GWも終わり、初夏!って感じの北海道
先日、とっても嬉しいニュースがあって喜んでいる、ロゴスホーム社長の池田です
営業リーダーや新卒採用担当でおなじみの、谷口部長に待望の長男が誕生!
大切な自慢の社員のこのビックイベントが、自分のことのように嬉しいです(*^。^*)
お客さんや学生さんで、次に谷口に会う時は「おめでとう!」って声を掛けてあげて下さいね(チロルチョコは貰えませんが)
おうちを建てるタイミング
ご家族がおうちを建てる事を意識するきっかけは、
結婚
子供の小学校入学
出産
この3つが多いと言われています
中でもお子さんの誕生は、現在の住まいを見直す、大きなきっかけになるようです
20年以上、設計士としてお客さんの家づくりに関わってきましたが、今日は中でも印象に残っているご家族の家づくりの話をお伝えします
「池田さん、子供部屋はいりませんから」
はじめてKさんの設計打合せに行った際に、奥さんからこう言われて、とっても驚きました
Kさんの奥様は、半年後に出産を控え、この機会に賃貸から新築一戸建てへと決断
当然、数年後には子供部屋も必要になってくるでしょう
僕は何度も奥さんに「本当に子ども部屋を作らなくて良いんですか?一応、将来作れるようにスペースを取っておきますか?」そう聞きましたが、「必要無いです」と繰り返すばかりです
「それよりも優先させたい部屋があるんです」そう言われました
子供部屋よりも大切なモノ
「子供部屋はいらないけど、独立した8帖の和室を、一番日当たりの良い場所に作って欲しい」これがKさんの奥さんの要望でした
現在もそうですが、独立した和室ってほぼ使いません
僕はそれがいかに無駄な設計なのかを力説し、それよりもリビングの日当たりを重視したり、子供の部屋を作った方が良いと設計士として伝えましたが、聞いてはいただけませんでした
ひと通り設計が完成して、僕はどうしてこの設計にしたのか確認したところ
Kさんの奥さんが「この和室は一人暮らしの母が、いつでも来れるように作りました。本当は一緒に暮らしたかったけど・・・・」
「たまにしか来ないけど、大切な母の部屋を用意してあげたかったんです」
「子供の部屋よりも、母をいつでも迎えてあげられる家にする事が大事なんです」
そうおっしゃっていました
大切なモノと必要なモノ
これまで500軒以上の家を設計してきましたが、どんな家族でも一つだけ共通点がありました
それは予算は限られているという事です
普通のご家族は勿論、どんなお金持ちでも「予算は気にし無くて良い!」って言う人に会った事はありません
どのご家族も、その中で何とかやり繰りしようと考えます
家が完成した後に「良い設計が出来たな!」そう思えるのは、この優先順位をしっかり決め、本当に大切なモノを大事にして設計に盛り込めたときです
大切なモノは人によって違います
そんな事を教えて頂いたお客さんでした
これからも、そんな思いが込められたお家が世の中に増えて行くと嬉しいです!