2025.07.11

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マンションと一戸建て買うならどっち?費用面や住む時の違いを解説

マイホーム計画にあたり、マンションか一戸建てかによって、住み始めてからの暮らしは大きく変わります。住宅を購入予定のすべての方は、新生活に対して期待するイメージをお持ちだと思います。

「子供たちと庭付きの一戸建てでのびのび暮らしたい」「スタイリッシュなマンションで都会的な生活をしたい」等々、こうしたイメージは住宅選びで大変重要な基準になりますが、家族が長く住み続けることになる高額な買い物である以上、より明確な基準で十分に比較検討したほうが良いでしょう。
ここでは、一戸建てとマンションのどちらを選ぶか迷っている方に向け、それぞれの特徴を比較してご紹介しています。

この記事の目次

マンション・一戸建てを比較

マンションと一戸建てでは、購入の流れから住み心地まで、あらゆるポイントで特徴が異なります。

           マンション一戸建て
購入の流れ実物を見学し、住宅ローン審査を経て購入手続き。入居までの期間が短い。分譲はマンション購入の流れと似ているが、注文住宅は手続きが多く住むまでにも期間が必要。
購入費用物件自体
の価格
新築の場合は高額。中古物件は大きく値が下がる傾向。新築はマンションよりも面積が広く価格も低い。中古でも値が下がりにくい。
諸費用物件価格の3~8%物件価格の6~13%
ランニングコスト物件維持費修繕積立金が必要修繕費用は自己管理
固定資産税土地にかかる固定資産税が安い。軽減措置期間が長い建物にかかる固定資産税が安い
光熱費延床面積が小さい分安いZEHなど高い省エネ基準の場合は安くできる
駐車場代月々1万~数万円必要都心の狭小地でない限り不要
資産価値価値が下がっても「売れやすい」土地の価値は下がらない。ただし「売れにくい」
住み心地広さ70㎡以下が多い100㎡超が多い
日当たり
・風通し
物件によるものの、高層階や角部屋は開放感を出しやすい注文なら希望によって調整しやすい
セキュリティ面オートロック・防犯カメラ・宅配ボックス・管理人24時間常駐など、万全なセキュリティが一般的個人の設置判断にゆだねられる。万全な設備をつける家は少ない
近隣との
騒音トラブル
防音設計の建物が多いものの、小さなお子様や楽器の音には注意が必要マンションよりもトラブルになりにくい
生活設備24時間ゴミ出し可能な設備やWi-Fi環境などの共用設備が充実している物件もオーナーの意向や予算によってオプションを選択できる
買い物や
移動が便利
駅近・駅までのアクセスが良好な立地に建てられていることが多い郊外や住宅街に建てられる傾向。立地によっては車やバスの移動が必要。

次の章から、ひとつずつ詳しく解説していきます。

マンションのメリット・デメリット

マンションは、集合住宅ならではのメリット・デメリットがあります。

マンションのメリットは、建物全体や共有部分を第三者が管理してくれている点や、利便性の高いエリアに建っていることなど。

デメリットは、同じ建物に複数人で住んでいることから発生する騒音トラブルや規約による自由度の低さなどです。

メリット・デメリットにそれぞれどんなことが挙げられるか詳しく見ていきましょう。

マンションの主なメリット

マンションにはたくさんのメリットがあります。

・共用部分は主に管理会社などが管理してくれる
・修理や点検などの手間が少ない
・オートロックや管理人常駐などセキュリティ面が充実している
・都心や駅の近くなど利便性が高く立地の良いところが多い
・高層階の場合、眺望や日当たりの良い部屋を選べる

特に、管理会社など第三者が管理してくれる点に安心感があります。
外壁や廊下の電灯などの共用部分に不具合があっても、自ら業者を手配する手間がなく、費用についても住人全員で積み立てをしており、急に大金が必要になる心配もありません。
オートロックや防犯カメラなどの設備があるほかに、管理人が常駐していればさらなる防犯につながります。

また、一戸建てより土地を大人数で利用できるため、駅の近くや利便性の高いエリアに建っていることが多いのも魅力のひとつです。

マンションの主なデメリット

マンションの主なデメリットは、同じ建物に複数人で住んでいることから発生します。

・ペットの飼育や楽器演奏など、規約によって禁止されていることもある
・ほかの部屋の住人と騒音トラブルが発生する恐れがある
・毎月の管理費や共用部分の修繕積立金などランニングコストがかかる
・リフォームや改築などを希望する際に制限がある

間取りや構造にもよりますが、一軒家と違って壁ひとつ隔てたところに他人が住んでいるので、話し声や生活音などが筒抜けの場合もあります。両隣だけでなく上下階に住人がいると、足音や物を落とした際の音も気になるので、自分たちでも騒音を出さないよう気を遣う生活になりがちです。

ペットの鳴き声や趣味の音楽などが騒音トラブルの原因になる場合も少なくありません。ペットの飼育や楽器演奏などが禁止されている物件もあり、自由度に制限があることもデメリットになります。

一戸建てのメリット・デメリット

一戸建てはマンションと比べて自由度が高いメリットがある分、家や庭の管理、修繕などすべてを自分たちだけでやらなければならないデメリットもあります。

管理費や修繕積立金などがない分、修繕が必要になったらまとまった金額を用意しなければならない点も、メリットとデメリットの両方の面があります。

メリット・デメリットそれぞれについてしっかり把握しておきましょう。

一戸建ての主なメリット

一戸建てはほかの家と接しておらず、騒音トラブルが起こりにくいことがメリットといえます。

・ペットの飼育や楽器演奏など、家の中で行うことに自由度の高さがある
・ほかの家と接していないため、騒音問題が起こりにくくプライバシーを確保できる
・建物だけでなく土地も占有でき、庭や駐車場が持てる
・リフォーム時には、外壁のデザインから窓の位置、間取りなどを自分たちで決められる

近隣への気遣いは必要ですが、ペットを飼ったり楽器を演奏したりといった趣味も楽しめ、心配な場合は防音性の高い構造にすると安心です。

家を建てる際に、窓の位置や高さなどを調整すれば、外から家の中が見えにくいようにしてプライバシーを確保できます。広い庭や駐車場を確保できるのも魅力です。

一戸建ての主なデメリット

一戸建ては、マンションと違って建物や設備を自分たちで管理しなくてはなりません。

・外壁や屋根などに不具合が生じた際には自分で対応し、その都度費用や手間がかかる
・留守時には完全に無人になり防犯対策が手薄になりがち
・防犯カメラの設置など自分でセキュリティ対策を行う必要がある
・駅の近くや利便性の高いエリアは土地の価格が高額で購入できない可能性もある

経年劣化により建物や設備に不具合が生じた場合は、自ら業者を選んで依頼したり工事日程を調整したりといった手間が発生します。また、修繕にかかる費用も予測して、あらかじめ貯蓄しておくことも必要になるでしょう。

マンションのようにエントランスでのオートロックや管理人の監視がないため、防犯が手薄になりがちなのもデメリットのひとつです。防犯カメラの設置や鍵の追加などはできますが、外から侵入しやすいことも防犯上では不利になります。

一戸建てでは家を建てるための土地も用意しなくてはなりませんが、利便性の高いエリアは高額なため、予算内に収めようとすると希望の立地条件に建てられない可能性もあります。

マンション・一戸建ての購入の流れを比較

マンションと一戸建てでは、購入のプロセスに違いがあります。
以下の表で、一般的な購入の流れをご確認ください。

マンションの場合一戸建て・分譲住宅の場合  一戸建て・注文住宅の場合     
1. 情報収集と物件探し
2. モデルルームまたは実際の物件の見学
3. 資金計画の立案
4. 購入申し込み ※人気物件の場合は抽選
5. 住宅ローンの事前審査
6. 売買契約の締結
7. 住宅ローンの本審査と契約
8.物件の引き渡し
1. 情報収集と物件探し
2. モデルハウスまたは完成物件の見学
3. 資金計画の立案
4. 購入申し込み ※多くの場合は先着順
5. 住宅ローンの事前審査
6. 売買契約の締結
7. 住宅ローンの本審査と契約
8.物件の引き渡し
1. 情報収集と土地探し
2. 土地の現地見学と施工例の確認
3. 資金計画の立案
4. 土地の購入申し込み
5. 住宅会社の選定と設計・見積もり
6. 住宅ローンの事前審査
7. 土地の売買契約
8. 建物の建築請負契約
9. 住宅ローンの本審査と契約
10. 着工、施工
11. 完成、引き渡し

マンションの場合は、中古・新築といったケースを問わず、どんな販売方法でも大まかな流れは変わりません。
一方、一戸建ては販売方法によって、大きく流れが異なります。
分譲の一戸建てはマンション購入の流れに似ていますが、注文住宅は土地探しから始まり、ハウスメーカーと打ち合わせを経て完成にいたるまで、手続きが多いことが特徴です。

マンションと分譲住宅購入の流れでは、マンションの場合は人気物件でも抽選で買主が決定されることが多いのに対し、分譲一戸建ての場合は先着順で決まることが多い点が異なります。

住むまでの期間が短いのはどっち?

住むまでの期間が短いのは、マンション、もしくは一戸建ての分譲住宅です。
新築マンションや分譲一戸建てで完成済みの物件であれば、契約から数か月程度で入居が可能です。
一方、注文住宅の場合は、土地の購入から設計、施工まで含めると、1年以上かかることも。

住んだ後の暮らしをイメージできるのはどっち?

購入後の暮らしは、完成済みのマンションや分譲一戸建ての場合にイメージしやすいでしょう。
完成済みのマンション物件や分譲住宅の一戸建ては、実際の部屋を見学した上で購入を決定できます。

マンションでも新築で未完成の場合はモデルルームの見学になるため、実際の日当たりや眺望が異なる可能性があります。
一戸建ての注文住宅の場合は、パース図面などを活用してハウスメーカーと打ち合わせを重ね、理想の暮らしを想像します。

マンション・一戸建ての購入費用を比較

一戸建てとマンション、どちらを購入するにしても価格は重要な基準。購入価格と諸費用で比較してみましょう。
全国的な統計データから見ると、物件自体の価格は一戸建てのほうが安い傾向があり、諸費用はマンション購入のほうが安く抑えられる傾向があります。

物件自体の価格が安いのはどっち?

株式会社東京カンテイが公表している「一戸建て住宅データ白書2024」によると、首都圏の一戸建てとマンションの平均的な物件価格は次の通りです。

  • 新築一戸建て…4,817万円(平均専有面積:98.2㎡)
  • 中古一戸建て…4,056万円(平均専有面積:99.7㎡)
  • 新築マンション…7,830万円(平均専有面積:62.60㎡)
  • 中古マンション…4,369万円(平均専有面積:61.27㎡)

※参照:株式会社東京カンテイ「一戸建て住宅データ白書2024」から抜粋

諸費用が安いのはどっち?マンションとは?

不動産の購入時、物件価格とは別でかかるコストを「諸費用」と言います。具体的には、不動産仲介手数料や不動産取得税、登録免許税、司法書士報酬、印紙税、ローン契約時の事務手数料などです。

マンションと一戸建て、それぞれのケースでは、以下のような諸費用がかかります。

費用項目新築マンション中古マンション分譲一戸建て注文一戸建て
不動産仲介手数料
不動産取得税
登録免許税
司法書士報酬
印紙税
ローン事務手数料
固定資産税精算金
修繕積立基金
火災保険料
水道負担金

(●:必要、△:必要な場合と不要な場合がある、-:不要)

物件種別や物件価格等により掛かる諸費用の額は変わりますが、物件価格に対して、概ね次のような諸費用率になるとされています。

新築一戸建て…6~10%
中古一戸建て…6~13%
新築マンション…3~5%
中古マンション…5~8%

4,000万円の新築一戸建てであれば240~400万円ほど、6,000万円の新築マンションであれば180~300万円ほどが諸費用の目安。諸費用については、一戸建てよりマンションのほうが安くなるでしょう。

マンション・一戸建てのランニングコストで比較

続いて、一戸建てとマンションについて、住み心地に関する基準で比較してみましょう。

物件維持費が安いのはどっち?

水回りの不具合、内壁の汚れ、給湯設備や冷暖房器具の故障などが見られた場合、快適な生活を維持するためにはコストを掛けて修繕・交換等を行わなければなりません。
一戸建てでもマンションでも、これらのコストはすべて家主が負担することとなりますが、マンションの場合、将来行う共用部(外壁や廊下、ベランダなど)の修繕に備えて毎月「修繕積立金」を支払わなければなりません。

もちろん、一戸建てでも実質的には「修繕積立金」に該当する予算を積立ていく必要があるため、一概にマンションの物件維持費のほうが高くなるとは言えません。

ただし、一戸建ての場合はお金がなければ無理に修繕を行わなくても構わない一方で、マンションの場合にはお金がなくても必ず毎月修繕積立金を支払う必要があります。その点において、一戸建てよりもマンションの物件維持費を負担に感じる方が多いようです。

固定資産税が安いのはどっち?

固定資産税については、ややマンションのほうが安くなる傾向があるようです。
一戸建ての固定資産税は、実存する建物と土地に課税される分かりやすい仕組みです。

一方でマンションの固定資産税は、専有している建物部分と、専有面積で按分計算された土地部分に課税されるため、土地部分の固定資産税は一戸建てより低めになる傾向があります。

また、専有している建物部分に課税される固定資産税は、減価償却期間の違いによりマンションのほうが高くなる傾向となりますが、
固定資産税の軽減措置適用期間は一戸建てよりもマンションのほうが長く設定されているという点も見逃せません。

まとめると、「土地にかかる固定資産税はマンションのほうが安い、建物にかかる固定資産税は一戸建てのほうが安い、固定資産税の軽減措置はマンションのほうが長い」ということ。固定資産税については、若干マンションのほうが安くなるのではないでしょうか。

光熱費はどっちが安い?

一般的には、平均延床面積が狭く気密性・断熱性に優れたマンションのほうが光熱費は安い、と言われています。

ただし近年では、マンションと同レベルの気密性・断熱性を持つ一戸建ても増えてきました。加えて、政府が推進しているZEH(※)も急速に普及していることから、
平均すればマンションのほうが光熱費は安い傾向があるものの、戸別で見れば一戸建てのほうが安いこともあります。

※ZEHとは
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。高気密・高断熱による「省エネ」と太陽光発電などによる「創エネ」で、年間のエネルギー収支ゼロを目指す住宅のこと。

駐車場代はどっちが安い?

都心部などの狭小一戸建てを除き、一般的な一戸建てには駐車場が設けられています。そのため、別途で駐車場代がかかることはありません。

一方でマンションの場合、駐車場が必要な世帯はマンションの地下駐車場や近隣の青空駐車場などを別途契約する必要があるため、月々1万~数万円のコストがかかります。
仮にマンションの駐車場代が月2万円だった場合、実質的には住宅ローンの返済額が2万円増えるようなものです。何十年と暮らしていくことを想定すれば、大きな出費となるでしょう。

マンション・一戸建ての資産価値で比較

せっかく購入した住宅でも、一生涯住み続けるかどうかは分かりません。将来的に売却する可能性も考慮し、一戸建てとマンションの資産価値を比較してみましょう。

将来的な資産価値はどちらが高い?

国土交通省の「築30年超過中古住宅の成約比率推移」によると、近畿地方では2011年の中古マンションの成約比率は19.1%なのに対し、中古戸建ての成約比率28.2%まで上昇し、中古住宅の価値が見直されてきています。

一般的に中古住宅の建物価値は中古になった時点で一気に下落するともいわれていますが、一戸建ては古くなっても自由にリフォームや建て替えが可能です。
マンションは築年数が増えると最終的に住めなくなりますが、一戸建ては土地を有効活用できるという点でも資産価値が高いといえます。

※参照:国土交通省「住宅の資産価値に関する研究 」P8
※参照:国土交通省「築30年超過中古住宅の成約比率推移」

マンション・一戸建ての住み心地で比較

一戸建てとマンションについて、まずは住み心地に関する基準で比較してみましょう。

広いのはどっち?

住宅金融支援機構が公表している「2021年度 フラット35利用者調査」によると、全国の平均的な住宅面積は広い順に次の通りです。

  • 注文住宅…123.8㎡
  • 中古戸建て…113.1㎡
  • 土地付き注文住宅…111.4㎡
  • 建売住宅…101.8㎡
  • 中古マンション…68.2㎡
  • マンション…64.7㎡

ご覧の通り、マンションに比べると一戸建てのほうが住宅面積は広めです。
中古や建売も含め、一戸建ての住宅面積は平均100㎡超。一方でマンションは、中古も新築も70㎡以下です。その差は30㎡超(約20畳)。
実に、大きめのリビング1室、または6畳×3室ほどに該当するほどの面積の違いがあります。

もちろん、マンションの中にも広い物件は多々ありますが、一般的には一戸建てのほうが広さを確保できる傾向がある、と考えましょう。
※参照:住宅金融支援機構|2021年度 フラット35利用者調査

日当たり・風通しが良いのはどっち?

日当たりや風通しについては、一概に比較できません。
リビングに大開口を設置し、屋内のあらゆる場所に窓を設置すれば、一戸建ての日当たりや風通しは大変良くなるでしょう。

一方でマンションでも、特に階数の高い物件や角部屋などであれば、一戸建てに負けないほどの日当たり・風通しが期待できます。
日当たり・風通しの良さは、一戸建てかマンションかで決まるものではなく、物件の設計や方角によって決まると考えておきましょう。

なお、高層マンションの上階であれば、眺望の良さから心理的な開放感を得られます。一戸建てにはない魅力と言えるでしょう。

セキュリティ面が安心なのはどっち?

一般的に、セキュリティ面では一戸建てよりマンションのほうが高いとされています。
近年のマンションでは、オートロックや防犯カメラ、宅配ボックスなどの設置が一般的。
管理人が24時間常駐している大型マンションなども珍しくありません。

一方、一戸建てにもオートロックや防犯カメラ、宅配ボックスなどを設置することは可能ですが、まだ一般的とは言えません。外部からの死角が多い一戸建てなどでは、空き巣被害のリスクも高まるでしょう。

近隣との騒音トラブルが少ないのはどっち?

近隣との騒音トラブルについては、マンションよりも一戸建てのほうが少ないと考えて良いでしょう。
マンションの場合、構造上は上下左右の世帯と区切られているものの、壁・天井・床を挟んで隣家と接しています。

大半のマンションは防音設計となっていますが、小さなお子様のいる世帯などでは、騒音を出さないよう十分に配慮する必要があるでしょう。
楽器を習っているお子様がいる場合、音量を抑える必要があるかもしれません。

一方で一戸建ての場合、隣家と壁・天井・床が接しているわけではないので、その分、騒音で隣近所に迷惑をかける可能性は少なくなります。
隣家との距離が離れている場合には、通常通りの音量で楽器演奏を楽しめるかもしれません。

生活設備が充実しているのはどっち?

生活設備については、一戸建てとマンションという分け方で比較はできません。一戸建てとマンションのどちらにも標準仕様の設備はありますが、
グレードアップしたい場合には有料オプションとなるため、オーナーの意向や予算が生活設備の充実度を左右すると考えましょう。

なお、マンションの中には、24時間のゴミ出し設備やWi-Fi環境などの共用設備が充実している物件もあります。これら共用設備の充実は、一戸建てにないマンションの魅力と言えるかもしれません。

買い物や移動が便利なのはどっち?

買い物や移動については、一戸建てよりマンションに優位性があるでしょう。
一般的に、マンションは駅近または駅までのアクセスが良好な場所に建てられます。駅周辺にはスーパーやコンビニなども多い傾向があることから、日用品の買い物にも不便はないでしょう。

一方で一戸建ては、駅からやや離れた郊外や住宅街に建てられる傾向があります。閑静で住みやすい場所ですが、駅へのアクセスや買い物にはバスを利用しなければならないかもしれません。

ファミリー世帯に向いているのは?

小さい子供のいる子育て世帯やファミリー世帯は、騒音トラブルが起こりやすいかや将来リフォームが可能かどうかなどで選ぶことをおすすめします。

赤ちゃんの泣く声や子供が走り回る足音など、子供が小さいうちは騒音トラブルに発展する恐れもありますし、子供が成長して間取りを変えたくなる可能性もあります。

一戸建ては上下階の部屋に迷惑をかけることもなくリフォームもしやすいので、のびのびと子供を育てられるでしょう。

また、防音性能が高いファミリータイプのマンションなら、騒音トラブルは起こりにくく、オートロックなどの防犯設備もあれば子供が一人の時も安心です。

単身・DINKS世帯に向いているのは?

単身者や子どものいない共働き夫婦のDINKS世帯は、利便性や防犯上の高い物件が住みやすいでしょう

マンションは駅から近く利便性の高い立地に建っていることが多く、仕事に忙しい人も暮らしやすく通勤にも便利。宅配ボックスや24時間利用可能なゴミ置き場などの設備が整っているマンションもあり、帰りが遅くなっても安心です。

共用部分の設備に不具合が生じても管理会社が対応してくれますし、防犯対策もしっかりしているので、女性の一人暮らしにもおすすめです。

一方、一戸建てで悠々自適な暮らしをする人も増えています。資産価値も高くリフォームも可能なので、将来結婚したり子供ができたりといったライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。

あなたの優先順位を明確にするポイント

マンションか一戸建てのどちらにするか迷った際には、予算や立地、広さなどについて優先順位を明らかにしておきましょう。

まずは、家を建てるうえで何を重視するか明確にし、以下のようなチェックリストを作って専門家に相談してみてください。

<優先順位を明確にするチェックリスト>
・予算:物件の価格だけではなく、住んでからのランニングコストも予算内で収まるか
・立地:職場や子供の学校に通いやすいかどうか、買い物しやすいかどうか
・広さ:家族それぞれに適した広さがあるか、収納は十分に確保できるか
・将来性:子供が増えた場合や成長した後にリフォームが可能かどうか
・メンテナンス:毎月費用を支払って管理してもらうか、都度自分たちで対応するか

よくある質問

マンションと一戸建ての相場はいくらですか?

マンションと一戸建ての相場は、地域によっても違いがあります。
株式会社東京カンテイが公表している「一戸建て住宅データ白書2024」による一戸建てとマンションの相場を、地域別に比較しましたので参考にしてください。

首都圏近畿圏
平均価格平均専有面積平均価格平均専有面積
新築一戸建て4,817万円98.2㎡3,794万円100.9㎡
中古一戸建て4,056万円99.7㎡2,654万円102.0㎡
新築マンション7,830万円62.60㎡6,201万円64.0㎡
中古マンション4,369万円61.27㎡2,781万円66.31㎡

※参照:株式会社東京カンテイ「一戸建て住宅データ白書2024」から抜粋

一軒家とマンションどっちがお金かかる?

マンションや一軒家を購入する際には、物件の価格以外に初期費用や住んでから定期的に発生するランニングコスト、不具合が生じた場合の修繕費用なども検討しておきましょう。
以下に、マンションと一軒家それぞれにかかる費用をまとめました。

一軒家マンション
初期費用240~480万円200~390万円
年間のランニングコスト税金や保険料など10万円程度税金・保険料・管理費・修繕積立費など45万円程度
35年間で発生する修繕費用外壁や屋根の修繕など360~500万円程度特になし

初期費用はマンションの方が比較的安くなりますが、それほど大差はありません。ランニングコストでは、マンションでは毎月管理費・修繕積立費を支払う必要はありますが、大規模な修繕費用は発生しません。
一軒家は、毎月支払う費用は税金や保険料のみですが、長年住み続けると外壁や屋根などの修繕が必要になるため、計画的に貯蓄しておいたほうが良いでしょう。

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中古マンション購入の初期費用・最も大きな費用や抑えるポイントを解説

【まとめ】「どちらが有利か」ではなく「何を大切にしたいか」が大事

一戸建てとマンションのどちらを選ぶべきかお悩みの方に向け、購入の流れ、住み心地・購入価格・ランニングコスト・資産価値の5つの基準で両者を比較してみました。
マンションと一戸建ては同じ「マイホーム」ではあるものの、それぞれの特徴は大きく異なることをご理解いただけたでしょう。

どちらを選ぶべきかお悩みの方は、「どちらが有利か」ではなく「何を大切にしたいか」という考えからスタートしてみてはいかがでしょうか。
例えば、子供やペットなどとの余裕ある暮らしを大切にしたいならば、一戸建てを中心に検討してみても良いでしょう。また、職場までのアクセスや日常生活の利便性を大切にしたいならば、マンションを中心に検討してみるのがおすすめです。

これから何十年と住むことになる大切なマイホーム。ライフステージやライフスタイル、価値観、家族構成などが変化する可能性も考慮し、長い目で世帯に合った住宅を選んでみてください。

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ロゴスホームでは厳しい北海道の気候に対応した高い断熱性能と気密性を特徴とし、快適な住環境を提供しています。北海道の生活様式に合わせた設計と設備選びのノウハウを持っています。また、環境に配慮した住まいづくりにも力を入れており、太陽光発電システムの導入やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)にも対応。

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