2020.03.04

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住宅に用いる断熱材を徹底比較!種類・特徴・値段から見るベストな選択は?

KYUNマーケティング部

こんにちは!

ロゴスホーム

マーケティング部のきゅんです

さあさあ今回は「お家の断熱材」のお話です。

”家は断熱が大切だ!”と聞く機会も多いと思いますが

そもそも断熱材ってなんで必要なの?と思う方もいるかと思うので今回は断熱材の基礎から種類、どんなものを選べばいいのかご紹介しようと思います。

少し長くなりますがぜひご一読ください!

断熱材の役割

まずは基本的な”なぜ断熱が必要なの?”という部分からいきましょう。

簡単にご紹介すると

  • いつもきれいな空気で快適に過ごせる
  • 冷暖房費を節約できる
  • 家が長持ちする

このようなメリットがあります。

・いつもきれいな空気で快適に過ごせる

まず最初に部屋の温度調整の面です。

⇒断熱されていない住宅だと外の熱気がどんどん家の中に侵入し、冷房の効きが悪くなる

⇒暖かい室内の空気が壁や窓、天井、屋根などから寒い屋外に逃げていってしまう。

つまり夏は暑く、冬は寒い”住宅になってしまいます。

こうならないためにしっかりとした断熱材をいれることで少しの冷暖房エネルギーで快適な室温を保つことできるのです。

そしてもう1つの面が換気です。

シックハウス対策として2003年7月に建築基準法が改正され、住宅への24時間換気システムの設置が義務付けられるようになりました。

人間が生涯で一番摂取するものは食料でも、水分でもなく、空気です。

当たり前にあるものなので忘れてしまいがちですが空気が汚いと健康に害が及ぶこともあります。快適に過ごすためにも家の中の空気は綺麗な状態に保てるお家にしましょう。

・冷暖房費を節約できる

断熱がされていない家だと、冬場は部屋を10℃以上も温めなければいけない場合もありますがこのときにかかる冷暖房エネルギーはかなりのものです…

断熱材を入れることで冷暖房エネルギーを微量に押さえることにより、エアコンやストーブ、扇風機などの運転時間を少なくすることができます。

また、運転時間が少ないのでそういった冷暖房家電の寿命も延びることになるので、ランニングコストがとても良いことがわかりますね。

・家が長持ちする

これはあまり知られていないのですが、実は日本の家は世界的に見るとあまり長持ちしません。

まずはこのグラフを見てください。

アメリカやイギリスは50年以上も寿命があるのに対し、日本の家の平均寿命は30年程と言われています。

一般的に、家を建てて20~30年経つと住んでいる人の家族構成やライフスタイルが変わり、住まいが暮らしに合わなくなってきます。なので建て替えやリフォームでそのミスマッチを埋めるというのが今の流れです。

そしてこの家の寿命の原因が「家の腐り」なのですが、家の腐れを引き起こしている真犯人は、壁の中で生まれる結露

そして、壁の中の結露が発生する原因は、家の断熱性が低く家の中で温度差が発生するからです。

結露には表面にできる「表面結露」と壁の内部などにできる「内部結露」があります。
特に「内部結露」は、室内の水蒸気が壁の内側に入り込んで発生するので気付きにくく、ふき取ることもできません。

そのまま放っておくと、住宅の構造材や外壁までも腐らせる恐ろしいものなんです…

そこで高気密/高断熱住宅では、グラスウール断熱材や防湿気密フィルムを貼ることでこうしたトラブルを回避します。

最新の住宅ですとほとんどがこの仕様の場合が多いので安心してください!

断熱工法の比較
– 内断熱と外断熱 –

木造住宅の断熱工法は大きく分けて

「充填断熱」と「外張り断熱」

の2つがあります。

「充填断熱」が”内断熱”

「外張り断熱」が”外断熱”

という認識で大丈夫です!

充填断熱

充填断熱工法(イラスト)

充填断熱では、柱などの間にボード状又はシート状の断熱材を入れたり、液状の断熱材を吹込み充填する断熱方法になります。

現在の木造住宅において広く用いられている工法です。

壁の内側の空間を利用するので、新たに断熱用のスペースをつくる必要がなく外張り断熱よりも低コストに収まるケースが多いです。

壁内の結露を生じさせないように、防湿フィルムなどを貼るといった施工が肝になります。

外張り断熱

外張り断熱工法(イラスト)

対して外張断熱工法は、柱などの構造材の外側を断熱材で覆う方法です。

壁の中の空間を残すことで配線や配管などのダクトスペースにも活用でき、結露や木材の腐りを抑えられるなどのメリットがあります

ただ反面、断熱材の重みで外壁などが垂れ下がる恐れがあるので断熱材をあまり厚くできない、風圧や地震などによる外装材のゆるみ、変形が起こる場合があるなどのデメリットもあります。

また、施工工程が増えるので充填断熱に比べるとコストが高くなります。

断熱材の種類

断熱材の種類ってどのくらいあるの?

断熱材は大きく分けて

  • 「無機繊維系断熱材」
  • 「木質繊維系断熱材」
  • 「発泡プラスチック系断熱材」

の3つに分類されます。

その中でも代表的な断熱材を分類ごとにご紹介します!

無機繊維系

【グラスウール】
最もスタンダードな断熱材で最安値です。
素材がガラス繊維で、シロアリなどの害虫被害や火災に強いというメリット、防音効果もある断熱材でほとんどの住宅に採用されています。

【ロックウール】
鉄炉スラグや玄武岩などの鉱物原料を高温加工してつくる石綿の一種です。
断熱、防音性能に優れ、空港などの商業施設でも利用されています。

木質繊維系

【セルロースファイバー】
古紙を再利用した天然の木質繊維で、オールマイティな断熱材です。
防火性能や害虫予防はもちろん、結露対策などなにかと付加価値が多くつきます。

発泡プラスチック系

【硬質ウレタンフォーム】

フロンガスなどの発泡剤を加えて作った充填式の断熱材で、高い断熱性能と省エネ効果が期待できます。
価格は比較的高い部類に入りますが、透湿性や耐久性に優れています。

【フェノールフォーム】

フェノール樹脂に発泡剤、硬化剤などを加えてボード状に形成した断熱材です。
プラスチック系の中でも特に断熱性能が高く、燃焼時でも有毒ガスが出ないのが特徴です。

ビーズ法ポリスチレンフォーム】

粒状のポリスチレンを型にいれて発泡させた俗にいう発泡スチロールと同じ性質のものです
素材は水に強く軽い性質と耐久性があり、施工が安易で比較的安いため利用範囲が広い断熱材です。

押出法ポリスチレンフォーム】

上記のビーズ法ポリスチレンと性質が似た断熱材です。
水や湿気に強いのが特徴の他、軽量で加工しやすいことから基礎断熱や土台床断熱などにも広く使用されています。

無機繊維系の特徴

無機繊維系断熱材には

  • グラスウール
  • ロックウール

などが該当されます。

その名の通り、ガラスや岩を細かく繊維状にしてその間に空気を閉じ込めることで断熱効果を生み出す素材です。

【グラスウール】

特にグラスウールは、断熱材=グラスウールと言われるほど、多くの住宅に採用されている断熱材です。

最近は他の断熱材の性能が上がってきており、

グラスウール=断熱性能が低いと思っている人も多いのですが、グラスウールにもグレードがあり、繊維密度が濃く厚みがあるものを選べば性能もそれに比例してアップします。

メリット

  • 価格が安く手軽
  • 吸音性能があるため防音性能が高い
  • ガラス繊維なので火や害虫に強い

デメリット

  • 湿気に弱い
  • 他の断熱材と比較すると断熱性能が少し低い

【ロックウール】

ロックウールは、グラスウール同様に耐火性や防音性に優れているのが特徴です。

ただこちらの方がグラスウールよりも断熱性に優れており、価格面では少しだけ割高になっています。

撥水性が高いこともメリットとして挙げられますが、湿気には弱いため対策が必要です。

メリット

  • 防音性にかなり優れる
  • 鉱物系繊維なので害虫に強く耐火性もある
  • グラスウールより断熱性能は高い

デメリット

  • 湿気に弱い
  • 湿気を吸うことで繊維が下に垂れて隙間ができる場合がある

木質繊維系の特徴

木質繊維系断熱材の代表格と言えば

  • セルロースファイバー

が挙げられます。

自然素材特有のメリットを持つ、とても優秀な断熱材です。

【セルロースファイバー】

新聞やダンボールなどの古紙、おがくずなどの木材が原料となっています。

繊維系の中では高い断熱性があるのですが、グラスウールなどと比較しても割高です。

自然の木材が原料でもあり、体に優しい上

耐火性、防音性、防虫効果にも優れており、ここ最近需要が伸びてきています。

無機繊維系はボード状やマット状に加工されたものを壁に詰め込むタイプですが、

セルロースファイバーは画像のように綿状になっているため、壁内部へ吹き付ける形をとります。

メリット

  • 無機繊維系に比べ基本性能が高い
  • 調湿性が高く結露に強い
  • 綿状なのでわずかな隙間でも施工可能


デメリット

  • コストが高い(グラスウールの倍くらいかかる場合も)
  • 充填式なのでリフォームには向かない

発泡プラスチック系

発泡プラスチック系断熱材は

  • 硬質ウレタンフォーム
  • フェノールフォーム
  • ビーズ法ポリスチレンフォーム
  • 押出法ポリスチレンフォーム

などが含まれます。

プラスチックの中に独立した無数の細かい気泡にガスを閉じ込めることで、断熱性能を発揮するものです。

そのため、閉じ込めているガスの気泡の数や大きさによって断熱性能に違いがでてきます。

【硬質ウレタンフォーム】

吹き付けタイプもある断熱材なので現在需要は高い断熱材です。

ですが注意してほしいのは、可燃時に有毒な”シアン化水素”という物質が発生する点です。

引火性があるとも言われており、火には弱い部類の断熱材になります。

メリット

  • 発泡プラスチックの中では断熱性は高い方
  • 吹き付け施工することでより高い断熱効果が期待できる

デメリット

  • コストが比較的割高
  • 燃焼時に有毒なガスを発生させる

【フェノールフォーム】

この断熱材最大の特徴は、熱を帯びることでプラスチックが硬化することです。

そのため、耐熱性が求められる住宅用の建材として良く使われていました。

発泡プラスチック系のなかでも断熱性能が高いものを探しているのであれば

このフェノールフォームがおすすめですが、高性能なものはかなりお値段高めです。

メリット

  • 断熱性能の高さ
  • 防火性にも優れる
  • 燃焼時に有毒なガスが出ない

デメリット

  • 高性能なタイプはかなり高価
  • 水に弱いので吸湿性などが高い
  • 害虫被害にあいやすい

【ビーズ法ポリスチレンフォーム】

お歳暮などで届く箱状の発泡スチロールであったり、宅急便などに使用されている発砲スチロールの箱などが、このビーズ法ポリスチレンフォームと同じです。

水にも強く、水分を通しづらい性質があるので湿気にも強くコストも安価。

何より施工しやすいので、昔から断熱材としても幅広く使用されてきています。

メリット

  • 発泡プラスチック系の中では低価格
  • 水に強く湿気対策にも向いている
  • 柔らかく加工性が高いためあらゆる用途に使用できる

デメリット

  • 断熱性能がやや低い
  • 熱に弱いので防火性に不安がある
  • 断熱性能は繊維系と同じ程度だが割高

【押出法ポリスチレンフォーム】

上記の”ビーズ法ポリスチレンフォーム”と性能的にはあまり違いがないです。

製造工程が違うので少し違いはありますが、”押出法”の断熱材の方が、プラスチックの粒が小さく断熱効果も高いと言われています。

そして安価ですし、軽量で加工しやすいので基礎断熱、土台断熱など幅広く使用されています。

メリット

  • ビーズ法ポリスチレンフォームよりもコストが低い
  • 柔らかく加工性が高いので使用用途が多い
  • 湿気対策の適正もあり

デメリット

  • 断熱性能がやや低め
  • 熱に弱く防火性に劣る
  • 経年変化による性能の低下の可能性あり

断熱材の選び方/選ぶ基準

前項で断熱材それぞれの特性はなんとなく理解できたかと思います。

ではこれらをどのように選べばいいのでしょう?

様々な観点から解説していきます!

コスト面

コスト面でまず触れておきたいのは、断熱材を取り入れるには「断熱材費」「施工費」がかかるということです。

この「施工費」というのは”断熱材の施工しやすさ”によって変動してきます。

つまり、施工しやすい断熱材は施工費も安いということです。

一般的に普及しているグラスウールは施工のしやすさからも費用が抑えられるわけです。

紹介した断熱材をコストの低さでならべると

断熱材比率値段例
グラスウール1.040万円
ロックウール1.040万円
押手ポリスチレンフォーム2.080万円
ビーズ法ポリスチレンフォーム2.080万円
ウレタンフォーム2.5100万円
フェノールフォーム3.0120万円
セルロースファイバー4.0160万円
※あくまで例となります

ざっくりですがこんなイメージでしょうか。

最も普及しているグラスウールが一番安く、希少性の高い木質繊維のセルロースファイバーは最大4倍ほどの値段がかかることも。

住宅会社によって施工できる断熱材は決まっていることがほとんどなのであらかじめどんな断熱材を使っているのかは確認しておくと良いですね!

断熱性能

次に断熱性能についてです。

断熱材熱伝導率付加効果
グラスウール0.038普通
ロックウール0.038普通
押手ポリスチレンフォーム0.028少ない
ビーズ法ポリスチレンフォーム0.034少ない
ウレタンフォーム0.024少ない
フェノールフォーム0.020少ない
セルロースファイバー0.040多い
※あくまで例となります

熱伝導率は低いほど断熱性能が高いのでボリ系は断熱性能は高め、ですがそれ以外の防火や防音は弱めです。

逆にセルロースファイバーは断熱性能が特段高いというわけではないですが防火、防音、環境面あんどそれ以外の付加価値が非常に多い断熱材になります。

グラスウールはコスパが良くバランスがいいこともわかりますね。

断熱材を選ぶ上での注意点

繊維系断熱材の注意点

特に壁内の断熱材では、室内側での防湿フィルムの正確性が確保されにくく、

(施工者のレベルや経験に左右され、施工ミスが起こる場合がある)

天井に敷く場合、隙間ができやすいという点があります。

また、グラスウールは、内部結露が発生した場合断熱材が水や湿気を吸ってしまい断熱効果がひどく低下します。

なので防湿シートなどで湿気対策を行えば断熱性能をしっかり確保できます!

木質繊維系断熱材

木質繊維系は、専用のシートをしっかり貼りつけないと断熱材の沈下が発生しやすく、隙間が発生する原因なります。

ウレタンフォーム同様、通気層の設置は必須です。

このように正しい施工法で断熱材を設置(施工)しないと高い断熱性能が得られないため手間がかかる断熱材です。

発砲プラスチック系断熱材

特にウレタンフォームは、施工者する側の問題にはなりますが、厚みが不均一になる場合があります。

また屋根裏に直接吹付け施工する場合、通気層を設けないと小屋裏に湿気が入りこんだ場合、冬場結露の原因となります。

通気層を設けずに施工している施工会社も意外といたりするので注意が必要です!

設計段階での通気層の確認も十分行った方が良いでしょう。

このように断熱材ごとに様々な問題点がありますが、正直現場に携わる人や環境に依存する部分が多いので、

建築中、現場に足を運んだ際に採用した断熱材が正しく施工されているかどうかをしっかりチェックしておくのが良いでしょう。

断熱材を使った施工事例

土間を活用した開放感を感じる家
– DIRT FLOOR style –

大きな窓と土間スペースが特徴的なお家。
しっかりと採光が取れます

土間スペースであれば家の中でガーデニングも
楽しめる

一段上に上げたオープンキッチンからは
お子様の様子も良く見えるよう設計

玄関横の広めにとったスペースは
シーズンごとの楽しみ方ができます

 

ナチュラルモダンスタイル
– NATURAL MODERN style –

淡いナチュラルウッドの風合いでまとめ、ノルディック風の優しい空間を演出。

アイランドキッチンを採用し、オープンな雰囲気に。

大型吹抜けのリビングには、豊かな陽光が射し込みます。

間仕切りは最小限に、連続性のある空間にすることで開放感を演出。

アウトドアスタイル
– OUTDOOR style –

ほどよく囲われた感じが心地良い、一段下がったリビングは、家族がくつろぐ集合スペース

作業スペースをたっぷり取ったキッチン。家族でわいわい料理づくりを楽しめます。

収納力が豊富なパントリーも配置。

ウッドデッキは気軽にアウトドアを楽しめるスペース。プライベート性も高まり、周りの目を気にせず四季折々の楽しみ方ができます。

さいごに

いかがでしたか?

今断熱材の市場としてはセルロースファイバーや硬質ウレタンのような吹き付けタイプの断熱材が人気ではありますが、やはりグラスウールが圧倒的シェアを誇っています。

住宅会社でもグラスウールをメインで扱う会社が多いのですが、グラスウールは湿気対策など問題点もあるため、施工はしっかりしているのか確認は怠らないようにしましょう!

ロゴスホームはグラスウールをベースにしていますが、”ウェザーメイトプラス”という高機能な防湿シートを使用しているのでご安心ください!

しっかり断熱して暖かいマイホームづくりを目指しましょう!

この記事を書いた人

KYUN

マーケティング部

きゅんと言います。 服と家とコーンスープがすきです。 ロゴスホームの良さをもっと皆様に伝えていくため日々努力しています!

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