仕様がシンプルで工事も比較的簡単な傾向にあるので、50~60万円程度の金額で施工可能なケースもあります。

部分的なリフォームを何度も繰り返すより、一度に全体をリフォームしてしまった方が手間や人件費が抑えられます。

伝統的な建築様式の和室をリフォームするときには、床の間や書院なども洋風スタイルへアレンジしたいところです。

たとえば、下記のような方法があります。

● 床の間をリフォームして造作デスクを設置する
● 床脇をリフォームしてオープンタイプの可動棚を設置する

アイデア次第でさまざまな使い方ができますので、設計士に相談してみましょう。

工事をする際のポイントや注意点

全面的なリフォーム工事では、床材や壁面クロス、天井材の張り替え、収納、建具の変更など、すべての工事を行います。

窓の障子をカーテンにする際は、カーテンレール用の下地をあらかじめ入れておいてもらいましょう。床や壁、天井の下地の状態によっては、劣化が進んでいて補修のための費用が追加になるおそれもあります。見積もりを取る際には、事前にしっかりと現地調査をしてもらい、できる限り工事項目の漏れがないようにすると良いでしょう。

ただし、リフォーム現場では解体してみないと分からないことも。予算は多めに設定しておくと安心です。

和室から洋室へのDIYリフォームは可能?

和室を洋室にDIYリフォームする際、どこまで自分でできるか見極めが肝心です。

手軽な壁紙張り替えやフロアカーペット敷きはDIY向きですが、本格的なフローリング化や間取り変更といった構造に関わる工事は、専門知識と技術が必須です。無理なDIYは安全性や仕上がりに影響するため、不安な場合はプロに相談しましょう。

DIYのメリットを活かしつつ、賢く業者に依頼するのが成功の鍵となります。

DIYで挑戦できる簡単リフォーム

手軽に挑戦できるDIYの範囲としては、フローリングカーペットやウッドカーペットの敷設や、既存の壁紙への重ね張りによる模様替えが挙げられます。

これらの作業は、
・カッター
・定規
・養生テープ
・壁紙用接着剤やローラー

などといった比較的安価な工具で済み、DIY初心者でも取り組みやすいでしょう。

プロに依頼すべき工事の見極め方

安全面からプロに依頼すべき工事があります。

・構造変更:間取り変更に伴う壁の撤去や新設など
・電気工事:照明器具の設置や配線の引き直しなど
・設備工事:給排水設備の移動や増設など

これらの工事には、専門的な知識や技術、資格が必要です。無理にDIYで行うと、建物の安全性や機能性を損なう恐れがあります。

DIYは材料費のみで済むため初期費用を抑えられる一方、失敗した場合の補修費用や手間、時間を考えると、結果的に割高になります。プロに依頼すれば工事費はかかりますが、仕上がりの確実さやアフターフォローが得られるため、長い目で見れば安心です。

特に、構造や電気、設備に関わる工事は、安全性を最優先に考え、プロに依頼しましょう。

和室から洋室へのリフォームで活用できる補助金制度

和室から洋室へのリフォーム工事には、活用できる補助金制度があります。全国共通で利用できる制度と北海道内の自治体による制度を、それぞれ紹介します。

介護保険を活用した和室から洋室へのリフォーム支援

介護保険は、要支援・要介護認定を受けた方が、自宅で安全に生活できるよう行うバリアフリー改修に対する補助制度です。

◆申請条件
要支援1~2または要介護1~5の認定を受けていること
対象となる住宅改修工事を行うこと
介護保険被保険者証に記載された住所地の住宅であること

◆補助金額
工事費用の7~9割(上限20万円)

◆受付期間
随時(工事前に申請が必要)

適用条件は、対象となる住宅に本人が居住していることなどです。申請は、工事着工前に市区町村の窓口で行います。必ずケアマネージャー等へ相談しましょう。

具体的な支援額は、支給限度基準額(20万円)の9割(18万円)が上限で、年齢や所得に応じて自己負担が必要なケースもあります。

対象となるリフォームは、滑りにくい床材への変更、引き戸への変更、段差の解消などがあります。事前に市区町村の介護保険担当窓口に相談し、詳細な条件や申請手続きを確認しましょう。

【全国共通】長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、既存住宅の長寿命化や省エネ化につながる性能向上リフォームに対する補助金制度です。
子育て世帯向け改修工事として、和室をキッズスペースに変える工事としての申請で補助金申請できる場合があります。

◆申請条件
リフォーム後の住宅が一定の性能基準を満たすこと
工事前に現地調査(インスペクション)を実施すること
若者・子育て世帯(夫婦のどちらかが40歳未満、もしくは18歳未満の子どもがいる世帯)に該当すること

◆補助金額
対象工事費用の1/3(上限80万円~210万円)

◆受付期間
令和6年5月13日から令和7年1月31日(金)17:00迄または予算上限に達するまで
※令和7年7月現在は受付を終了しています。

◆参考
令和6年度長期優良住宅化リフォーム推進事業

【自治体】函館市住宅リフォーム補助制度

函館市住宅リフォーム補助制度は、函館市内の住宅の質の向上や居住環境の改善を目的とした改修工事に対する補助制度です。

◆申請条件
函館市内の自身が居住する住宅であること
対象となるリフォーム工事を行うこと

◆補助金額
工事費用の20%(上限20万円)

◆受付期間
令和7年5月7日~12月19日

◆参考
令和7年度(2025年度)函館市住宅リフォーム補助制度

【自治体】小樽市移住・定住促進住宅取得費等補助金制度

市外から転入し小樽市内に2年以上居住する世帯や、三世代同居・近居を始める方を対象に、中古住宅の購入や増改築等に要する経費を補助する制度です。

◆申請条件
令和4年4月1日以降に開始した三世代同居・近居であること
子育て世帯または親世帯のどちらかが2年以上小樽市に住所を有する世帯であること

◆補助金額
工事費用の1/2(上限20万円)
未就学児1人につき15万円、18歳未満の子1人につき10万円加算(上限20万円)

◆受付期間
三世代同居・近居を開始した日から1年以内

◆参考
小樽市 移住・定住促進住宅取得費等補助金について

子育てグリーン住宅支援事業の補助金概要

子育てグリーン住宅支援事業は、子育て世帯または若者夫婦世帯による省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームを支援する国の補助金制度です。和室から洋室へのリフォームも、一定の条件を満たせば補助対象となる可能性があります。

◆申請条件
省エネ基準を満たす住宅の新築・購入、または省エネ改修を行う
若者・子育て世帯(夫婦のどちらかが40歳未満、もしくは18歳未満の子どもがいる世帯)に該当する
リフォーム工事を行う事業者が、本事業に登録している事業者である
リフォーム工事の契約日が定められた期間内である

◆補助金額
40~60万円

◆受付期間
申請開始~予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)

◆参考
住宅省エネ2025キャンペーンについて|国土交通省

和室から洋室へのリフォームの場合、断熱改修(床、壁、天井の断熱性能向上など)を伴うのが補助対象となる重要な要素です。床の断熱材の追加、壁や天井の断熱改修などを合わせて行えば、省エネ性能の向上につながり、補助対象となる可能性が高まります。

よくある質問

和室を洋室に変える費用はいくらですか?

和室全体を洋室へリフォームする際の総費用は、一般的に50万円から100万円程度となるケースが多いようです。ただし、部屋の広さや選択するフローリング材の種類によって大きく変動します。

たとえば、一般的な8畳の和室を洋室にフルリフォームする場合、工事費用の相場はおおよそ60万円から80万円程度とされています。

和室から洋室にリフォームするには何日くらいかかりますか?

和室から洋室へのフルリフォームにかかる期間は、最低でも2~3日以上、工事内容によっては1ヶ月を超える場合もあります。工期が長くなるのは、複数の箇所を同時に改修するためです。

たとえば、畳をフローリングに変更し、天井と壁のクロスを張り替えるだけであれば、比較的短期間の2~3日程度で完了するのが一般的です。

マンションの和室を洋室にリフォームする際の注意点は?

マンションの和室を洋室にリフォームする際は、管理規約の「防音規定」を確認しましょう。床材には防音性能の基準があるため、DIYではなく専門業者に相談するのが安心です。

生活音に関するルールを守り、基準を満たす床材を選べば、快適なマンションライフを送れます。

和室の良さを残しながら洋室化することは可能ですか?

和室の良さを残しながら洋室化することは可能です。

たとえば、畳の一部を残して琉球畳風のデザインを取り入れたり、襖のデザインをモダンなものに変更したりすれば、和の趣を残しつつ洋風な雰囲気を演出できます。

また、木製ブラインドや障子風のプリーツスクリーンなどを活用すれば、採光性を保ちながら和のテイストを加えられます。

壁の一部にアクセントとして和紙クロスを取り入れたり、床の間を活かしてモダンな飾り棚を設置したりするのも良いでしょう。

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和室から洋室へのリフォームまとめ

和室を洋室にリフォームする工事は、一部なら数万円から可能です。
補助制度などのサポートを活用できる条件なら、チャレンジしやすいリフォームといえるでしょう。
費用はあくまで目安ですので、お近くの施工会社にご相談ください。

なお、理想の部屋づくりのためには、どのようなテイストの部屋をどのように使いたいかを検討することが大切です。
ご依頼の際には、「押し入れを変えたい」「床を変えたい」といった内容だけでなく、「こんな使い方をしたい」と理想とする暮らし像を伝えてみてください。
きっと素敵なアイデアを提案してくれるはずです。

また、リフォームの費用対効果を高めるには、優先順位を明確にし、必要な機能とデザインのバランスを考えましょう。複数の業者から見積もりを取り、比較検討すれば納得のいく価格で質の高い工事が期待できます。

満足度を高めるためには、完成後のイメージを具体的に業者と共有し、素材や色、照明など細部にまでこだわるのがおすすめです。

和室の一部だけでなく、全体の家づくりをご検討中の方は、私たちロゴスホームにお声かけください。
理想とする暮らしから、住まいを提案します。

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