2023.11.06

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注文住宅で後悔しないコンセントの設置場所について

注文住宅でコンセントを設置しておいた方が良い場所

玄関

足元灯を設置したい場合やコード式の掃除機を使用する場合は、玄関にコンセントがあると便利です。クリスマスツリーなどのイルミネーションにも使用できるため、玄関に1箇所はコンセントを設置することをおすすめします。
玄関カウンターに照明を置くことを想定している場合は、コードが届く位置にコンセントを設置するよう留意しましょう。

キッチン

キッチンのコンセントは主に家電を使用する際に必要となりますが、一般的にキッチンで使用する家電は以下が挙げられます。

・冷蔵庫
・電子レンジ
・炊飯器
・必要に応じ、オーブントースターや電気ケトルなど

キッチンにおけるコンセントの最適な場所は住宅の間取りやキッチンのレイアウトによって異なりますが、キッチン背面の壁・キッチンカウンター付近にあると使いやすいでしょう。
キッチン背面の壁には冷蔵庫をはじめ炊飯器、電子レンジなどの家電を使用するコンセントを3箇所は設置すると便利です。キッチンカウンター付近のコンセントの数や配置は、オーブントースターや電気ケトル、コーヒーメーカーなどの使いたい家電の数やスペースの広さに応じて決めることをおすすめします。
また、シンクとコンロの間の壁に1箇所コンセントを作っておくとミキサーやタブレットなどの充電に利用でき、レシピをスマホやタブレットで見ながら調理する時などに便利です。

キッチン家電は消費電力が大きいため、タコ足配線にするのはとても危険。冷蔵庫は冷蔵庫を置く位置付近の下部、炊飯器や電子レンジなども置く位置に合わせた高さにコンセントを設置するようにすれば、配線の長さが足りず延長コードで見た目が煩雑になるのを防げます。

リビング周辺

リビングを快適な空間にするためには、コンセントの位置も重要。まず、テレビの裏側となるエリアには、2箇所以上コンセントを設置すると便利です。挿し口が4つ以上あるコンセントなら、テレビやレコーダー・ゲーム機などの黒物家電が増えても安心です。
ダイニングテーブル付近にも1箇所以上コンセントの設置を。ホットプレートを使用する時やテレワークでパソコンを使用する時に便利です。
ダイニングにカウンターを設置する場合、カウンターの高さに合わせたコンセントが1箇所あると、カウンターで仕事をしたり電話を設置したりする際に重宝するでしょう。
エアコンを設置する位置にもコンセントの設置が必要です。コード式の掃除機を使う場合は、コードが届く範囲を見積もって各所にコンセントの設置が必要になります。
ほかにも、空気清浄器やファンヒーターなどの置きたい家電、家具を置く場所などを考えながらコンセントの位置を考えましょう。

ソファ周辺

忘れがちなのがソファ周辺のコンセント配置。スマホやタブレットなどを充電しながらくつろぎたい場所ですから、1箇所はコンセントがあると便利です。複数の充電ができるよう、挿し口が4つ以上あるコンセントを設置しておくとよいでしょう。

洗面所、脱衣所

脱衣所に洗濯機や乾燥機用のコンセントが1箇所、扇風機やセラミックファンヒーターなど冷暖房家電を使用したい場合はさらに1箇所コンセントが必要になります。
洗面所付近にはドライヤーやヘアアイロン、電動歯ブラシや電気カミソリの充電用に1箇所はコンセントを配置しておきましょう。

トイレ

ウォシュレット式トイレを設置する場合、トイレの背面側に1箇所コンセントが必要になります。コンセントを隠したいからとトイレの真後ろに設置するとトラブルがあった時に対応しにくいので、便座の正面の左右どちらかに設置するのがおすすめ。水道業者などと相談しながら水道の配管と干渉しない位置を検討しましょう。
暖房器具やコンセントを使用するタイプの芳香剤を使用することを想定しているなら、トイレの入り口付近にも1箇所コンセントがあると便利です。

寝室

コンセントを設置する位置がベッドから遠すぎたり低すぎたりすると、スマホやタブレットを充電しながらベッドで過ごすのが難しくなってしまいます。ベッドの配置を想定して場所を検討しましょう。
スマホの充電用のほかにも、卓上ライト、加湿器など使用したい家電が増えることを想定し、もう2箇所はコンセントがあると便利です。

廊下や階段の踊り場

コード式の掃除機を使用する想定なら、コードが届かない位置がないようにコンセントを設置しましょう。足元灯を使用する場合などを想定するなら、さらにコンセントを1箇所設置するのがおすすめです。

倉庫の中

倉庫の中には照明は必要ないと考える方もいますが、ゆくゆく照明を取り付けたくなった時を考えてコンセントがあると便利。電動芝刈り機など屋外で使用する電気製品の充電などにも倉庫のコンセントを利用することができるため、1箇所は設置しておくようにしましょう。

駐車場

電気自動車を所有しているなら、コンセントの設置が必須。そうではない場合も、駐車場にコンセントが1箇所あると車に掃除機をかける際に便利です。

庭にコンセントが1箇所あると、屋外ライトやイルミネーションを設置する際に使用できます。夜にBBQをしたい、DIY(日曜大工)をしたいなど、やりたいことに合わせてコンセントの数や位置を決めましょう。

注文住宅とコンセントの基礎知識

コンセントの種類

コンセントには単相100V・単相200V・三相200Vの3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
単相100Vは、私たちにとってもっとも一般的なコンセント。縦長の2つの穴が並んでいるタイプのものが代表的な形状で、住宅の壁などに設置されています。家電製品の多くが単相100Vのコンセントで使用可能となっており、消費電力の小さい家電製品などにはアースが付いていないものがほとんどです。
単相200Vは、家電製品の中でもエアコンや電子レンジなど消費電力の大きい家電製品のためのコンセント。安全対策としてアースが付けられていることが多くなっています。
三相200Vは業務用の電気配線で、商業施設などで使われるため家庭での生活で使うことはほぼありません。

コンセント設置の失敗例

例えばキッチンは消費電力の多い家電が多く集まるスペースですが、配置が悪くてコンセントが届かない・コンセントの数が足りず使うたびに抜き差しをしなければならない…といった失敗をしてしまうことも。コンセントの設置位置を考える際は家具や家電の配置、利用シーンを想定したうえで失敗のないよう熟慮しましょう。

コンセント設置の際はここに注意

コンセントは後から増設することもできますが、その際は工事が必要になります。

・既存のコンセントの差し込み口を増やす
・既存の電気配線から分岐する
・分電盤から専用の配線を引く

コンセントの増設には上記の3つの方法がありますが、既存の電気配線から分岐する方法と分電盤から専用の配線を引く方法は新たに壁穴を開けることになるため、美観を損なってしまう可能性もあります。
既存のコンセントの差し込み口を増やす方法なら壁を傷つけることはありませんが、位置が悪いと既存の電気配線から分岐する方法、もしくは分電盤から専用の配線を引く方法を取らなければならない場合もあります。
コンセントが足りなくなって後から工事が発生することがないよう、設置位置は慎重に決めましょう。

コンセントの設置場所の決め方

コンセントを設置する一般的な高さは床から25cmですが、住宅メーカーによっては30cmが標準となっているところもあるようです。
エアコンやカウンターの位置に合わせて高い位置に設置したり、ペットがいる場合は届きにくい位置にしたりすることもできるため、コンセントの位置を決める際は「高さ」にも考慮しましょう。

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