2023.01.24

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賃貸より持ち家がお得?どちらがいいのか、メリット・デメリット、かかる費用を比較

賃貸より持ち家の方がお得って本当?

持ち家と賃貸はどちらが良いのか、迷われる人は多いのではないでしょうか。持ち家と賃貸については、さまざまな視点から検討することが必要です。この記事では、持ち家と賃貸のメリット・デメリットや、50年間住み続けたときの費用の差、持ち家が向いている人・賃貸が向いている人の特徴などを解説します。

賃貸ではなく持ち家を選ぶメリット

持ち家は、賃貸と比較してさまざまなメリットがあります。

ここでは、持ち家の5つのメリットについて解説します。

自分のものになる

持ち家には、購入した物件が自分のものになるメリットがあります。自分のもの、つまり自分の資産となるため、売却したり、賃貸にしたりすることも可能です。

賃貸よりもハード面のクオリティが高い

持ち家の場合、設備やキッチン、内装などのグレードが賃貸より高いのが一般的です。物件によっては、好みのキッチンや内装材を選ぶこともできます。

住まいの自由度が高い

持ち家は、賃貸に比べて部屋数の多いファミリー向け物件を多く扱っています。また、持ち家なら間取りを変更することも可能です。そのため、家族が増えたり、子ども部屋を設けたりするときも柔軟に対応できるでしょう。

住宅ローンを完済すれば住宅費用の負担を軽減できる

賃貸物件はそこに住み続ける限り、家賃を払い続けなくてはなりません。しかし持ち家は、住宅ローンを完済すれば固定資産税や管理費・修繕積立金(分譲マンションの場合)のみの支払いとなります。住宅にかかるコストを大幅に軽減できるため、老後も安心です。

万が一のときも安心

一般的に、住宅ローンを組む際は団体信用生命保険に加入します。団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者に万が一のことがあったとき、残りのローンが全額弁済される保険のことです。団体信用生命保険に加入していれば、残された家族が家に住み続けることができます。

持ち家を選ぶデメリット

多くのメリットがある持ち家ですが、デメリットについても把握しておく必要があります。

ここでは、持ち家のデメリットを3つご紹介します。

気軽に転居できない

持ち家の場合は、賃貸のように気軽に引っ越せません。そのため、生活スタイルや収入の変化に合わせて転居することは、なかなか難しいでしょう。転勤が多い方や、引越し好きの方にとっては大きなデメリットといえます。

修繕や設備交換が必要になる

賃貸では大家さん持ちだった修繕費用が、持ち家だと自費になります。お湯が出なくなった、トイレが壊れたといった経年劣化に伴う付帯設備のトラブルが起きた場合、自費で修繕しなくてはなりません。また、自宅が地震や火災等の被害に遭ったときの負担が大きいデメリットもあります。

固定資産税・都市計画税がかかる

持ち家は自分の資産となるため、固定資産税・都市計画税の支払いが必要です。さらに、分譲マンションの場合は管理費や修繕積立金も払わなくてはなりません。住宅ローンを完済しても、これらの費用はかかるため注意しましょう。

賃貸を選ぶメリット

気軽に転居できる

賃貸には、持ち家よりも気軽に引っ越せるメリットがあります。仕事や生活スタイル、家族構成に合わせて住まいを自由に選択することが可能です。収入が減ったら家賃の安いところに引っ越すなど、住居にかかるコストをコントロールすることもできます。

家のメンテナンス費用がかからない

家は経年劣化するため、給湯器やコンロといった付帯設備の修繕が必要になります。しかし賃貸の場合は、これらの修繕にかかる費用が原則大家さん持ちになるので安心です。なお、災害に被災したときの修繕費用も、賃貸なら大家さんの支払いとなります。

持ち家と比べて初期費用が少なく済む

賃貸の場合、住宅ローンの頭金や諸経費などが必要ありません。そのため、持ち家と比べて初期費用が安くなるメリットがあります。ただし、敷金・礼金・仲介手数料は必要となるため、たとえ賃貸であっても引っ越す際にはある程度まとまったお金は必要です。

賃貸を選ぶデメリット

持ち家と賃貸を比較するには、メリットだけでなくデメリットにも注目する必要があります。次は、持ち家と賃貸のデメリットを見てみましょう。

家賃を払い続けなくてはならない

賃貸に住み続ける限り、家賃を払い続けなくてはなりません。また、更新する場合は、毎月の家賃以外に更新費用も必要です。いくらお金を支払っても自分のものにならない点は、大きなデメリットといえるでしょう。

住まいの自由度が低い

賃貸は、持ち家に比べて設備のグレードが低い傾向にあります。しかし一般的に、借主がリフォームをしたり、設備を選んだりすることはできません。また間取りの選択肢も少ないため、自分にぴったりの住まいを見つけるのは、なかなか難しいかもしれません。

高齢者は更新できない可能性も

賃貸の場合、高齢になると契約自体が難しくなります。新規の契約だけでなく、契約更新を断られるケースも少なくありません。そのため一生賃貸に住もうと考えている方は、身元保証人の確保などを含め、老後の住居についてきちんと考えておくことが必要です。

持ち家と賃貸の費用の差を比較

ここからは、持ち家と賃貸にかかる初期費用およびランニングコストを比較します。以下の物件を例に、50年間でかかる費用をシミュレーションしましょう。

【持ち家】
・4,000万円の戸建て住宅
・頭金:400万円
・諸経費(物件価格の7%):280万円
・住宅ローン35年(固定金利1.4%):月々10万8,471円
・住宅ローン控除:366万円
・固定資産税:年間7万円
・都市計画税:年間4万2,000円
・50年の間にかかる修繕費用:750万円

【賃貸】
・家賃15万円
・敷金、礼金、仲介手数料(家賃3カ月分): 45万円
・契約更新費用(2年毎に家賃1カ月分):15万円

持ち家賃貸
初期費用・頭金
・諸経費
計680万円
・敷金、礼金、仲介手数料
・1カ月目の家賃
計60万円
毎月の支払い・35年分のローンの返済額
(住宅ローン控除額を引いた金額)
計4,190万円
・50年分の家賃
(1カ月目の家賃を引いた金額)
計8,985万円
入居後に必要なお金・50年分の税金
・修繕費用
計1,310万円
・2年毎の更新料(24回分)
計360万円
合計金額(50年分)6,180万円9,405万円

50年間同じ物件に住み続ける場合は、持ち家なら6,180万円、賃貸なら9,405万円の費用がかかる結果となりました。ただし、購入する物件や借りる物件によって状況は異なるため、「絶対に持ち家の方がお得!」とは言いきれません。その点は、ご注意ください。

老後を考えるなら持ち家と賃貸どちらがいい?

老後のことを考えていうなら、持ち家の方が安心かもしれません。なぜなら、住宅ローンを返済してしまえば、住宅にかかる毎月の支払いが不要になるからです。家賃を払い続けなくてはならない賃貸に比べると、住宅にかかるコストを大幅に軽減できます。現に、持ち家と賃貸50年間にかかる費用を比べると、3,225万円もの差が出ました。

また、持ち家は自分の資産となるため、いざとなれば売却できます。売却したお金でコンパクトな家を購入したり、老人ホームに入居したりできるのも持ち家のメリットといえるでしょう。

さらに先述した通り、高齢者は賃貸契約が更新しにくくなる懸念もあります。身元保証人がいないと契約を断われるケースも珍しくありません。加えて、築年数が古い賃貸物件の場合は取り壊しのリスクもあり、突然退去を言い渡される恐れもあります。高齢者の場合は新規の賃貸契約が難しいため、新しい転居先がなかなか見つからないケースも多いです。このようなリスクを考えると、老後は賃貸ではなく持ち家の方が安心といえます。

持ち家は住宅ローン控除で住居費を抑えることができる

住宅ローン控除とは、住宅ローンを借りて住居の購入や建て替えをする際に受けられる、所得税の控除のことです。具体的には、年間40万円を上限に、年末のローン残高1%分が控除されます。たとえば、年末のローン残高が2,000万円の場合の控除額は20万円です。ただし、控除が受けられるのは購入してから10年間と定められています。

住宅ローン控除で新築物件を購入する場合の適用条件は、以下の通りです。

・自分が住む家であること
・控除を受ける年の合計所得が3,000万円以下であること
・10年以上の住宅ローンを借りていること
・床面積が40平米以上であること

住宅ローン控除をはじめとする減税や補助金について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

持ち家と賃貸、自分はどっちに向いている?

持ち家と賃貸には、それぞれにメリット・デメリットがあります。さらに、持ち家が向いている人と、賃貸が向いている人に分かれるのも事実です。では、持ち家と賃貸はどのような人が向いているのでしょうか。

<持ち家が向いている人>
・安定した収入が得られる人
・DIYが好きな人
・ファミリー向け物件を探している人
・老後も安心して暮らしたい人
・退職までに住宅ローンの完済が可能な人

<賃貸が向いている人>
・転勤族の人
・収入が不安定な人
・引越しが好きな人
・住宅ローンをプレッシャーに感じる人
・家のメンテナンスが面倒な人

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またロゴスホームでは、老後も安心して暮らせるよう品質管理や検査を徹底し、ハイクオリティな長寿命住宅を提供しています。専門の検査員による竣工時検査や、定期点検(6カ月・1年・2年・5年・10年)を行う長期保証制度も充実。自分たちでは気がつかないような不具合や傷もメンテナンスするので、安心して長く住み続けることができるでしょう。

ロゴスホームでは、「家族の数だけ、カタチがある。」をコンセプトに、さまざまな住まいを提案しています。たとえば、お客様の希望するイメージを形にした「木のぬくもりを感じられる家」、「本格和室を愉しむ平屋の家」、「子どもとのコミュニケーションを一番に考えた家」など、数多くの施工事例があります。

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まとめ

持ち家と賃貸、どちらにもメリット・デメリットがあります。また、それぞれ人によって向き不向きもあるでしょう。そのため、一概にどちらが良いとはいえません。持ち家と賃貸どちらが良いかは、求める条件や家族構成、ライフスタイルや収入面などさまざまな視点から検討することが大切です。

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この記事を書いた人

LOGOS HOME

ロゴスホームのスタッフです

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