2022.11.11

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省エネ住宅・長期優良住宅はどんな家?それぞれの違いは?

省エネ住宅と長期優良住宅の違いとは?

省エネ住宅

省エネ住宅とは、国が定める省エネ基準を満たしているエネルギー消費の少ない住宅のこと。省エネ基準を満たしているかという評価に用いられるのが「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」です。

「断熱性能等級」は外気温が室内温度に与える影響の受けにくさを表し、2022年9月までは5段階の等級でしたが、2022年10月に等級6・7が新設されて7段階で評価されるようになりました。省エネ住宅の基準は等級4とされています。
地域ごとに異なるUA値(外皮平均熱貫流率)とηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)という基準値が定められており、家の性能が等級ごとの基準を満たしているか評価してもらう必要があります。

「一次エネルギー消費量等級」は、基準値となるエネルギー消費量に対して設計上のエネルギー消費量がどれだけ下回っているかを表すBEIという数値で評価されます。等級は6段階あり、省エネ住宅の基準は等級4。
一次エネルギーとは、石油・石炭・天然ガスなど加工されてないエネルギーのこと。実際の家が消費するのはこれらを加工してできる電気や都市ガスなどの二次エネルギーですが、一次エネルギーに換算するとどれだけの消費量になっているのかを表すのが一次エネルギー消費量です。

省エネ住宅と一言にいってもいくつか種類があり、そのひとつが「低炭素住宅」。都市の低炭素化の促進に関する法律(通称:エコまち法)に基づき、地球温暖化対策としてより省エネ化に特化していると認定された住宅を指しているため、一次エネルギー消費量等級が省エネ基準よりも一段階上の等級5を求められます。
その他の省エネ住宅として、家で消費するエネルギーを太陽光発電などによってつくるエネルギーを用いて収支ゼロ以下にする「ZEH住宅」、家の電気消費をHEMS(ヘムス)というシステムで管理することで効率的にエネルギーを使えるようにする「スマートハウス」などがあります。

長期優良住宅

長期優良住宅とは、長く住み続けられるようにさまざまな工夫や性能を備えている住宅のことです。
省エネ住宅は地球の温暖化対策が目的としてありますが、長期優良住宅は日本の少子高齢化や地震の多さといった課題への対策が主な目的。数世代に渡って良好な状態で住める家づくりをすることで、つくっては壊すというスクラップ&ビルド型から、手入れをして長く大切に使うというストック型への転換を図っています。

長期優良住宅の認定基準としては、耐震等級2以上、省エネルギー対策等級4、劣化対策等級3といった性能等級のほか、良好な状態の維持管理のしやすさを助ける設備や、必要十分な住戸面積(戸建てで延べ床面積が75平方メートル以上)なども定められており、省エネだけではなく総合的に高い性能が必要です。

省エネ住宅・長期優良住宅で補助金や税優遇も違いがある?

国は省エネ住宅や長期優良住宅を建てることを推進しているため、これらの住宅に認定されると補助金や税制面での優遇があります。
省エネ住宅・長期優良住宅ともに登録免許税の引き下げや住宅ローン控除があり、控除対象となる借入限度額も5000万円まで拡大。通常のフラット35よりも金利の低いフラット35Sの利用も可能です。また、住宅ローンを使用しない場合でも投資型減税として最大65万円の所得税控除を受けることができます。

省エネ住宅関連の補助金制度

「地域型住宅グリーン化事業」の補助金の場合、ZEH水準を満たさない低炭素住宅では一戸あたり上限70万円、ZEH水準を満たせば上限90万円の補助金を受けることが可能。「こどもみらい住宅支援事業」の補助金では80万円の補助対象となります。
ZEH住宅であればさらに補助金額が上がる可能性があり、地域型住宅グリーン化事業では補助金額上限が140万円に。ZEH独自の補助金もあり、例えばZEH支援事業の補助金であれば一戸あたり55万円が受けられます。

新築時だけでなく、リフォームや建て替え・既存住宅購入の際にも補助金申請が可能です。元々はリフォーム市場の活性化や住宅流通を目的とした「住宅ストック循環支援事業」によって補助金が出ていましたが、現在では「こどもみらい住宅支援事業」にて最大30万円の補助金を受けることができます。

長期優良住宅関連の補助金制度

長期優良住宅の場合も、省エネ住宅同様に補助金を受けられます。「地域型住宅グリーン化事業」では上限140万円、「こどもみらい住宅支援事業」では80万円、すまい給付金では50万円の補助金申請が可能。リフォームに関しては「長期優良住宅化リフォーム補助金」があり、最大250万円の補助金を受けることができます。

それぞれの補助金によって求められる性能や申請条件が異なるため、補助金などを受けて家を建てたい場合などは、必ず不動産会社や工務店などの建築業者と相談をしながら進めましょう。

14万円/年も光熱費が安くなる、注目の省エネ住宅って?

北海道・東北を中心に展開するロゴスホームでは、北海道の厳しい寒さにも耐えうる断熱性を持ち、太陽光発電などの省エネ設備も標準装備したデザイン住宅「Hikaria(ヒカリア)」を提供しています。

Hikaria(ヒカリア)は、札幌地区にて北海道の平均年間光熱費に対して約14万円の節約を実現。省エネ性能だけではなく、地震や雪、火災などにも強い構造・建材を兼ね備えた人気の住宅プランです。

「性能にこだわった家づくりをしたい」という方は、ぜひ当社にご相談ください。税込2000万円以下の建物価格での建築も可能となっています。

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ロゴスホームのスタッフです

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