2023.11.02

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

【画像あり】和室から洋室のリフォームにかかる費用相場は?施工事例もご紹介!

生活スタイルや家族構成の変化、経年劣化などにより「和室が使いにくくなってしまった」と感じているお宅も多いのではないでしょうか?

畳や障子、襖(ふすま)など、何かとメンテナンスが大変な和室。

もっと使い勝手を良くするために、洋室へリフォームしてみませんか?

今回は、和室から洋室へのリフォームにかかる費用相場や、工事のポイントなどをご紹介します。

和室から洋室にリフォームするのにかかる費用相場

和室を洋室にリフォームする際には、「どの箇所を」「どの範囲まで」変更するのかを決めることから始まります。

床材を変えるだけなのか、壁や天井、襖(ふすま)を張り替えるのか、押し入れをクローゼットに変えるのか……。

一口に「洋室へのリフォーム」といっても、さまざまなパターンがあり、工事内容によって費用は大きく異なります。

下記の表には、リフォームする場所に応じた費用相場をまとめました。

リフォーム箇所 工事内容 費用相場(6~8畳あたり)
床材 畳からフローリングに張り替え 9~35万円
畳からクッションフロアに張り替え 8~18万円
壁・天井 壁面クロス、天井材の張り替え 10~20万円
収納 押し入れをクローゼットに変更 8~25万円
押し入れをウォークインクローゼットに変更 ~50万円
建具 襖を洋室建具に変更 3~22万円
和室全体 和室全体を洋室に全面リフォーム 25~100万円

ここからは、それぞれの工事の詳しい内容について解説していきます。

【和室から洋室リフォーム】床材の変更工事の費用相場

床材の変更 6~8畳で9~35万円ほど

和室から洋室へリフォームする際に選ばれる床材は、主に次の通りです。

● フローリング材(無垢フローリング/複合フローリング)
● フロアタイル
● クッションフロア
● ウッドカーペット(フローリングマット・フローリングカーペットとも呼ばれる)

使用する床材の種類によっては、上記で示した相場よりも金額が大きく変動する可能性があります。

よりコストを抑えたい方や、掃除しやすい床に変えたいという方にはクッションフロアがおすすめです。

また、畳から上記の床材に変える場合、下地材の調整が必要です。

一般的な畳は、厚みが55㎜や60㎜(JIS規格)であるのに対し、フローリング材は12㎜程、クッションフロアだと1.8㎜~4.5㎜程度しかありません。

畳をはがして、そのままフローリングなどの床材を設置してしまうと、隣室や廊下との間に段差ができてしまいます。

それだけでなく、畳とフローリングでは「根太(ねだ)」の組み方も異なります。

根太とは床の下地に配置されている部材のことで、床板を支える役割を担っています。

畳敷きの根太は455㎜間隔で広めに組んでありますが、畳より強度の弱いフローリングだと、根太を303㎜程度の狭い間隔で配置しなければなりません。

さらに、築年数が古い住宅の和室では、畳の下に断熱材が入っていないケースも多くみられます。

畳よりも冷えが伝わりやすいフローリングにする際には、床下に断熱材を追加する工事が必要となり、追加費用が発生する可能性も考慮しましょう。

工事をする際のポイントや注意点

床材のリフォームで気を付けなければならないのは「遮音」についてです。

材質の特性上、フローリングは畳よりも遮音(防音)性能に劣ります。

マンションの和室の床をフローリング材へ変更する際には、遮音性を確保した材料でないとリフォーム工事の許可が下りないのが一般的です。

遮音性能は、「L値(エルチ)」で示されており、数値が小さいほど遮音性能に優れていることを表します。

多くのマンションや集合住宅の管理規約では「遮音規定」や「遮音等級」などが定められているので、よく確認しましょう。

特に無垢フローリングは遮音性能を備えていないものが多いため要注意です。

【和室から洋室リフォーム】壁・天井の変更工事の費用相場

壁・天井の変更 6~8畳で10~20万円ほど

和室に限らず、壁や天井の壁紙(クロス)のリフォームで見積もりでは「m(メートル)単位」か「㎡(平米)単位」かによって料金が変わります。

施工会社によって表記は異なるので、複数の会社に相見積もりを取るときには注意しましょう。

また、壁や天井の工事では、「廻り縁(まわりぶち)」や「巾木(はばき)」の交換工事が必要になるケースもあります。

● 廻り縁:天井と壁の継ぎ目に設置される部材
● 巾木:壁と床の継ぎ目に設置される部材

廻り縁は壁と天井の仕上げ部分をキレイに見せたり、部屋のアクセントになったりと意匠的な役割を持っています。

近年では廻り縁はつけない住宅が主流なので、インテリアのテイストに応じて交換もしくは撤去を選択すると良いでしょう。

巾木は、廻り縁同様に見栄えを良くするほか、掃除機や家具が当たってキズや汚れが付かないように壁を保護する役割があります。

最近では、壁面よりも巾木が壁の内側に入り込んでいる「入り巾木」も人気です。

工事をする際のポイントや注意点

和室の壁をリフォームする際には、その構造によって工期や費用が異なります。

● 真壁:柱や梁を露出させて仕上げた内装壁。日本家屋の伝統的な建築構法
● 大壁:柱や梁を壁の内部に隠して仕上げた内装壁。最近の新築住宅の和室では、大 壁が主流になっている

真壁の和室を洋室にするときは、表面に出ている柱や梁を隠すため、壁厚を調整する作業が発生する点に注意しましょう。

大壁の和室を洋室にするときは、一般的な洋室とほぼ同じ造りなので、真壁に比べて工期や費用が抑えられます。

さらに、床の間や書院、床脇(とこわき)などがある伝統的な造りの和室では、どの範囲を撤去するのか、もしくは残してアレンジするのかをよく検討する必要があります。

【和室から洋室リフォーム】収納スペースの変更工事の費用相場

押し入れからクローゼットに変更 6~25万円ほど
襖を残す簡易クローゼットに変更 2~10万円ほど
ウォークインクローゼットに変更 ~50万円ほど

押し入れをクローゼット仕様にするときの工事内容は下記の通りです。

● 襖を撤去して、扉材(折れ戸や引き戸、引き違い戸など)を取り付ける
● 押し入れの中棚を撤去する
● 内側の仕切りやハンガーパイプを設置する

襖(ふすま)を残して、内側に棚を追加する程度の簡単な工事であれば、2~10万円ほどで施工可能です。

収納スペースの幅が広かったり、ウォークインクローゼットにしたりする工事では、50万円ほどを見込んでおきましょう。

工事をする際のポイントや注意点

押し入れは布団をしまえるように、クローゼットよりも奥行きが深く設計されています。

一間幅の押し入れで、奥行きは約800~900㎜。

基本的なクローゼットの奥行きは550~600㎜なので、押し入れをそのままクローゼットとして使用するとデッドスペースが生まれがちです。

押し入れとクローゼットの奥行き300㎜程度の差に注意して、使い勝手の良さを考慮した設計が求められます。

たとえば、次のような方法です。

● 通常、横方向に取り付けるハンガーパイプを奥行き方向(縦方向)に設置して、空間を有効的に活用する
● 壁をふかして(壁の仕上げ面を前に出して)奥行きを縮める

また、押し入れやクローゼットの内部は結露しやすいという難点があります。

リフォーム工事の際には、収納内部に断熱材を施すなど、結露対策もしておきましょう。

【和室から洋室リフォーム】襖・ドアの変更工事の費用相場

襖からドアへの変更 1ヵ所あたり3~22万円ほど

和室の襖(ふすま)を洋室仕様にするには、「引き戸」への変更が最も簡単です。

建具本体と敷居の交換工事のみで完了します。

敷居とは、部屋の出入口である襖(ふすま)や障子などを開け閉めするために、床に設置された溝のついた部材のこと。

扉を前後に開閉する「開き戸」にしたい場合には、隣室や廊下との段差を解消する工事が必要になり、引き戸への変更よりも大がかりになります。

また、採用する建具のグレードによっても価格は大きく異なります。

開閉の仕方やストッパーなど、機能性にも着目し、さまざまな建具商材を比較しながら選ぶことが大切です。

工事をする際のポイントや注意点

襖(ふすま)のリフォームに関するポイントや注意点を、引き戸と開き戸それぞれについて解説します。

【襖(ふすま)から引き戸へのリフォーム】

襖から引き戸へのリフォームは、主に次の2つの方法があります。

● 建具枠はそのまま残して、襖を引き戸に交換する
● 既存の建具枠ごと取り外して、新たな建具枠と引き戸を設置する

既存の建具枠をそのまま残す方法であれば、枠に合う引き戸の交換のみなので費用を抑えられます。ただし、隣室や廊下との間にある段差の解消はできません。

既存の建具枠ごとやり替える工事では、枠付きの引き戸セットを用います。
枠の取り外しや設置は自力でやるのは難しいため、施工会社に依頼するのが一般的です。

【襖(ふすま)から開き戸へのリフォーム】

襖から開き戸(ドア)へのリフォームでは、既存の枠を使うことはできず、基本的に枠ごと交換する工事になります。

襖とドアでは基本的な形状が異なるため、引き戸へのリフォームに比べて工期やコストがかかる点に注意しましょう。

【和室から洋室リフォーム】全体の変更工事の費用相場

和室から洋室への全面リフォーム 6~8畳で(概算)25~100万円ほど

マンションの和室全体を洋室にリフォームする際は、壁の仕様がシンプルで工事も比較的簡単な傾向にあるので、50~60万円程度の金額で施工可能なケースもあります。

部分的なリフォームを何度も繰り返すより、一度に全体をリフォームしてしまった方が手間や人件費が抑えられます。

伝統的な建築様式の和室をリフォームするときには、床の間や書院なども洋風スタイルへアレンジしたいところです。

たとえば、下記のような方法があります。

● 床の間をリフォームして造作デスクを設置する
● 床脇をリフォームしてオープンタイプの可動棚を設置する

アイデア次第でさまざまな使い方ができますので、設計士に相談してみましょう。

工事をする際のポイントや注意点

全面的なリフォーム工事では、床材や壁面クロス、天井材の張り替え、収納、建具の変更など、すべての工事を行います。

窓の障子をカーテンにする際は、カーテンレール用の下地をあらかじめ入れておいてもらいましょう。

床や壁、天井の下地の状態によっては、劣化が進んでいて補修のための費用が追加になるおそれもあります。

見積もりを取る際には、事前にしっかりと現地調査をしてもらい、できる限り工事項目の漏れがないようにすると良いでしょう。

ただし、リフォーム現場では解体してみないと分からないことも。予算は多めに設定しておくと安心です。

家づくりのご相談は”ロゴスホーム”へ

家づくりをご検討中の方は、ぜひ実績のあるロゴスホームにご相談ください。

こだわり1:高品質であること

ロゴスホームでは直接施工にこだわり、耐震性の高い工法を用いて、高性能な住宅をご提供いたします。

こだわり2:適正価格であること

ロゴスホームでは、値引きは一切いたしません。

すべてのお客様に、可能な限り価格を抑えて良いものをご提供できるよう、透明性の高い料金システムでの家づくりに取り組んでいます。

こだわり3:パートナーであること

専門性の高い部門別のスタッフによる「チーム制」の導入や、定期的なアフターメンテナンスなど、お客様に寄り添い「幸せな暮らし」を一緒につくるパートナーを目指しています。

お問い合わせはこちら▶ロゴスホーム

まとめ

和室を洋室にリフォームするときには、「どのようなテイストの部屋にしたいか」「どんな使い方をしたいか」を事前に検討することが大切です。

部屋の用途が明確であるほど「理想の部屋づくりのためには、どのような工事が必要なのか」がはっきりします。

施工会社に依頼するときには、単純に「押し入れを変えたい」や「床を変えたい」というピンポイントな内容だけでなく、「こんな使い方をしたい」という要望を伝えてみてください。

きっと素敵なアイデアを提案してくれるはずです。

今回の記事でご紹介した内容もぜひ参考にしてみてくださいね。

▼北海道の方はこちら

▼東北の方はこちら

この記事を書いた人

LOGOS HOME

ロゴスホームのスタッフです

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする
TOP