2023.08.07

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注文住宅で屋上を作るメリットは?後悔しない?

屋上のある家で後悔しないためには

屋上のある家づくりで後悔しないためには、まず次の2点について検討しておきましょう。

● どのようなつくりの屋上にするのか
● 何を基準として考えるのか

どんなタイプがある?

屋上は、つくり方やアクセス方法によって、主に4つのタイプに分けられます。

タイプ 屋上の面積 屋上へのアクセス方法
1 建物全面 ペントハウス経由
2 一部 ペントハウス経由
3 建物全面 屋外階段経由
4 一部 同じフロアの居室経由

ペントハウス(塔屋)とは、室内から屋上につながるための階段室が設けられた小屋です。
原則として建築面積の8分の1で高さが5m以下であれば、建物の高さや階数には含まれません。

居室からアクセスできるタイプ4の屋上は、「屋上テラス」「ルーフバルコニー」「スカイテラス」とも呼ばれます。

何を基準に考える?

屋上をつくっても、結局使われなくなってしまうこともあります。
後悔しないためには、屋上のメリットとデメリットを十分に把握しておきましょう。
とくにデメリットを解消する対策は、事前に検討しておく必要があります。

理想の屋上をつくるには、土地選びも影響します。
高さ制限や斜線制限によって、屋上をつくれないケースも少なくありません。
土地選びでは、地域の規制について確認しましょう。

ハウスメーカー選びも重要です。
立地を活かしたプランや、屋上の構造や特性を理解した設計・施工が求められます。
ハウスメーカーを選ぶ際は、屋上の施工実績があるか確認しましょう。

屋上を作るメリット

開放的な空間で眺望も楽しめる

周りに高い建物がない環境であれば屋上からの視界を遮るものがなく、開放的な空間で景色を楽しむことができます。公園などの自然が多い場所があったり綺麗な夜景が見えたりする立地であれば、日常のストレスを忘れられるリラックス空間になるでしょう。

大きな洗濯物を干せる場所になる

風通しがよく日当たりがいい屋上は洗ったものが早く乾くため、洗濯物を干すスペースとしても適しています。屋上はベランダやバルコニーよりも広く使えるので、シーツなど大きな洗濯物も余裕をもって干せるでしょう。洗濯ができない布団やマットレス・カーペット・ラグマットなども広げて天日干しできます。

家庭菜園やガーデニングができる

日当たりのいい屋上は植物が育ちやすい環境です。オーガニックな食材を育てる家庭菜園としても活用できますし、お花が好きな方は屋上を庭園のようなスペースにするという楽しみ方もあるでしょう。虫が寄りにくく、盗難などのリスクを軽減できるという点も屋上で植物を育てるメリットです。

土を敷き詰める場合は重量に注意。勝手に行わずに建築士など専門家に事前に相談しましょう。設置物が風で飛ばないよう固定したり、防根シートを利用して根が家に入り込んだりしないようにすることも大切です。

アウトドアな空間を持てる

「アウトドアな趣味を楽しみたいのに出かけるタイミングがない」「庭が欲しかったけれど、周りの家から丸見えで作りにくい」といった方は、屋上を庭にすることを検討してみてもいいでしょう。屋上は容積率の計算に含まれないため、狭小地でもプライベートな庭が持てます。固定資産税もかからないので税金が増える心配もありません。

屋外用の椅子とテーブルを置いてアウトドアリビングにしたり、テントやタープを設置してプライベートキャンプ場にしたりするなど活用方法はさまざま。周囲を壁やフェンスで囲って人工芝を敷けば、子どもやペットを安心して遊ばせられる場所にもなります。

屋上があることで生じるデメリット

メンテナンスが必要

掃除や排水溝のつまり防止など、設備を劣化させないためにはお手入れが必要。少しでも手間を省きたい場合は、吹き溜まりを生まないよう屋上の形を単純な長方形にする、掃除がしやすい床材にするといった対策をしておきましょう。

雨漏りのリスクがある

屋上は勾配がなく水平な屋根になっているので、水がはけにくいというデメリットがあります。しっかり防水対策をしないと雨漏りを起こすことも。

ゲリラ豪雨など短時間で大量の雨水が屋上に流れると、排水溝で処理しきれずに水が溜まってしまう場合があります。排水溝を複数設置する、排水溝にキャップをつけてこまめに掃除するといった対策をしておくとよいでしょう。また、雪の多い地域では積もった雪の重さに耐えられる強度が必要です。

建築コストがかかる

10坪から20坪の注文住宅に屋上を作る時の費用相場は100万~300万円程度。手すりや床材、照明や水道などの設備によって変動します。

屋上からの落下物を防ぎ、子どもやペットの安全を守るためにも落下防止対策は必須。価格を抑えたいのであれば、手すりは見た目にこだわらず実用性を重視した安価なものを選びましょう。

場所によってはプライバシーが守りにくい

周りにマンションなど高い建物があると、屋上の様子が丸見えになるため視線が気になってしまいます。そのような環境でも屋上を作りたい場合は、目隠しの壁やフェンスを設置する、植物を植えるなどの対策をするとよいでしょう。

ご近所からクレームがくることがある

「屋上を作ってバーベキューを楽しんでいたら、ご近所からクレームが来てしまった」というケースも。音や煙は上に向かうため、周りに高い建物があるとバーベキューをすること自体難しくなります。目的の使い方ができるように、あらかじめ立地や屋上の構造も考慮しましょう。

屋上のよくある失敗・後悔と対策

洗濯物を干すのに一苦労

水を吸った洗濯物を持って一階から屋上まで運ぶとなると、毎日の家事に階段の上り下りが加わり相当な負担になります。屋上で洗濯物を干すのであれば洗濯機を近くに配置するなど、家事動線をコンパクトにするなど工夫が必要です。

また、屋根がないため雨が降るとすぐ洗濯物が濡れてしまうといったデメリットもあります。

部屋が暑くなる

屋上には直射日光が直接当たるため、断熱対策をしっかりしておかないと階下の部屋の温度も上昇してしまいます。特に夏場は冷房をたくさん使うことになり、電気代がかさむ原因に。

遮熱塗料を塗ったり、屋上の床にスノコを敷いたりして熱を和らげるようにしましょう。屋上の緑化も有効な対策。植物は水分を蒸発させて周囲の温度を下げる効果があります。

意外と使わなかった

せっかく屋上を作ったのに意外と使わなかった、という失敗も実は多いパターンです。用途を決めずになんとなく屋上を作るのは厳禁。しっかり目的を決めて使いやすい環境を整えておかないと、掃除の手間が増えるなどのデメリットが残るだけです。

プライベートな空間にしたいなら視線が気になる方向はないか調べたり、パーティやバーベキューをするなら近くに道具の収納スペースや電源を設けたりと、具体的に使う場面をイメージして使いにくい点がないか考えておきましょう。

また、雨や雪が多い・酷暑になるくらい気温が高いといった地域では、1年の中で快適に屋上を使える期間があまりないといった失敗もありえます。

北海道でも屋上は作れる?納得の家づくりを進めるなら

ロゴスホームは、北海道で住宅着工数No.1(※)の実績があるハウスメーカー。

北海道の気候に精通し、寒さが厳しい地域でも快適に暮らせる断熱性・省エネ性・耐震性を備えた高性能な家づくりを得意としています。

各工程のプロが「幸せな暮らし」を一緒に考えて作っていくチーム制を導入。設計から施工まで自社で行うため、雪国では難しい屋上のある家づくりや趣味やプライベート空間を作れる間取りの活用方法など、希望を細かく相談しながら実現することが可能です。

納得しながら家づくりを進めたいという方は、ぜひご相談ください。

※北海道住宅通信社「住宅データバンク調べ」(2021年1~12月)

▼北海道の方はこちら

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この記事を書いた人

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ロゴスホームのスタッフです

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