2025.08.12

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ZUKKA帯広

注文住宅の収納で後悔しない!間取りとアイデア完全ガイド

「新しい家では、すっきり片付いたおしゃれな暮らしがしたい!」
注文住宅を建てる多くの方が、そう願っているのではないでしょうか。そして、その願いを叶える鍵となるのが「収納計画」です。

現在の住まいで「収納が足りない」「物が散らかって片付かない」といった悩みを抱えているなら、なおさら新築の収納にはこだわりたいですよね。

しかし、ただやみくもに収納を増やせば良いというわけではありません。多すぎても少なすぎても、あるいは場所やサイズが合わなくても、後悔の原因になってしまいます。

この記事では、注文住宅の収納で失敗しないための基本から、先輩たちの後悔ポイント、そしてすぐに真似できる場所別の収納アイデアまで、プロの視点で徹底解説します。

この記事を読めば、あなたのご家族にぴったりの収納が見つかり、家づくりの打ち合わせで自信を持って要望を伝えられるようになります。後悔のない、理想のマイホームを実現するために、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の目次

注文住宅の収納計画 後悔しない5つの基本

家づくりにおいて、収納計画は間取りと同じくらい重要な要素です。暮らし始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、まずは知っておきたい基本的な考え方と、よくある失敗例を見ていきましょう。

失敗例1 収納が多すぎ・少なすぎ

意外に思われるかもしれませんが、「収納が多すぎた」というのも、よくある後悔の一つです。

収納スペースをたくさん作ると、その分、リビングなどの居住スペースが狭くなってしまいます。また、建築コストが上がるだけでなく、「とりあえずしまっておこう」と不要な物まで溜め込んでしまう原因にもなりかねません。

もちろん、収納が少なすぎれば物が溢れてしまい、結局あとから収納家具を買い足すことになり、部屋が狭く見える原因になります。大切なのは、ご自身の家族の持ち物に合わせた「適量」の収納を確保することです。

失敗例2 奥行きと高さが合わない

収納は、しまう物に合わせて奥行きと高さを計画することが非常に重要です。

例えば、奥行きが深すぎる棚は奥の物が取り出しにくく、デッドスペースになりがちです。逆に、布団をしまいたいのに奥行きが足りなければ、意味がありません。

  • 衣類(ハンガー掛け):奥行き60cm程度
  • 布団:奥行き80~90cm程度
  • 本・書類:奥行き30cm程度
  • 食器:奥行き40cm程度

上記はあくまで目安です。収納するものに合わせて設計し、棚の高さを自由に変えられる「可動棚」を採用するのも賢い選択です。

失敗例3 使う場所に収納がない

どんなに立派な収納があっても、使う場所から遠ければ「使えない収納」になってしまいます。

例えば、掃除機を2階の納戸にしまっていると、1階のリビングを掃除するのが億劫になりますよね。また、キッチンのストック品をしまうパントリーが玄関の近くにあると、調理中に取りに行くのが面倒です。

生活動線や家事動線を具体的にイメージし、「どこで何を使うか」を考え抜くことが、使いやすい収納計画の鍵となります。

計画のコツ1 現在の持ち物を把握する

後悔しない収納計画の第一歩は、現在の持ち物をすべてリストアップすることです。

「なんとなくこれくらいあれば足りるだろう」という曖昧な感覚で進めると、入居後に「あれが入らない!」という事態に陥りがちです。衣類、本、趣味の道具、季節用品(雛人形や扇風機など)まで、今あるものをカテゴリ別に書き出してみましょう。

現状を正確に把握することで、本当に必要な収納の量と種類(棚、ハンガーパイプなど)が見えてきます。

計画のコツ2 将来の暮らしを想定する

家は10年、20年と長く住み続ける場所。将来のライフスタイルの変化を見越した収納計画が不可欠です。

  • 子供の成長(おもちゃ→勉強道具→独立後の個人の物)
  • 家族構成の変化
  • 趣味や仕事の変化

これらの変化に対応できるよう、あえて作り込まずに、将来的に使い方を変えられるシンプルな収納スペースや、可動棚を設けておくと柔軟に対応できます。子供部屋のクローゼットを将来2つに分けられるように設計しておく、といった工夫も有効です。

【場所別】新築の収納アイデア実例集

ここからは、具体的な場所別に、注文住宅だからこそ実現できる人気の収納アイデアを解説します。ご自身の新築に取り入れたいアイデアを探してみてください。

玄関・シューズクローク・土間収納

家の顔である玄関は、シューズクロークや土間収納を設けることで、常にすっきりとした印象を保てます。

  • シューズクローク
    靴はもちろん、傘、ベビーカー、アウトドア用品、子供の外遊びグッズまでまとめて収納できる便利なスペースです。家族用の動線と来客用の動線を分ける「ウォークスルータイプ」にすれば、玄関が散らからず、生活感を隠せます。
  • 土間収納
    自転車やDIY工具、ガーデニング用品など、室内には持ち込みたくないけれど外に置いておきたくない物を収納するのに最適です。土足のまま出入りできるので、汚れを気にせず使えます。

リビング・ダイニング収納のアイデア

家族が集まるリビングは、物も集まりやすい場所。計画的な収納で、くつろぎの空間を維持しましょう。

  • 壁面収納
    テレビボードと一体化した大容量の壁面収納は、リビングの主役になります。本やDVD、書類、子供のおもちゃなどを美しく、かつ機能的に収納できます。扉を付けて「隠す収納」にすれば、生活感を一掃できます。
  • リビングクローゼット
    掃除機や日用品のストック、アイロン台など、リビング周りで使うものをまとめてしまえるクローゼットがあると非常に便利です。
  • スタディコーナー収納
    ダイニングやリビングの一角に設けるスタディコーナー。その周辺に棚や引き出しを設ければ、子供の教材や文房具、PC関連機器などが散らからず、作業効率もアップします。

キッチン・パントリー収納のアイデア

毎日の家事効率を大きく左右するのがキッチン収納です。動線を意識した計画を立てましょう。

  • パントリー
    食品ストックや飲料、普段使わない調理家電や食器などを一箇所に集約できる収納庫です。キッチン周りがすっきり片付き、在庫管理もしやすくなります。人が入れるウォークインタイプが人気ですが、スペースがなければ壁付けの棚タイプでも十分機能します。
  • カップボード(食器棚)
    お持ちの食器の量や種類に合わせて、引き出しや棚を計画しましょう。ゴミ箱スペースをあらかじめ組み込んでおくと、キッチン全体の見た目がスマートになります。

洗面脱衣室・ファミリークローゼット

洗面脱衣室は、タオル、下着、パジャマ、洗剤ストックなど、収納したいものが密集するエリアです。

  • リネン庫
    洗面台の横や洗濯機の上などに、タオルや家族の下着、部屋着などを収納できる棚(リネン庫)を設けると、入浴や着替えがスムーズになります。
  • ファミリークローゼット
    洗面脱衣室やランドリールームの近くに設けることで、「洗濯→干す→たたむ→しまう」という一連の作業が最短距離で完結します。家族全員の衣類をまとめて管理できるため、各部屋に服を持ち運ぶ手間が省け、家事負担を大幅に軽減できると人気の間取りです。

寝室・ウォークインクローゼット

1日の疲れを癒す寝室は、すっきりと片付いた空間が理想。衣類を効率的に収納する工夫が求められます。

  • ウォークインクローゼット(WIC)
    衣類だけでなく、バッグや帽子、アクセサリー、さらにはスーツケースや季節家電まで収納できる大容量が魅力です。中で着替えができるスペースを確保すれば、身支度がそこで完結します。
  • 壁一面のクローゼット
    スペースに限りがある場合は、壁一面を使ったクローゼットがおすすめです。扉のデザインを壁紙と合わせれば、圧迫感をなくし、空間を広く見せることも可能です。

廊下・階段下などデッドスペース活用術

見過ごされがちなデッドスペースも、注文住宅ならアイデア次第で価値ある収納に生まれ変わります。

  • 階段下収納
    奥行きを活かして、掃除機や日用品のストック置き場にするのが定番です。棚を設置したり、引き出し式の収納にしたりと、使い方に合わせて工夫できます。
  • 廊下の壁面収納
    廊下の壁の厚みを利用して、奥行きの浅い「ニッチ」や本棚を作るのもおすすめです。家族の思い出の写真や好きな雑貨を飾る「見せる収納」として楽しめます。

最適な収納量を決める「収納率」の考え方

「我が家には、一体どれくらいの収納が必要なの?」という疑問に答える一つの指標が「収納率」です。

収納率の計算方法と理想の目安

収納率とは、住宅の総床面積(延床面積)に対して、クローゼットや押し入れ、納戸といった主な収納スペースの面積が占める割合のことです。

計算式:収納率(%) = 収納面積 ÷ 総床面積 × 100

一般的に、一戸建ての収納率の目安は10%~15%程度と言われています。例えば、延床面積が35坪(約115㎡)の家なら、収納面積は3.5坪~5.25坪(約11.5㎡~17.3㎡)が目安となります。

家族構成別の適正な収納スペース

収納率はあくまで目安です。大切なのは、ご自身の家族構成やライフスタイルに合わせて考えること。

  • 夫婦のみ:趣味の道具や仕事の資料など、個人の持ち物に合わせた収納を重視。
  • 小さい子供がいる家庭:リビングにおもちゃ収納、玄関にベビーカー置き場など、成長段階に合わせた収納が必要。
  • アウトドアが趣味の家庭:土間収納や外部収納を充実させるなど、収納率の目安以上にスペースが必要な場合も。

自分たちの暮らしに本当に必要な収納は何かを考えることが、満足度を高めるポイントです。

注文住宅の平均的な収納量とは

多くの住宅メーカーでは、標準的なプランでも収納率が10%~12%程度確保されていることが多いです。しかし、これはあくまで平均値。

前述の通り、持ち物の量は人それぞれです。モデルハウスの収納量に惑わされず、必ず自分たちの持ち物リストと照らし合わせて、過不足がないかを確認しましょう。

生活動線を考慮した収納の間取り計画

「適量」の収納を「適所」に配置してこそ、本当に使いやすい家になります。その鍵を握るのが「動線」です。

家事動線を短縮する間取りの工夫

毎日の家事を楽にするには、「洗濯動線」と「調理動線」をいかに短くできるかがポイントです。

  • 洗濯動線
    「洗う(洗濯機)→干す(物干し場)→しまう(ファミリークローゼット)」をなるべく近くに配置し、一連の流れをスムーズに。洗面脱衣室とファミリークローゼット、バルコニーやサンルームを隣接させる間取りが人気です。
  • 調理動線
    キッチンとパントリーを隣接させ、食材の出し入れを楽に。また、ダイニングテーブルへの配膳や片付けがしやすい配置も重要です。

帰宅動線がスムーズになる玄関収納

「ただいま動線」を意識した収納計画で、帰宅後の散らかりを防ぎましょう。

玄関から「シューズクロークで靴と上着をしまう → 洗面所で手を洗う → リビングでくつろぐ」という流れがスムーズになる間取りが理想です。シューズクロークにコート掛けやカバンを置く棚を設けるだけで、リビングに上着やカバンが置きっぱなしになるのを防げます。

「使う場所の近く」に配置する原則

収納計画の基本中の基本は、「使うモノは、使う場所の近くにしまう」ことです。

当たり前のようですが、家全体のバランスを考えていると、つい見落としがちなポイントです。

  • リビングで使うもの:掃除機、ティッシュのストック、爪切りなど → リビングクローゼット
  • キッチンで使うもの:調理器具、食器、食品ストック → パントリー、カップボード
  • 外出時に使うもの:コート、カバン、鍵、マスク → 玄関収納

このように、具体的な生活シーンをシミュレーションしながら収納場所を決めていくと、失敗がありません。

収納の種類と特徴 作り付け収納も解説

収納には様々な種類があります。それぞれの特徴を理解し、ご自宅に最適なものを選びましょう。

ウォークインとウォークスルーの違い

どちらも人が入れる大容量のクローゼットですが、動線の考え方が異なります。

  • ウォークインクローゼット(WIC)
    出入り口が一つの小部屋タイプの収納です。収納スペースとして独立しているため、たくさんの物を効率的にしまえます。
  • ウォークスルークローゼット(WTC)
    出入り口が二つ以上あり、通り抜けができる収納です。例えば「寝室→WTC→洗面室」のように動線の一部になるため、生活がスムーズになりますが、通路分のスペースが必要になります。

作り付け(造作)収納のメリットと費用

作り付け(造作)収納とは、大工さんや家具職人さんが、その家の空間に合わせて現場で製作するオーダーメイドの収納のことです。

  • メリット
    • 空間にぴったり収まる:デッドスペースがなく、見た目が美しい。
    • デザインの統一感:床材や建具と素材や色を合わせられる。
    • 耐震性が高い:壁や床に固定するため、地震の際に倒れる心配がない。
  • デメリット・費用
    • コストが高い:市販の家具よりも費用がかかる傾向にあります。
    • 変更が難しい:一度設置すると、移動やレイアウト変更は容易ではありません。

費用は規模や素材によって大きく異なりますが、壁面収納などで数十万円からが一般的です。設計士や工務店とよく相談しましょう。

「見せる収納」と「隠す収納」の使い分け

空間をおしゃれに、かつ機能的に見せるには、この2つの収納のバランスが重要です。

  • 見せる収納
    お気に入りの食器や本、観葉植物などを飾るように収納する方法です。オープンシェルフやニッチ(壁のくぼみ)が代表例。インテリアのアクセントになります。
  • 隠す収納
    生活感の出やすい日用品や雑多なものを、扉付きのクローゼットやパントリーにしまう方法です。空間をすっきりと見せることができます。

リビングなど人目に付く場所では、「見せる」と「隠す」を3:7くらいの割合にすると、すっきりしつつ温かみのある空間になります。

家づくりで使える収納計画チェックリスト

最後に、設計士との打ち合わせですぐに使えるチェックリストをご用意しました。これを元に、ご家族で話し合ってみてください。

現状の持ち物把握リスト

まずは、今の家にあるものをすべて書き出してみましょう。

  • 衣類
    (トップス、ボトムス、アウター、下着、フォーマル、季節ものなど)
  • 靴・カバン・アクセサリー
  • 本・雑誌・書類
  • CD・DVD・ゲーム
  • 食器・調理器具・キッチン家電
  • 食品・飲料のストック
  • 趣味の道具
    (スポーツ用品、楽器、DIY工具、キャンプ用品など)
  • 季節用品
    (扇風機、ヒーター、加湿器、クリスマスツリー、雛人形、五月人形など)
  • 子供用品
    (おもちゃ、ベビーカー、学用品、作品など)
  • その他
    (防災グッズ、来客用布団、スーツケース、掃除用具、薬箱など)

新居の収納要望チェックリスト

持ち物リストを元に、新しい家でどこに何をしまいたいか、どんな収納が欲しいかを考えましょう。

玄関

  • シューズクロークは必要か?(ウォークイン or ウォークスルー)
  • コートや上着を掛ける場所は必要か?
  • ベビーカーや三輪車、アウトドア用品を置くスペースは?
  • 鍵や印鑑を置くニッチは欲しいか?

リビング・ダイニング

  • テレビ周りに壁面収納は欲しいか?
  • 子供のおもちゃや勉強道具はどこにしまうか?
  • 掃除機やロボット掃除機の基地はどこにするか?
  • 書類や取扱説明書を保管する場所は?

キッチン

  • パントリーは必要か?(広さやタイプは?)
  • ゴミ箱はどこに置くか?(分別も考慮)
  • 今持っている食器や調理家電はすべて収まるか?
  • 食品ストックはどれくらい保管したいか?

洗面・脱衣所・廊下

  • 家族全員の衣類をしまえるファミリークローゼットは欲しいか?
  • タオルや下着、洗剤ストックをしまう棚は必要か?
  • 階段下や廊下などのスペースを収納として活用したいか?

まとめ

注文住宅の収納計画で後悔しないためには、「①現在の持ち物を正確に把握し、②将来の暮らしを想像しながら、③家族の生活動線に沿って、④適材適所の収納を計画すること」が何よりも大切です。

収納は、ただ物をしまうための箱ではありません。快適で、効率的で、心豊かな毎日を送るための大切な「暮らしの基盤」です。

この記事でご紹介したアイデアやチェックリストが、あなたの家づくりを成功に導く一助となれば幸いです。ぜひ、ご家族でじっくりと話し合い、世界に一つだけの理想のマイホームを実現してください。

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この記事を書いた人

ZUKKA

帯広

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