「マイホームを建てるなら、おしゃれで収納力のあるウォークインクローゼットが欲しい!」「今の家の収納が足りない…ウォークインクローゼットってどうなんだろう?」
そんな憧れや疑問をお持ちではありませんか? ウォークインクローゼットは、衣類だけでなく、バッグや小物、季節用品までまとめて収納できる便利なスペースです。しかし、その種類や適切な広さ、上手な収納方法を知らないと、せっかく導入しても「使いにくい…」と後悔してしまうことも。
この記事では、ウォークインクローゼットの基本的な知識から、メリット・デメリット、後悔しないための選び方、おしゃれで機能的な収納アイデアまで、専門家が徹底解説します。あなたの理想の住まいづくりに、ぜひお役立てください。
この記事の目次
ウォークインクローゼットの基本
まずは、ウォークインクローゼットがどのようなものか、基本的な情報から見ていきましょう。
ウォークインクローゼットの定義
ウォークインクローゼットとは、その名の通り「人が中に入って歩ける広さを持つ収納スペース」のことです。単に衣類を掛けるだけでなく、棚や引き出しを設置したり、中で着替えをしたりすることも可能な、比較的大型の収納空間を指します。間取り図では「WIC」や「W.I.C」と表記されることもあります。
ウォークインクローゼットの種類
ウォークインクローゼットには、主に収納スペースの形状によっていくつかの種類があります。代表的なものは以下の通りです。
- I型(通路片側収納)
通路の片側にハンガーパイプや棚を設置する、最もシンプルなタイプです。比較的狭いスペースでも設置しやすいのが特徴です。 - L型(通路突き当り+片側収納)
通路の突き当りと片側の壁面を利用して、L字型に収納スペースを設けるタイプです。I型よりも収納力があり、角のスペースも活用できます。 - U型(通路両側+突き当り収納)
通路の両側と突き当りの3面に収納スペースを設けるタイプで、最も収納力が高い形状です。ある程度の広さが必要になります。 - アイランド型(中央独立収納)
広いウォークインクローゼットの中央に、引き出し収納やディスプレイ棚などを島(アイランド)のように配置するタイプです。非常に多くの収納量を確保でき、ショップのようなおしゃれな空間を演出できます。
ウォーキングクローゼットとの表記
時々「ウォーキングクローゼット」という表記を見かけることがありますが、これは「ウォークインクローゼット」の誤記または別の読み方です。意味としては同じ「人が中に入って歩けるクローゼット」を指しており、一般的には「ウォークインクローゼット」という表記が広く使われています。
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通常クローゼットとの違い
では、ウォークインクローゼットと、一般的な壁面クローゼットや押し入れのような「通常クローゼット」とは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか? 機能面、スペース効率、コスト面から比較してみましょう。
機能面での比較
- ウォークインクローゼットの強み
- 圧倒的な収納力で、衣類だけでなくバッグ、靴、アクセサリー、季節家電、布団など、様々なものを一箇所にまとめて収納できます。
- 中で人が動けるため、着替えスペースとしても活用できます。姿見を置けば、コーディネートチェックもスムーズです。
- 衣類を畳まずにハンガーに掛けて収納できるスペースが広いため、シワになりにくく、出し入れも楽です。
- 「見せる収納」として、お気に入りのアイテムをディスプレイすることも可能です。
- 通常クローゼットの強み
- 扉を開けるだけで中身が一目で見渡せるため、どこに何があるか把握しやすい場合があります。
- 限られたスペースを効率的に使う点では優れています。
スペース効率の比較
- ウォークインクローゼット
- 人が入るための通路スペースが必要なため、同じ収納量でも通常クローゼットより広い面積が必要になる傾向があります。
- レイアウトによってはデッドスペースが生まれやすいため、設計段階での工夫が重要です。
- 通常クローゼット
- 壁面に沿って設置されるため、比較的スペース効率は高いと言えます。
- 奥行きが深すぎると奥のものが取り出しにくくなることがあります。
コスト面での比較
- ウォークインクローゼット
- 広い面積を必要とし、壁や扉、内部の棚やハンガーパイプなどの造作も多くなるため、一般的に通常クローゼットよりも設置費用は高くなる傾向があります。
- リフォームで新設する場合も、壁の設置や解体、内装工事などで費用がかさむことがあります。
- 通常クローゼット
- 比較的シンプルな構造のため、設置費用は抑えやすいです。
ウォークインクローゼットとクローゼットの違いを理解し、ご自身のライフスタイルや予算に合わせて最適な収納を選ぶことが大切です。
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メリット・デメリットと失敗例
ウォークインクローゼットは魅力的な収納ですが、導入してから後悔しないためには、メリットとデメリット、そしてよくある失敗例を事前に把握しておくことが重要です。
ウォークインクローゼットのメリット
ウォークインクローゼットを導入することで得られる主なメリットは以下の通りです。
- 大容量の収納スペースを確保できる
衣類はもちろん、バッグ、帽子、アクセサリー、スーツケース、季節家電、布団など、様々なアイテムをまとめて収納できます。家全体がすっきりと片付きます。 - 衣替えの手間が大幅に減る
シーズンオフの衣類も同じ場所に収納できるため、面倒な衣替えの作業が格段に楽になります。 - 中で着替えができる
ある程度の広さがあれば、ウォークインクローゼット内で着替えが完結します。姿見を置けば、その場でコーディネートの確認も可能です。 - 家事動線がスムーズになる
洗濯物を取り込んでそのまま収納したり、外出準備が一箇所で済んだりするなど、家事効率のアップにつながります。 - 隠す収納で生活感を抑えられる
扉を閉めれば中の物が見えないため、急な来客時でも慌てずに済み、生活感を隠してすっきりとした空間を保てます。 - 書斎や趣味のスペースとしても活用可能
広さやレイアウトによっては、小さなデスクを置いて書斎代わりにしたり、趣味の道具をディスプレイしたりするスペースとしても使えます。
ウォークインクローゼットのデメリット
一方で、ウォークインクローゼットには以下のようなデメリットも存在します。
- 設置にはある程度の広さが必要
人が入って動くためのスペースが必要なため、居室スペースを圧迫する可能性があります。 - 湿気やホコリがたまりやすい
衣類など布製品が多く、空間が閉じられているため、湿気がこもりやすくカビやニオイの原因になることがあります。また、ホコリもたまりやすい傾向があります。 - デッドスペースが生まれやすい
特にL字型やU字型の角の部分は、物が取り出しにくくデッドスペースになりがちです。棚の配置など工夫が必要です。 - コストがかかる
新築時もリフォーム時も、通常のクローゼットに比べて費用が高くなる傾向があります。 - 一度作ると変更が難しい
造り付けの収納なので、後からレイアウトを大幅に変更するのは困難です。
後悔しないための注意点と失敗例
「こんなはずじゃなかった…」ウォークインクローゼットの失敗例とは? よくある失敗例と、それを避けるための注意点をご紹介します。
- 失敗例1:思ったより収納できなかった
- 注意点: 事前に収納したい物の量や種類を具体的にリストアップし、それに合わせた広さと棚の配置を計画しましょう。通路幅を確保しつつ、収納効率も考えることが大切です。
- 失敗例2:通路が狭くて使いにくい
- 注意点: 人がスムーズに通り、物の出し入れがしやすい通路幅(最低でも60cm、理想は90cm程度)を確保しましょう。
- 失敗例3:湿気やカビが発生してしまった
- 注意点: 換気計画は非常に重要です。窓を設ける、換気扇を設置する、定期的に扉を開けて空気を入れ替えるなどの対策をしましょう。除湿剤やサーキュレーターの活用も効果的です。
- 失敗例4:照明が暗くて物が見つけにくい
- 注意点: 全体を明るく照らすシーリングライトに加え、棚の中や奥まった場所を照らすダウンライトや間接照明、センサーライトなどを検討しましょう。
- 失敗例5:コンセントがなくて不便
- 注意点: アイロンをかけたり、除湿機やサーキュレーター、充電式の掃除機を使ったりする場合に備えて、コンセントを設置しておくと便利です。
- 失敗例6:どこに何があるかわからなくなる
- 注意点: 収納ルールを決め、定位置管理を徹底しましょう。透明な収納ケースを使ったり、ラベリングをしたりするのも有効です。
これらのウォークインクローゼット 失敗例を参考に、計画段階でしっかりと対策を練ることが、満足のいくウォークインクローゼット実現への近道です。
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広さと間取りの選び方
ウォークインクローゼットを導入する上で、最も悩ましいのが「どのくらいの広さが必要か」「どんな間取りが良いのか」という点ではないでしょうか。ここでは、適切な広さの目安と人気の間取りタイプについて解説します。
必要な広さの目安 何畳から?
ウォークインクローゼット 何畳あれば十分なのでしょうか? 一般的には、2畳~4畳程度の広さが選ばれることが多いです。家族構成や持ち物の量によって最適な広さは異なります。
- 1畳~1.5畳:
一人暮らしや夫婦二人で、衣類中心の収納であれば対応可能です。I型レイアウトが基本となります。 - 2畳:
夫婦二人分の衣類や小物を収納するのに人気の広さです。I型やコンパクトなL型レイアウトが考えられます。ウォークインクローゼット 2畳 収納術を工夫すれば、効率的に使えます。 - 3畳:
夫婦二人分の衣類に加えて、バッグや季節用品なども十分に収納できる広さです。L型やU型レイアウトが可能になり、収納力がぐっと上がります。 - 4畳:
家族全員の衣類をまとめて収納したり、大型の荷物(スーツケース、ゴルフバッグなど)も置けたりするゆとりのある広さです。U型やアイランド型など、自由なレイアウトが楽しめます。ウォークインクローゼット 4畳 レイアウトは、通路も確保しやすく使い勝手が良いでしょう。
2畳のウォークインクローゼット
2畳のウォークインクローゼットは、比較的コンパクトながらも、工夫次第で十分な収納力を発揮します。
- 特徴: 夫婦2人分の衣類や小物を中心に収納するのに適しています。
- 収納量の目安: ハンガーパイプ約3~4m分、棚数枚程度。
- おすすめレイアウト: 通路を挟んで両側に棚を設けるI型(通路両側収納)や、片側のみに収納を設けるI型(通路片側収納)が一般的です。奥行きを活かした収納がポイントになります。

3畳のウォークインクローゼット
3畳のウォークインクローゼットは、収納力とスペース効率のバランスが良い人気の広さです。
- 特徴: 夫婦2人分の衣類に加え、バッグや帽子、季節家電なども収納しやすくなります。
- 収納量の目安: ハンガーパイプ約4~6m分、棚や引き出しも充実させられます。
- おすすめレイアウト: L型やコの字型(U型)のレイアウトが可能になり、収納力が大幅にアップします。通路幅も確保しやすく、中で着替えもしやすい広さです。
4畳のウォークインクローゼット
4畳のウォークインクローゼットは、ゆとりある収納空間を実現できます。ウォークインクローゼット 四畳とも呼ばれ、ファミリーにも人気です。
- 特徴: 家族数人分の衣類や、大型の荷物、趣味の道具などもまとめて収納できます。
- 収納量の目安: ハンガーパイプ約6~8m分以上。棚、引き出し、姿見などを置くスペースも確保できます。
- おすすめレイアウト: U型はもちろん、中央に収納家具を置くアイランド型も検討できます。ウォークインクローゼット 間取り 4畳では、通路も広く取れ、快適な動線が実現可能です。

人気の間取りタイプと実例
ウォークインクローゼットの使い勝手は、レイアウトによって大きく変わります。ここでは代表的なレイアウトと、設置場所による特徴を見ていきましょう。
I型レイアウト事例
- 特徴
通路の片側、または両側に収納スペースを設けるシンプルな形状です。 - メリット
比較的狭いスペースでも設置しやすく、コストも抑えやすいです。 - デメリット
収納力はL型やU型に比べて劣ります。 - 通路幅の目安
片側収納の場合は60cm以上、両側収納の場合は90cm以上あると使いやすいでしょう。

L型レイアウト事例
- 特徴
通路の突き当りと片側の壁面を利用し、L字型に収納スペースを設けます。 - メリット
I型よりも収納力があり、角のスペースも活用できます。動線も比較的スムーズです。 - デメリット
角部分がデッドスペースになりやすいため、コーナー用の棚や回転ハンガーなどで工夫が必要です。ウォークインクローゼット l型 レイアウトでは、この角の使い方がポイントです。

U型レイアウト事例
- 特徴
通路の両側と突き当りの3面に収納スペースを設ける、最も収納力が高い形状です。 - メリット
圧倒的な収納力を誇り、アイテムごとにゾーン分けして収納することも可能です。 - デメリット
ある程度の広さが必要で、通路が狭いと圧迫感が出やすいです。

寝室隣接型レイアウト
- メリット
寝室 ウォークインクローゼットは、朝の身支度や就寝前の着替えがスムーズに行えるのが最大の利点です。プライベートな空間として落ち着いて利用できます。 - デメリット
家族の生活リズムが異なる場合、出入りの音が気になることがあります。

廊下・玄関隣接型レイアウト
- メリット
家族みんながアクセスしやすく、ファミリークローゼットとして活用できます。玄関横にあれば、帰宅後すぐにコートやバッグをしまえて便利です。 - デメリット
来客時に中が見えてしまう可能性も考慮し、扉のデザインや目隠しを工夫すると良いでしょう。

通路幅と棚・パイプの最適寸法
快適なウォークインクローゼットを実現するためには、通路幅や棚、ハンガーパイプの寸法も重要です。
- 通路幅
人がスムーズに通り、物の出し入れをするためには、最低でも60cmは確保したいところです。両側に収納がある場合や、中で着替えをする場合は90cm以上あるとゆとりが生まれます。 - ハンガーパイプの高さ
- コートやワンピースなど丈の長い衣類:床から160cm~180cm程度
- ジャケットやシャツなど:床から90cm~110cm程度
- 上下2段にする場合:上段は床から180cm~200cm、下段は床から80cm~100cm程度で、上下の間隔は80cm~100cm程度が目安です。
- 棚の奥行き
- 畳んだ衣類や小物:30cm~45cm程度
- 布団や衣装ケース:60cm~75cm程度
- 棚の間隔
収納するものに合わせて調整しますが、30cm~40cm程度が一般的です。
これらの寸法はあくまで目安です。ご自身の身長や収納したい物の大きさに合わせて調整しましょう。
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賢い収納術とアイデア
せっかくウォークインクローゼットを設けても、収納方法が雑然としていると使い勝手が悪くなってしまいます。ここでは、スペースを有効活用し、すっきりと整理するための収納術とアイデアをご紹介します。
衣類の効率的な収納方法
ウォークインクローゼット 収納の基本は、衣類を効率的にしまうことです。
- ハンガー収納と畳む収納の使い分け
- ハンガー収納に適したもの: シワになりやすいシャツ、ブラウス、ジャケット、コート、ワンピースなど。
- 畳む収納に適したもの: Tシャツ、ニット、セーター、ジーンズなど型崩れしにくいもの。
- オンシーズンとオフシーズンのゾーニング
よく着るオンシーズンの衣類は取り出しやすい手前や目の高さに、オフシーズンの衣類は奥や上段に収納しましょう。衣替えの手間を最小限に抑えられます。 - ハンガーの種類を統一する
ハンガーの種類や色を揃えるだけで、見た目がすっきりし、省スペースにもつながります。滑りにくい素材のハンガーもおすすめです。 - 衣類の丈や種類ごとにまとめて掛ける
丈の長さを揃えて掛けると、下に空間が生まれ、収納ボックスなどを置けます。また、アイテム別に分類すると探しやすくなります。
バッグ・靴・小物の収納アイデア
衣類以外のアイテムも、工夫次第ですっきり収納できます。
- バッグの収納
- 型崩れを防ぐため、棚に立てて収納するのが基本です。ブックエンドを活用すると倒れにくいです。
- 使用頻度の低いバッグは、中に詰め物をして不織布の袋などに入れて保管しましょう。
- S字フックや専用のバッグハンガーを使って吊り下げる収納も省スペースになります。
- 靴の収納
- 棚に並べるのが一般的ですが、透明なシューズボックスに入れれば、ホコリを防ぎつつ中身が見えて便利です。
- ブーツキーパーを使って型崩れを防ぎましょう。
- 小物の収納(アクセサリー、ネクタイ、ベルトなど)
- 引き出しの中に仕切りケースを入れて、種類別に整理すると見やすく取り出しやすいです。
- 壁面に有孔ボードを取り付け、フックを使って吊り下げる「見せる収納」もおすすめです。
季節用品・布団の収納場所
かさばる季節用品や布団の収納もウォークインクローゼットの得意分野です。
- 上段の棚を活用
普段あまり使わない季節家電(扇風機、ヒーターなど)や客用布団、思い出の品などは、ウォークインクローゼット 棚の上段が定位置です。 - 圧縮袋を有効活用
布団や毛布、シーズンオフの厚手の衣類などは、圧縮袋に入れるとかさを減らしてコンパクトに収納できます。 - 奥行きのある収納ケースを利用
奥行きのある棚には、キャスター付きの収納ケースや引き出し式の衣装ケースが便利です。
棚・引き出し・ボックス活用術
ウォークインクローゼット 収納棚や引き出し、収納ボックスを上手に使うことで、収納力と使いやすさが格段にアップします。
- 棚の高さは調整可能に
可動棚にしておくと、収納する物の高さに合わせて柔軟に調整できて便利です。 - 引き出しは中身が見える工夫を
浅めの引き出しを多段にするか、透明または半透明の素材の引き出しを選ぶと、何が入っているか一目でわかります。ラベリングも効果的です。 - 収納ボックスはサイズと素材を統一
同じシリーズの収納ボックスで揃えると、見た目に統一感が出てすっきりします。スタッキングできるタイプはスペースを有効活用できます。
デッドスペース活用法 角の収納
ウォークインクローゼットで意外と持て余しがちなのが「角」のスペースです。ウォークインクローゼット 角の 使い方を工夫してみましょう。
- コーナーシェルフの設置
L字型やU字型の角に、専用のコーナーシェルフを取り付けると、小物を置いたりディスプレイしたりするスペースとして活用できます。 - 回転ハンガーラックの利用
角に回転式のハンガーラックを設置すれば、多くの衣類を省スペースで収納でき、取り出しもスムーズです。 - キャスター付き収納の活用
角の奥まったスペースには、キャスター付きのワゴンや収納ボックスを置くと、引き出して使えるので便利です。
おすすめ収納グッズ紹介
ウォークインクローゼット 収納 アイデアをさらに広げる、おすすめの収納グッズをご紹介します。
- 突っ張り棒・突っ張り棚
壁や棚の間に設置して、簡易的なハンガーパイプや棚として使えます。デッドスペースになりがちな上部空間の活用にも便利です。 - S字フック
ハンガーパイプや棚板に引っ掛けて、バッグや帽子、ベルトなどを吊り下げ収納できます。 - 吊り下げ収納ラック
ハンガーパイプに吊り下げて使う布製のラックで、畳んだ衣類や小物を収納するのに便利です。 - 仕切り付き収納ケース
引き出しの中を整理するのに役立ちます。下着や靴下、ネクタイなどを種類別にきれいに収納できます。 - 透明・半透明の収納ボックス
中身が見えるので、何が入っているか一目でわかり、探す手間が省けます。
DIY収納アイデア
既製品だけでなく、ウォークインクローゼット DIYでオリジナルの収納を作るのも楽しいです。
- 有孔ボードの活用
壁面に有孔ボードを取り付け、フックや棚を自由に配置して、アクセサリーや小物、工具などを見せる収納に。 - すのこで棚を作る
すのこを組み合わせて簡単な棚を作り、バッグや靴を置くスペースに。通気性も良いのがメリットです。 - カラーボックスのカスタマイズ
カラーボックスに扉を付けたり、キャスターを付けたりして、使いやすくアレンジ。
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快適に保つための対策
ウォークインクローゼットは衣類などを長期間保管する場所なので、湿気やカビ、虫から守り、快適な状態を保つための対策が不可欠です。
湿気・カビ対策と換気方法
ウォークインクローゼットの湿気対策は必須! 以下の点に注意しましょう。
- 定期的な換気
最も基本的な対策は換気です。1日に1~2回、5~10分程度、扉を開けて空気を入れ替えましょう。可能であれば、対角線上に2ヶ所の開口部(窓や扉)を設けると効果的に換気できます。 - 換気扇の設置
窓がない場合や、より確実に換気したい場合は、換気扇の設置を検討しましょう。24時間換気システムと連動させるのも良い方法です。 - 除湿剤・除湿機の活用
市販の置き型除湿剤や、クローゼット用の吊り下げタイプの除湿剤を定期的に交換して使用します。湿気が特にひどい場合は、小型の除湿機の使用も効果的です。 - 壁材・床材の選択
調湿効果のある壁材(珪藻土やエコカラットなど)や、通気性の良い床材を選ぶのも有効です。 - 衣類を詰め込みすぎない
衣類と衣類の間、壁と衣類の間に隙間を作り、空気の通り道を確保することが大切です。
ウォークインクローゼット 窓 なし 後悔という声も聞かれますが、換気扇や除湿対策をしっかり行えば、窓がなくても快適に保つことは可能です。
サーキュレーターの最適な向き
サーキュレーターを使ってウォークインクローゼット内の空気を循環させるのも、湿気対策に有効です。
ウォークインクローゼット サーキュレーター 向きは、空気がよどみやすい隅や奥に向けて風を送るのが基本です。部屋全体の空気が動くように、壁や天井に向けて風を当て、間接的に空気を循環させるのも効果的です。首振り機能があるものを選ぶと、より効率的に空気を攪拌できます。
防虫対策とおすすめ防虫剤
大切な衣類を虫食いから守るために、防虫対策も忘れずに行いましょう。
- 衣類の洗濯・クリーニング
衣類をしまう前には、必ず洗濯またはクリーニングをして、汚れや皮脂を落としてから収納しましょう。これらが虫のエサになります。 - 防虫剤の正しい使用 市販の防虫剤を使用する場合は、パッケージに記載された使用方法や有効期限を守りましょう。
- ピレスロイド系: 即効性があり、多くの種類の虫に効きますが、他の防虫剤との併用は避けるべき場合があります。
- パラジクロルベンゼン系: 速効性があり、和服にも使えますが、特有のニオイがあります。
- ナフタリン系: 効果が長持ちしますが、ニオイが強いです。
- 樟脳(しょうのう)系: 天然成分で、和服に適していますが、他の防虫剤との併用はできません。
最近では、無臭タイプやハーブ成分の防虫剤も人気です。ウォークインクローゼット ムシューダのような商品名で知られる製品も、ピレスロイド系の無臭タイプが多いです。
- 防虫カバーの活用
長期間保管するコートやスーツなどには、防虫効果のある衣類カバーをかけるのもおすすめです。
照明計画 明るさと選び方
ウォークインクローゼット内の照明は、物の探しやすさや空間の雰囲気を左右する重要な要素です。
- 全体の明るさを確保する
天井にシーリングライトやダウンライトを設置し、クローゼット全体を均一に明るく照らしましょう。衣類の色が正確にわかるように、演色性の高い照明(Ra80以上)を選ぶのがおすすめです。 - 手元や棚の中を照らす補助照明
棚の奥やハンガーパイプの下など、影になりやすい場所には、棚下灯や間接照明、LEDテープライトなどを追加すると、物が見つけやすくなります。 - センサーライトの活用
扉を開けると自動で点灯し、閉めると消灯する人感センサー付きライトは、消し忘れを防ぎ、両手がふさがっている時にも便利で省エネです。 - 電球の色
一般的には、物の色が見やすい昼白色や温白色が適しています。リラックスした雰囲気にしたい場合は電球色も良いでしょう。
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導入費用の目安
ウォークインクローゼットを導入する際の費用は、新築かリフォームか、広さや内装のグレードによって大きく異なります。
新築時の費用相場
新築時にウォークインクローゼットを設ける場合、坪単価に加えて、内部の造作費用がかかります。
- 一般的な目安:10万円~50万円程度(2畳~4畳程度の場合)
- シンプルな棚とハンガーパイプのみであれば比較的安価に済みますが、引き出しや扉、システム収納などを多く取り入れると費用は上がります。
- 壁紙や床材のグレードによっても変動します。
リフォーム時の費用相場
既存の部屋の一部を改装したり、押し入れを改造したりしてウォークインクローゼットをリフォームで設ける場合の費用相場です。
- 一般的な目安:20万円~80万円程度(2畳~4畳程度の場合)
- 壁の解体や新設、ドアの設置、内装工事(壁紙、床材)、棚やハンガーパイプの設置などが主な工事内容です。
- 既存の構造や電気配線の状況によって費用は変動します。
- 換気扇や照明の追加工事も費用に含まれる場合があります。
正確な費用を知るためには、複数のリフォーム会社や工務店に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
まとめ
ウォークインクローゼットは、大容量の収納を実現し、家全体をすっきりと片付けることができる魅力的なスペースです。しかし、そのメリットを最大限に活かすためには、ご自身のライフスタイルや持ち物の量に合わせた広さや間取りを選び、効率的な収納方法を計画することが不可欠です。
この記事でご紹介した、ウォークインクローゼットの定義から種類、メリット・デメリット、広さの目安、収納術、快適に保つための対策などを参考に、後悔のないウォークインクローゼットづくりを目指してください。
「ウォークインクローゼット 収納」や「ウォークインクローゼット 間取り」で悩んだら、ぜひこの記事を読み返して、あなたにとって最適なプランを見つけてくださいね。理想のウォークインクローゼットを実現しましょう!
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