2023.12.04

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

注文住宅のポストの位置はどこがいい?ポストの種類別にご紹介

注文住宅のポストの位置は意外と重要!失敗するとどうなる?

注文住宅を建てる際、盲点になりがちなのがポストの位置。ポストの位置を適当に決めてしまうと、住んだ後に以下のような失敗が発覚して後悔することもあるのです。

位置が遠すぎて失敗

配達の方が敷地内に入ってくるのを避けるため、玄関から離してポストを設置する方もいます。しかし、玄関からの位置が遠すぎると郵便物を取りに行くたびに面倒だと感じてしまうでしょう。
また、ポストの位置が玄関から離れている場合は屋根がないケースがほとんどなので、ポストが鳥の糞や土埃、雨などで汚れやすくなり、定期的に掃除しなければなりません。さらに、道路に面した場所にポストを取り付けた場合は、郵便物が他人に取り出される危険性があります。

駐車場との位置関係で失敗

駐車場とポストの位置関係によっては、車の出し入れがしにくくなることも。また、駐車する際にポストに視界が遮られてしまうこともあるため注意が必要です。
駐車場から玄関までの動線を意識せずに設置してしまうのも危険。例えば駐車場から玄関までのルートから外れた位置にポストを設置すると、駐車後、郵便物の確認のためにポストまで歩かなければなりません。数歩の差だったとしても、毎日続けるとなると面倒だと感じる可能性が高まるでしょう。

防犯面で失敗

ポストが簡単に開けられるものだと郵便物が盗まれる恐れがあります。防犯を考えるなら、鍵付きのポストがおすすめ。ポストの鍵の種類には、以下のようなものがあります。
・ダイヤル式…鍵が不要/番号を覚える必要がある
・プッシュボタン式…桁数が多いほど防犯性が高まる/番号を覚える必要がある/電池交換が必要なものがある
・可変ダイヤル式・可変ボタン式…簡単な操作で好きな番号に変えられる/番号を忘れると開けられなくなる
・シリンダー錠…鍵を差し込むタイプなので、鍵を失くす恐れがある/ピッキング対策が必要/劣化により開けられなくなる可能性がある
・ラッチ式 …南京錠を使って施錠する/自分好みの鍵を用意できる/鍵を自分で用意する必要がある

鍵をなくす心配がある方は、ダイヤル式やプッシュボタン式など、鍵が不要なタイプを選ぶとよいでしょう。防犯性が高いものを探しているなら、可変ダイヤル式・可変ボタン式がおすすめです。

サイズで失敗

大きい郵便物が届くときや郵便物が大量に届くこともあるでしょう。また、旅行などで長期間留守にする場合、数日分の郵便物が溜まることが考えられます。
デザイン性を重視して小さいポストを選んでしまうと、郵便物が溢れてしまうこともあるため注意が必要です。
郵便物が溢れると、郵便物がどこかに飛んで行ってしまったり雨で濡れてしまったりするかもしれません。

大切な郵便物を紛失・汚さないためにも、用途に合ったポストを選ぶことがポイント。
ポストの種類には置き型式ポスト・壁掛けポスト・埋め込み型ポストの3つが挙げられます。3つの中でも、壁掛けポストは多くの家で使用されているタイプ。サイズや用途は以下の通りです。

・コンパクトタイプ(投函口:30cm未満)…用途はA4書類、新聞など
・標準タイプ(投函口:35cm未満)…用途はA4回覧板、A4書類、新聞など
・大型タイプ(投函口:35cm以上)…用途はゆうメール、レターパック、カタログなど

郵便物が多い日や旅行で数日空けるときのことを考え、標準・大型タイプを選んでおくと安心です。

注文住宅のポストの位置はどこが良い?

道路に面した場所

配達員など他人に敷地内に入ってきてほしくない場合は、ポストを道路に面した場所に取り付けるのがおすすめ。道路に面した場所にポストを設置すればセキュリティ対策にもなります。ポストが道路付近にあれば基本的に来訪者以外は庭に入ることはありません。そのため、人が庭まで入ってきたのにインターホンを鳴らさない場合、不審者だと気づけるでしょう。また、プライベートな空間を確保できます。
ただし、家から遠くにポストを設置すると郵便物が盗まれる恐れがあるため、防犯対策が欠かせません。道路に面した場所にポストを置く場合は、防犯性の高いものを選びましょう。
デメリットは、玄関からポストが遠すぎると郵便物を取りに行くのが面倒になるという点。帰宅時に郵便物を取って家に帰ればいいと思うかもしれませんが、荷物が多く手がふさがってしまっている場合は一度荷物を置いてまた郵便物を取りに行く必要があります。雨が降っているときは傘をさして郵便物を取りに行かなければなりませんし、雨がひどい場合はポストの内部に水が入ってしまう可能性もあります。
玄関からポストが遠い場合、郵便物を確認している間に不審者が家に侵入する危険性もあるため、距離や死角を考慮した配置を検討しましょう。

玄関ドア付近

道路と玄関が遠い場合は、玄関のドア付近にポストを設置するとよいでしょう。玄関ドアの近くにポストがあれば、郵便物をすぐに取り出せるので非常に便利。雨が降っていても傘をさして郵便物を取りに行く必要がなく、郵便物が濡れる心配もありません。
駐車の邪魔にならない場所にあるため、車庫入れもスムーズ。ドア付近にポストがあれば駐車場から帰宅したときに遠回りして郵便物をピックアップする必要もありません。建物の近くにポストが設置してあれば配達員が来たこともすぐ分かり、防犯面でも安心できます。
ただし、敷地内に配達員が入ってくることになるので、配達の際に人の気配があることが気になる方にとってはデメリットかもしれません。

玄関ポーチ付近

玄関ポーチとは、玄関を出てすぐのスペースを指します。屋根がある玄関ポーチ付近にポストを設置すれば、郵便物を取りに行くときに雨に濡れる心配もありません。また、家の敷地が狭い場合、玄関のポーチ付近にポストを設置することで駐車場や玄関までのアプローチなどのスペースを有効活用できます。
一方で、配達員が敷地内に入ってくる点がデメリット。玄関の近くに家の中が見える窓がある場合、配達のたびに気になる可能性があります。心配な方は、配達員が入ってきても気にならないような位置にポストを設置するようにしましょう。
玄関ポーチ付近にポストを設置する場合、屋根の有無によって郵便物の取り出しやすさが異なります。屋根がないと雨に濡れてしまうので、回収が大変になったり郵便物が汚れやすかったりするでしょう。

注文住宅に設置できるポストの種類

置き型ポスト

置き型ポストは、地面に埋め込んで固定するタイプと置くだけで設置できるタイプがあります。置くだけで設置できるタイプは手軽な点がメリットですが、転倒や盗難の心配もあるためレンガやブロック、ワイヤーなどで固定するといいでしょう。
外壁に穴を開けたりせず設置できるので、デザインに飽きたときは買い替えが容易です。置き型タイプはポストだけのものから表札付き・インターホン一体型など、バリエーションが豊富。外構のアクセントになるようなデザイン性の高いものも多いので、家のデザインに合ったポストを探せるでしょう。
一方で、置き型ポストは外に出ないと郵便物が取り出せない点がデメリット。雨に濡れる心配や身だしなみを整えなければならない面倒さもあります。屋根がなければ野ざらしになるので、経年劣化が激しい場合もあるでしょう。
また、置き型ポストは室内から目が届かない場所にあることが多く、郵便物の盗難にも注意しなければなりません。盗難が気になる方は、鍵付きの置き型ポストを選びましょう。

壁掛け型ポスト

壁掛けポストは壁面に固定して設置するタイプ。デザインのバリエーションが豊富なので、好みのポストを選べます。建物のデザインに合わせたり個性を主張したりと、ポストのデザインによっておしゃれな玄関が演出できるでしょう。
玄関の雰囲気を変えたいときやデザインに飽きた場合は、新しいものに交換できる点もメリットです。取り付けが簡単にできるため、施工費用は高くありません。また、電気ドリルを使えば自分でも設置できます。屋根のある場所に取り付ければ、雨に濡れずに郵便物を取り出せるでしょう。
置き型ポストと同じく、外に出ないと郵便物を取り出せない点がデメリット。また、壁に出っ張りができるため、設置場所やサイズを考えないとポストが邪魔になるケースもあります。家を出たときに邪魔にならないか、サイズが大きすぎないかなど、設置したときのことをシミュレーションしたうえで選択するのがポイント。家の壁ではなく塀の外側に設置する場合は、敷地の境界からはみ出していないかを確認する必要があります。

埋め込み型ポスト

埋め込み型ポストは、壁や塀に埋め込むタイプ。シンプルなものから全面的にデザインが施されているものまで種類も豊富です。また、サイズ感が大きいポストが多いので、郵便物が多いお家であっても安心。家の外壁に設置すれば室内にいながら郵便物を取り出せるため、天候や身だしなみを気にする必要がありません。
内側のボックス部分に郵便物が落ちる仕様になっていて一度投函した郵便物を取り出すのは難しいため、防犯性が高いのもメリット。また、置き型や壁掛け型とは違って場所を取らないので、玄関外のスペースが狭くなることもありません。
一方で、注文住宅の設計段階で決めておかないと設置が難しくなる点がデメリット。また、他のタイプと比べて施工コストは高い傾向にあります。壁にポスト口があるので、機密性や断熱性が失われやすい点にも注意しなければなりません。また、ポストに隙間が開いていると家の中に虫が入ってきてしまう恐れもあります。

▼北海道の方はこちら

▼東北の方はこちら

この記事を書いた人

LOGOS HOME

ロゴスホームのスタッフです

SHARE

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする
TOP