2023.10.03

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ダイニングのレイアウトのポイントを紹介!

洋風の間取りが主流となっている昨今、ダイニングテーブルで食事をとるご家庭も多いのではないでしょうか?

ダイニングは食事をする場でもありますが、作業やリビング学習に使うなど、その用途は多岐に渡ります。ダイニングを居心地の良い場所にするためには、リビングやキッチンとのバランスを考慮しながらレイアウトすることが重要です。

今回はリビング、ダイニング、キッチンの役割など、基本的なインテリアの知識をおさらいしながら、快適なお部屋のレイアウト方法についてご紹介します。

リビング、ダイニング、キッチンの違い

リビング(L)の役割

リビングとは「リビングルーム」の略。

「居間」や「茶の間」のことを指し、家の中において生活の中心的な役割を果たしている場所です。間取りでは「Living」の頭文字を取って「L」と略記され、主に洋間を指す場合に使われます。

戦前までの日本では、食事をする場所と家族団らんの場所、寝る場所はすべて一つの部屋でまかなわれていました。

戦後、日本住宅公団(現:都市再生機構)によって、寝室と食事する部屋を分ける「食寝分離」のスタイルが取り入れられ、普及していくことになります。

さらにそこから「家族がくつろぐスペース」を分けたものが、リビングです。リビングはソファやテレビなどが設置されるケースが多く、家族がくつろぐ場としてだけでなく、来客時のおもてなしの際に活用されることもあります。

ダイニング(D)の役割

ダイニングとは「ダイニングルーム」の略。

「食事室」を指す言葉で、ダイニングテーブルとイスを置いて食事をするためのスペースです。間取りでは「Dining」の頭文字を取って「D」と略記されます。

日本の家庭では、ダイニング(D)のみの部屋はあまりなく、ダイニングキッチン(DK)やリビングダイニング(LD)など、キッチンやリビングと一緒になった家づくりが一般的です。

ダイニングテーブルは、食事の際に使用するのはもちろん、調理中の作業台として使ったり、子どものリビング学習のデスクとして使ったりと、用途に応じてさまざまな使い方ができます。

リビング・ダイニング(LD)の役割

リビング・ダイニングとは、リビング(L)とダイニング(D)のスペースが一体となった部屋のこと。

間取りでは「Living」と「Dining」それぞれの頭文字を取って「LD」と略記されます。

リビングとダイニングを一つの部屋で完結させることで、食事をした後、くつろぎスペースにスムーズに移動でき、家族団らんが実現しやすくなります。

LDは、現在の日本の住宅ではとてもポピュラーな間取りのひとつであり、家の中のどこにレイアウトするかによって、生活のしやすさが変わってきます。

キッチン(K)の役割

キッチンとは料理をするための場所のこと。

シンクやコンロ、レンジフード、冷蔵庫、食器棚などが設置されており、日本語では「台所」や「調理室」と言われる空間です。

間取りでは「Kitchen」の頭文字を取って「K」と略記されますが、居室とキッチンの間に間仕切りがなく一部屋で構成されている物件の場合は、Kが省略されて「1R(ワンルーム)」と表記されます。

キッチンがダイニングと一体となっているものは「DK」、リビング・ダイニングと一緒になっているものは「LDK」と表記されるのが一般的です。

K、DK、LDKはどんな人におすすめ?

Kの場合

間取りでよく見かける1Kや2Kなどの「〇K」という表記は、「部屋数+キッチン(K)」を表しています。

通常、1Kは部屋とキッチンの間に間仕切り壁があるレイアウトで、キッチンの広さは約2~4畳ほどが目安とされています。

1Kや2Kの家はキッチンだけが別室になっており、食事スペースやリビング、寝室が1部屋(または2部屋)にまとまった空間です。

部屋数が少なく住居費も安く抑えられるため、一人暮らしなどコンパクトな空間でスッキリと暮らしたい方に向いているでしょう。

2Kの家であれば、キッチンのすぐ横の部屋をダイニング兼リビングルームとして使用し、もう一部屋を寝室や仕事部屋として使うなど、メリハリをつけながら生活ができます。

DKの場合

1DKや2DKなどの「〇DK」という表記は、「部屋数+ダイニング・キッチン(DK)」を表したものです。公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会では、DKに必要な広さの目安が定められています。

居室(寝室)の数DK
1部屋4.5畳以上8畳未満
2部屋6畳以上10畳未満

出典:特定用語の使用基準 | 公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会

● 1~2人暮らし
● キッチンの広さにある程度の余裕が欲しい人
● 寝室と食事スペースを分けたい人
● 家賃を抑えたい人

このような方には、DKの間取りがおすすめです。

DKが8畳未満だと、食器棚やキッチン家電、ダイニングテーブル以外の家具(ソファや本棚など)を置くには狭すぎるかもしれません。

あまり広さを求めず、なおかつ同居人それぞれのプライバシーを確保したい方には、DKの間取りはぴったりでしょう。

LDKの場合

1LDKや2LDKなどの「〇LDK」という表記は、「部屋数+リビング・ダイニング・キッチン(LDK)」を表したものです。公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会では、LDKに必要な広さの目安が定められています。

居室(寝室)の数LDK
1部屋8畳以上
2部屋10畳以上

出典:特定用語の使用基準 | 公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会

● ファミリー世帯
● 来客が多い
● 家族団らんのスペースと寝室を分けたい人
● リビングが欲しい人
● ダイニングセットやソファセットなど大型家具を置きたい人
● ゆとりのある空間で一人暮らしを楽しみたい人

このような方には、LDKの間取りがおすすめです。

家族の人数に合わせて、2LDKにしたり3LDKにしたりと、必要な部屋数を変えていくと良いでしょう。

DKの場合のレイアウトのポイント

ダイニングセットとソファセットを一体化させる

8畳足らずのDKでは、ダイニングテーブルとソファセットの両方を置くだけの広さはありません。

そこで、DKをより快適な空間にするための工夫として「ソファダイニング」を取り入れる方法があります。

ソファダイニングとは、ダイニングテーブルにソファを組み合わせたもので、ダイニングスペースとリビングスペースを一体化できるスタイルです。

ソファダイニングには、下記のようなメリットがあります。

● 食事と家族の団らんスペースを兼用でき、省スペース化が図れる
● 一脚につき一人しか座れない椅子ではなく、ソファなので座る人数を調整しやすい
● 小さなお子さんと一緒に使いやすい
● おしゃれなカフェ風インテリアになる

また、一般的なダイニングテーブルは天板の高さが70cm程であるのに対し、ソファダイニング用のテーブルは(ソファの座面の高さによりますが)天板の高さが60~63cm程と低くなっています。

後述するように、家具の高さが抑えられていることで、お部屋全体を広く見せる効果も期待できます。

抜け感を出して圧迫感を感じさせない

限られたスペースで快適に過ごすには、圧迫感を減らして開放的な空間を演出することが大切です。

そのためには、お部屋の中に“抜け感”をつくることがポイントになります。

● 家具はなるべく高さの低いものを選ぶ
● 家具の脚などは、アイアン素材の細いフレームや華奢なタイプを選ぶ
● 部屋のカラーコーディネートは、ホワイトやベージュなどの明るい色でまとめる
● 照明で陰影をつけて、部屋に奥行き感を出す

また、アクセントクロスや観葉植物、ディスプレイ棚などで「フォーカルポイント」をつくり、自然と視線が向く工夫をすることで、圧迫感を感じにくくさせる方法もあります。

その他、ダイニングとキッチンの配置例については、下記の記事を参考にしてみてください。

LDKの場合のレイアウトのポイント

家族の生活スタイルに応じたレイアウトにする

リビングとダイニング、キッチンが同じ空間にまとまった「LDK」は、家族みんなが集まり、それぞれの目的をもって使う“多目的化”した場所です。

そのため、LDKのレイアウトでは、家族の生活スタイルに合わせることが重要なポイントになります。

LDKでは料理や食事、家族団らんの時間を過ごすためだけでなく、次のような使い方もあります。

● 子どものリビング学習
● 夫婦のリモートワーク
● 小さいお子さんの遊び場
● 来客のおもてなし
● テレビを見ながらエクササイズ

LDKの広さにも限りがあるので、「あれもこれも」と全てを詰め込むことは難しいかもしれません。

家族にとって何が大切なのか、優先順位をつけながらレイアウトしていきましょう。

生活動線を確保してゆとりを持ったレイアウトにする

LDKで快適に過ごすためには、人が通るときにぶつからないよう、スムーズに動けるゆとりを持つことも必要です。

生活動線が確保されていないと圧迫感を感じるだけでなく、部屋の中での移動がしづらくなり、暮らしにくい空間になってしまいます。

では、どれくらいの距離感でレイアウトすれば良いのでしょうか?

目安の距離を、次の表にまとめました。

人間工学による適切な通路幅(または家具同士の距離)
廊下・通路の幅 一人で通るとき 60cm以上
物をもって通るとき 75cm以上
二人ですれ違うとき 90~120cm
壁と家具との距離 正面を向いて通るとき 60~80cm
横歩きで通るとき 30~40cm
壁とダイニングチェアとの距離
(テーブル天板の端から壁までのサイズ)
座っているとき 60cm以上
後ろに人が通るとき 1m以上
TVからソファまでの距離
(画面の縦寸法×3倍)
37型TV 1.4m以上
40型TV 1.5m以上
50型TV 1.9m以上

上記のサイズはあくまで目安ですが、この距離感を守れば窮屈に感じることなくスムーズな生活動線を確保できるでしょう。

その他のLDKのレイアウトのポイントや事例については、下記の記事を参考にしてみてください。

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まとめ

間取り図でよく目にする「K」や「DK」「LDK」の表記。

それぞれに役割があり、家族の人数や生活スタイル、目的によって最適なレイアウトは異なります。

快適な空間を叶えるためには、間取りの特性を理解し、間取りに合ったレイアウトをすることが大切。

間取りによるデメリットは、家具のデザインや高さ、カラーコーディネートなど工夫次第で解決できます。

ぜひこの記事でご紹介した内容を参考にして、心地良い住まいづくりを実現させてくださいね。

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この記事を書いた人

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ロゴスホームのスタッフです

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