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スチール階段と手摺のあるおうち。の写真

スチール階段と手摺のあるおうち。

  • #インテリア・デザイン
YUMI

函館 / YUMI

壁が少ない開放的な空間へと変えてくれる、スチール手摺とスチール階段。
上下階で視線が抜けて、住まいの伸びやかさをより際立たせてくれます。どの方向からもそのおうちの見どころとなる存在感と、家族の気配を感じやすくさせる創りが魅力で人気の素材のひとつです。


金属の無機質さと、職人技のあたたかみ

スチール階段と手摺の素材は、金属からの印象で冷たい感触があるのはもちろんですが。
製作と取り付けを見ているせいか、完成したスチール作品にはあたたさが込められているように思うのです。

腕のいい職人さんと、まだ平面図のうちに寸法と形状を相談しながら決めていきます。何段おきに縦の柱をもってくるか、横ラインは何本で何センチ間隔にするか、手摺自体の幅は36mm?34mm・・・?廻り階段であれば、どこで切り返して接ぐか、、、などなど、コーディネーターたちは施主様との打ち合わせ以外にひそかに現場のみなさまとも直接打ち合わせをしています。
CADで図面をおこすこともありますが、たいがい私は写真と手描きスケッチで伝えます。現場帰りの職人さんに事務所に寄ってもらい、なごやかに雑談も交えながらの打ち合わせもまたあたたかいですね。
「なんでもできるよ!」
なんて、頼もしい言葉が嬉しく、メールでのやりとりだけではなく直接電話したり、会って打ち合わせするのを愉しんでいる自分もいたりします。

大まかなところまでは作業場で、その後の仕上げの接続は現場で行います。溶接したり、現場での寸法に合わせて微調整したり。ひとりではできないので、持って支える人と取り付けする人との連携プレイで完成します。
「そっちいいか?」
「ここおさえてるよ!」
「こっちいいよ!」
そんなやりとりを見ていると、金属が重い冷たいものだということを忘れます。人の手でかたちになる、あたたかさが込められます。


インテリアとしてのスチール手摺


木目の床にクロスが貼られた壁。木目のテーブルに、キャンバス地のソファ。照明器具にはデザイン性とあたたかさを感じる電球型のペンダントを選んで。身近な素材を組み合わせたおうちに、階段を踏み板が横から見えるひな壇にして、艶を消し気味の黒く塗装したスチール手摺を設置しました。
人が安全に上り下りするための役割から室内のデザイン性を高める要素も含まれる。視覚的な美しさで日常生活そのものが充実したものになるはずです。
眺めたり、光を取り込んだり、風を流したり、空間の繋がりが保てたり。視覚にも体感にも、より豊かさが得られますね。


もしここが壁のある階段だったら。
空間の広がりが減り、奥行きがないことで息苦しく感じていたかも。見晴らしの良い住まいは居心地がよく、家族が一緒にいる時間を増やしてくれる。こちらのおうちではきっと、ソファに座りながら階段を見たときに、最高の満足感で包まれているんだろうな。


大きな窓との組み合わせは、大迫力の景色を愉しませてくれる。朝日も夕日も、夜の景色も、異なるシーンも印象的になりますね。光と影が時間や季節の流れをじんわりと見せて、迫力がありながらも心休まる存在の階段です。

スチールと木との異素材でありながらの相性の良さには、毎回驚かされます。ふたつは硬さは違いますが、どちらもあたたかさが含まれているからなのかなと、施工するおうちを見返してみて感じました。
部分だけでなく、ここに立った時にはこう見える!という、全体の完成コーディネートを想像しながら、間取りも素材も選んでいきましょうね!

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ライター

YUMI

函館

YUMI

家族みんなが笑顔で過ごすことができる家づくりが目標です。一件一件、お客様らしさをかたちにしていけたらと思っております。

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