2023.06.06

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一人暮らし向けの間取りの種類と特徴、メリット、レイアウトのポイントなどを解説!

一人暮らしにはどの間取りが最適なのでしょうか。

今回は、一人暮らし向けの一般的な間取りについて、下記のような内容をまとめました。

・一人暮らし向けの間取り種類と特徴
・1R〜2Kの間取りのメリット・デメリットと向いている人
・一人暮らしの部屋を広く見せるレイアウトのコツ

ご自身のライフスタイルや理想にあった間取り選びの参考にしてください。

一人暮らし向けの基本的な間取りの種類と特徴

まずは、一人暮らしの住まいによく選ばれる間取りの種類5つを特徴と合わせてご紹介します。

一人暮らしの占有面積は18〜25㎡ほどの広さの部屋が一般的です。国土交通省が定めている水準では、健康で文化的な暮らしをするための単身居住面積は25㎡とされています。

間取りを表す際によく使われるアルファベットの意味は下記の通りです。

L:リビング
D:ダイニング
K:キッチン
R:ルーム

それでは順に見ていきましょう。

1:1R(ワンルーム)

・キッチンと居室に仕切りがなく、一室の中にすべてコンパクトにまとまっている
・部屋の中にお風呂やトイレに通ずるドアがある
・ロフトが付いていることが多い
・平均的な居室占有面積は13〜18㎡ほど(約10〜11帖)※キッチン含む
・家賃相場は低め

2:1K

・居室と4.5帖未満のキッチンがある間取り
・居室とキッチンは仕切られている
・トイレとお風呂は居室を出た廊下部分に設置されていることが多い
・一人暮らしでは最もよく見られる造り
・平均的な居室占有面積は18〜23㎡ほど(約11〜14.5帖)
・家賃相場は1Rより高め

3:1DK

・DK(ダイニング・キッチン)と一つの居室で構成される間取り
・DK部分(ダイニング・キッチン)は4.5〜8帖ほどが目安
・平均的な居室占有面積は28〜32㎡ほど(約17〜20帖)
・家賃相場は1Kより高め

4:1LDK

・LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と居室が一部屋で構成される間取り
・LDK部分は8帖以上
・リビングの広さは上限なし
・平均的な居室占有面積は35〜38㎡ほど(約21〜23.5帖)
・1R〜1DKより家賃相場は高め

5:2K

・2つの居室と6帖未満のキッチンスペースがある間取り
・2Kには2種類のパターンがある

 直線型:片方の部屋を通らないと、もう一方の部屋に行けない造り

 V字型:キッチンから二つの居室につながる造り

・築年数が古い物件に多い
・平均的な居室占有面積は28〜30㎡ほど(約17〜19帖)

それぞれの間取りのメリット・デメリットと向いている人

ここからは、上記でご紹介した5つの間取りのメリットとデメリット、各間取りがどのような人に向いているのかを解説します。

1:1R(ワンルーム)

【メリット】
・あまり広くないので掃除がラク
・部屋の中でそれほど動くことなく生活できる
・居室とキッチンに仕切りがなく、家具のレイアウトがしやすい
・家賃が安い
・ロフトを収納や寝室、趣味のスペースに使える

【デメリット】
・室内に洗濯機がおけない場合がある
・玄関を開けると、室内が見えてしまう
・料理をすると、服やカーテンなどに臭いがつく
・部屋が狭い
・玄関が近いため、夏は暑く冬は寒くなりやすい
・バストイレが一緒になっていることが多い

1Rは、大学生や自宅では寝るだけの人、自炊の頻度が低く家賃の安さが最優先の人におすすめの間取りです。

【その他1Rに向いている人】
・物が少ない人
・水回りの匂いや音が気にならない人

2:1K

【メリット】
・1Rに比べて室内の温度が変動しにくく、エアコンが効きやすい
・宅配など急な来客時にも室内が見られない
・トイレとお風呂は居室から離れているので、来客時にも気を使わない
・水回りの音や臭いが居室に届きづらい
・生活にメリハリがつく

【デメリット】
・キッチンはエアコンが効きづらく、夏は暑く冬は寒い
・キッチンと居室の間に扉があり、狭く感じることがある
・1Rより家賃が高く設定されている

1Kは、自炊をして固定費をなるべく抑えたい人、それほど広さを求めていないが1Rだと手狭に感じる人に向いている間取りです。

【その他1Kに向いている人】
・水回りと居室を分けたい人
・プライバシーが気になる人

3:1DK

【メリット】
・キッチンと居室が分かれているため、服や家具などに臭いが移らない
・食事の空間とくつろぎ空間を分けられる
・食器棚やダイニングテーブルが置ける
・プライバシーを確保しやすい

【デメリット】
・築年数が古い物件が多い
・1R/1Kより家賃が高く設定されている
・1R/1Kより掃除の手間がかかる

1DKはキッチン周りにもスペースがあるため、一人暮らしでも食事空間と寝室はしっかり分けたい、自炊する回数が多い人に向いている間取りです。

【その他1DKに向いている人】
・友人を招きたい人
・物が多い人

4:1LDK

【メリット】
・居室とキッチンとリビングが分かれているので、生活にメリハリがつく
・リビングが広く、ソファを置いてもスペースに余裕がある
・築浅物件が多い
・レイアウトの自由度が高い
・部屋が広く、友人などを招きやすい

【デメリット】
・掃除する場所が多い
・一人暮らし向けの間取りの中では家賃が高めに設定されている
・部屋が広い分、冷暖房などの光熱費がかかる

1LDKは、社会人やお金に余裕がある人におすすめの間取りです。居室は寝室以外にも在宅ワークや趣味の部屋としても使えます。

【その他1LDKに向いている人】
・友人を招きたい人
・物が多い人
・寝室のプライベートが気になる人
・物が多い人
・自炊の回数が多い人
・自宅ではゆったり過ごしたい人

5:2K

【メリット】
・居室が二つあるため、仕事や趣味、ゲストルームなど用途ごとに部屋を使える
・部屋数の割に家賃はそれほどかからない

【デメリット】
・築年数が古い物件が多い
・物件数が少ない
・洗濯機置き場が外に設置されていることがある

2Kは居室が2つある間取りの中では家賃が低く設定されており、個人事業主やテレワーク中心の会社員、趣味の部屋を確保したい人に向いている間取りです。

【その他2Kに向いている人】
・ルームシェアや同棲、結婚を考えている人
・友人や恋人を招く回数が多い人

部屋を広く見せるためのレイアウトのポイント

一人暮らし向けの間取りの種類と特徴、メリットとデメリットが分かったところで、それぞれの間取りを上手に活用するためのレイアウト方法を解説します。

1:1R(ワンルーム)

ワンルームはスペースが限られていることを念頭において、家具選びやレイアウトを考えましょう。

狭い部屋に高さのある家具を置いてしまうと圧迫感が出てしまいます。家具は背の低いものがおすすめです。スペースを有効活用できるよう、収納つきのテーブルやベッドを選ぶと良いでしょう。

家具の色を明るめのカラーに統一すると、部屋がすっきりして見えます。

また、鏡には空間を広く見せる効果があります。大きい鏡をおくのも手です。

2:1K

1Rと同様、家具の色は統一すると◎。暗めの色より明るい色の方が窮屈に見えません。

その他も1Rと同じように、ミラーを置いて空間を広く見せたり、低い家具を配置しすっきりした印象を保てるようにしたりすると良いでしょう。

1Kはキッチンの広さによってレイアウトのポイントが変わります。キッチンにゆとりが無い場合は、居室に冷蔵庫や食器棚を置くケースも。背の高い家具を置くときは、部屋の奥ではなく手前側に配置すると圧迫感が抑えられます。

3:1DK

1DKは1Kよりキッチンスペースが広いため、冷蔵庫や食器棚などはキッチンスペースに収まります。DKスペースと居室の仕切りが引き戸の場合は、開いて大きなワンルームとして使うこともできます。居室スペースに棚を置いて、リビングスペースと寝室に分けるのも良いでしょう。

大きい家具を置いてしまうと動線が悪くなることがあります。しっかりサイズを測ったり細かくシュミレーションしたりすることを忘れずに。

4:1LDK

スペースが広いからといって、ソファやダイニングテーブル、収納ボックスなど大きい家具をたくさん置いてしまうと、かえって狭苦しい部屋になってしまいます。他の部屋と同様、しっかりサイズを測って生活導線を意識し、必要な家具のみ置くようにしましょう。レンタル家具などを置いてシュミレーションするのもおすすめです。

家具やラグの色は明るめの色で統一すると、すっきりしておしゃれな部屋に仕上がります。ソファはキッチンを背にして置くと生活感を感じにくいですよ。

5:2K

2Kは居室が分かれているため、それぞれで色や明るさのテイストを変えて楽しめます。1Kと同様、キッチンスペースにゆとりが無い場合は片方の居室に冷蔵庫や食器棚を配置することも。

他の間取りと同じように、家具はコンパクトなモノを選んだ方が無難でしょう。スペースに余裕があるようなイメージがありますが、1部屋ごとのサイズは狭く設計されている物件もあります。

まとめ

今回は一人暮らし向けの間取りと特徴、レイアウトのコツなどをお伝えしました。一人暮らし用によく選ばれるのは、1R、1K、1DK、1LDK、2Kです。それぞれに特徴があり、メリット・デメリット、家賃相場も違うため、一概にどれが良いかは断言できません。

同じ間取りでも、空間の分け方や扉の位置で快適さが変わります。自分の理想のライフスタイルや条件、予算などを鑑みて、ぴったりの間取りを選びましょう。

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